カテゴリ:女性・Women・Frauen( 9 )

フランクフルト(熊谷選手)VSポツダム(長里選手)

気温は大分落ちてしまいましたが、最後の秋晴れ?のような日曜日、楽しみにしていた女子サッカー、フランクフルト(熊谷選手)VSポツダム(長里選手)を、子供たちと観戦してきました!

いくら最近人気が出ているとはいえ、女子サッカーだし、家の近所だし・・・と、のろのろしていたら、6000人収容のスタジアム、5000人以上は埋まるという噂を当日聞き、早めにスタジアムに着いたのですが、ゲーム開始1時間前に、既に席は完売。立見席しかない・・・という状態でした。

立見席は、最初はまばらで、公園の土手のような感じのところで陣地取りをしていきます。
c0156907_17112327.jpg

そうこうしている間に、まずはフランクフルトの選手達が出てきて、ウォーミングアップ+練習開始。熊谷選手を早速発見!
c0156907_17121253.jpg

c0156907_17123354.jpg

c0156907_17124859.jpg

こちらには↓、日の丸でサキ(熊谷選手)
c0156907_17132432.jpg

こちらには↓、日の丸で、YUKI(長里選手)
c0156907_1714138.jpg

どちらにも頑張ってほしいですが、やっぱり一応、フランクフルトに愛着があるので、フランクフルトかなあ・・・。
いよいよスタートで、席は本当に満席。
c0156907_17151492.jpg

立見席も!!!
c0156907_17153668.jpg

最初は私も、この立見席に混じっていたのですが、そのうち息苦しくなり、ずっと立ち続けているのも疲れ、ゴール側の土手に移動。この部分だと、ゲーム中も座ったまま観戦がOKなのです。

一番最初に、試合が始まる直前、実況中継者が両チームの選手の名前をひとりずつ、まずファーストネームで呼びかけ、その後、ファンが、その選手のファミリーネームを言う(ファンはもちろん、みんなフルネームで覚えている!)・・・という、ファンと選手の掛け合い遊びのようなのが、面白かったです。日本でもこんな感じなのでしょうか・・・?!

ゴール前の長里選手と、熊谷選手。
c0156907_17195288.jpg

結果は、2-0で、ポツダムの勝利でした!フランクフルトは残念でしたが、現在トップのポツダムが、断然押している試合でした。
[PR]
by mikiogatawestberg | 2011-11-14 23:57 | 女性・Women・Frauen

フラ・ハマシティー(Fra-Hama City)の可能性

第57回、日独経済会談に行ってきました。今回のテーマは、

「横浜とフランクフルト・・・新パートナー都市間の、チャンスと展望(Chancen und Erwartungen der neuen Städtepartnerschaft zwischen der Stadt Frankfurt und der Stadt Yokohama)」

で、スピーカーは、在フランクフルト・横浜市フランクフルト事務局代表の岡本氏でした。
c0156907_2335984.jpg

まず、このブログでも言及したこともあったと思うのですが、同じ港都市として、横浜の姉妹都市は、ドイツのハンブルグだとの通念があったのですが、実はハンブルグ市と横浜市は、約50年前に(世界的にも、経済が輸出輸入などが主だった時期ですね)姉妹提携を結んでいたのですが、92年からはハンブルグは大阪市と姉妹都市提携を結ぶことになり、横浜市は、1859年の開港から150年周年にあたる2009年に、フランクフルトの女性市長・ぺトラ・ラート氏が来日し、ちょうど新しく横浜市長に就任された林文子氏(かつて、ドイツ企業BMWのトップセールスウーマンで、ダイエーの再建事業を経て、横浜市長に就任された、経営手腕に優れた、憧れのビジネスウーマン!ご存知の方も多いですよね)と会い、無事パートナー提携となったという背景だったそうです。
c0156907_2344077.jpg

・・・ちなみに、今日のブログですが、実は最初にカテゴリーを決める時に、「インターカルチュラル」にしようか、「政治」とすべきか、「経済」なのか「ビジネス」なのか、「文化」なのか・・・・・“国際都市間の提携”というのは、どのカテゴリーにも当てはまるような広範な意味を持つので、とっても迷ったのですが(*「広範」・・・とは、よく言えばホリスティックで無限の可能性が開かれているということ。悪く言えば、ジェネラルすぎて、焦点を当て切れてない、シャープさに欠けるとも言えるかも知れません)、岡本氏のプレゼンテーションを最後までお聞きして、この両市の女性市長こそ、従来型のパートナー都市とか、一律的な交流とかでなく、新しい何かが起こるのではないか?という、ワクワクを感じるコアなのではないか?という印象を強く受け、あえてカテゴリーは「女性」を選んだ次第です。

まず、私が非常に興味を持った点は、パートナー提携へのアプローチは、フランクフルト市長のロート氏であったのか?それとも、横浜市の林氏であったのか?というところでした。どちらも、お互い、両市が共通で持っている利点や魅力、又はお互いにない点を補い、更に提携によって、両市がWinWin関係を発展させていくために、「戦略」を持って臨むのがパートナー提携だと思うのですが、最初のアプローチは、私の予想に反して、ロート氏→林氏であったようです。

マクロデータを少し見てみると、私も具体的にはずっと知らなかったのですが、人口は、横浜市の人口は、フランクフルト市の人口のなんと6倍。・・・ですが、経済規模では、流石ヨーロッパの金融の中心というだけあり、フランクフルト市は、横浜市より約10倍お金持ち!なんだそうです。そして日本国内でも、経済規模は、横浜は東京の8分の1という小ささということです。

・・・マクロデータだけ見ると、経済ビジネス面からは、フランクフルト市にとって、そこまで横浜市が魅力的なのか???と、思うのですが、心臓や脚が“部分”だけで機能しないことと同様、経済やビジネスは、単独でそれだけで存在することは出来ません。それを支えているインフラや環境、歴史、そしてインタンジブルな資産・魅力という全体(ホリスティック)面で、横浜は都市として、素晴らしく個性的な魅力を備えていることに加え、特に「ドイツ」や「ドイツ人」にとって、日本国内の場所で一番繋がりが深い都市という背景がありました。

まず、米系などの英語のインターナショナルスクールは、日本の色々な都市にあると思うのですが、ドイツ語ドイツのカリキュラムとシステムのドイツ人の学校「東京横浜ドイツ学園」は、横浜の都築区のみに日本でただ一校があります。

また、横浜には40のドイツ企業が進出していて(*200以上の日本企業が進出しているフランクフルトと比べると、ここでも、5分の1の小ささということになりますが・・・)、横浜市の緑区には、German Indutry Parkがあり、ドイツ企業の日本での事業拠点となっています。

「家族などのプライベート+コミュニティーという面と、ビジネスというパブリックな面、その両方において、ドイツ人にとっての日本への玄関口は、横浜」

ということだったのですね。

他に岡本氏のお話でとても印象的だったのは、決してパリやロンドン、NYや東京など世界の代表的な大都市ではない、いろんな意味で中規模の都市であるフランクフルトと横浜の特徴として、

「インターナショナル」

であることを挙げられていました。例えば、岡本氏はフランクフルトの事務所に就任されてから、こちらで、ヨーロッパ諸国だけでなく、台湾などの他のアジアの国などとも、日本にいる時よりも、密接に関わることが増え、世界中にネットワークを拡げられたとのこと。「地理的な近さが全てではない」という事実が浮かび上がってきますよね。

フランクフルトは、お馴染み金融街なので、世界の殆どどの国も銀行や事務所を構えていると同時に、街自体は、上記にも述べたとおり、横浜の人口の6分の1というコンパクトな小ささなので、逆説的に「小さい国際コミュニティーの中で、より広く、パーソナルで、深く密なネットワークを築くチャンスがある・・・」これは、割と人々が気付いていない、大規模都市では不可能な、中規模国際都市の魅力でないかと思います。結局、これからの時代は、“規模”ではなくて“人間同士の質の高い結びつき”が、政治でも、経済でも、サステイナブルな発展関係を築く布石になるのではないでしょうか?

また、横浜の魅力ですが、経済規模では東京の8分の1である反面、大学の研究者やエンジニアなどの人材リソース、研究開発の面では、日本一を誇っているのだそう。更に、横浜の持つ異国情緒の文化と歴史、そこから派生した浜っ子のオープンなメンタリティーや、西洋と東洋のハイブリッドな建物、アートなど、インタンジブルな面では、どの都市にもない魅力と可能性(神戸がちょっと似ていると思いますが)があり、そしてそれは、今世界が目指す未来の方向性とベクトルを同じにしている・・・ということがあると思います。オープンであること、常に変容できること、インタンジブルな可能性を深めてネットワーク化していくことが、世界で生き抜いていく都市の共通項になっていると思います。両女性市長間では、ビジネス提携、企業・事業誘致、気候変動対策提携に加え、「クリエイティブ・シティー」という項目もあり、現在開催中の、現代アートの国際展・横浜トリエンナーレ2011など、クリエイティブ面での連携、発展強化も視野に入っているということです。
c0156907_2354418.jpg

港町特有の“レッドライトゾーン”を、“クリエイティブで前衛的なアートゾーン”に・・・という動きも・・・。
c0156907_2251346.jpg

国の東西を問わず、レッドライトゾーンは存在。ハンブルグには健在で、未だにトレードマークのようにもなっていますが、、、こういう意味でも、姉妹都市提携をハンブルグからフランクフルトに変えたというのは、大きな脱皮宣言のような意味合いを持つのかもしれませんね。良い意味でも悪い意味でも、選んだパートナーによって、大きな影響を受けるのは、人であっても、都市であっても、同じなのかもしれません。

黄金町、日の出町などのレッドライトゾーン(まるで柳美里の世界・・・)界隈の独特な雰囲気は、私は、それらの駅の沿線の学校に通っていたので、ある意味生活の一部だったというか、若き日の思い出の映像として脳裏に、おぼろげながらも、しっかりと残っているのですが・・・。世の流れ、時の流れ、物事の変容、時間と空間のかなたにある過去の思い出を、ドイツからの視点で、今、眺めることの不思議な感覚・・・私は、今どこに、本当はいるんだろう???・・・時の流れと場所、物事の変遷、万事流転・・・哲学の問いに入ってきてしまいそうです。

フラ・ハマシティー(Fra-Hama City)・・・横浜出身、フランクフルト在住10年以上の私は、同じくらいハートがある場所なので、プライベートでも仕事でも、貢献する方向で今、準備しています。計画も人材も、段取りも素晴らしいですが、ドイツ企業の日本誘致、文化交流など全て、福島原発の不安が与えるドイツ人への影響は、やはり大きな影としてあり、現実問題ハードルは決して低くないのではないかと思います。揺れる気持ちや想いはありますが、人がハッピーに、ウィンウィンに発展するプロジェクトには、果敢に挑戦するのをモットーに、自分の出来る範囲で、少しずつ進んで参りたいと思います。
[PR]
by mikiogatawestberg | 2011-09-27 23:06 | 女性・Women・Frauen

1年の半分産休しても、23億円稼ぐ

今日、思わず読んでしまったアメーバーニュース「産休したのに年収23億円稼ぐ美女の秘密」

1位は、私も知っていたけれど、レオナルド・デュカプリオの元彼女のブラジル人モデルのジゼル。そして、2位は、ドイツが誇るスーパーモデルのハイディ・クラム。

ハイディは、イギリスの黒人シンガーとの間の3子目の出産(前にも別のパートナーと1人子供がいるので、実質4人目)ですが、一年の半分働いて数十億稼げちゃうって、やっぱりスーパーモデルの世界は、普通のルールではない世界なんですね。卓越した美と業界の特殊性と資本主義ルールが複雑に噛み合って生まれる別世界・・・。

私は、一生懸命働いて、自分の働いた分の対価を得て、更に自分や会社の発展のために、再投資していく・・・という地道な道をずっと歩んでいて、満足もしていますが、ドイツの育児休業期間は3年。私は、自営業なので、子供を産んで、なんと3日で復帰!(・・・数年前の出来事ですが、やっぱり勢いと若さがあったなあ~と、もうおなじことは二度と出来ないなあと、最近体力の衰えも感じてますが・・・)。それでも、半年働いて23億円稼げちゃう人っていうのが、この世に存在しているのだ・・・と考えると、別世界とは分かっていても、やっぱり色々考えちゃいます。

この記事で面白かったのは、このスーパーモデルの年収ランキングは、景気などのファクターがとても影響しているという指摘。

エキサイトからの抜粋~産休しているのになぜ2500万ドル(約23億円)稼げるのか。なぜ1位なのか。それは、ファッション業界の保守的な体質がまず第一にある。と同時に景気の影響もある。2009年の契約というは、景気が落ち込んだ2007~2008年に契約を結んでいるために、保守的にならざるを得なかったと言える。そのために「留任」という契約が多く、あまり順位変動もなく、しかも産休には、上位2人の他にも4位アドリアナ・リマさん(28)=ブラジル=も含まれ、地位は安泰だった。逆に言えば、不景気でも切られなかったということは実績を評価されているということでもあるが…。~

そして、スーパーモデルであっても、リスクマネジメントのために、自身のビジネスを持つこともポイント。

エキサイトからの抜粋~また、ジゼルさんたちはビジネスマンとしての側面もあり、自身のブランドも持っており、少し休んだくらいで大きな影響がないという側面もある。~

なるほど。

ハイディ・クラムは、ドイツからハイディのような成功トップモデルを輩出するテレビ番組の「Germany's next Top Model」なんかも持っているし、色々とリスク分散ポートフォリオと、リバレッジを上手に使っていますね~。

ライバルは、ちょっと先輩の元祖スーパーモデルのクラウディア・シファーですが、彼女はイギリス人のお金持ちと結婚してお城を購入し、盛大な式をあげ、その後もドイツでなくロンドンに住んでいたりで、ドイツでの露出度はハイディほどは高くなかったのですが、今月第3子を出産してから、またメディアに出始めています。臨月のヌード写真とかをモード雑誌に載せていますが、これももう、ちょっと飽き飽きかなという気がします。沢山のモデルが、同じことをしすぎていて、大してもう面白くないとも思いますが・・・。それでもドイツ人にとっては、彼女はアメリカと世界で成功した大スターなので、ロンドンで、ドイツ食品店でドイツのマヨネーズを購入するクラウディアを激写して、「やっぱり、クラウディアはドイツを愛してるのね」みたいな記事が出たり、、、。個人的には、仕事にクリエイティブさを感じないクラウディアは私の好みでなく、ハイディの方がステキかなと思います。どちらも「イギリス人と結婚」・「ロンドン」というのも、ドイツ人にとっては憧れのステータスです。

日本にいるときは、私にとって「英語」とは「アメリカ」でしたが、ヨーロッパ大陸に住んでいると、まず学校で習う英語も、人々がイメージする英語も、まずは「イギリス」が先です。そして、大都市のロンドンは、まだまだ国際ステータスがとっても高いのです。

なんだか、話が逸れてしまいましたが・・・。ちなみに第3位は、イギリス人のケイト・モスでした。

美しさを最大限に商品化して大金を稼ぐというスーパーモデル業。この年収の数字をみると、やっぱり、女性は、「美」ありきなのか・・・!!!という感じでしょうか?!
[PR]
by mikiogatawestberg | 2010-05-20 20:56 | 女性・Women・Frauen

ダイアン・クルーガー

国際的に活躍の実力派美人女優の、ダイアン・クルーガー。
c0156907_19211024.jpg

ハリウッドでも活躍していて、英語で演技をしているので、彼女が実はドイツ人だと知っている方は、以外に少ないかもしれません(クルーガーという苗字は、ドイツの典型的な苗字なのですが、アメリカにはドイツ系移民がとても多いし、私も最近まで、てっきり彼女はアメリカ人だと思っていました)。

先日ベルリンの国際映画祭があり、ダイアン・クルーガーは、主演女優賞を獲得。そして、プレゼンターとして、彼女の紹介をしたのは、カール・ラーガースフェルトという、変わり者の国際的に有名なモードデザイナーでした。
c0156907_1932673.jpg

c0156907_19323531.jpg

モードに興味をお持ちの方なら、日本でも彼のことを知っている方も多いかもしれませんが、また、彼も実はハンブルグ出身のドイツ人であることを知っている方はあまり多くないかもしれません。昨年、ココシャネルの映画が上映されましたが、生前のココシャネルとも深い親交を持っていて、映画で主役を演じた女性のことを、「全然、実物のココシャネルを理解していない。単なる金目的!」と、メディアで酷い毒舌をふるっていたことも、思い出しました・・。

同じドイツ人という同胞のよしみだから(?!)かもしれませんが、ラーガースフェルト氏は、ダイアン・クルーガーのことは、絶賛。
c0156907_19331566.jpg

c0156907_19333453.jpg

初めて彼女を知ったのは10年以上前で、パリでのモード雑誌の撮影現場でだったそうです。当時、モデルとして活躍していたダイアンは、既に他のモデルとは、一線を画す強いオーラと意志があって、「この子は、違う」と感じ、単なるブロンドのナイスボディのドイツ人女性の一般的なイメージを覆す彼女を、同じドイツ人として誇りに思ったそう。それからも彼らの親交は続いて、今でも在住のパリでは、ご近所さんだそうです。

それにしても、ダイアン・クルーガーのスピーチには泣けました!

私たちから見たら、文句のいいようのない美貌で、フランス語も英語も問題なく、フランスでも、アメリカのハリウッドでもスムーズに順応していて、今のグローバルなキャリアをいとも簡単に得たようにも見えてしまうのですが、ここに至るまで、彼女が通ってきた障壁や想いは、一般人がたどる異文化への挑戦・適応と全く同じで、またそれを、包み隠さず、スピーチで披露した彼女に本当の美しさとエネルギーを感じました。

まずは10代後半で、パリへ移住することをサポートしてくれた、母親に感謝。(う~ん、似てないですね、、、。美しさは遺伝子+努力、かもしれません?!)
c0156907_1939884.jpg

ラーガースフェルトも、ダイアンの語学のセンスと才能を称えていましたが、それでも彼女は、

「未だにパリでは、ドイツ語のアクセントでフランス語を話す、ドイツ人」

ということを言い、

自分が、国際的なキャリアを築くことが出来たのは、

「ドイツ人である、自身のバックグラウンドゆえ。世界のどこへ行っても、ドイツ人女性であることを誇りに思っている。いつもサポートしてくれる、ドイツの皆さんに一番感謝したい」

と熱く語っていたところでは、涙が出そうになりました。

どんなキャリアであっても、国際的なキャリアを築いていく場合は、コアになるのは、自分自身の起源、軸、自分がどこから来ているのかを、ようく知り、それを突き詰めていった上で、他の言語や文化に挑戦し、融和していくのが、成功の鍵であることを、彼女の成功が物語っていると感じました。そしてそれは、単に外見の美貌とか、語学のセンスとかではなく、強い精神力次第なのだということも・・・。

前から、とてもキレイな人だなあ~と思っていたけれど、本格的にファンになってしまいそうです。
[PR]
by mikiogatawestberg | 2010-02-18 19:51 | 女性・Women・Frauen

女性が主人公!

最近立て続けに見た3本の映画、全て女性が主人公の映画でした!

一昔前は、「成功した男の影には、パワフルな女性がいる」と言われていましたが、現在の世界的風潮&トレンドは、正にこの逆?というのを感じています。

まず、第1本目に観たのは、「Julie & Julia」。メリル・ストリープが、実在の人物、アメリカ人女性・Julia Childを演じています。Julia Childとは、外交官の妻としてフランス・パリに滞在し、フランス料理の修行を極め、後にアメリカで初、英語によるフレンチクッキングの本を出版した、パイオニア的人物。外交官という夫の立場を上手に利用しながらも、最後は自分自身の実力とチャーミングさを武器に、夫に支えられながら、出版を実現させるのです。

同時に進むのは、若手女優エイミー・アダムスが演じる、現代のJulie Powell。冴えない会社員で、物事をやり遂げたことのない、自分探し系の彼女は、唯一の趣味で得意なことである料理で、何か出来ないかと考え、バイブルとしているJulia Childのフレンチクッキングの本のレシピを1年間で全てトライし、その結果を自身のブログで綴るという計画をし、紆余曲折を経ながらも、見事やり遂げます。こちらもまた、彼女の頑張りを支える夫の功で、最後は本当に出版を実現。つまり、この映画の原作です。

・・・・・なんだか、どこかで似たようなケースがあったような・・・と思った方も多いかと思いますが、そう、やはりメリルストリープが主演で、実在の話が元になった、「プラダを着た悪魔」と、同パターンの、シンデレラストーリー(主人公が、結局は原作者となるパターン)です。主人公が最後は職業作家となり、スターになるというパターンは同じでも、“ファッション界”と“グルメ”という内容の違いと、時を隔てた2人の女性の2つの物語が同時進行という構成は目新しく、とても個性が出ていたので、私は「Julie&Julia」も、とっても良い映画だと思いました。

2本目は、先日ブログでもご紹介した、ヒルデガルド・フォン・ビンゲンの、映画。こちらも、期待が外れず、素晴らしい映画でした。ヒルデガルドを演じたドイツの大物女優は、適役で熱演。ヒルデガルドは、中世の修道女という私たちの一般的イメージを、最初から最後まで裏切り続けます。生粋のフェミニストで、男たちの権力で閉塞感漂う修道院(今の政治に相当??)を、勇気を持って時には男たちを敵に回しながらも、しなやかに、チャーミングに活性化していくのです。

「Gott liebt die Schoenheit/神は美しさを愛する」

と断言し、清貧をよしとする中世独自の世界観を打ち破り、時に修道女のスカーフと服を脱ぎ、宝石や美しい衣装で着飾り、女性としての誇りを、堂々と世界に示した姿は、とても美しく素敵でした。そしてここでも、生涯ヒルデガルドを陰で支え、おそらくずっと愛し続けていた、修道院の男性が彼女の大きな心のよりどころでした。「ヒルデガルドが輝くことが、彼の幸せ」というところが、圧倒的なキャラクターとカリスマ性を持つヒルデガルドの魅力を確実にしていると同時に、支え手にまわることで、逆に彼自身の男性としての魅力が高まっているところが、興味深かったです(他の男性があまりに、非革命的で超保守的というところが、一層、一人ヒルデガルドの側へまわるという、彼の勇気を輝かせているのです)。

そして、3本目は、アフリカ・ソマリア出身のスーパーモデルのウォリス・ディリー(Waris Dirie)の、やはり実話に基づいたストーリーで、議論を呼んでいる「Wuenstenblume(英語タイトルは、Desert Flower)」
c0156907_23332098.jpg

c0156907_23333855.jpg

表面的には、ソマリアから、命からがらイギリス・ロンドンへ移住し、その後世界的なスーパーモデルになるという、シンデレラストーリーなのですが、美しさと強運と、強い精神力と勇気を持った彼女は、後に、世界で初めてアフリカ人女性として、国連などの機関を中心に、公に性器切除の現実と禁止を訴え、現在でも活躍中の女性です。いくら、富みと名声を得たスーパーモデルと言えども、「ものすごい伝統と重圧の中で押さえ続けられた“真実”を、声に出す」ということは、私たち日本人女性にとっては、そもそも想像を超える・・・ということが、この映画で伝わってくるのです。

実際、彼女の活動によって、ヨーロッパやアメリカでは、「性器切除の伝統の禁止令」が現実となり、従来より、ずっと件数が減っているそうですが、未だ影では、続いているそうです。

「伝統」と名のついたものを、どのように見ていくか?これは、「民主主義」を、どう解釈するか?という問題ともリンクすると思いますが、国や文化、また、男性、女性、おそらく世代間でも、全く考え方が異なるテーマという気がします。

例えば私は、この性器切除の伝統は、

「男性が女性を蹂躙するための、“恐怖”に由来したもの」

と解釈しますが、一緒に映画を観た主人は、さらっとした顔で、

「少女売春を防ぐための文化だと思う」

と言っていて、私は、あまりの彼の無知さ(あくまで私の意見や解釈をベースにした私の受け取り方ですが)と、私たちの世界観や物事の見方の違いに、開いた口が塞がりませんでした。もちろん、彼もこの慣習には大反対。映画では、2人の娘を持つ父親として、目を塞ぎたくなるような場面もあり、ショックは同じように受けていました。

ちなみに、ウォリス・ディリーによると、この慣習ができる元となった、イスラム教のコーランには、「性器切除が必須という記述は、どこにも書かれていない」とのことです。ソマリアでは、性器切除をしなかった(出来なかった)女性は、生涯結婚することが出来ないのだそうです。なので、娘が将来結婚できるために(誰かの妻になる意外に、女性は生きる道、選択肢が残されていないから)、娘を愛す母親は、進んで性器切除を受けさせるのです。

この文化と男女間の構造を、どう解釈するか・・・。興味のある方は、映画、又は原作を是非まず読んでみてください。本物の、ウォリス・ディリーも、映画でウォリスを演じたリヤ・ケベデも、息を呑んでしまうような美しい女性です。
[PR]
by mikiogatawestberg | 2009-10-24 23:55 | 女性・Women・Frauen

憧れの女性 ドイツ人社会起業家ザビーネ・ビアー女史

昔から、沢山の女性に憧れて、「この人のように、かっこよく仕事がしたい」、「こんなセンスとスタイルになりたい」・・・と、私には、その時々、目標にするロールモデルがいた気がします。そして気づくと、時の流れや成長と共に、自分の嗜好や考え方が、変わったり、進化したりして、また憧れるタイプの女性が変わったりして・・・。

30歳を過ぎてやっと、他人と比べることなく、ありのままの自分を少しずつ認めることが出来るようになったせいか、「自分を捨てて、全くの別人になりたい!」というような自己逃避や、変身願望はなくなり、「この人のこんなところが素敵だな」とか、キャリアや生き方や考え方など、そのまま“一人の女性にぞっこん!”というより、沢山の素敵な女性の、それぞれの一番素敵な部分を寄せ集めて、架空のロールモデルをつくりだし、自分の生き方のヒントや糧にする・・・という風になっていった気がします。これからはこうやって、架空のロールモデルを塑造しながら、ずっと生きていくのかなあと漠然と思っていました。

が、、、、久々にガツンとやられました。

大好きなドイツのオーガニックコスメのブランド「サンタヴェルデ」の創始者であり、現経営者である、ドイツ人起業家のザビーネ・ビアー女史の最新プロジェクト。
c0156907_5315192.jpg

ユニークで素敵なオーガニックコスメを世の中の女性に提供しているだけでなく、CSR・環境保護の活動など、社会起業家的な面は創業時から一貫していて、前から素晴らしい女性だなあと思っていましたが、今回、彼女がプロデュースした、サンタヴェルデからのプレミアアンチエイジングコスメ(xinguセラム美容液xinguフェイスクリーム)の誕生ストーリーを知り、「憧れる」なんて言葉を使うのがおこがましいほどの自分とのレベルの差に愕然とすると共に、久々に、強烈に憧れる女性に出会ってしまったということで、胸が高鳴っています。

ということで、以下、今日は皆さんにも、感動の「xingu誕生物語」について、ご紹介したいと思います。

~誰も知らない、アンチエイジング植物成分を求め、世界へ~

サンタヴェルデは、水を一切使わずに、サンタヴェルデが自社運営するスペインのオーガニック農園で栽培・採集したアロエベラを、水の代わりに主成分として使ったオーガニックコスメであること、また栽培~製造まで一貫して自社工場で行っているという、トレーサビリティーが特徴のブランドです。既にドイツをはじめ、ヨーロッパでは大成功を収めていますが、そこで成功に甘んじないのがこのビアー女史。オーガニックコスメ界にもアンチエイジングのブームが巻き荒れる中、20年以上の経験とノウハウを使って、まだどのオーガニックコスメブランドも、世界の誰も知らない、強力なアンチエイジング成分を見つけだし、専門のアロエベラとあわせて、究極のアンチエイジングプレミアアイテムをつくり出すという、更なる大きな夢を抱き、彼女の情熱とビジョンと実力で見事実現させたのです。

何年も忍耐強くリサーチを続けて、世界で誰も知らないアンチエイジング・マル秘成分を探し出したのが、ここ↓
c0156907_5402083.jpg

ブラジルの右端(南米大陸とヨーロッパとの距離が最短である場所)の、Fortalezaという街の南側、歴史古く、でも現在はすっかり野放し状態になってしまっていたプタンタージュ(農場)↓
c0156907_5434443.jpg

ビアー女史は、ここを、かつてスペインのフィンカヴェルデという農場に拠点を決めたのと同じ直観と勇気で、第2の本拠地として選びました。そして、地元のFortalezaの大学の薬学者などのエキスパートの助けを得、長い間手付かずになっていた秘境の地から、信じられないような効能のある素晴らしいアマゾンの薬用植物を次々と発見していきます。ハーブとしての有効性と、アンチエイジングコスメとしての画期的な成分との両方を満たす“ベスト成分”として選んだのが、鮮やかにユニークな存在感を持って燦燦と輝く、カシューナッツの木の実でした。
c0156907_556753.jpg

ビタミンとミネラルに富み、アンチエイジング成分として選ばれるための一番重要なポイントである、“卓越した抗酸化作用”を発揮!この地域では、“花嫁の美しさを永遠に保持させる”ものとして、結婚式の際に神に捧げられるのが慣習だそうです。今回のxinguプロジェクトを通して、単なる言い伝えや伝統、迷信などではなく、“科学的に見ても本当にその通り!”だということが実証された結果になりました。
c0156907_741720.jpg

私はこの写真で、生まれて初めてカシューナッツの実の姿について知ったのですが、その見た目のユニークさと、何だか不思議な凄みのあるアピール力に、まずは圧倒されました。落ち着いてよく観察してみると、天からの重力を感じる実であり(マクロビでいうと“陽(男性)”の力)、同時に母と子(上の部分:下の部分に対応)というイメージも感じ(マクロビでいうと“陰(女性)”の力)、その均衡の下で、胎児のように身を丸めている“子”の部分が、しっかりと上から”母”に守られているような、そんな原始的なパワーという印象を受け取りました。皆さんは、どんな印象を受けましたか?

収穫・製造・加工も、全て手作業で農場の敷地内でというのも、第一本拠地のスペインのフィンカヴェルデの哲学をそのまま引き継いでいます。マリアとアントニオは(従業員の名前も公開)、手作業でカシューナッツの実を摘んだ後、オーガニック認証の定める方法通り、時間を空けずにすぐにプレスして(これも手作業)、実からジュースを取り出します
c0156907_6182586.jpg

また、カシューナッツの一部は、農場内で栽培したものだけでなく、野生のものをアマゾンの森から摘んでくる場合もあるそうです。この場合は、アマゾンの生態に影響を与えない採集量を守ることを厳守し、サステイナブルな活動を一貫させています。
c0156907_618519.jpg


企業の社会的責任(CSR)も、サンタヴェルデという会社の大きな価値です。

xinguプレミアムアンチエイジングアイテムをつくるにあたって、「使用のハーブやその効果、ブレンドの仕方や活かし方、そして実際の化粧品の配合成分のレシピに至るまで、殆どが、この地域に住む心温かいブラジル人から、無償で提供して貰った」と話す、ビアー女史。その彼らたちの、「先祖代々伝わる貴重な伝統の知恵、そしてそれを隠すことなくオープンに教えてもらったという事実」に対して、xinguアイテムの利益の10%を還元する事を決定、実施しています。知恵という無形価値に対して、イコールとして支払う現実の貨幣という単位の価値。本当の尊厳と平等・・・これが出来なかったために、植民地も、奴隷制も、アメリカの原住民の殺戮etc・・・が起こったとして今までの世界史を考えたら、彼女がしていることって、新時代の始まりを意味する革命ではないでしょうか?そして革命の始まりは、かつて世界各地での搾取をスタートした本人と同じ、やはり“ヨーロッパ”から。。。皮肉な感じもしますが、ヨーロッパが近年環境・オーガニック・CSRをはじめとした分野で世界のリーダー的存在になっているのは、常に征服者としての歴史を歩んできたことと、実は深い関係があるように思います。

xinguプロジェクトから生まれたこの10%は、Caatingaと呼ばれる同地域の開発援助団体への寄付となるそうです。このCaatingaは、男子に比べて圧倒的に権利や価値が低いとされる女子の地位向上を目的に、教育の機会や医療の機関の充実などに取り組んでいます。同団体の啓蒙活動と、また具体的で建設的なクレジットなどの財政保護によって、典型的な伝統父系社会の中において、女性たちは自らの存在価値をみつけ、自尊心を持って、決して大きくはないけれども、活き活きと生きることが出来るようになっているそうです。

ゴーギャンのタヒチの楽園の絵画を思わせる、母と子↓。カシューナッツの実に似ていませんか?
c0156907_6455548.jpg

c0156907_745473.jpg

ちなみに、xinguという名前は、ブラジルの熱帯雨林の源泉ともいわれるxinguという、地域の原住民にとって、力強さと永遠の生殖能力を意味し、神聖として崇められている川の名前に由来しているとのことです。


~以上、xingu誕生物語、お楽しみいただけましたでしょうか?~

私はビアー女史を直接お会いしたことはないのですが、オーガニックコスメエステティシャンである私の友人は、彼女と一回、ドイツのオーガニック見本市(Bio Fach)で、すれ違ったことがあるそうです。いつも、真っ白なTシャツ一枚とか、淡いカーリーブロンドヘアとブルーの瞳に合う薄いグレーのセーター一枚とか、本当にシンプルなスタイルで有名なのだそうですが、辺りがかすんでしまうようなものすごい存在感を放っていたとのことです。・・・「シンプルなセーター一枚で放つ、圧倒的な存在感」。・・・いつになったらそんな風になれるか、一生なれないかもしれませんが、目指せたらなあと思います。

今回、このブログではxinguアイテムについて書かれた、サンタヴェルデのパンフレットから写真イメージを提供させていただきました。
c0156907_7153535.jpg

そう、こんなに素敵な写真を撮っていたメインフォトグラファーは、ビアー女史の夫である、クルト・ビアー(Kurt Beer)氏だったのです。2人は20年前、スペインでのオーガニック農場のスタートからずっと旅を共にし、クルト・ビアー氏は、時にザビーネ・ビアー女史と並んで、時にシャッター越しに、彼女をずっと見つめてきたんですね~。パートナーシップも素敵ですね。本当に憧れ♪
[PR]
by mikiogatawestberg | 2008-09-23 19:18 | 女性・Women・Frauen

韓国人の友人、ミラの帰国。

私がフランクフルトに住みはじめた7年前、転職先のドイツ銀行で知り合い、以後ずっと親交を深めていった、韓国人女性の友人ミラが、先日7年間のドイツ滞在を終え、ソウルに帰国しました。

7年前、周りはドイツ人ばかりで、お互いドイツ語もままならなかった中、部署は違ったのですが、共通の友人を通して出会ってからは、ランチの約束を頻繁にし、ヨーロッパの白人社会、しかも保守的なドイツ銀行でのキャリアアップを目指して、同じアジア人女性として、日々励ましあっていました。

・・・その後、私のいた部署は、同年に起こったニューヨーク世界貿易ビルのテロの影響を直に受け、縮小を余儀なくされ、新入りで、ドイツの会社でのサバイバルスキルなどの基本や立ち回りを身につけていなかった私は、大危機に陥ります。そんな私の状況とは裏腹に、ミラは、銀行全体がテロ関連で不穏だったにも関わらず、「今までのキャリア人生の中で、最高の上司に当たった!」というくらい、仕事が絶頂でした。

また同時期、私は妊娠していることも分かり、精神的にも身体的にも不安定になり、社内で転属なども試みるのですが、結局上手くいかず、銀行を退社する決意を固めます。
逃げていく友人、自分を守ることで一杯で、私の危機なんて全く無関心の人々、根拠のない気休めの言葉をかけてくる人ばかりの中、「まだ若いんだし、妊娠・出産の間にドイツ語を学んで、そのあとゆっくり就職を探せば十分じゃない?今は不況で雇用状況が酷いけど、景気が良くなると、仕事なんてすぐ見つかるよ」

・・・・・誰も言ってくれなかった、現実的で具体的なアイディアはもちろん、「仕事が上手くいかなかったことが、私のせいではなく、不況のせいだ」と100%言い切って、「私のパーソナリティーや能力とは、別問題」と、切り離してくれたことで、どれだけ精神的に救われたかを、今でも覚えています。それまでの私は、自分で変えることのできない環境によっての不運を、まるで自分が原因で導いたかのように思い、自己嫌悪感にさえ陥っていたのです。

また、そんな風に言い切るのは、他人事だからできるのでは決してなく、実際、このコメントは、彼女の実体験から来ていたのでした。かつて十数年前、イギリスのケンブリッジで、MBAを取得して、意気揚々とソウルに戻ってきた彼女に待っていたのは、当時韓国を襲ったアジア通貨危機。100以上の履歴書は全て送り返され、失業期間も経験したことを淡々と話してくれました。とびきり美人で、キャリアも完璧だと思っていた彼女でも、そんなことがあったんだ~と思ったものでした。

私が無事出産を終え、子育てに没頭している時期で、彼女が銀行でバリバリキャリアを積んでいるという、全く状況の違う中でも、友情は続きました。私が起業するアイディアを、真っ先にサポートしてくれたのも彼女。実は彼女は、銀行でのキャリアにこだわっているわけではなく、チャンスがあれば、ぜひビジネスを起こしてみたいとも考えていて、2人でアイディアを話しては、盛り上がっていました。

それから2~3年後、私たちに、また次の転機がやってきます。子供たちも全員幼稚園に行くようになり、小さく始めたビジネスも、大分安定に向かってきて、銀行退社以来、失っていた自分の可能性や能力に対する自信と信頼を、小さな成功体験の積み重ねで少しずつ取り戻してきた私。一方ミラは、ステディで結婚するのだろうと思っていた、長年付き合っていたドイツ人のボーイフレンドとの別れがあり、その後にすぐにできた別のボーイフレンドにも、裏切られてしまうという不幸が続き、更には銀行での順調なキャリアにも初めて陰りが見え、また激務と重なって、入院するほどに体を壊してしまいます。この間彼女は、精神的にも鬱に陥り、もうすぐ40歳に手が届くところなのに、結婚も子供もまだ・・・ということで、初めて自分の選んだ道は、正しかったのか?ドイツでのキャリア、ドイツにいることに意味があるのか?ということを真剣に考えたと、後で告白してくれました。

そんな時期でも彼女は決してめげずに、これは次のステップに移るべき時期と決断し、裏切られたボーイフレンドからの復縁・結婚話を蹴り、韓国へ帰ることを決意します。

なんとかベストの転職先を見つけるのに、また1年。かつてあれほど「今までのキャリア人生で、最高の上司」と自ら呼んでいた上司が彼女の転職活動を、権力を使って阻止しようとしたり、またそんな中で、何とか臨んだ面接でも、6次、7次面接で落とされてしまったり、苦難が続くのですが、決して諦めず、自分の可能性を信じる彼女は、今、世界中で急成長中の、某オーストラリア系の銀行のソウル支部トップ!というポジションを、最後に見事得たのでした!

この、「自分の可能性を高く見る。自分を高く売る」ことの大切さを、私に教えてくれたのも彼女でした。弱気になって、「私になんて出来ない・・・・。私なんてたいしたことのない人間だから」と、何かといえば自分を卑下してしまう“セルフイメージの低い私”に一言、「自分を卑下することは、絶対にしてはいけないよ」と、キッパリ叱ってくれた彼女。ここで私は、人生において初めて、自分を卑下することは、控えめとか、日本的な美徳などではなく、単なる「甘え」と「逃げ」という“言い訳”だということに、気づいたのでした。思えば、かつてまだ東京の外資系会社で働いていた時に、私をいつも支えてくれたのも、やはり別の韓国人の女性でした。彼女は、私が上司から昇給を言い渡されたときに、「自分のことのようにうれしい」と、私のために泣いてもくれたのですが(私は泣きませんでしたが)、その彼女がいつも私に勧告していたのが、「自分の弱さを決して見せちゃだめ。人はいつも弱い人を探して、いいカモにしようとしているんだから」ということ。私のバカ正直さと、世間知らずを戒めてくれたのですが、その後のフランクフルトのドイツ銀行での失敗は、私はその意味をしっかり理解できていなかったことを証明したかのような出来事になってしまいました。

・・・何が言いたかったのかというと、危機的状況に陥った時、仕事、それ以上に精神的成長において、いつも大きなメンターのように、私の生命力を鼓舞してくれたのは、なぜかいつも韓国人女性だったということなのです。そして共通しているのは、彼女たちは、ハングリーだけれども、同時に超がつくお嬢様でもあること。日本では、あくまで私の知る限りですが、お嬢様になるに従って、「就職することさえ許されず、すぐに結婚して家に入るべき」という教育を受けている傾向があると感じていたので、この日韓の差は、大きいと思います。本当に韓国では、お嬢様度合いが高くなるに従って、男性にも引けをとらないような、キャリアと稼ぎ力、精神力の強さを身に着けているように感じ、また親もそういう教育を進んで受けさせているのではないかと思います。

話が反れてしまいましたが、とにかく、大きなキャリアアップのチャンスを手にしての帰国の決意だったので、私は、ミラがドイツから去ってしまうのはとっても寂しかったものの、拍手で、全面賛成しました。

私の3人の子供たちにも沢山の愛情を持って、接してくれる彼女。実は私と彼女は、とても似たもの同士で、価値観がぴったりと重なるところが本当に多いのですが、ドイツ銀行でのスタート地点は一緒だった人生は、7年後の今では、すっかり違うものになってしまいました。お互い芯の部分は似ているからこそ、お互いが選んだ別々の人生に、まるで自分が選ばなかった自分自身の人生を見ているような慈しみを感じるのです。そして、人生なんて、独身を通すのも、結婚するのも、大企業でキャリアアップを目指すのも、起業するのも、子供を持たないのも、逆に3人子供を持つのも、実は、少しの差と偶然で、どうにも転ぶものなのではないか?とも思うのです。一見、アップやダウンのどちらかに見える、様々な人生の中の出来事自体には、幸せや不幸せ、成功や不成功はないことも実感します。私は、もし銀行での危機がなければ、一生起業することもなかったかもしれないし・・・。ミラの場合は、銀行での危機が、もし早く私のようにあれば、もしかしたら、ドイツに永住の道を選び、ソウルの外資系銀行トップのポジションはなかったかもしれない・・・。
過去のかもしれない・・・には、キリがないけれど、時は待ってくれず、私たちは瞬時の決断決断の上に、ただ自分だけの人生を歩んでいく・・・。そして2人の物語は、もちろんこれで終わりでなく、これからも続きます。

ちなみに、ミラを今回のトップのポジションに採用決定したのは、同オーストラリア系の銀行の本社から来た、オーストラリア人の男性。人に厳しいことで有名で、滅多に人に気持ちを許すことがないことで知られる男性だそうなのですが、ミラのことは、面接で一発で気に入り、「君に、私のコーチになってほしい」と、その場で即、頼んできた位のほど。彼女のコーチ力は、過去7年間に渡って、それと知らず、コーチされ、自信を取り戻し、精神的成長を遂げることが出来たこの私のお墨付き(笑)。「流石、鋭いわね!」と、彼を知りませんが、彼の人物を見る目に、この会社に投資してみようか、と思わず思ってしまったほどです。

ちなみに、このオーストラリア系の銀行は、現在ぐんぐんアジアで、知名度とステータスを上げていくという、旬で成長の著しい銀行です。韓国では、今の時点ではまだ、外資系というとアメリカ系の既に世界的に知られわたっているブランド銀行に人が集まる傾向があるとのことですが、今後は、ミラが積極的に広告塔となり、大学や就職説明セミナーなどで、若く優秀な人集めに一役買う役としても期待されているとのこと。7年ヨーロッパで頑張り、帰国して、外資系トップポジションに着いた美しい韓国人女性に、もともとキャリア志向が高く野心一杯、これからグローバルな就職や活躍を考える韓国人の若い女性は、大いに憧れ、身近なロールモデルにして、パワーアップ?!・・・更に私たち日本女性を引き離してしまっていくのでしょうか???

負けてられませんね~!

↓風を起こす、という意味の韓国のウチワ。風を自ら起こして、潔く生きていくのは、勇気が要るけど、カッコいいこと。
c0156907_855244.jpg

[PR]
by mikiogatawestberg | 2008-03-18 09:04 | 女性・Women・Frauen

男性のかたち、女性のかたち

中耳炎を患い中の息子は、今日はそれでも元気に幼稚園に行きましたが、今度は一番下の娘(2歳半)が、昨夜から熱を出し、家にいました。鼻水もすごいし、食欲もあまりなく、風邪のようです。そんな私も喉が痛くなってきて、なんだか家族中で風邪をひきそうな嫌な予感・・・。

日中は、娘は熱もなく(1日で治るかな・・・?と思っていると、大抵また、夕方くらいから熱が出てくるんですよね・・・。)、本やDVDにも飽きて退屈そう。風邪で本調子でなくても、狭いアパートにいると、エネルギーがこもってしまうようです。私も、自分の1日のプランも大きく狂ってしまうことで、イライラしてしまうのを避けるため、2人で徹底的に防寒して、近所へ散歩に行くことにしました。

ちょうど郵便局にも用事があったので寄ると、そこには娘のお気に入りのアート像。2歳半で、背丈が像の半分の高さにも満たない娘は、像の主の顔を見ることなく、下半身の周りをぐるんと一周して、像にタッチしただけで、ママとパパを言い当ててしまいました。

「こっちがママー!」
c0156907_3583838.jpg

c0156907_359361.jpg


「パパはこっち!」
c0156907_3593815.jpg

c0156907_3595759.jpg


そして、「当てたぞー!」という、自信満々の笑顔。

・・・絶句。
スカートとパンツ姿の違いで、ママ(女性)とパパ(男性)を識別したのでは?!とも思いましたが、私はプライベートも、ビジネスでも大抵、パンツルック。または、他の女性が、スカートをはいている姿を、幼稚園など色々なところで見ていて、それが、

女性=スカート
私のママ=女性

故に、「私のママ=スカート」と、論理学で導き出したのでしょうか・・・?!・・・そんな訳はないですね。。。

そろそろ、冬も終わりに近づき、もうすぐ春。少し本格的に、スイミングかウォーキングを取り入れたいなあと思っています。・・・時間を都合できるかが問題ですが、、、。

それにしても、アートって、“らしさ”を、最大限に表現する手段(直接的、間接的になど、テクニックはいろいろあると思いますが)だと思います。また、それに加えて、「一体、小さい子供は、どうやって人やモノを認知・認識しているのか?」という子供特有の視点や感覚も、アートに触れることで、もっと見えてくるのかもしれません。
[PR]
by mikiogatawestberg | 2008-02-13 04:07 | 女性・Women・Frauen

現在女性にとっての、アンジェリーナ・ジョリーの存在

イギリスで、世界で最も魅力的なママとして、アンジェリーナ・ジョリーが選ばれたそうです。

確か、世界で一番セクシーな女性としても、一位だったような・・・。

全て計算なのか、天性の勘なのか分かりませんが、彼女は、トップスターの座を築き、キープさせ、そして発展させていく能力が本当に高い女性だと思い、いつもすごいな~と尊敬し、発想や行動から、沢山学んでいます。

3人の子供を養子にできる財力と人生哲学、ブラッドピットを射止め、娘を自分自身でアフリカで出産し、誕生の家族写真をメディアに高値で売り、それを全部発展途上国の寄付金にしたり。NYやロスでなく、ニューオリンズに家を構えたり。。。かと思えば、この前ドイツの雑誌で取り上げられていましたが、家族全員で搭乗する一回の飛行代は日本円で500万円くらいだそうです。ふうっ。

彼女が現代女性のロールモデルだとすると、すごいことになると思います。美貌は更に磨かれつつ4人の子供のママ、リッチで有名な夫を持ち、親善大使などのチャリティー活動と、女優、やり手ビジネスウーマンの顔の両立。更に政治に関わり、世界を横断し、途上国に行きながらも、リッチなアメリカンドリーム的ライフスタイルは、堂々堪能し続ける等など・・。

そう簡単に真似できないからこそ崇拝されるのだと思いますが、美貌や男性の目からのセクシーさが、女性の魅力の殆どの基準だったマリリン・モンローの時代に比べたら、なんて、女性の可能性って無限なんだろう・・・!って、アンジェリーナ・ジョリーの存在は、現代の女性に「この時代に生まれたことは、大きなチャンスなんだ」と、気づかせてくれます。

彼女の存在を、プレッシャーでなく希望と取り、世界レベルで大きく考えることを忘れず、魅力を磨いていきたいものです!
[PR]
by mikiogatawestberg | 2007-12-05 17:56 | 女性・Women・Frauen