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天まで届け!シャボン玉

毎日快晴、真夏のような暑さ、強い日差しが続いています。

夏休みに入った子供たちと、今日はバルコニーでシャボン玉遊びをしました。小さい普通サイズでなく、大きなサイズのシャボン玉なので、特に大はしゃぎです。

まず、シャボン玉歴も長い、5歳の長男。器用にどんな形もお手のもの。集中しすぎて、寄り目っぽくなってしまってます(笑)↓
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マジシャンのような、フィニッシュポーズ↓
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横では、「お兄ちゃんに負けないわ!」と、まずはじっくり作戦を考え中の長女↓
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横向きに、思いっきり一吹きで、大成功!!
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とにかく大興奮!の次女↓
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大抵のシャボン玉は、びよ~んと長く出来るので、普通の小ぶりの球形のシャボン玉のように風に乗って空高く舞っていくということはないのですが、たまに小さめのシャボン玉が出来て、タイミングよく風に乗ると、グングン空に上っていくものもありました。

ロマンチックな息子は、すかさず、

「ひいおじいちゃん~。今シャボン玉が届くからね~」と、空を見つめて感傷気味。・・・母としては、改めてこの子の繊細さに、思わずドキッとしてしまいました。

ドイツ方のひいおじいちゃんが、今年初め99歳で亡くなってから、息子は時々、ひいおじいちゃんに会いたい・・・・・と私に洩らすこともありました。

「よく、ひいおじいちゃんのことを考えるの?」と聞くと、

「うん。夜眠れない時に、ベットの中で考えるよ」と答えが返ってきました。

また先日、夕食中に、息子が誤って自分の舌を噛んでしまって、とても痛がって大泣きした時も・・・。

「パパは嘘つきだ。ひいおじいちゃんが、僕の守りの天使(Schutz Engel)になって、いつも怖いこととか痛いこととかから守ってくれるって言ってたのに!」・・・・と、とっさの一言。

5歳という、幼少期を過ぎ、自分の頭で考えることを始める、ちょうど移行期。5年間という限られた人生経験と情報の中で、「死」という摩訶不思議が、彼の頭のどこかを24時間いつも占めているのかもしれません。

またこの時同時に私は、“親としての、子供への宗教や信仰心の伝授”についても、ハッと思ってもいなかった大切な気づきを得ました。

うちの子供たちは、主人の宗教であるプロテスタント(ドイツでは“エバンゲリッシュ”といいます)の洗礼は、受けさせておらず、また主人自身も、神の存在は信じているけれど、いわゆる毎週ミサに出向くなどの熱心さはありません。

私としては、子供が自分自身で判断するまで、洗礼は避けたいと思っての選択だったのですが・・・。

実際息子は、こうして主人から確実に、神や天使についての考えを、日常生活の中で、機会ある毎に自然に伝授され、5歳ながらに自分自身で咀嚼し、キリスト教的な世界観を構築していっている・・・。

私自身はキリスト教をそのまま信じているわけではなく、かといって無宗教でもない、、、、特定の宗教ではないけれど、世界や生命に対して、今までの人生での限られた経験や思いの中から、自分なりの世界を見る目、宗教観というのは持っている・・・。

このまま息子がキリスト教を信じるようになることをストップさせたいわけでも何でもないのですが、一方で、父親からだけでなく、母親として、どの様な世界を見せてあげて、彼独自の宗教観や世界観をつくることに貢献することができるか?・・・と、真剣に考えなければなあと、思った次第です。

天に想いを馳せる息子(右)と、シャボン玉に飽き、体中に石鹸水を塗りまくる、ワイルドで大胆な次女(左)のコントラスト。
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この後すぐに、シャワー行きとなりました。

・・・年の差もありますが、それにしても、同じ血を分けた兄弟なのに、性格が大違いです。
by mikiogatawestberg | 2008-06-25 06:21 | 子育て・Erziehung
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