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ドイツブランド以外の、お気に入りオーガニックコスメ

先日、GermanOrganicBeautyのお客様から、「美樹さんは、やっぱり、ドイツなどヨーロッパブランド以外のオーガニックコスメって、使わないのですか?」というご質問を頂きました。

答えは、、、、、
「使います!」
・・・比較テストや、オーガニックビューティーアドバイザーとしての勉強、世界のトレンド動向の調査も兼ねていますが、お気に入りも多くあります♪(でも、品質とセンス、コンセプトの深さや歴史、ブランドの個性など総合点では、やっぱりドイツが1番!と確信しています)

今日は、最近の非・ドイツオーガニックコスメのお気に入りブランドのひとつ、アメリカ・コロラド州発のパンゲアオーガニクスについて、ご紹介します。日本にも既に上陸しているブランドです。

特に私のお気に入りのアイテムは、ブラッドオレンジの香りがビビットで新鮮な、クレンジングミルク↓
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と、なんと日本の抹茶(Japanese Matcha)とアサイ&ゴジベリーをベースに30種の有効エキスが配合された、どろどろの万能フェイシャルマスク!・・・ヨーロッパブランドとは違う個性の、大胆なアメリカらしいテイストにも惹かれます♪(写真:スパチューラーはタウトロッフェンのもの)
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でも、1番の注目は、このパッケージボックスなのです!
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ゼロ・ウェイストプロセス(Zero-Waste process)というメソッドを使ってつくられた、100%土に還元可能なパッケージボックス。そしてこの中には、本物のハーブの種が埋め込まれていて、最後は、このパッケージボックスを拡げて平らにし、水を浸してから土に埋めると、新しい命(ハーブ)が誕生し、約3ヵ月後に成長を遂げるという仕掛けになっているのです。

こんな素敵なアイディアを思いついたのは、このパンゲアオーガニクスの創立者で、現経営者のジョシュア・オニスコ(Joshua Onysko)氏。彼、年齢は私と同じくらいだと思うのですが、既に大学の時から、起業家精神に目覚め、しかも環境とCSRの見本となるような、今までにない新しい企業をつくるという一心で、パンゲアオーガニクスを創立し、今では世界的な大成功者!先日もヨーロッパに出張に来ていました。

実は数年前に、期待を胸に彼の姿を初めて見た時、「うーん・・・」

生き方とビジネスは素敵で素晴らしいけど、外見が私の好みじゃない・・・と、勝手に一人で残念がっていたのですが(笑)、今回久々に彼を見たら、なんか、どんどんセクシーになってきている!!!
・・・ハンサムという感じではないけれど、すごく雰囲気が出てきたというか、内側から光る静かなオーラを感じました(肌もとてもきれい)。年を重ねるごとに、素敵になっていくタイプの男性かもしれません。

アメリカの公式サイトで、英語ですが、彼のインタビュー(トップページに3つありますが、一番左側のオレンジ色のインタビューが、約14分と長いですがお勧めです)なども動画で見れますので、ご興味のある方は、見てみてくださいね。

このインタビューで、インタビュアーに「あなたの成功の秘訣は?」と聞かれているのですが、そこで「dedication(献身)」と、一言で言い切った彼を見て、しびれてしまいました。カッコイイー。

また、皆が気になるパッケージボックスの誕生エピソードについても語っているのですが、最初彼は、「パッケージというもの自体、無駄で不要なもの」と考え、実際、パンゲアオーガニクスの全アイテムは、パッケージなしで販売が始まったのだそうです。でも、消費者の殆どは「パッケージ」に慣れすぎてしまって、パッケージがないことに対する不満や抗議が噴出。じゃあ、どうしようかということで頭をひねった結果出てきたのが、この、100%土に返るだけにとどまらずに、新しい命をも生み育てるパッケージボックスだったのだそうです。意味のないものは許さず、パッケージボックスも100%何かに献身!すべきいう考え方を突き詰めた、本物の本質主義の彼だからこそ生みだすことが出来たアイディアと言えるでしょう。

私のフェイシャルマスクのパッケージボックスに埋め込まれているイタリアンスウィートバジルの種についての説明書きを読むと、「種(パッケージボックス)を土に戻す時期は、寒くて霜が降りてしまうような季節は避けること」と書いてありました。ドイツは信じられないことに!先週からまた気温がマイナスという4月とは信じられない寒さなので、忍耐強く少し待って、5月くらいにはお庭に蒔こうと思っています。今からとってもワクワクです♪

自然の循環を自分自身が体験することで、地球との一体感を感じ、それが自分を、他人を、環境を愛し、全てに感謝する気持ちへと繋がっていく・・・教科書で読むことでは得られない、最強の環境教育にもなっている・・・。彼、本当にすごいです。

実は、私の息子のドイツ名も、偶然にもJoshua(ドイツ語読みだと、“ヨシュア”ですが)です!彼にあやかって、将来社会起業家になってくれたら!・・・母親としての冥利に尽きますね~。なんて、子供に自分の夢を勝手に押し付けず、私自身はもっと何かできないか・・・と、アメリカのジョシュアに憧れ、精進していきたいと思います。
by mikiogatawestberg | 2008-04-12 08:24 | エコ・Eco・Oeko
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