昨晩、セントマーティンのランタンウォーク(St. Martin's Umzug)に、子供たちと行って来ました。
学校が終わった後、近くの公園で皆と待ち合わせ。
りんごで腹ごしらえする長女↓
自作のランタンを持ち、なぜかロックを踊りだす、次女↓
友達が全員集まったところで、教会へ移動。教会で、セントマーティンの歌を歌ったり、劇を見たりしているうちに、
外はみるみる暗くなり・・・
銀行などのスカイビルの蛍光灯に負けない、ろうそくの優しい火で、フランクフルト金融街を行進します。
最後は、近くの小学校に集合。入り口前には、なんと本物の大きな馬に乗った、セントマーティンが、暗闇の中からサプライズ登場。
行進ですっかり冷えた手足を、キャンプファイアーの火が温めてくれます。
おなかが空きはじめた頃に、サービスで出来たてのレーズンパンが配られます。
このレーズンパンは、このマーティン祭のための、特注品。丸い形のパンの真ん中に筋が入っていて、簡単に2つに分けられるようになっています。
・・・・・今日は、セントマーティンの日。
恵まれない人に、自らのマントを脱ぎ差し出したマーティンのお話から、「分かち合い(teilen)」の大切さを学ぶ日なのです。
レーズンパンを貰った子供は、まだパンを貰っていない子供を捜して、2つにパンを分けて食べる・・・ということです。
「何度聞いても、心あったまる、いい話ね・・・・」
と、キャンプファイアーの暖かさと神聖な火の輝きにうっとりしていると、いきなり、次女が泣き叫ぶ声。
またどっかで早く走りすぎて、転んだかなんかだろう・・・と近づいていってみると、
「ママー。パンを分ける友達が見つからないの・・・」
と、悲しくて、ぐしょぐしょに泣いていたのでした。
「きっと見つかるよ!」
と言って、次女とまだパンを貰っていない子供を捜し歩き、最後は、ベビーカーでちょこんと座っている、小さな女の子と、無事分けることが出来たのでした♪次女も、ほっと、笑顔でした。