なでしこジャパンの快進!
サッカー女子W杯、なでしこジャパンチーム、いよいよ日曜日に米国と決勝です!
開催国はドイツ、準々決勝では、強豪で開催国のドイツチームを見事に破って、準決勝でもスウェーデンに圧勝!0-1で日本に敗退してしまったドイツは、日本チームを決して見くびっていなかったものの、まさか準々決勝で負けてしまうとは自らも信じられずに、敗退後も、納得がいかない不燃焼感で一杯という感じだったのですが、日本ースウェーデン戦を観て、自分達が闘った相手が、本当に実力があったと、やっと認識した・・・という感じです。歴史も実績も実力もあるドイツチームが、開催国というプレッシャーの元で、いまいち読めない相手である、日本に敗退してしまった・・・強者のアキレス腱を見事についた、なでしこジャパン、素敵です♪ドイツの主要メディアも、なでしこジャパンを絶賛!。 試合後、「会場が殆どドイツの応援というプレッシャー(+時にブーイング)の中で、どうそれをマネジメントしたか?」という質問に、佐々木監督が、クールにさらっと、「中国で、慣れてますから。」と、答えていたのがとてもかっこよかった!やーすごいね~、なでしこジャパン~という、Locker(イージーゴーイング)な雰囲気も、ドイツの深刻な表情と対照的で、観ていてとても気持ちが良かったです! 準々決勝は、なんとフランクフルトのアリーナで。スウェーデンー日本という対戦で、ドイツが既に敗退してしまっていても、会場はほぼ満員。ドイツ人の多くが、ドイツチームを倒したなでしこジャパンに注目している様子が伺えます。「油断できない相手」・・・と最初から警鐘を鳴らしていた、ドイツチームの女性監督のシルビア・ナイド女史も、しっかりゲームを観戦。ちなみに、W杯敗退の後、彼女が監督を続行するべきか、大きな議論がありましたが、本人の意思もあり、続けることに決定したそうです。彼女は、サッカーチームの監督というより、一見大銀行の頭取?!という雰囲気の、厳しいけど頭の切れる、センスの良いエレガントなブロンド美人で、私は好きです。 はじめに、宣誓の言葉を、日本側の澤プレーヤーが日本語で、スウェーデン側もスウェーデン語で。「女子サッカー(FIFA)は、世界のあらゆる差別、特に人種差別(Rassismus,Racism)に反対する」というのが、今回のスローガンのようです。何千年(?)待ちに待った、女性の時代の到来を感じます。 堂々とした、佐々木監督 スウェーデンの監督も、評判はよいとのこと。中々のイケメンです。 スポーツ先進国で、各スポーツ界に世界的に花形の選手を持っている、スポーツ大国ドイツでも、現実は「女子サッカー」については、やはり男子と比べると、盛り上がり度合いが、全然違います。サッカー選手のシール・ステッカーノートの売り上げも、去年の男子版と比べると全く駄目なようで、うちの子供たちが、ノートを買ったときは、「君たちが、女子サッカーステッカーノートを買った、最初のお客さんだよ!」と言われたほど。ドイツ人男性には、「女子サッカーなんて、見るに値しない」と、言い切る人もいるし、「慣れようと、努力しているところ・・・(Gewoehnungsphase)」と、顔色を伺いながら気を遣って、礼儀正しく振舞おうとする男性もいたり、色々な反応があるのも面白いです。とても興味深いのは、反人種差別を掲げながらも、実はとっても保守的なFIFA連盟は、女子サッカー選手にレズビアンの選手が多いことが気に入らず、今回のドイツ人チームでも、レズビアンであることをカミングアウトしている選手でなく、「クロアチア出身の若く美人で、自ら、ストレートで、将来は3人子供を持ちたい」と公言している選手を、ドイツの顔として、大きく持ち上げ、PR・広告に起用していることです。彼女は今、色々な雑誌の表紙に登場、プレイボーイ誌にも登場したとのこと。・・・私は、彼女はサッカー選手としては、稼ぎがとても良い訳ではない・・・・・と聞いているので、もしかしたら、これは売名行為ゆえの、リップサービス?!と、思ってしまったりするんですが・・・もし後から、彼女もレズビアンだった・・・なんていう事実が出たら(狙ってる、ゴシップ紙はきっとあるんじゃないでしょうか?!)、きっと大スクープですね~。 話が、逸れてしまいましたが・・・ この素晴らしい準決勝、悲しいことに、日本では関東が5,4%、関西が3,9%という低さだったようです。ちょうど時差の関係で、日本では深夜時間になってしまうのも、とても残念・・・。決勝は、それでもきっともっと、盛り上がりますよね! 決勝相手のアメリカは、ものすごく手ごわそうです。以下、アサヒコムの記事から抜粋 ~日本が決勝で対戦する米国は、女子サッカー界では押しも押されもせぬ大国だ。過去5回のW杯のうち1991、99年大会で優勝。残りの3大会もすべて3位に入っている。五輪でも2004年アテネ大会、08年北京大会と2連覇中。国際サッカー連盟(FIFA)の世界ランクは2008年3月から1位をキープしている。FIFAによると、日本は過去に米国と22回対戦し、3分19敗と一度も勝てていない。 日本サッカー協会の上田栄治・女子委員長によると、米国の女子サッカー人口は約800万人。4万人弱と言われる日本の200倍だ。子供の「習い事」として定着し、「少女のおよそ3人に1人がサッカーをしている」(上田委員長)というほど人気が高い。全米を地区ごとに分け、優秀な選手を発掘するシステムも整備されており、「強い代表」を支えているという~ 10年以上前、アメリカに留学していた時、アメリカ人の殆どはサッカーに全く興味を示さず、デンマークなどのヨーロッパからの留学生が、ボランティア活動で、しきりにサッカー普及に努めていましたが(しかも、男子のみ)、今では、少女の3人に1人!!!が、サッカーをするほど成長してるんですね!大変、驚きました。アメリカのスポーツ熱は、またドイツやヨーロッパとは違う“熱”ですが、競争をシステム化して、トレンドや士気を盛り上げていくような、組織的なシステム作りは、アメリカはやっぱりすごいなあと思います。結局スポーツも勉強やビジネスや他の分野と同じで、効率的なシステムをつくって、十分に投資していくことで、結果が出てくるというものなんだと実感します。 なでしこジャパンチームは、毎回勝利の後、世界に向かってお礼の挨拶をしています。 日曜日、しっかり応援したいですね~!!
by mikiogatawestberg
| 2011-07-15 18:16
| イベント・Event
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