カテゴリ:キャリア・Career・Karriere( 2 )

個人の市場価値と、会社の市場価値

独経済紙・ハンデルスブラットの中のプライベートバンキングのPICTETという会社の広告。
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私たちの専門性(Expertise)は、ローカル。

私たちのネットワークは、グローバル。

私たちの独立性は、交渉可能でない(=真の独立性を保っている、ということ)。

金融危機後、特に金融機関の“信用”に関してのPRや広告が、個人の人としての資質を打ち出すようなものに、変化していることを強く感じます。

もちろん金融に限らず、これは、業界を問わずにどの会社にも言えること。

鋭いと同時に温かで、個人的(individual)であり、先見力があって、“現在までの成功の数や大きさ”でなく、“今後の可能性”に、一票を投じることが出来るか?

そんな人、個人へに望まれる資質や個性が、法人にも望まれている・・・そんな時代になってきている気がします。
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by mikiogatawestberg | 2010-05-25 01:43 | キャリア・Career・Karriere

アジア人であること、女性であること。

FAZ(フランクフルターアルゲマイネ紙)のキャリア&チャンスのページの記事。
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沢山のクラッシック音楽の巨匠を生み出した音楽の国・ドイツですが、現在ドイツ国内の音楽学校の生徒のなんと3分の1が、アジアからの留学生であるという記事でした。

記事全体のムードは、ドイツ人学生を、どんどん壁へ追いやっているという、全体的にはネガティブ傾向の内容。
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ueben, ueben, ueben・・・練習、練習、練習・・・と書いた上に、

ピアノの教授であるVickersさんという女性の

「ピアニストの成功は、10%は才能で、後は、Fleiss(努力・勤勉)とFoerderung(支援・促し)で決まる」

というコメント。東アジアの人間が、最初から才能でヨーロッパの学生に勝っているのでは決してなく、努力と、環境が、彼らの勢いと成功の源なのでしょう・・・・みたいなニュアンスですが、、、クラッシック音楽という、ヨーロッパの伝統のしきたりの世界にあまりの勢いと数で押し寄せている、決して才能の劣らないアジアの学生達に、不安とこわさを抱いているというのが、本音ではないでしょうか?・・・もっと正面きって、彼らを良い刺激剤とし、クラシック音楽から離れてきているドイツの学生をポジティブにひきつけようとすれば良いのに・・・。きっと、こわくて、勇気がなくて出来ないんですね。こんな横目目線を続けていて、ドイツ人学生を惹きつけようと、特に努力もせずにいたら、このドイツクラシック音楽界のアジア化は止まることはないでしょう。・・個人的には、止まって欲しくもなく、このまま開花し続けて欲しいと思います。先日ちょうど、「日本の東京の勢いのあるグローバル企業などでは、履歴書・職歴次第で、日本人でなく、外国人を優先して雇う傾向がある」という記事を読んだのを思い出し、なぜかこの記事と繋がってしまいました。

世界は、どんな業界でも、国境・国籍を越えた、才能、実力同士のぶつかりあいになってきている。

そして、それを回避するのでなく、オープンにしている組織が、ぐんぐん競争力をつけてきていたり、新たなクリエイティブを生み出す場となっている

ことも同じく事実。結果、業界全体が活力を持ってきて、経済活性化にも繋がっていくでしょう。

それぞれ各自、自分の専門分野で、世界視野でそんな渦を生み出すような存在力のある個人になれるように、日々精進すること

それが、グローバルな人材への道のりなのだと思います。

さてさて、この記事の下には、ドイツでの女性のキャリアでのグラスシーリング(Glaeserne Decke)についての記事が・・・。
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「いつも勝つのは、男たち」というタイトルの元、いかにドイツの企業には高いマネジメントポジションに就いている女性の数が少ないかということが書かれています。

具体的な数字で言うと、ドイツの優良企業でマネジメントのトップポジションに就いている女性の割合は、200人に1人

実際のアンケートを受けた、キャリア界でポジションを既に得ている女性たち260人のうち81%が、トップポジションを目指す上で、女性であることは大きな障害になっていると答えていて、また69%が、

「ドイツの男女雇用機会均等法は、リップサービス(Lippenbekenntonis)」
と、答えています。

一方で、リクルーターやヘッドハンターは、

「女性は、男性に比べて、実際、自分自身への自信、勇気の面で劣っていて、重大な責任を持つ、マネジメントをこなす能力が十分でない」

と、自業自得・・・のような感じで反撃しています。

日本と同じで、どこかで、

「女性のキャリアに関しては、男性の側にも女性の側にも両方に“甘え”があって、企業の中で、制限なしに、ぐんぐんと勇気や能力を養っていくような、そういう揉まれ方を十分にしていない。その機会を与えられていない」

ということは事実だと思います。実際の女性蔑視という根本だけでなく、やはり出産や子育てなどの面も、関わっている上での現実。

実際この記事でも、「女性がどんどん上に上がっていくために必要な女性向けの“メンタープログラム”や“トレーニング”が、全然充実していない」ことが指摘されています。

「メンターやトレーニングは、もちろん男性にも必要なものだけれど、特別に女性向けのそれが必要」

いう問題が提起されてますが、これは、本当にそうだと思います!本当に女性を企業で活躍させ、社会を活性化させていくには、女性用に特化したプログラムが必須だと思います。(私も受けたい♪)

ドイツでは今、大学へ行く権利を得られることの出来る高校の卒業証書を持っている女子は56%、専門大学の証書を持っているのは51%と、日本と同様どんどん高学歴になっていますが、実際のビジネス社会にはまだまだ反映されていないのです。

少子化社会に眠った労働力の宝は、本当にどこの先進国でも女性ですね。

女性のエンパワーメント。いつか私も、もっともっと女性をエンパワーできる側に回れるような人になりたいと思ってはいますが、今は、まだ正直言って、エンパワーされたいと思うことも、状況も多いです。少しずつ仲間や、男性でも助けてくれる人たちはいますが、もっと、やっぱり組織的なヘルプが必要。

日本も大分この辺りの論議も出てきていて動きもあると思いますが、日独間で何か出来ないかなあと思っています。

それにしても、、、一つ言えることは、やっぱりどんなにエンパワーしても、出来上がったマッチョな大企業という組織で、女性としてトップに立っていくことは、ものすごい難しいことだと思います。・・・私的には、小さくても、自分で舵取りが出来て、女性の視点が活かせて、最初から自分の女性的な文化で会社をつくることができる「起業」という形態が、一番可能性に富んでいるような気がするのですが・・・。

競争の厳しい、大きな整備された道路で一番を目指すより、まだだれもいない小さな抜け道、道になっていない原っぱをみつけて、草を払い分けながら、土にまみれながらも、沼もあるかもしれないし、行き止まりになってるかもしれないけど、とりあえず先を見て進んでみる・・・

こわい、、、次は、何が、どこからでてくるの・・・?????

勇気がいるし、挫折することもあるけど、確率でいうと、早くゴールにつくことができて、またそれまでの道のり、歩みの過程で自分自身にどんどん自信をつけることが出来るのは、後者のニッチを行く起業道だと思うのです。

本当に厳しいですけどね・・・。でも味をしめると、癖になって、もとに戻れませんよ(笑)♪
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by mikiogatawestberg | 2010-05-04 02:24 | キャリア・Career・Karriere