フランクフルトのシュタイナーハウス

前から行ってみたいと思っていた、フランクフルトにあるルドルフ・シュタイナーハウス(Rudolf Steiner Haus)に、行ってきました。日本では、「シュタイナー教育」という教育分野で、特にシュタイナーの名前が認知されていますが、実際は、農業から、哲学、アート、天文学全てを包括した人智学(アントロポゾフィー・Anthroposophie)という分野を確立したのが、このシュタイナーという人物です。

GermanOrganicBeautyのお客様である、オーガニックコスメユーザーの方は、ヴェレダ、ドクターハウシュカなどのブランドも、このシュタイナーの「人智学」が、商品はもちろん、スキンケアコンセプトのバックボーンになっていることを、ご存知かも知れません。マルティナ、タウトロッフェンブランドなどについている、オーガニックの最高認証であるDemeter(デメター)マークは、シュタイナーが提唱したバイオダイナミック農法に基づいて、植物などが栽培、採取されたことを意味しています。

このコスメの例でも分かるように、ドイツでは、現代社会でも、ライフスタイルや文化の多方面に渡って、シュタイナーの人智学が息づいています。今日訪ねたシュタイナーハウスは、メインのストリートから、民家のある少し内側に入ったところにあり、初来訪者には分かりにくいところにあるので、道路側に、シュタイナーハウスがその先にあることを表示する案内板が、掲げてありました。
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同敷地内には、シュタイナーハウスを中心に、自然療法の診療所、セラピールーム、老人ホーム、美容院、そしてKarotte(にんじんを意味するドイツ語)という名のオーガニック食品店が、一つのコミュニティーのように連結・連動しているのです。(全てドイツ語ですが、それぞれの施設が、シュタイナー関連の独特なフォントで統一されています。・・・ヴェレダアイテムにも、同じフォントが使われています!)

これが、コミュニティー敷地内の、一番奥に建っている建物、シュタイナーハウスの外観。
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シュタイナーハウスには、シュタイナー関連の図書館が併設されていて、インフォメーション(主にイベントやセミナーのお知らせ)を手にすることが出来ます。入場料は無料ですが、展示物があるわけではないので、美術・博物館というように、見て回って楽しめて何かを学べる、という感じではありません。あくまで、情報中継地といった位置づけです。かなり本格的なセミナーや勉強会なども盛んですが、もちろん全てドイツ語・・・。

シュタイナーハウス内の地下にある図書館をざっと覗いてから、そのまま廊下を進んでみると、ガラスのドアがあり、そこを入ると、なんと直接老人ホームに繫がっていました。そして更に、左側のガラスドアを見ると、そこは案内板にもあった、Karotteというオーガニック食品店。
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コミュニティーは、物理的にも全て内部で連結していたのでした。図書館があって、食品店には赤ちゃん・子供用のおもちゃやオーガニックスキンケア商品、オーガニック食品が並び、病院や、老人ホームがある・・・。シュタイナーの人智学は、赤ちゃんから老人まで、本当に人間の一生を包括しているものであり、またその思想が現実化されて、コミュニティーとしてきちんと機能しているという実際の場面を目にし、感動しました。

上記のように、展示物があるわけでないので、本格的に人智学を勉強したいと思っている方や、高度なドイツ語に全く問題がない方以外は、シュタイナーハウス自体を訪ねる意味は、あまりないかもしれません。・・・ですが、このKarotteというオーガニック食品店は、訪ねるに値します!近頃主流になりつつあるチェーン系のオーガニックスーパー(私は、こちらもとても好きですが!)とはまた違った、素朴で温かいオリジナルのオーガニックライフを感じさせる、こじんまりとしたお店のつくりも落ち着きますし、子供用のおもちゃなんかも充実してます。フランクフルト市内・近郊にお住まいで、ドイツの、ホンモノの歴史あるシュタイナー・オーガニックを体験してみたいという方は、足を運んでも良いかもしれません!敷地内に、無料の同食品店ゲスト専用の駐車場もありましたので、車で行くのがお勧めです。

住所、シュタイナーハウスの開館時間は、こちらのサイトで、ご確認下さい。
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by mikiogatawestberg | 2008-02-07 04:12 | スピリチュアル・Spiritual
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