カテゴリ:ドイツ的価値観・German Value( 29 )

"Integration(統合)"でなく“Inclusion(包括)”

金融問題、原発問題、移民問題、障害者問題、女性・子供問題、いじめ問題・・・世界が抱える問題は、グローバル化がスピードアップするにつれ、同じスピードで類似・共通化が進行しています。ゆえに、オキュパイデモ、脱原発デモなどが、世界規模で同時に起こり、共感を呼び、ますます大きな力になってきているという動きがあります。

これらの1人の人間から、地域・社会、国を越え、世界規模で共通する問題のソルーションを考え、新しい仕組みをつくっていく上でのキーワードとして、従来型のIntegration(統合)という考えではなく、Inclusion(包括:ドイツ語綴りではExclusion)という考え方が、今ドイツで注目されてきています。

言葉だけでは違いが良く分からない場合は、この図を見ると、Exclusion(排他)の意味も含めて、シンプルに理解が出来ると思います。
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そして、Inclusion(包括)とは・・・
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~Gemeinsam nicht abwaschen  Alle Menschen sollen gleichberechtigt am Leben teilnehmen-mit oder ohne Behinderung.Damit gemeinsam Wohnen selbstaendlich wird~
~いっしょくた【一緒くた】に混ぜ洗うことでなく、全ての人間が平等に、生活(人生)に参加できること。それは、障害を持つ場合も、持たない場合も同じ。それによって、一緒に生活(人生)をすることが、当然(自然)となる~

・・・直訳で限界のある、深みのある文章です。

サラダボールやメルティングポットを例に出すアメリカ人と違い(アメリカ風との違いを出すために、あえて意識的にドイツ風にしたのかもしれないけれど・・・)、洗濯好き(キレイ好き)なドイツ人らしく、“混ぜ洗い(=洗濯)”を悪者イメージに持っていっているところも、面白いです。*色々な素材や色のものを混ぜて洗濯機にぶちこむことを、多くのドイツ人が嫌います。ドイツ歴の浅い日本人主婦は、やってしまいがちなのですが、もし色移りや、色あせ、縮みや伸びなどが生じてしまった(のがばれた)時の、ドイツ人パートナーからの怒りは、途方も無いです、苦笑*

このポスター、今街中に出ていますが、ドイツ・ボンが本拠地のAktion Mensch団体からのものです。
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by mikiogatawestberg | 2012-09-03 21:28 | ドイツ的価値観・German Value

サービスもあと片付けも、自己責任

先日、小学校のスキー合宿に参加した長男と長女が、旅先のお土産やさんで、2人で相談して、それぞれのお小遣いを出し合って、私に買ってきてくれたお土産。冷蔵庫に貼る、マグネット↓。
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意味は、

「このキッチンは“セルフクリーニング”です。“セルフクリーニング”とは、汚した人が、後片付け(清掃・クリーニング)をするということ」

何度も読めば読むほど、含みのあるメッセージではありませんか~?!

ちゃんと2人でお土産やさんで、このメッセージが気に入って「ママにはこれだよねっ」と、“私へ”のお土産(メッセージ+要望)として買った・・・ということでした(苦笑)。

うーん。しっかり者のドイツ人精神は、キッチンから養われる?!あながち当たっているのかもしれない。

自分で始めたものは、自分で最後まで責任を持つ。知らん振りしない、責任転嫁しない、忘れない。

キッチン~原発まで、色々なことに当てはめて考えると、あらためて、今世界で、ドイツの伝統的な価値観が、光を発し、輝き始めているなあと思うのでした。
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by mikiogatawestberg | 2012-02-22 22:51 | ドイツ的価値観・German Value

おなか一杯広告

寒波+激寒の続くドイツ・フランクフルトに、先週から地下鉄、バス停留所をはじめ、街中のあらゆるところにいきなり登場した、このH&Mのデイビッド・ベッカムを使った下着の広告ポスター。
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ラジオでも、「デイビッド・ベッカムの下着姿が、街中で見れるわよ~」みたいなことが言われていましたが、それを言っている女性のコメンテーターも、結構どうでもいい・・・というような雰囲気が伝わってきていて、何だかなあ~と思いました。

・・・日本の原発事故、ユーロ危機、中東情勢etc...悲しいかな、他によい意味でセンセーショナルで楽しい話題が特にないのは確かだけど、こんな広告で「喜べ!」とメッセージを送られるのは、雪や寒さも重なり、もっと寂しく、むなしく感じるのは、私だけ?日本やアメリカと比べると、商業的広告や流行に猜疑心の強いドイツですが、やはり一応、先進消費国の一メンバーだけあり、全くグローバルトレンドが入ってこない・・・というわけでもない。最初はしり込みしたり、文句を言ったり、批判したりしながら、結局数年後、他の国では既に、過去のモノ・ヒト?(例えばベッカムさん)となったものが、「これがトレンドよー!」といった風に登場するのです。それで結構騒がれたり、実際に売れたりしてしまう。

例えば、スターバックスカフェも同様。ドイツには美味しいコーヒー、カフェがたくさんあるから、スターバックスは絶対チャンスがない、といわれていたのですが、日本やイギリスに5年くらい遅れて登場。「アタラシモノ」扱いで、結局ドイツでも流行りました。今ドイツでは、「スターバックスカフェが、夜はバーになる」みたいな計画がされていて、これも今ラジオ番組などで「スタババーは、成功するか?」と議論されています。(議論好きは変らないので、ますますうるさい+厄介。同様に「マック派」か「バーガーキング派」か?のバーガー議論もよくあり、いつもうざいなあと思います。)話がそれましたが、不景気の世の中、トレンディである(もちろん皮肉)スタバのバーに彼女を連れて行き、カジュアル価格で出費を抑えることが出来、しかも彼女にはおしゃれと喜んでもらえる・・・・けちなドイツ男が考えそうなシナリオです。こんなの私は吐き気がしますが、ドイツ人女性はおしゃれにもてなしてもらっている気になってしまうのでしょうか、かわいそう・・・。ダッサいな~と感じる、ドイツです。

もう一つ、ドイツで流行っているのは、オンライン系のパートナー探しビジネス。日本や他の国と一緒で、単なる出会いサイトという段階は既に終わり、例えば「アカデミックな経歴(修士号とか博士号)を持つパートナー限定のサイト」をはじめ、ニーズ別でニッチ化が特徴です。

これは、近所に張り出された、パーシップというマッチングサイトの広告で、向かって右側の男性が「僕のグルメ(イタリア料理)への愛をシェアできる女性が、自分に合う女性だ」と言い、左側の女性は「私は、話しにくいことでも、敢えてオープンに心を開いて話すことのできる自己信頼感を持った男性を探し中」と、言っています。
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・・・私が解釈するに、この2人は「合わない」と思うのですが、これがこの広告のメッセージ?!なのでしょうか?よく判りません。美男美女だけれども(既に顔が隠されてしまっていて見えないのが残念)、「価値観や求めているものが違うと悲劇が生じる→それを防ぐためのソルーションを提供するのが我が社」ということであれば、良く考えながら見ると、隠れたメッセージが伝わってくる優良広告、ということになります。もし、この男女が「合っている」というメッセージであれば、これだけノン・プロフェッショナルな奇妙な広告も滅多にないでしょう。ドイツに限らず、多くの先進国でそうですが、男女のパートナーに関する希望や期待については、一概に言い切ることはできませんが、女性の成熟した要望に比べて、男性の要望って、なんとも浅く、表面的だなあとも感じています。

数日後、この上記↑写真の通り、この広告は白地に大きな赤字で「住民への目障りな広告をしないでくれ」と、紙が貼り付けられていました。・・・誰がしたんだろう。ドイツ人ってまめだなあと思ったのと、この場面は、とってもドイツだなあ~と久々に感心し、私はシャッターを切ったのでした。
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by mikiogatawestberg | 2012-02-10 23:48 | ドイツ的価値観・German Value

アドベントカレンダーの合計数、今年は「9」

毎年恒例、12月1日からスタートするアドベントカレンダー。

今年は、なんと我が家は合計9のアドベントカレンダーがあることに気付きました。

まず子供たち3人、1人ずつのアドベントカレンダーですが、去年は玩具バージョンのアドベントカレンダーで、「お菓子バージョンも欲しかった」と、毎日日めくりして、小さなおもちゃがカレンダーのボックスから出てくる度に、ブーイングが上がったので、今年は思い切って、1人ずつ、玩具バージョン、お菓子バージョン両方のアドベントカレンダーをプレゼントしました(なんて、甘やかし方・・・汗;)。これで、既に合計6。

ちなみに今年は、ダイニングテーブルの上の天井から吊るすタイプのアドベントクランツ。背後の壁に穴を開けここにそれぞれのアドベントカレンダーを吊るし、朝起きてきて、朝食前にその日のボックスを開ける→アドベントクランツに点灯する→朝食を摂る・・・>という感じの毎日で、これが24日まで続く予定です。
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なんだか、美術館の絵画の展示のような壁の状態。右から2番目は、私用の、プリマライフの香り(精油)のアドベントカレンダー。これが7つ目のアドベントカレンダー。
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これも、毎朝の愉しみ。子供たちが学校へ行ったあと、朝食のテーブルを片付け、お茶を淹れて、アロマを焚き、少しゆっくり静かに過ごすのが、せわしい12月の生活の中での、短いオアシスの時間♪

こちらは↓、我が家の猫ちゃんたち(スタニアとオリビア)用のアドベントカレンダー。姉妹2匹なので、同じモノ2点で、最終合計9・・・という訳です。
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大抵は、小さな缶詰に入った色とりどり(?!)の食べ物ですが、たまに猫用おもちゃも出てきます(スゴスギ)。ドイツはアドベントカレンダーについては、こちらが驚くほど何でもあり♪という感じで、他の分野は全然なのに、この部分だけ、日本やアメリカに負けずな、商業精神と創意工夫、マーケティング熱があるのが、とても面白いです。人間の子供用も、猫用バージョンのように、お菓子とおもちゃのミックスタイプがあれば、1つで済んだかもしれないのに・・・と、思いました。
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by mikiogatawestberg | 2011-12-07 00:00 | ドイツ的価値観・German Value

蒸気ミニ機関車~クリスマスマーケット~

週末日曜日は、私の誕生日+第2アドベントでした!

朝から、暗くて、寒くて、じめじめして、おまけにしとしと雨が降っていた、さみし~い日だったのですが(毎年、誕生日近くはこんな天気なので、ああ、今年もね・・・という感じ)、何もしないのも悔しいので、子供たちを連れて、今年最初のクリスマスマーケットに行ってきました!メリーゴーランドなら、断然フランクフルトレーマー広場のクリスマスマーケットですが、今日は人ごみで疲れるのは避けたいなあというモードだったので、少し足を伸ばして、バードホンブルグのクリスマスマーケット(お城内)に行ってきました!

まずは、入り口で、キンダープンチで身体を温めてから、スタート♪
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入り口から、中々雰囲気がある感じです。混んでいないのが、やっぱり、心地いい・・・。
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お城の中も、小さくぐるりと一周回れる感じの小ぶりのクリスマスマーケットで、規模も十分、私も、子供も、満足。

今回の大ヒットはコレ↓!
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子供たち用の、本物の蒸気ミニ機関車です。運転手のおじさんが、じょうろで水を注ぎ、炭を燃やして、本当に機関車が走ります。3~5歳くらいの小さい子供たちが乗客の殆どでしたが、乗り物に目がない、ちょっと大きなうちの娘たち(7歳、6歳)は、もちろんトライ。9歳の息子は流石に今回は「見学にする」と言っていました。・・・乗ればいいのに、と私は思いましたが・・・。

チケットを持って、上機嫌♪
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出発進行。
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シュッポシュッポと、ぐるりと2周します。中々雰囲気出ています。
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蒸気機関車って、冬の天気と相性が良いですよね~。映画の一場面みたい。運転手のおじさんは、もくもくの煙だらけで、燃えちゃってるみたい(?!)でちょっと心配しましたが、無事到着。
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娘たちも、最後はちょっとゲホゲホでした。
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そんなこんなしているうちに、あっという間に陽は沈み・・・

娘たちは、2人とも「今日は何か、クリスマスマーケットで買いたい!」と、貯金箱から自分のお金を持ってきたので(長女が10ユーロ【5ユーロ札2枚】、次女は7ユーロ【5ユーロ札1枚と、数十セント硬貨】を持参していたみたいです)、何にするか、色々なお店を見て迷っていましたが、最後に足を止めたのは、手作りのキャンドルランプ(陶器)のお店。どうやら、お店のお兄さんは、ドイツ人ではなく、東欧のどこかの国の雰囲気がしました。
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どのランプにするか迷った挙句、まず長女が色を塗っていないナチュラルタイプのキャンドルランプ(7ユーロ)を購入することを決断。

「ママー、これ、安いよね~?!」・・・と聞かれましたが、「う~ん・・・」私は、回答にちょっと詰まり気味。・・・確かにキャンドルランプで7ユーロは、安い方だと思うけど、よく見ると、つくりが荒いし、なんだか工作レベルの粋を出ていないような・・・。でも、折角貯金箱からの自分のお金だし、お買い物の勉強にもなるよねっと思い、敢えて、「いいんじゃない!」と、後押し。長女は続けて、「コレ下さい!」と、お兄ちゃんに5ユーロ札2枚を差し出した後、おつりの3ユーロを受け取りました。

長女が買ったなら、次女は自分は買わないなんてことは有り得ず、「私も買う~!」と、本当にそんなに欲しいのかも「?」ですが、どのキャンドルランプにするか早速物色をスタート。しばらく眺めた後、彼女の気に入ったのは、長女が買ったものと似たかたち(殆ど同じデザイン)のキャンドルランプで、こちらは赤く塗料で色付けされているためか(?)、長女の買ったバージョンより2ユーロ高い、9ユーロ。

長女がすかさずそれに気付き、

「ねー。それ同じデザインなのに、2ユーロも高いよ。9ユーロもするよ。」

と言いましたが、もちろん、次女は

「絶対、コレがいい」

と、買う気満々。

でも問題が1つ。次女の自分の貯金箱からの持参金は、5ユーロ札1枚+数十セント分の硬貨。9ユーロに、足りません!どう解決するだろうなあと見ていると、長女が、自分がおつりで貰った3ユーロを提供することを即、提案。気前の良い、妹想いの良い子だなあ~と、私は黙って隣にイノセントに感心していると、

「但し、9ユーロで買った赤い色付きキャンドルランプと、私の買った7ユーロのキャンドルランプを、家でプレゼントし合おう!」

というのが、ディールの条件・・・ということ。うわあ、すごいビジネスセンスだわっと、長女の咄嗟の判断の賢さに思わず脱帽。

とにかく、その場で、赤い色付きキャンドルランプを手に入れたい単純な次女は、あとでの交換条件はそれほど気にならない様子で、長女のその申し出を快諾!次女は3ユーロ受け取りましたが、あと、数セント足りません!・・・そこは、「私が協力するわよ♪」と、私が1ユーロ硬貨を募金(返さなくていいよ!)。

無事、9ユーロが集まり、赤い色つきキャンドルランプが買えたのでした!
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家に帰ると、次女は、「やっぱり、赤い色付きキャンドルランプは渡したくない。私が買ったんだもん!」・・・なんていいだすかなあ~とも思ったのですが、そんなことはなく、2人とも笑顔で、お互いに買った、キャンドルランプのプレゼント交換を楽しんでいました♪

自分のお金で、プレゼントをお互いに贈り合う・・・この快感と楽しさは、子供にとっても、所有欲を上回るものがあるのかもしれません。

ちなみに日曜以降、この中東風・てづくりキャンドルランプは、毎朝朝食時に、ダイニングテーブルに置かれ、点灯されています。

メリーゴーランドも、ミニミニでしたが、息子は、こちらは「見学」に耐え切れず、小さなバイクに乗車。普通に楽しそうでした♪
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by mikiogatawestberg | 2011-12-05 21:45 | ドイツ的価値観・German Value

パンにつけるゼリー

ドイツでは、苺、ラズベリー、ブルーベリーなど、ベリー系が多く森に生息していて、また、旬のものとして、マーケットなどにも、品質もよくリーズナブルで新鮮なものが並ぶことから、まとめ買いをして、家でジャムなどを手作りして、それぞれ家庭の保存食としてキープしたり、それでも余った分は、親しい友人や知人などにプレゼントすることがとても多いです。

また、パンにつける用としては、いわゆる「ジャム」・・・だけでなく、色々なバリエーションがあるのも特徴です。

例えば、これら↓の「フルーツゼリー」も、ジャムの食感?!に少し飽きた時などに活躍する、朝食時のテープルで、パンにつける用のゼリー。
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ジャム向きのフルーツ、ゼリー向きのフルーツがそれぞれありますが、このゼリーは、向かって左がQuitte(クイッテ)、右が、Apfel(アップフェル)。Quitteは、英語でQuince【キンス】と呼ばれる果物ですが、面白いことにこのQuitteは、ドイツでは、果物やジャムとして食されることはまずなく、必ずゼリー系のものに変身するのです。ちなみに、他には、オーガニックコスメのドクターハウシュカでも、普通肌用のキンスクリームという、Quitteを有効成分として使った人気のフェイスクリームがあります。

果肉が使用向きなフルーツがジャム、果肉がどちらかというと使用不向きなフルーツがゼリー、と考えるとなんとなく納得かも・・?!です。

我が家では、キンスやリンゴの味と、ゼリーの食感が好きな私と息子に人気のパン用ゼリーたちです。(左がキンス、右がリンゴ)
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by mikiogatawestberg | 2011-11-19 23:14 | ドイツ的価値観・German Value

お城のプリンセスのプロジェクト“アネモネ・ジャポニカ(秋明菊)”

ウォルフスガルテン城・ガーデンフェスティバル、今年のもう一つの大きな目玉だったのは、このウォフルガルテン城に住む、本物のお姫様(ヘッセン州・フローリア姫:Floria Prinzessin von Hessen)がイニシアチブをとった、“アネモネ・ジャポニカ(anemone japonica:秋明菊)”プロジェクトでした!
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フローリア姫は、この義援金プロジェクトのために、1500鉢ものアネモネ・ジャポニカを用意!。フェスティバル開催中、出入り口と会場で15ユーロ(小サイズ)と30ユーロ(大サイズ)で販売し、集まったお金は、全て震災で被害を受けた被災地のパーク(公園)に寄付されるということでした。
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「“公園の復興”は、決して最優先事項でないかもしれないけれど、人々が集まったり、癒しの場である公園こそ、ないがしろにせず、私たちの寄付先としたい・・・」

と、緑に囲まれ、手入れの行き届いた城に住む、自然を愛するドイツ人のプリンセスらしい、ハートのこもった個性溢れるプロジェクトです。

我が家は、帰りに出口のところで、子供たち3人に、1鉢のアネモネ・ジャポニカを選ばせました。ピンクと白がありましたが、私は白の方が好みなので、

「白い方で、1番素敵なのを選んでね~。ちゃんと3人で話し合って、決めるんだよ~!」

というと、販売のお姉さんが

「意見や完成の異なる兄妹間で、一つのことを決めて、合意をとるのは、ホント大変よね~。我が家でも良くある場面だわ~♪」

と、微笑んで、近づいてきました。そこでお姉さんと、子供が選んでいる間、お姉さんと、日本のことや、アネモネ・ジャポニカのこともちょっと立ち話。「私は日本人なのに、恥ずかしながら、アネモネ・ジャポニカという植物を知らなかったの!このプロジェクトのおかげで、新しい植物も知ることも出来たわ!」というと、「この植物を知らない日本人は、今回沢山いたわよ」と答えが返ってきました。

子供たちは、けんかになるかと思いきや、割と今回はすんなり意見が一致したようで、無事、白くて可憐なアネモネ・ジャポニカ、ゲットしました♪
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帰りの車の中で、今回のフェスティバルのパンフレットをめくっていたら、こんなものがパラリ・・・
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1500鉢のアネモネ・ジャポニカプロジェクトについて想いを語る、フローラ姫のお言葉とお写真でした。

「あれ、この人って、あのお姉さんじゃない!?」

・・・そう、自らアネモネ・ジャポニカを出口で販売していたお姉さんが、フローラ姫ご自身だったのです!!!

思い出してみれば、カジュアルな服装をしてはいたけれど、確かになんだか、品性と、オーラの明るさと透明感が普通の人とは違ったような・・・。会話の中で、「我が家も兄弟間は、おんなじことが起こるわ・・・!」な~んて、親しみやすくて、そうとは知らず、、、ニコール・キッドマン似(?!)の、素敵な方だった!

プリンセス大好きな長女は大興奮。このフローラ姫のお手紙(コピー)を、自分宛だと思い込み、家に帰るまで車中で必死に全部声に出して、何度も繰り返し読んで、

「プリンセスと会って、お話しちゃった!」

と、とっても嬉しそうでした♪

ファンタジーなお話を書くのが最近大好きな長女は、早速我が家のアネモネ・ジャポニカに、どういう意味でかは分かりませんが、インスピレーションで、

「グリッツアー・プンク(Glitzer Punk:意味は、キラキラパンク)」

と命名。

次の日の朝、グリッツアー・プンクは、キラキラを被っていました。
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工作用のキラキラパールを知らない間に、ふりかけていたようです。

「これじゃあ、グリッツアー・プンクは、苦しくて息が出来なくなっちゃうよ!」

と、説明し、キラキラパールはすぐ除去しましたが、反面、彼女の想像力と即・行動力には、少し感心してしまいました。

グリッツアー・プンク、大事に育てたいと思います♪
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by mikiogatawestberg | 2011-09-22 00:11 | ドイツ的価値観・German Value

PLUS JAPAN

先日、ドイツのポストバンクで並んで、ぼーっと郵便局内のTVスクリーン(大抵、ポストバンク初の製品やサービスのCMと、ドイツを中心とした最新ニュースがいつも流れている)を眺めていたら、いきなりこんな画像↓が登場して、びっくりたまげました。
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PLUS JAPANと大きく書かれたキャッチコピーの左横には、もう何度も見飽きた、滑稽過ぎるドイツ人の時代・感覚錯誤のGeisha(?!)イメージを、更に通り越すような、この意味の分からない日本女性(?・・・普通にキレイな方なので、何も変なメイクや仮装をせずに、そのままモデルとして登場した方が、全然良いと思うのですが・・・)のコラージュ?????!!!!!

せめて、日本への義援金・寄付金集めを、ポストバンクが公に始めた・・・ということであって欲しい、と祈るような思いで(苦笑)、観続けたのですが、これは、日本のプラス株式会社というステーショナリー(文具メーカー)の文具のコマーシャルだったということで、唖然としてしまいしました・・・。ポスト内を見回すと、このプラス(Plus)の文具が置いてあるコーナーが新しく出来ていました。ドイツの拠点は、デュッセルドルフにあり、製品は、よく見てみると、デザインも良いし、環境にも優しい、優れた製品のようです。
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日本の文具の品質も素晴らしいですが、ドイツも文房具王国なので(メーカーも、デザインと環境配慮の両方を備えた大御所ブランドが、既に沢山あり、ドイツ人も文房具好きな人がとても多し!)、Plusとしては、かなり勇気のあるドイツ進出だと思うのですが、販売拠点として、ドイツ全国規模のドイツポストを既に押えた!というのは、すごいことだと思います。

だからこそ、この的外れな広告に、再度落胆してしまいました。もう一度よ~く見てみると、目の下の睫毛?アイライン?と思える黒い部分は、黒い羽がついていて、これは、「日本からドイツへ飛んできた?商品+サービス」、もしくは、ドイツでは依然と文房具の王様のステータスを誇る「万年筆」のイメージから発想された、奇しくも、日独文化融合の成果(?)・・・ということなのかもしれません・・・としか、言えません。ちんどんやチーク、リップメイク(ペイント)に関しては、もう何も言いたくありません。ノーコメント。

国ごとのニーズやテイストに合わせた、ローカルマーケティングはもちろん必須ですが、それでもその国で、広告を担当する人のセンスや感覚が、既に乗り遅れているものである場合がある(=その国の消費者と同じレベル、或いは変に受けを狙おうと、時にそれ以下のレベルとなっているという、恐ろしい場合も・・・。現にドイツ人の多くは、もう既に、面白おかしい日本人イメージの次のイメージを求めている段階に来ていると思います。例えそうでなかったとしても、多額を投じても打つべき広告とは、ブランドや製品のイメージを上げるべきのものであって、決して下げてしまうものであってはいけないと思うのです!)・・・ということを、これから世界展開するメーカーや企業は考慮していく、そのまま丸投げにするのでなく、常にポジティブな意味での猜疑心を持ちながら見ていく、他からの視点や意見(例えば、その国に住んでいる日本人、日本人経営の現地企業などのコンサル)を平行して得て、多角的視点で判断、決断していくという姿勢が、マーケットの確立、長期的な成功に当たって、不可欠になってくると思います。特に、震災・原発事故後の今、実力のある日本メーカーの展開が、ただでさえも厳しくなっているからです。

・・・・・ということで、少し残念に思った事件でしたが、その分また、新たな気付きがあり、国際ビジネスでの課題について、意識を新たにするよい機会となりました。
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by mikiogatawestberg | 2011-08-30 22:18 | ドイツ的価値観・German Value

フィットネス屋外公園

息子のドイツのサッカー教室のお迎えに行く道で、最近完成したという、噂の大人気(大人に!)のフィットネス公園を、見てきました!息子をピックして、帰り道に、私たち親子も思わず寄り道。夕方7時を過ぎているのに、ドイツの夏は長く、こんなに明るくて、そしてこの公園にだけ、人だらけ(ほとんどが大人)!!
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プライベート企業で、もちろん有料の、「屋内フィットネスと同じことが、屋外の公園(公共+市のお金)で、気持ちよい空気と太陽の下で、無料で出来る」ということで、ドイツ人に大うけするのが、とても理解できますが(ケチ+エコなドイツ人ですが、でもこの国の完璧までに整備されたセーフティーネット、街のきれいさは、もとを辿れば、ドイツ市民に課せられているものすごい高い税金に由来している訳で、そう考えると、私費で高いフィットネスに通うよりも、高いお月謝を払っていることになるかもしれません。別の見方をすれば、公共施設を上手に利用しない人は、とても損をしていることになる!!)、それにしてもこの夕方の一こま風景は、ドイツだな~と思ってしまいました。例えば・・・
筋力トレーニングに黙々と励む、マッチョ系男性の前を横切る、愛犬連れのカップル。
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ノルディックウォーキングや、ジョギングに忙しい、スポーツに励む中年女性(1人だったり、オンナ友達と一緒だったり)や、放課後のローティーンの男の子たち。
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余暇の時間なのに、取組み方の真剣さ、表情から、思わずプロ?!と思ってしまう(笑)、ドイツ人男性。いつでも、まじめ、自己鍛錬。この国の経済の強さ、スポーツ界の世界的活躍は、彼らのような層の多さと強さに支えられてるんだなあ~、と思わず、見入ってしまいます。
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息子も、いくつか、挑戦しました!
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両脚を上げて、キープして、腿の筋肉を鍛えるもの。
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上半身の筋肉を鍛えるものですが、身長が少し足りない?!・・・私は息子よりも、背後の脚を高く上げたおばさまたちに思わず目が行ってしまいます・・・。すごいパワフル(笑)
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バランス
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素朴で、ナチュラルで、カラダにも良い遊び。

ちょっと見習って、もうすぐ到来する本格的な夏までに、ぎりぎりですが、シェイプアップに励みたいと思います(もう間に合わないー!!)。
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by mikiogatawestberg | 2011-05-18 19:45 | ドイツ的価値観・German Value

最も影響力のあるドイツ人100人

ドイツの雑誌FOCUSで、「最も影響力のあるドイツ人100人」を取り上げる特集記事がありました。(以下、同雑誌ページより抜粋)
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色々な業界ごとに10数人ずつをノミネートして、全部の合計で100人を出しているのですが、ドイツ人らしく、トップバッター業界は、「Denker(考える人)」というカテゴリーで、現在92歳の元政治家ヘルムート・シュミットや、現ローマ教皇、「Politiker(政治家)」では、メルケルさん等など。

・・・でも、カジュアルな文化やスポーツ、芸能などの方が、やっぱり興味を惹かれます。ドイツ人って、世界的にはもちろん、国内であっても、エンターテイメント業界が地味なので(笑)、意識して自分でアップデートしたりしていないと、一体誰が流行っているのか?も分からなかったり、その外見と名前、流暢な英語から、イギリス人やアメリカ人だと思い込んでいた世界的な有名人が、実はドイツ人だったりと、へえ~と思うことも多いのです。

以下、100人のうちから、私が気になった“最も影響力のあるドイツ人”を幾人かご紹介します。

トップバッターは、ドイツのイケメン新人映画スターの、アレクサンダー・フェーリング。ドイツの男優は、世界基準のハンサムとは路線の異なる個性派が多い中、彼は、グローバルに受けそうな正統派として、今、ヨーロッパで注目を集めているそう。確かにかっこいい。
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もう、HugoBossの時代は終わり?!ジルサンダーぐらいしか、女性用のシックなブランドがなく、ファッション・モードとは程遠いイメージのドイツですが、男性のファッションブランドは、割と素敵なブランドが多いのです。このまだ20代のDamirDoma氏も、NYデビューしていて、男性のトップおしゃれ層では、Damirのレザージャケット、タンクトップ、スカーフが、定番・・・となっている人も増えてるとのこと。今後注目株です。
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個人的にとっても気になった彼女。今、ドイツトップの広告代理店の経営者で、彼女が戦略とプランをほぼ担当。顧客は、メルセデスベンツなどの、大手一流企業がずらり。
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こちらも↓
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最近私が気になるドイツ語「Machtpaar(e)」。訳すると、「パワーカップル」といって、どちらも社会的影響力が強い同士で、カップルでいることによって、ますますパワフル化しているカップルのこと。代表的な例として、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの、ブランジェリーナという言葉に集約されたイメージに近いです。

私の憧れ♪・・・ドイツのZDF放送(日本のNHKに相当)スターTVキャスターのMaybrit Illnerさんと、ドイツテレコム(日本のNTTに相当)の経営者Rene Obermann氏のスーパーカップル。実は、Obermann氏は、Illnerさんと一緒になるため、奥さん(子供も)と離婚したという、略奪愛だったので、結構スキャンダルでした・・・。
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去年のWM杯で、日本でも有名になった、トルコ系ファミリー出身のサッカープレーヤー・エジル。婚約したドイツ人の女性は、イスラム教に改宗しました。
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エジルと同年代でも、私的にもっと注目してるのが、F1の新星・Sebastian Vettel。この若さで、既にすごい成績を修めていて、ミヒャエル・シューマッハーの後釜候補です。
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日本のプロゴルファー、石川遼君みたいな存在で、「若い世代のお手本」と云われているのは、実力以上に、彼の人間性。F1レーサーという純粋な勝ち負けの勝負の世界にいながら、自らの目的を、人や社会の共感を呼ぶ形で実現している・・・という優しい人間性と新しい形としてのヒーロー性が、彼を特別な存在にしています。ドイツ社会は、基本的に、スポーツでも、会社でも、大学でも、、、どこでも、Ellbogenmentalitaet(肘・メンタリティー)といって、競争が激しいところには、汚い手を使ってものし上がったり、いじめ(Mobbing)などがはびこっていたり、いばらの様なのです。これは私自身も身を持って経験しているので、日本の比でないことは確か、そしてアングロサクソン系の競争社会とも異なる陰湿さがあって、ドイツのとても嫌なところなのですが・・・これが、変ってきているのです!!!感動♪

実際、ドイツ人だって、それで孤独になり、苦しんでいる人も多く、何より、Ellbogenmentalitaetは、個人主義という強い言葉に隠されてはいますが、チームとしての生産力が発揮できない・・・という致命的な欠点を抱えているので、本当に競争の厳しい、ドイツを越えたグローバル市場では、大きな痛手になる・・・そんな背景から、未来のドイツ世代には、共感や、チームプレーの発想が必須となってきていて、社会も、一部の意識の高い層も、それを察知し始めている。・・・そこに、このSebastianのような、その新しい理想の形を体現するようなヒーローが出てきたら、ジャストタイミング。大スターになることは間違いなしです。人々の潜在意識を、目に見える意識として現す存在となるわけです。・・・彼はいつも、「両親から、Putzfrau(掃除婦)であっても、Prominenter(セレブ)であっても、同じリスペクトを持って、人生を進むように」と育てられたと、語っています。「職業に貴賎なし」・・・日本人の私たちにとっては、ストンと来ますが、家族、学歴、職業の差別、階級がはっきりしているドイツ社会では、これは、とっても新しい、オープンな概念なのです。何せ、小学校で、子供たちは自分で教室を掃除することはなく(掃除係、掃除の時間というものが一切ありません!)、幼稚園から大学まで、掃除婦が掃除をする国なのです。
長くなりましたが、、、こちら↓Joachim Loewe(ドイツサッカーナショナルチームのトレーナー)も、50歳ですが、その新しいドイツ人のリーダー像。トレーナーとしての実力以上に、人の気持ちやモチベーションのつぼが分かる、ハイレベルなEQ(Emotional Intelligence)を持ち、人間的魅力に優れた逸材。ファッションセンスも素敵だし、セクシー。私も大ファン♪
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最後に、音楽家のHans Zimmer。この人、人気ハリウッドの映画の殆どの音楽を担当していて、今までオスカーノミネート回数は7回。ずっとアメリカ人だと思い込んでいた、隠れドイツ人の一人です。なんとフランクフルトの出身だということも今回分かりました。右上は、ドイツ人女性が一番セクシーだと思う男性のナンバーワンに選ばれた、歌手のHerbert Groenemeyer。ドイツ語の本当に素敵なラブソングを歌う実力派で、もう一人のドイツの人気歌手Zavier Naidooも、彼を目標にしている・・・という存在。詩の内容も、声も、人間性も本当に素敵。私が、ドイツ語を、本格的に魅力的だと初めて感じたのは、彼ら2人のドイツ語の歌に出会ってからなので、特別な感があります。
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by mikiogatawestberg | 2011-01-24 22:54 | ドイツ的価値観・German Value