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Winterspeck(冬の贅肉)、さようなら

日本は、本格的な冬の寒さが続いていると聞きましたが、フランクフルトは、先週はなぜか春の予感?!を感じてしまうほど、1月なのに生ぬるいような天気になり、「えっ。今年の冬はこれでおしまい?」と、あと数ヶ月の寒さを覚悟していただけに、拍子抜けした感じでしたが、今週に入って、やっぱりまた、とても寒くなってきました。

冬は寒さに備え、動物だけでなく、私たち人間も、栄養や脂肪を体の中に溜め込んでしまうもの。セーターやコートやパンツなどの体のラインを隠す服装とも重なって、油断して太りやすくなってしまうのは、古今東西、ここドイツでも同じです。先週の生ぬるい天気で、皆一瞬の“冬の終わり?”を意識したことを見抜いてか、昨日久々に街へ出たら、Fitness Companyというチェーン系のスポーツジムが、すかさずタイムリーな広告を展開していました。
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ドイツ語のWinterspeckとは、日本語の直訳では“冬の贅肉”。大きなロゴで、「冬の贅肉、さようなら・・・」というキャッチコピーです。Winterspeckという言葉は、ドイツでは、美容業界では、マーケティング戦略からみても、まずネガティブなニュアンスで使われる言葉ですが、この言葉自体が100%ネガティブかというと、決してそうというわけでもなく、「自然のリズムと調和して生きることが、人間にとって自然で幸せ。そしてそうあるべき」という考え方も、同時にドイツには浸透しているので、どうしても、なんとしても「取り除かなければいけない悪魔!」というような感じでもありません。「冬には多少、脂肪がついてしまうのは、誰でも同じで自然なこと。これから春になるし、体も心も少しずつ軽やかになって行きましょう」というくらいの、あくまでプレッシャーはそんなにない感じです。

・・・でもそんな考えも、やはり古きよきドイツ的なのかもしれません。このFitness Companyも、雰囲気がドイツというよりアメリカ的で、マーケティングや価値観も、どちらかというと、やはりアメリカ的。今日も家への帰り道、高速を車で走っていると、Fitness Companyの別のポスターで、Everybodyという言葉をもじった、「Fitness for every body!」というキャッチコピーを目にしました。

・・・Fitness Companyのマーケティングが上手だからこんなにいつも私の目に飛び込んでくるのか、今私が潜在意識(!?)で気になっているWinterspeckのことだから、目に入ってくるのか、どちらなのでしょう。

ストレスフリーで、ハッピーに生きたい私は、古きよきドイツ的に、春に向けてマイペースにWinterspeck対策をしていきたいと思います。
by mikiogatawestberg | 2008-01-31 04:39 | ドイツ語・German・Deutsch
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