カテゴリ:自然療法・Naturheilkunde( 6 )

スタニア、全快!

スタニアの話題が、ここずっとなくて、ご心配いただいていた皆様方、ごめんなさい!

回復のペースは、毎日見る見るうちに上昇し、既に数週間前から、ジャンプしたり、妹のオリビアとじゃれあったり、ベランダの細い柵の上をバランスで歩いたり、ご近所へ伺ったり、ボーリフレンドの黒雄猫と逢引を楽しんだりと、もうすっかり、普通の猫生活に戻っています!!!(実は、このスタニアのボーイフレンドは、あの事故現場に居あわせていたのです。通りの向こう側で、夜中、我が家のキッチンの通り側の窓から出てくるスタニアを待っていた・・・、または、待ち合わせしてたのかもしれません。今思うと、ボーイフレンドが自分のことを待っている姿を見たスタニアは更に興奮して、いつものように上手くまたげずに、窓に挟まってしまったのかもしれません・・。挟まって苦しむスタニアを最初に見つけた夫の話によると、黒雄猫は、窓のそばにいて、どうにかスタニアを助けようとしていたとのこと・・・。2猫とも、必死になればなるほど、ぐいぐい窓に食い込んでいってしまったのかもしれません・・・)

・・・でも、うれしいことに、これは全て過去の出来事になりました。

最悪、片足は一生動かないかな?とか、ずっと足を引きずったままかなとか、以前のような元気の良い動きは出来なくなってしまうかなあ・・・それでも、生きていてくれればいい~!と、皆祈るような気持ちだったのですが、、、、、

ブログで経過ご報告のタイミングが取れなかったのも、あまりにも、彼女の動きが早すぎて、なかなか、立って、歩いている写真を撮らせてくれなかったからというのもあったのです。以前にも増して、パワーアップした!?と思うほど、元気一杯です。

今日、やっと3ショット撮れました!

しっかり4本足で立ち、元気に歩き、走っています。
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ぺろっとキュートなピンクの舌を出した、貴重な写真♪
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お外で、ゆっくりお昼寝。
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ご覧のように、ドイツ、7月の40度近かった猛暑はどこへ行ってしまったのか???という感じで、8月には行ってから、特に半ばを過ぎてからは、温度20度前後で、木の葉も少しずつ色づき始め、秋のはじめような、過ごしやすい涼しいお天気です。数日雨が続いていましたが、今日は早くも秋晴れ(!)という感じの素晴らしいお天気です。

事故前と全然変わらないか?それ以上にパワーアップしたスタニアですが・・・

唯一、気づいた変化というと・・・

彼女の、私を含めて、家族を見る目の表情が、すっかり変わったこと。

話さずも、

「助けてくれてありがとう。元気に、生きることができてうれしい」

というビームを、直感で感じるのです。身体でのすりすりなど、全身を使った表情で優しく訴えてきます。

とってもうれしい&お互い、この気持ちを忘れずに、ステキな関係を、ずっと保っていきたいなあ~と思います。
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by mikiogatawestberg | 2010-08-19 18:49 | 自然療法・Naturheilkunde

歩きました!

皆さんにご心配いただいている、スタニアですが、昨日から、歩き出しました!

数日間留守にしたため、ドクター・Sの診療所で預かってもらったのですが、日中、ソフトレーザー治療の合間に、なんと、両方の後ろ足をつかって、自ら歩き始めたとのことでした。

面白いのが、「ああっ」と、ドクター・Sと彼のアシスタントが数歩の歩みを前に進めているスタニアを見つけ、目を向けて注目すると、すぐに止めて、いつものように、座ったり、横になったりするとのこと。

スタニアのこの行動には、今私の周りで、人によって色々な解釈がされています。

「ドクターの視線を感じた途端、歩くことがプレッシャーになってしまうのでは?」

「歩けないと、いつも注目してもらえて、皆に優しくしてもらえたから、それが醍醐味になって、歩けないふりをしようとしているのでは?」

などなど。

とにかく、何より、クリスティーネ、クリスティーネの師匠である獣医の権威も、歩き出すまで最低1~2ヶ月はかかると言っていたので、みんな驚きのスピード回復です!

今日金曜日は、ソフトレーザー治療なしで、自宅養生。養生といっても、もう積極的なリハビリ段階なので、ガーデンなども自由に歩かせるようにと言われているので、外に出しましたが、ドイツは35度に近い猛暑であるにも関わらず、久々に自分で歩いて、外を歩けるという幸せを噛み締めている、太陽に顔を向け、うっとり顔の元気なスタニアの顔でした。

一方、妹のオリビアは、何事もなかったような感じで、ガーデンのテーブル影に身を佇ませて、直射日光を避けて、午後のお昼寝。お昼寝が済むと、近所へ駆り出し、なっなんと、今日の獲物である若いマウスちゃんを、口に加えて、自信たっぷりに家へ帰ってきました。(*なっなんと・・と、驚いたふりをして書きましたが、彼女たちは、獲物はねずみや鳥など、いつもバラエティ豊かなのです・・・。普通に生活していたり、公園などを散歩していても滅多にねずみなんか見ませんが、実は隠れたところに一杯いるのです。日本ではそれでも、猫を飼っているご家庭でも、ねずみはそんなにいませんよね?!ドイツでは、地下鉄の駅などでも、たまにねずみの姿をみかけます)・・・話を戻すと、オリビアは高い塀をこれ見よがしに、つま先立ちで、おしりをふりふりしながら歩いたり、やっとなんとか歩き始めた姉のことなんか、全然気にかけていない様子。鉢合わせした時は、二人顔を寄せ合って、軽いキッスを交わしてはいますが・・・・・猫って、本当にインディビデュアルで、マイペースなんですね~。

スタニアが歩いている姿のショットをブログに載せようと、今日はずっとカメラを構えていましたが、、、上記の通り、私のカメラの気配を感じると、すぐに歩くのを止めて、横になってしまうので、一枚も撮れませんでした!いつか、隠し撮りします(笑)。

ご飯中のお写真は、ちょっとした隙に撮らせていただくことが出来ました!
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ちなみに、ご飯の上の白いパウダーは、カビではなく(笑)、クリスティーネが処方してくれた犬猫用のサプリメント(Ergaenzungsfuttermittel)です。
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治療で行った抗生物質投与のために、免疫力が落ちているので、腸の免疫を、自ら再生産するのをサポートするためのもので、ヤクルトのようなもの(ちなみに、ドイツでもヤクルト売っています!・・・普通のスーパーで買えるのですが、とっても高いので、Actimelというものがより一般的ですが・・・)です。なので、健康な猫が採っても問題ないので、横からオリビアが入ってきて、一緒に餌さを食べたとしても、問題はありません。クリスティーネによると、猫の80%の免疫は、腸に依存しているのだそうで、腸を健康に保つことは、本当に大事なことだそうです。人間も、同様ですよね。

ぎこちなくも、更に体温を取り戻した両後ろ足で、すでにそこら中を歩いているスタニアを見ると、生死を彷徨った日が数週間前だったなんて、信じられない気持ちです。そして、そんなことがなかったようにも思うほど、人間も動物も、再び、「慣れ」の力はすごいですね。忘れる能力と、慣れの能力、色々なことのある人生(猫生)を生きていく上では、これがないと参ってしまうこともあるので、神様が授けてくれたのかもしれませんが・・・。スタニアのことで、真剣に生きて欲しいと心から願った日々のことは、この先、彼女が完全に元気になってからも、忘れないように、胸に留めておきたいと思います。彼女自身の生命力と生きる意志、周りでサポートしてくれた色々な人々の知恵と経験、支援、全てのおかげで、ここまで来れたので!

ドイツはまだ外は明るいですが、そろそろ、夜の9時半なので、ガーデンで遊んでるスタニアを、家に入れたいと思います。

ステキな週末を!
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by mikiogatawestberg | 2010-07-09 23:04 | 自然療法・Naturheilkunde

着地時に使う、後ろ足

連日、スタニアのことを心配していただいている沢山の方から、励ましのメールをいただいています。ありがとうございます!

ゆっくりですが、日に日に、進歩が見られます。1週間で終わるはずだった、ソフトレーザー治療は、今週も続けて行うことになり、毎日子どもたちの学校の送り迎えに加えて、スタニアの病院送迎があり、時間もエネルギーもかなり取られてしまっているのですが、なんとかがんばっています。

家にいる時は、大抵、動かない後ろ足のために、お姉さん座りのような姿勢が殆どだったのですが、、、
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それが、なんと!・・・こんな感じ↓で、座れるようにもなったのです。
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前足2本だけを使っての、サーカス逆立ち歩きは、ますます上手になってきていますが(苦笑)、それでも、着地する時に、ほんの少し後ろ足2本をゆっくり地面に置いてから、座るようにもなったのです。これは、大きな前進!

ドクター・Sからも、家の中でも、安全に気をつけた上で、自由に動かしてあげるような環境をつくり、またお庭にも出させてあげた方がよいと、アドバイスされました。あとは、忍耐強い治療の続行と、本人(猫)と周囲の協力でのリハビリにかかっているという感じです。

クリスティーナも、今日の晩また来ることになっていて、新しいホメオパシーのレメディを持ってきてくれます。

天然石ロドニートは、毎日使用後に、水で洗浄した後、ブレンドハーブの上に載せて、更にエネルギーの浄化をします。
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事故のあった窓には、既に柵を設置しました。
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by mikiogatawestberg | 2010-07-02 15:55 | 自然療法・Naturheilkunde

犬猫タクシーサービス

愛猫スタニアの事故があってから、なんだか新しい世界に大突入です。

ビックリしたのは、これ↓
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ペットのタクシーサービス業(Haustier-Fahrservice)

今週もスタニアは、診療所で続けてソフトレーザーの治療を受けることになったのですが、月曜日は夕方子供たち全員が水泳教室で、主人が車で連れて行くので、スタニアを夕方にピックするのが難しいのです。

朝、事情を話すと、同様の問題はよくあるようで、診療所と一緒にコラボして働いているという、ペットのタクシー運転手さんを紹介されました。「この人なら信頼できるわよ」と言われ、夕方6時にスタニアをピックして、家に連れてきてくれるサービス。

・・・・・なんと贅沢な、、、、、私だって、タクシーなんて、滅多な時以外乗らないのに・・・!他にも診療所には、犬猫のTagesmutter(犬猫シッター)など色々なサービスを営んでる人の名刺やパンフレットなどが置いてあり、今まで知らなかった新しい世界に、私はちょっとショックを受け気味でした。。。色々なビジネスがありますね~。

でも、こんなの一生に一度あるかないかだし(ないことを祈る♪)、またタクシーサービスが必要なのも、今日だけで、何より他に方法がないので、このタクシーサービスを頼むことに。。。

夕方仕事を終え、お茶を飲んでいたら、愛想の良いおじちゃんが、無事にスタニアをつれて返って来てくれました。

運賃は、

18ユーロ也。

・・・・・ここのところ、痛い出費続きです。

が、愛猫の命と脚には換えられません!

肝心のスタニアですが、動きたくて、外に行きたくて(ねずみをつかまえて、家の中につれてかえりたくて;汗)たまらないようです。妹のスタニアは、彼女に気を遣うどころか、これみよがしにジャンプしたり、高い塀をつま先で歩いたりと、ちょっといやみな感じ。今、みんなの心配と注意がスタニアに集中してるので、嫉妬気味なのです。

ホメオパシーは、最初に集中的に使用したアルニカは既に終了、Hypericumのみ続行しています。入院していたクリニックで、痛み止めの注射を受けていた片方の前足が腫れてしまって、中が膿んでしまっている可能性があるということで、同時に先週末から、残念ながら、一日おきに抗生物質を投与しています。出来れば抗生物質は出来れば避けたかったのですが、膿をそのままにしておくのも危険なので、クリスティーナとも相談した上、ホメオパシーと平行することで決めました。

スタニアは、動きたい気持ちが先走って、なんと2本の前脚を使って、逆立ちのような感じで歩き始めました。逆立ちみたいな感じで、おしりをぴょこんと宙に上げ、大抵一瞬でまた地面に戻ってきてしまうのですが、数回に一回くらい、逆立ち状態で1メートルくらい歩く時もあり、痛々しいながら、その姿はカンガルーの逆みたいな感じで、かわいらしくもあるのです。・・・ぱっと見ると、何の動物なのかも分からない感じ・・・。

前の2本の脚はムキムキ筋肉系になってくるかもしれません。

心配は、そうやって何とか体を動かして、移動出来ることに慣れてしまい、動かない2本の後脚を諦めてしまわないかということ。もう今の段階で、自ら、後脚を何とか使って前に進んでみよう・・・という感じではなく、前の2本脚に100%頼ってしまっている感じなのです。

この辺りはまた、ドクター・Sと、クリスティーナに相談しようと思っています。

とにかく今日も、元気です。
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by mikiogatawestberg | 2010-06-22 02:50 | 自然療法・Naturheilkunde

ソフトレーザー、ホメオパシー、天然石療法&Love

昨日夕方に家に帰ってきたスタニア。

ドクター・Sの意向で、1日3回のソフトレーザー治療を一週間続けることになりました。金銭的な面で心配してくれたドクターは、

「支払いは、君たちの場合、大変だろうから、特別に2日分でOKだよ」

と言ってくれて、大感謝&涙。ソフトレーザー機器はとても高額で、クリスティーネも一台欲しいとずっと思っているけれど、中々手が出ない・・と言っていました。神経細胞を刺激して、回復を早めるのが目的です。

一昨日夕方よりも、一日中の診療所での治療で疲れたのか、すぐにでも眠りたいような様子でした。

心配だったのは、事故があってから数回おしっこはしていたものの、一回もうんちをしていないこと。エックス線で、内臓に損傷がないことはもう確認済みなのですが、膀胱と大腸は別の臓器だし、大腸も、今動かなくなっている足のように、事故の影響を受けて、機能が落ちている可能性がある。

・・・ということでクリスティーネに相談すると、すぐに今投与しているアルニカなどのホメオパシーレメディと、大便を促す効果のあるレメディとの相性を調べてくれて、同時使用が問題ないということが分かったので、夜10時に訪ねてきてくれました。

もう既に夜遅く、次の日は、彼女の現本職である経理としての大きなビジネス会合があるという状態であったのに、クリスティーネが到着する直前に、主人がお腹が空いているだろうと、スタニアに餌さをあげてしまい、彼女の到着後、最低20分は、レメディ投与まで時間を空けなくてはなくなりました。

クリスティーネは同伴してきた愛犬とうちの近所の公園へ20分間お散歩に出かけました。

その後レメディ投与の時も、クリスティーネのホメオパシー全レメディーが入った仕事箱のそばに購入したばかりのipadを置いてしまったり、まだまだ自然療法(ホメオパシー)についての意識がついていっていない主人。クリスティーネは、人間も感覚が慣れるのに、少し時間はかかるからね、と軽く流してくれましたが・・・

無事投与を終え、この夜もスタニアはぐっすり私の横で眠りました。ちなみに、このレメディは一回きりの投与で、効果は約1週間続くのだそうです。

翌朝、すぐのお通じはありませんでしたが、更に便通を促そうと、普段はあまり与えない、水で薄めたミルクも少しあげました。妹のオリビアも近くにやってきて、姉妹でぺろぺろ、懐かしくうれしい姿です♪

今朝のスタニア↓
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かごから出し、居間の絨毯の上に行くと、いつも出入りしているドアに向かって、前足だけで、動かない後足を引きずりながら、必死に歩こうとし始め、なんと10メートルくらい進むことに成功。ドクター・Sに聞くと、動きたがるのであれば、動かさせてあげるのはいいことだそうです。もうリハビリの段階に入るのでしょうか・・・??ただ、階段から落ちたり、などは気をつけてあげなければなりません。

こんな姿を見ていて、家につれて帰る決断をしていなければ、今頃彼女は、

天国で2日目

だったと考えると、信じられない思いです。
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ちなみに天然石療法も平行してしていますが、窓に挟まったからだ中央に置かれている石↑は、Rhodonit(ロドニート)。
原石はこんな感じ↓
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研磨すると、こうなります↓
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切り傷、虫刺されに効果を発揮する石で、うちの子供たちも、怪我をすると、

「痛いの痛いの飛んでいけ~!」

と言いながら、自分で傷口に当てている大活躍の石。

血行を良くして、筋肉、心臓など循環系を刺激する効果もあるので、今回クリスティーネが、スタニアのために選んでくれたのです。

今日も夕方、スタニアを診療所でピックしてきます。昨日よりもっと元気になっていることを願って。
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by mikiogatawestberg | 2010-06-17 19:27 | 自然療法・Naturheilkunde

嵐の夜の出来事

ブログにアップするか、しないか、迷っていたのですが・・・。

結果良好、希望の光が見えてきたので、ご報告することにします。

実は、先週半ばから、ごったごた状態になっていたのは、子供のイベントのためだけではありませんでした。

先週木曜夜中から金曜にかけて、フランクフルトは、突然、ものすごい雷と雨の嵐の日があったのです。

一昨年、生まれたばかりの小さい仔猫の時から引き取った、我が家の愛猫2匹(スタニアとオリビア【姉妹】)は、夜は気分や天気によって、夜は家の中にいたり、外に行ったりと基本的には色々。豪雨の日であっても、その時の気分によっては外の軒下に居たがることもあるので、この日も酷い嵐になる前までは、2匹とも外でした。

夜中の3時頃、雷の轟音で目覚めた主人が、外の窓をどんどん叩くスタニアを発見。雷の音と豪雨で興奮していて、すぐに家の中に入りたそうだったので、入れました。

その後、主人はすぐベッドに戻り、再度眠りについたのですが・・・

2時間くらいたった早朝5時頃に、今まで聞いたことのないような異様な泣き声、うなり声とも言える猫の声を聞き・・・・(実は私もこの時、猫のこのうなり声に気づいたのですが、半分以上夢の中状態だったのと、季節が春で恋の季節なので、ちょっと嵐の影響で変になっちゃってるけど、ボーイフレンドが来てるのかなあ・・・なんて、勝手な都合の良いことを考えていたのです・・汗)

猫を飼うことに私よりずっと経験がある主人は、うなり声の異様さで、何かがあったことをすぐに察知し、至急声のする2階のキッチンへ走っていくと・・・

ストリート側の半空きになったキッチン窓に、目が異常に大きくなったスタニアが挟まり、ぐったりしているのを見つけ、すぐにキッチン側から助けようとしたものの、取り出すことが出来ず、パジャマ姿で玄関から出て、ストリート側から、何とかして彼女を取り出したのでした。

はあはあ、ぜーぜー息を吐き、頭を揺らし、今にも痙攣を起こしそうな興奮状態な彼女を見た時、

目の前で、死んでしまう・・・

と、思ったとのこと。

ベットで夢の中だった私は、すぐに大声でたたき起こされ、一連の事情がよく把握できないまま、とにかく、主人がさっと服に着替えるまで、スタニアを見ていて欲しいと、そこで待機。何が起こったか、まだ説明を受けていなかった私は、とにかく、スタニアがこれ以上のパニックを起こさないように、落ち着かせることに集中しました。彼女は動こうとするものの、既にこの時点で、下半身が、固まって動かなくなっている状態になっていたのです。

数分で服に着替えた主人は、すぐに彼女を動物救急病院に運んでいきました。
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フランクフルト市内にあるクリニックで、施設と設備は万全。
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金曜日の早朝5時の出来事で、その後は子供たちを学校に送りに行ったり、既にアポがフィックスしている仕事をしたり、誕生日やイベントの準備など、簡単にキャンセルできないことが沢山だったので、つききりで、安心して任せられるクリニックであったことにまずは胸をなでおろしました。

クリニックでは、痛み止めなどの緊急措置をして様子を見るといった感じで、数時間ごとに電話をかけ、状況を聞くという感じでした。

一命は取り留めたものの、窓に挟まった背中の痛みは取れず、痛み止めを打っても苦しがる時もあり、また、挟んだ場所から下の下半身は、冷たく、全く動かないとの状態。

次の電話で、担当医師は、

「状態から見て、脊髄の神経が損傷された可能性が高く、下半身の細胞が死んでしまっていると思われる。まず治る見込みはない。このまま苦しませるのは猫にとって過酷だから、静かに注射で死なせてあげることを勧める」

・・・と。

私と主人は、愕然。。。

私は動物や猫に関しての知識や経験が殆どないので、この時点で、スタニアの死が、鮮明に脳に浮かび、7月の誕生日まで、まだ2歳にもなっていないのに(人間で言うと14歳)、本当にやるせなく、飼い主として、無責任な自分と主人に憤怒とものすごい後悔の念を感じ始めました・・・

同時に、ふと頭に浮かんだのが、

今年、天然石のセミナーで知り合った、フランクフルトの自然療法の獣医クリスティーネのこと。彼女は、本職は経理なのですが、ホメオパシー・天然石療法をはじめ、自然療法に精通し、仕事と平行しながら獣医養成学校に通い、免許を取得したという、心優しくステキな女性。獣医を本職としないのは、獣医として開業してしまうと、動物を殺さなくてはならない状況を免れないこと、そしてそれは、彼女は、「職業として」であっても、「希望されたこと」であっても、絶対出来ないこと、と、彼女の心が受け付けなかったからだそう。なので現在は、フリーの獣医として、診療所を持たず、口コミだけで、ヘルプが必要な動物と飼い主を訪ねて治療するという活動をしています。

彼女なら、助けてくれるかもしれない・・・

と、最後の望みをかけて、携帯に電話。運よくすぐにつかまり、事情を説明すると、フランクフルト郊外で馬を治療中だった彼女は、その日の夜に、主人と一緒にクリニックのスタニアを訪ねてくれることになったのです。

祈るような気持ちで、子供たちと家に残っていた私。早朝5時の出来事だったので、スタニアに何が起こったかは、「大変な怪我をして、病院にいる。もしかしたら、死んでしまうかもしれない」とだけ、口伝に聞かされているだけの子供たちは、単にスタニアが家にいなくて、「死」の本当の意味も、よくまだわかっていない状態・・・・・。状況と彼らの年齢から、ここを今掘り下げていっても意味はなく、逆に悪影響だと思ったので、あえてあまり、説明しないようにしました。

主人が帰ってきたのは、夜の11時過ぎ。

夜7時に駆けつけた主人とクリスティーネを見たスタニアは、苦しいながらにも、飼い主が来てくれたと、いつもより、全然元気のない声だけれど、「ミャオー」と鳴いたそう。

すぐにクリスティーネはすぐに、準備してきたホメオパシーで治療をスタート。

アルニカ(Arnica)は、痛みと腫れを取り除き、また解毒作用もある素晴らしい基本のレメディー。
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15分ごと、数回に渡って投与することで、効果がすぐに顕著に出ることが特徴です。

クリスティーネは、クリニックの医師とは異なる意見で、下半身が動かないのは、背骨が打撃を受けて神経細胞が死んでしまったからではなく、挟まった時に血流が滞り、またその周辺が腫れあがって、背骨の神経を圧迫しているためだと予測をつけたためです。

・・・待つこと数時間。最後のアルニカの投与を終わった後、、、

なんと、スタニアは、、、、、、

事故後、びくともせずに、垂れたままだったシッポを、ちょろっと動かしたのです!

その後、自分の舌で毛並みをそろえ、そして、意識的におしっこをした!!!

この3つのポジティブな反応が知らせてくれたことは、、、

シッポが動いたということは、下半身が不随になっていない可能性が低い、そして当たり前ながら、シッポは左右脚の中央にあるので、右側左側どちらかの下半身が不随になっている可能性も低いといえる。

ぺろぺろとグルーミング行為は、生きる気とエネルギーを失った猫ならば、しないこと。これも、今回のスタニアのことがあるまで知らなかったのですが、猫は、病気や事故で境地に陥ったとき、自分で生きるか、死ぬかを感じ取り、決めるのだそうです。死を選んだ猫ならば、一切生きるための行為(例えばグルーミング)を止め、自分で死ぬ場所と時を決めるのだそうです。

そして最後の、意識的にしたおしっこ(排泄)行為。これは一番私にとってうれしい報告でした。なぜなら、例えば下半身不随になってしまっていて、障害が残り、立ったり、歩けなくなってしまったとしても、排泄がコントロールできるのならば、お世話をして飼い続けることが可能だから。

とにかく、死なせたくない・・・

報告を聞いて、絶対にチャンスがあると感じ、希望を持った私は、次の日にクリニックに電話をして、またまたショックを受けることに・・・

クリニック医師は、

「アルニカの投与で確かにシッポは動いたけれども、肝心の脚や足は全く動かず、反応もない状態だし、とても冷たく、血が通っていると思えない。おそらく、足部分の細胞が死んでいるのだろう。良くなる見込みもないし、今日中に決断してください」

と。「決断」とはもちろん、スタニアを永遠に眠らすことのこと。「子供たちも含めて、最後にお別れを言いに会いにくるのであれば、今日です」とも。。。。

もう主人と私だけでは、何も決められない状態になり、「クリニックの医師からどんな報告やアドバイスがあろうと、すぐにそこで決めずに、まず私に電話してからにしてね」と言われていたので、すぐにクリスティーネに電話をかけて、事情を説明。

彼女はとても冷静に、

「昨日の反応で、私はスタニアから、明らかに生きる気を感じた。約束は出来ないけど、私なら、最低あと数日チャンスを与え、様子を見ると思う。もちろん、あなたたちの決断次第で、どんな決断をしようと、サポートするわよ」と。

「まず、少し考えさせて。。。」と返事をし、

一回電話を切ったその後30分後くらいに、彼女からまた電話があり、

「今、獣医学校時代の師匠(定年を過ぎても大活躍の、ドイツ人自然療法の獣医の権威)に相談をしたら、絶対その猫は治るって!4-6週間、手をかけて治療すれば。。。」

すぐ殺してしまうか、3日間のチャンスか、そして4-6週間のチャンスか・・・

人によって、一匹の猫の命をめぐって、そうも見解の違いがあるのかと、まずはショックだったのですが、結局、私と主人は、すぐにクリニックからスタニアを引き取って、クリスティーネのサポートを受けながら、家で治療を続けてみようと、決心を固めたのでした。

翌朝、子供たちを送った後、クリニックでスタニアをピックアップ。
支払いを済ませ・・・
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数日間の入院と治療費で、既に400ユーロを超え、、、金銭的にもクリニックに置いておく事は、現実ものすごく厳しく、もう限界で、また保険も全く効きません。。。

前日のクリニック医師のスタニアの状況の説明から、ぐったりしたスタニアを覚悟していたものの、予想以上に元気で、みゃ-みゃ-して、下半身は動かないけど、上半身は一生懸命動き、かごから元気に出ようともする。こんな子、殺すことなんてできない・・・

最後のアシスタントの言葉は、

「状況は聞いてますね?下半身は冷たく、全く動いていない状態で、かわりません」

でした。私はその時、スタニアの足を握っていて、ほのかに体温を感じていたのですが・・・

いきなり家につれて帰る自信がなく、また多忙なクリスティーネだけでなく、もっとサポートが必要になると思ったので、カルテを掛かりつけの動物診療所に送ってもらい、スタニアを連れて行きました。
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ドクター・Sは、フランクフルトでは評判の良い獣医なのですが、それでも自然療法は専門でなく、特にオープンという感じではなく、なんと、個人でクリスティーネのことを知っていました。数年前、意見の違いで、喧嘩をしたこともあったとのこと・・・。

それでも、スタニアの件に関しては、クリニックからのカルテのネガティブな記載に目を通したにも関わらず、スタニアを目で見て、

「約束は出来ないが、良い予感がする。様子を見て、私なりの治療も試みたいので、すぐに家に連れて行かず、今日は夕方まで預からせて欲しい」

と。クリスティーネの処方したホメオパシーのレメディの投与、スタニアの横に置かれた、抗炎症効果のある天然石治療をそのまま続けることを約束してもらい、1日任せることにしました。

ちょっと不安が残ったものの、ドクター・Sの今日の感じから、彼もベストを尽くしてくれそうな予感があったので、その日は夕方まで他にこなさなければならない仕事などに集中していました。

夕方6時のピック時には、ドクター・Sからポジティブな報告が!レーザーとビタミンB12投与をしたのだそうですが、おそらくレーザーの効果で、スタニアが下半身を動かしたのだそうです。冷たく、全く反応がないと断言された足は、ドクター・Sが、爪と爪の間の部分を軽くつまむと、なんと、

「ミヤオー!」

とスタニアが反応!足の感覚が、戻った!そして、足に手を当てると、更に今朝より、温かくなっていて、普通の体温ぐらいの温かみがあるように感じました。

家に連れて帰り、7時にはクリスティーネの訪問。
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クリスティーネも、私達がした判断の正しさと、この一日のスタニアの回復に目をみはり、「いい予感がする」と、元気付けてくれました。私は、一人でも出来るよう、ホメオパシーのレメディの作り方、投与の仕方、回数やタイミングなどの指導を受けました。

昨夜は、スタニアは、私のベット横、同じ寝室で過ごし、
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今朝また、検診にドクター・Sの診療所に、車で連れて行きました。もうすぐまたピックしに行きます。

ちなみに、こちらがドイツの半空き窓。
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危険を考えなければ、とても合理的な構造・システムなのですが・・・。スタニアと同じ事故が、多く起こっているそうです。ネットを被せて、保護することが出来るということ。早くこのネットを入手する必要ありです。

またまた、スタニアの経過、様子など、追ってレポートします。
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by mikiogatawestberg | 2010-06-16 20:11 | 自然療法・Naturheilkunde