カテゴリ:教育・Edu・Erziehung( 13 )

サッカーボールの秘密

夜寝かしつける時に、息子が、

「ママー、サッカーって、いくつ面があるか知ってる?」

と聞くので、息子より早く寝入りそうな眠気眼な私は、

「えっ?サッカーフィールドは、一面で、4つ角があるでしょう、簡単でしょうが!」

と、疲れているのと、息子の算数レベルを見くびって(?!)いるのとで、答えたのですが・・・

「違うよ、サッカーボールのこと!」

と言って、また折角消した電気をつけて、今日、学校の課外授業として参加したキンダーウニ(Kinderuni:フランクフルトのゲーテ大学開催の子供向け講義)の参加証書と、サッカーボールの見取り図を得意げに見せてくれました。
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へーっ!なるほど、こんな風になってるのね~。もともと算数好きで、今もちろんサッカーにはまりまくっている息子にとっては(息子だけでなく、多くのドイツ人の男の子達もそうだと思いますが)、身近なテーマで、算数を学ぶというのは、とてもよいなあと思いました。講師は、小学校教諭でなくて、大学の数学者・教授・・・というところももちろんポイントです。

これだけ知識社会になって、誰でもやる気になれば、どんな情報でも自分だけの力で手に入れることが可能になった今、教育やビジネスでは、

「難しいこと、専門的なことを、どれだけ、簡単に、興味深く教えることが出来るか?伝えることが出来るか?」

ということが、更に大事になってきていると思います。・・・・・というか、その部分でしか、もう競争力を磨けない・・・というレベルにきているのかなと感じます。

子供たちも一流の先生、教授から講義を受けることが出来、向上心のある教授であれば、子供たちの視点や姿勢から学ぶことが多いことでしょう。こういう生産的なWinWinイベントや教育、交流方法が、もっと社会に増えて欲しいなあと思います。
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by mikiogatawestberg | 2011-09-15 20:34 | 教育・Edu・Erziehung

米国1位、韓国2位、日本4位・・・

今日の日経ビジネスで、衝撃的な記事を発見→「生活苦、教育費負担、就職難--これを苦に自殺する若者たち」・・・ちなみに、今日の私のブログタイトルは、国公立大学の授業料の国際順位。

今日本では、京都大学の入試カンニング問題で、議論が大きくなっていますよね。上記の記事でも書かれていますが、一つの象徴的な事件を通して、もう既に現在の生活・社会・経済状況と合わなくなってしまっている行き詰まった教育システムが、まるでコップ一杯に注がれ、表面張力も限界に達し、勢い良くこぼれ始めてしまったようなミルクのような感じで、外部からも、内部からも強制的な変化を求められているような気がします。戦争や革命の勃発が、いつも踏み切られるきっかけは、象徴的な個人的な事件から始まるように、、、今回の入試のカンニングの事件でも、これをきっかけに、日本でも根本的に教育について考える議論が大きく、深まればいいなと思っています。

色々な意見が出ていますが、私的には、警察に被害届を出した京都大学総長を非難した茂木健一郎氏、大学を出て実社会に出れば“カンニング”が常識、むしろ“カンニングしてはいけない”・・という常識を疑い、別の入試システムを考えるべき・・・と指摘した、大前研一氏に共感しました。国際的な権威として大活躍されているお二人は、カンニングはいけないと決めつけている社会、メディアの姿勢・報道にこそ、危機感を抱いていらっしゃる。実際のグローバル社会で生き抜いていくには、日本的な優等生・良い子では、もう既に競争力がない・・・ということは、私も痛いほど実感してるし、これからの若い世代、今の大学生や、私の子供たち世代になったら、それが、痛いどころか、命取りになってくる世の中になることは必然として見えています。

・・・反面、実際の経済界と教育界ほど、距離が離れている世界はなく、これは私は、先進国においては20世紀的な男女の役割分担の負の遺産だと思っていますが、両性動物的にどちらにも、半端に足を突っ込んでいる私は、どちらかというと、現行の教育界で異分子母親扱いされ、拒絶されたり、理解されなかったりすることが多く、それによって子供たちも実際にチャンスを失ってしまうことも多いので、ジレンマに陥ります。これは、本当に痛い。

国際人教育や、バイリンガル・トライリンガル教育、日本だけでなく、ヨーロッパの先進国でもまだ全然進んでいない領域だと思います。私も日々試行錯誤、沢山の失敗を繰り返して、自己嫌悪に陥ることも多いですが、文化のハザマにいるからこそ見える視点や、意見は、これからの教育を考える上で、必ず必要であるとも自負しているので、機会ある毎に、率直に意見を述べることにしています。新しい時代に導くのは、いつもアウトサイダー&マイノリティー!細く、長く、孤独な道のりではありますが・・・。

のんびりドイツでも(教育費は殆どタダ、幼児受験教育はないし、幼稚園は殆どお遊び)、教育に関する興味や論議が、世相を反映してか、ここ増えてきています。
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・・・それでも、アメリカ、韓国、日本、他アジア諸国・・・などの比じゃあありませんけどね・・・。ドイツ人は、「最近の子供たちは、勉強や習い事で、ゆっくり休む暇もない!」と、自分たちの子供時代と比べて、ドイツの子供たちの生活を憂えていますが、日本で育ち、昨今の他の先進国の教育と就職の熾烈さを知っていると、ドイツは本当に甘いなあ・・・と感じます。それでもドイツでも、実社会に入ると、キャリアもプライベートも、いきなりプレッシャーと規制が厳しくなるんですけどね・・。いずれにせよ、個人主義と思い込み、自由に進学や就職や結婚など選択しているように感じている私たちが、実際はどれほど社会の規制・システムの中で飼われている存在なのか・・・国際社会比較をすると、現実の姿が明瞭に見えてきます。
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by mikiogatawestberg | 2011-03-10 16:46 | 教育・Edu・Erziehung

12月の手習い

六十の手習い・・・をもじって、今日は“12月の手習い”のお話です。誕生日が近いせいか、このテーマと題を思いついたのかもしれません?!

まずは、息子の日本語&ドイツ語、発見の話題から。

「日本語の「し」「シ」は、ドイツ語の「schi」(*「シ」と発音)に比べると、チョー簡単♪」
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またまた、いつものように、

「漢字って、難しいね~」

と話しながら、宿題を一緒にやっていた時の、彼の気づきでした。

確かに、「Geschichte(“話”という意味のドイツ語単語)」、「Schinken(”ハム”という意味のドイツ語単語)」のように、ドイツ語は、英語つづりの「shi」の、「s」と「h」の間に、更に「c」を挟むのです。・・・効率が悪いというか、長ったらしいというか、ただでさえ長すぎるドイツ語の単語を、やたらもっと長くするためというか・・・・・合理思考のドイツ人らしからぬ一面という気がします。(・・・未来のドイツ語改訂で、「不合理」、「ドイツ語の国際化」などの理由がついて、英語の「shi」つづりに決定する可能性も、十分あるのではないかとみていますが・・・)

このドイツ語の面倒くささを発見した息子は、「ドイツ語の複雑さは、以外にも、漢字に勝ってるのかも?!」「日本語は、思われてるほど、難しくないよ!」・・・といった矛盾する感情の中で、母も気づかなかった面白比較を、自分で紙に書いて、日本語で説明したということで、誇らしげでした。息子は、話す能力は依然弱いのですが、日本人的に(?!)、日本語の書きと読みは、かなり最近上達が見られます。

・・・親ばかも少し入って、彼は12月の手習いは、特に不要♪このまま、続けて、日本語を何とか頑張って欲しい~という思い。

さてさて、私の12月の手習いは、これ↓です。
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ピアノのドイツ語バージョンの音よみ。インターナショナルな(?)ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・・・・で、十分通せるとたかをくくっていたのですが、ドイツでは、アルファベットで、「ド」は、「C」からはじまるのだそうです。子供たちのピアノの練習のサポートをするのに、覚えなくてはならなそうです。・・・記憶力が恐ろしく低下してるので、これって、どうやって覚えていったらよいのかーちょっとノーアイディア状態なのですが、なんだか、シニア用のドリルを思い起こさせるような課題で、普段使ってない脳の部分が鍛えられそうです。・・・でも、どなたか、ドイツのドレミ読みの覚え方で、良いアドバイスがありましたら、ぜひぜひお願いします♪

最後に、長女が見せてくれた、キンダー・ウニ(Kinder Uni【子供大学】)のパスポート。
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フランクフルトの伝統あるゲーテ大学が、子供用に講義を開講していて、娘の通うモンテッソーリの小学校のクラスでも、既に2講義を受けに、皆で大学のキャンパスに通ったのだそうです。1回目の特別講義は、「皆に、十分な水~」という題で、水なしにはケーキもソーセージも作れない(存在しない)ということを学び、2回目は、「どうして、フランクフルトのライン川では、沢山のローマ時代の硬貨が見つかるのか?」というテーマ。それぞれ、参加スタンプが捺され、また、どちらも本物の一流のドイツ人プロフェッサーによる講義です。
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勉強好きな母は、自分でも参加したくなります。純粋に学びだけに、集中できるってどんなに素敵なことか・・・他の沢山の雑事をこなさなきゃいけなくなった大人になると、気づくのですよね~。勉強しか(!)してはいけない、子供たちや若者たちは、なかなかこれに気づけません(それも、もちろん納得。)

アカデミックに強いドイツらしい、良いプロジェクトだと思います♪

参考URL:Kinder-Uni Frankfurt
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by mikiogatawestberg | 2010-12-02 03:14 | 教育・Edu・Erziehung

モバイル学校

モバイル学校・・・といっても、携帯電話の学校ではありません!!

モバイル=移動式学校、という意味です。

2年ほど前にもブログでご紹介した、巡業サーカスクレーマニーが、またまた、ご近所に来ています。

明日から数日間の公演のため、数日前から、テントなどを川沿いに準備。
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大掛かりな大移動で、大きなトラック、テント、すでにサーカスに出演の動物たちも外に出ていて、ご飯を食べています。周りはぷんぷんと、もう動物たちの臭いで一杯。
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前のブログ記事を読んでいただけたら分かりますが、改善(KAIZEN)感覚ゼロ、どうしてまだ集客可能なのか???なサーカス団なのですが、あれから2年間、まだ巡業を続けてるんですね・・・。
ポスターを見ても、内容や出演者が変わった様子もまったくない・・・
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一番気になっていた、サーカス団の子供たちの通う学校ですが、、、これが、移動式学校の車!
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"Schule fuer Kinder Beruflich Reisender/仕事で旅行(移動)中の子供のための学校"

・・・ちゃんとあるんですね、こういうシステムが!!・・・2年前はこの車を見かけなかったので、サーカス団の子供たちの学校のことが心配だったのでした。

・・・でも、残念ながら明日からスタートのこのサーカスは、もう2度と足を運ぶことがないと思います・・・・
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by mikiogatawestberg | 2010-04-22 18:58 | 教育・Edu・Erziehung

中国語が、外国語メリーゴーランドを更に充実させる

ドイツは、

「殆どの公立小学校が、午前中だけで授業が終わりで、お弁当やランチもなく、家に帰ってきた子供たちの昼食を準備し、午後は宿題を一緒にする」

という、主婦である女性・母親の負担が非常に多い国なのです。なので、専業主婦率がとても高いし、子供を持ったらキャリアをあきらめなくてはいけない・・・と状況をおそれ、結婚や子供を持つことを避け、キャリアのみに集中する女性も多く、バランスが全く取れていないのが実情。

以前のブログなどでも紹介しましたが、出生率はどんどんさがり、また常にライバルであるフランスが、出生率2.0以上を達成し、また保育園が充実、女性の社会進出と男性の育児参加政策に見事成功していることから、ここ数年、基本的にスローなお国柄にも関わらず、いろいろなところで、大きな改革が実施されて来ています。

例えば、3人の子供を持ち、出産後も3年の育児休暇など望むことは不可能な会社経営者の私は、最初から全日子供を見てもらえる、私立の非常に高額な幼稚園と小学校を選ばざるを得なかった・・・(もちろん、モンテッソーリ教育のメソッド自体に強く説得されたという別の側面もありましたが)、教育費にかけている金額は、教育は全てタダと思っている(ドイツでは学校は、全て無料。大学でさえも、数年前まで無料で、現在有料化された部分もあっても、日本やアメリカの学費の比じゃありません!)ドイツ人にとっては衝撃的な数字だと思います。実際、がんばって仕事をしても、自分のため、余暇や旅行に費やしたりするお金は殆ど残らないのが現状。・・・まあそれでも私は仕事を続けたいし、それで幸せだし、また子供たちにも良い教育を受けさせてあげていることができる・・・という実感でがんばってきたのですが・・・

でも、最近は、ドイツの公立の小学校でも、私立に負けない、学校自体の魅力を増そうと、また段々と増加している産後の女性の社会・ビジネス再進出のため、午後までの学校システムが強く要望されている背景を組んで、色々と工夫をしてきています。

例えば、私の子供たちの通う学校と同じ地域内にあるドイツの公立小学校での試みについて、今日のフランクフルト新聞の記事↓
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「ヘッセン州で、はじめて&唯一の公立小学校として、小学校一年生から、英語に加えて、フランス語、スペイン語、イタリア語、ギリシャ語、そして今年2010年からは、中国語を選んで勉強することが出来ることになった」

という記事でした。この学校では、他の小学校では英語で「グットモーニング~♪」とはじまるところ、朝の挨拶は、「ニーハオ」なのだそうです。

かなり革新的な試みで、素晴らしいと思いますが、公立小学校とはいえ、この学校のある地域は、フランクフルトの住宅でも一番高級エリアなので、教育に意識の高い人々が住んでいます。世界的な銀行に勤めているバンカーやマネージャーなども多いので、特に国際化、言語教育に重点を置いている保護者が多く、保護者会などでも、声が上がってのことだったのでしょう。

これが、全てタダっていうところもすごいなあと思います。うちの子供たちが通う私立の学校では、何年も前から、スペイン語や中国語を学ぶことが出来ましたが、このような公立学校が近所に増えてくると、学費の異常なほどの大差を埋める別のメリットを探し出していかなければなりません。

・・・実際、この私立学校から、同公立学校に子供を転校させ、

「カリキュラムも、先生も、子供たちも、午後のアクティビティーも、全然劣らず、大満足よ!まず、学費の違いが大きすぎるからね~」

とすっきりして語るママ友達も続出しています。

・・・この流れ、国際的で高級エリアを震源地として、ドイツでこれからどんどん広がっていく傾向に間違いはないと思います。

ちなみに、この新聞記事のタイトルは、ブログのタイトルにもしましたが、

「chinesisch bereichert das Sparachenkarussell/中国語が、外国語メリーゴーランドを更に充実させる」

という、なんとも良い表現です。たくさんの馬や馬車がぐるぐる回るメリーゴーランド。「列で順番を待って、自分の番になった子供たちは、その中で一番お気に入りの馬(言語)を見つけて乗る」というのと、外国語選択についてをかけている訳です。・・・席(馬)は限りがあって、早い者勝ち!という側面も似ていますね。

今日ちょうど、英会話のジオスが破産申告をしたという記事を読みました。

私が日本にいた頃のNOVAやジオスの、

「広告代理店に莫大なお金を払い、派手な新聞・テレビ広告し、とりあえず見た目OKで、日本で簡単にお金を稼ぎたい外国人を講師とする」

という、マス型で大雑把なモデルが、もう利かない、完全従来型になってしまった・・・という事実を浮き彫りにしていると思います。

これからは、地味でも質を重視した、実力のある語学学校が栄えてくるのではないでしょうか?そして、言語は、本当に英語だけではないです。英語だけ得意でも生きていけません。むしろ英語は当然、その上で、他の言語(文化や視点)をどれだけ知っているか?その知識を自分の中で、繋いで、比較して、新しい考えや視点を生み出すことが出来るか?・・・これが重要になってくると思います。そういう意味では、英語以外の外国語も、言語が出来る、発音がいい、上手い、だけでも意味が全然ないのです。言語学者にならない限り、私はむしろ発音や語彙などは、ある程度あれば十分だと思います。大事なのは、

「言語の奥にある、その国の文化や伝統、人々の考え方、価値観などの“視点”を自分のものにすること」

だと思っています。その国について、言語も含め、自分の出身の国と同じくらいの知識と知恵を得ることが出来た時、はじめて、少し多角的な視点が身についた・・・と言えるのではないでしょうか?

いずれにしても1人の人間が、人間の一生という短い時間の中で、何カ国の視点を得られることは、時間的にはまず無理です。なのでむしろ、数よりも質。例えば私だったら、これからも“ドイツ”を極めたいと思ってますし、それによって、自分の発信する情報の質に深みが出て、他の国のエキスパートと、高レベルな情報・経験効果が可能だと思うからです。

多様な視点を得つつ、専門性を深める。

ビジネス全般においてもそうではないでしょうか。
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by mikiogatawestberg | 2010-04-21 16:48 | 教育・Edu・Erziehung

日本語補習校・幼稚部卒業式

気づけば、もう3月半ば。日本の暦では、卒業シーズンですね。

息子の通う、ドイツのフランクフルトの日本語補習校でも、昨日土曜日に、幼稚部の卒業式があり、めでたく幼稚園を卒業しました。4月からは、小学校一年生。学校に通うのは週に一回の土曜日だけですが、補習校では、日本の小学生と同じ教科書を使って勉強します。補習校に通う子供たちは、ウィークデイは皆、ドイツの現地校や英語のインターナショナルに通っているので、6,7歳にして、小さいながらも二束のわらじをはいて、システムも教育の考え方もカリキュラムも、そしてもちろん、言葉も全然違う勉強に励んでいるのです。

卒業式は、日本人学校の広い体育館にて。日独の国旗両方が飾られ、正装したたくさんの父兄と先生方で、すっかり、厳かなムード一杯です。
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一人ひとり名前が呼ばれ、元気良く返事をして、卒業証書が授与されました。

その後は、卒業生の子供たち一人ひとりにマイクが廻って、自分の名前を言った後、「一年生になったら、何をしたいか?」について話します。

うちの息子は、「ピアノを弾きたい」でしたが、他には「漢字をがんばりたい」とか、「剣道を習いたい」・・・とかが、多かったでしょうか・・?多くが日独のハーフの子達なので、日本語の発音も、既に外国人訛りになってしまっている子も多いのですが(うちの子も含めて・・・汗)、それでも、緊張しながらも、皆、上手に堂々と言うことが出来ていて、すごいと思いました。
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by mikiogatawestberg | 2010-03-14 18:08 | 教育・Edu・Erziehung

森の幼稚園

イースター休暇、幼稚園・小学校の新学期、娘の誕生会、息子の日本語補習校スタート、そして仕事でのあれこれなどで、バタバタが続き、気づいたらもう新緑の季節です。ブログの更新が、またまた滞ってしまいました。。。

イースター休暇で、義父母の住むハノーファー郊外に滞在中、前から興味を持っていた「森の幼稚園」を、家族で森のお散歩がてら、訪ねてきました。

木漏れ日が気持ちよく、若々しい草木の香りを楽しみ、森林浴をしながら歩いていくと、左手に森の幼稚園が、見えて来ました↓
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この日は日曜日で幼稚園は閉まっていて、辺りは静かでしたが、近くでは女の子2人が、高い木に吊るされたブランコで遊んでいます。
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幼稚園正面。緑色の木文字看板で、幼稚園の名前が「DEISTER ZWERG/ダイスターの小人(こびと)」とあります。
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ダイスターとは、この辺りを囲んでる山の名前で、オーガニックコスメブランドの「ラヴェーラ」の本社も、このダイスター山のふもとにあり、「美味しい空気と自然環境が、コスメの製造に最適!」とPRされているほど、確かに空気は澄んでいて、景色も美しくのどかな土地です。
幼稚園左側側面↓写真左側の、昔の電話ボックスのようなものは、トイレです。
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反対側には、雨水を溜めるタンク↓
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ガラス越しに教室を覗いてみると・・・。こじんまりと小さい部屋に小さい机と椅子が並び、テーブルは、イースターのデコレーションがされていました↓
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部屋もとても小さいし、きっと8~10人位のかなりの小規模な幼稚園なのだろうな・・・と思ったのですが、掲示板のところに貼ってある子供たちの写真や様子を見ると、最低15人くらいの子どもたちはいそうな感じです↓
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食堂&様々なアクティビティーのための、野外教室。椅子は丸太↓
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調理場(キッチン)↓「これ、一体何~?」と、都会&モンテッソーリ学校の息子は???顔。
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晴れの日も雨の日も、春の日も、夏の日も、秋の日も、冬の日も、毎日森の中に通ってくる子供たちは、取り囲まれている木々や空、鳥、小動物たちの活動や変化、自然のリズムを、敏感に、5感と全身で感じ取り、そして感性を研ぎ澄ましていくことでしょう。是非を問う議論はもちろんありますが、毎日、鉄筋・石造りの室内幼稚園に通っている子どもたちと、感性やその後の人間形成・世界観に大きな違いが出てくることは、まず確かだと思います。

シュタイナーや、モンテッソーリもそうですが、この「森の幼稚園」も、ドイツでは、いわゆる「オルタナティブ系の教育メソッド・施設」という理解がされていますが、全く普通の人と考えが違ったり、変わり者の家庭の子どもたちだけ・・・ということはありません。現に聞いてみると、この森の幼稚園にも、家がこの山から近い、ごく普通の家庭の子達が通っているとのこと。掲示板などの写真を見ても分かるように、ドイツの他の幼稚園もですが、親たちが、かなりアクティブに、幼稚園の活動内容や運営にかかわっている印象でした。

場所も、山の中にあるといっても、辺鄙なところに、孤立している・・・というわけではなく、、、、、

幼稚園正面から、まっすぐなだらかな斜面を150m位、下りていくと、賑やかなドイツ料理レストランと沢山の車を発見。「おなか空いたー」と、駆けつける子どもたち↓
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年配の方が目立っていましたが・・・。近隣の人や、ハノーファーや他の都市からも、森の散策やリラックスに来ている訪問客で、ちょっとした観光地のような感じでした。緑と初夏の太陽の光に包まれて飲むドイツビールは、とっても美味しい♪のです。
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by mikiogatawestberg | 2009-04-30 07:51 | 教育・Edu・Erziehung

ご入学用お楽しみ袋(Schultuete)

明日、数週間にわたった義父母との夏休みを終えた息子が、フランクフルトに帰ってくるので、主人と娘二人とで、急いで土曜日のショッピングモールに行って来ました。

今日のお買い物の目的は、これ↓「Schule macht Spass!(学校は楽しい!)」
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人気のキャラクター柄の厚紙で出来た、トンガリ帽子!?・・・これ、ドイツでは、Schultuete(直訳は“学校バック”ですが、意味合い上“ご入学用お楽しみ袋”と訳させていただきます)といって、小学校に入学する子供たちが、入学式の日に両親から貰うプレゼントなのです。サプライズということなので、息子が明日帰ってくるまでに購入しておかなくては!と、急いでいた訳です。

男の子用のコーナーで、真剣にお選び中の長女↓
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ちなみに写真背後の、カラフルなリュックサックは、ドイツの子供たちの通学用ランドセル。カクカクしていてプラスチック・ビニールで出来ているのですが、日本で本皮のランドセルで育ってきた私としては、環境先進国・革製品の伝統国のドイツが、どうしてランドセルだけ、こんな合成でチープな感じのものなんだろう・・・と、今はすっかり見慣れてしまいましたが、ドイツに来た当初は不思議でなりませんでした(デザインとか柄は、カラフルで確かに可愛いですが)。・・・日本のランドセルって、ヨーロッパ由来ではきっとないのでしょうね。純・日本的なプロダクトなのでしょうか???皮モノ大好きなドイツ人が、日本の子供たちのランドセルを見たら、どう思うんでしょう??・・・いかに人間って、別のモノ(異文化)に触れずにいる限りは、いつも目にしているものを自然に、「当然、そういうもの」と思いながら、過ごしているのだなあということを、日独ランドセル比較を通して思ってしまいます。

・・・まあ、それはよいとして、トンガリ帽子は、青色の恐竜柄に決定!次に、中に入れるプレゼント選びをします。熟考中の長女↓
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お兄ちゃん用のものでなく、自分のプレゼント選びとすっかり勘違いして、気に入ったものを次々持ってくる次女↓
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結局文房具は、トンガリ帽子の恐竜柄のシリーズのペンケースや文具セット、それから店員さんのお勧めで、子供用の万年筆を購入することに。。。ドイツの小学校では、万年筆で字を書く練習があるそうで、そのため子供用のかわいらしい万年筆が沢山ありました。

あとは、空いているスペースに、お菓子を詰めます。

お菓子コーナーでの長女&次女↓
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なんだか、すっかり目つき(手つき)が怪しくなってきたので・・・
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手遅れになる前に、今日はここでストップ。お菓子は、後日私が一人で調達することに決めました。(誘惑だらけのこのコーナーから、離れさせるのにも大苦労でした!!)

でも、大丈夫。ちゃんと、今日のお兄ちゃん用のお買い物に付き合ってくれたので、彼女たちにもご褒美を用意する予定です。

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↑トンガリ帽子売り場に、大きなトンガリ帽子に紛れて並んでいた、小さなトンガリ帽子たち。これは、入学する子供の姉弟用だそうです。しっかり2つ、2人に気づかれないようにしながら購入しました♪
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by mikiogatawestberg | 2008-07-27 06:53 | 教育・Edu・Erziehung

プライベート水泳レッスン後編・スパゲッティ作り

4日間のプライベート水泳レッスン、次の日は、インストラクターが変わって、場所は息子通常も通っているケーニヒシュタイン(Koenigstein:フランクフルト郊外)の施設。

この水泳教室のオーナー経営者の奥様でもある彼女は、ベテランで、ちょっと厳しい気味。でも、流石はこの道のプロ、小さな子供たちを飽きさせずに、上手に自然に泳ぎを教えていくところには、とても感心しました。

例えば、レッスン内の、このスパゲッティ作り競争↓
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スパゲティのようなカラフルな補助浮き輪を、向こう岸に運んでいって、スパゲッティを作ろうというアイディアです。

次女は、こんな風に・・・↓
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息子は背泳ぎして頑張って、一本ずつ運びます↓
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スパゲッティが茹で上がりました!この後は、小さい赤いボール(トマトソース)や黄色いボール(パルメザンチーズ)を運んで、完成♪
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水泳でも何でも、ドイツではspielerisch(遊びのように、戯れながら)に物事を学ぶことを大事にしています。具体から抽象へということ、体験することを重視しているというのは、シュタイナーの思想やモンテッソーリメソッドにも通じますが、ドイツでは特に、シュタイナーとかモンテッソーリなどを謳っていない幼稚園や色々な習い事でも、これらの精神が貫かれていると感じることが多いです。

大人が一方的に子供に答えを教える・・・という、一方方向で権威的な学びの形ではなくて、大人も、どうしたら子供の興味ややる気を引き出せるかと、一生懸命頭をひねらせなくてはならない・・・という意味で、真剣勝負になるし、気を抜けないのです。少し長く生きているからって、それだけでえばる事は出来ない。むしろ、子供の視点から、沢山の発見を得ることが大事。私的にも、とても惹かれる学び手法です♪

ちなみに本日のプール会場も、クリニックと併設。プール内から外を覗くと、遠目に、車椅子を押された女性と、面会の家族が。。。
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・・・以前に、息子だけの水泳教室の際、外で長女と次女といた時に1回話したことがある家族でした。車椅子に座っているのは、まだ50代にも満たないくらいの東南アジア系の女性。その横に彼女の親戚か娘。そして車椅子を押しているのが、おそらく彼女のパートナーである、年配のドイツ人男性。20歳も30歳も年が離れたドイツ人男性とタイなどをはじめとした国の女性の国際結婚はドイツにとても多いのですが、このように、若い妻が先に病気になってしまうパターンもあるのだなあ・・・と、なぜかショックを受けた光景でした。
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by mikiogatawestberg | 2008-07-07 05:55 | 教育・Edu・Erziehung

プライベート水泳レッスン前編・老人と子供

幼稚園も学校も夏休みで、家族で両親のどちらかの出身国に里帰りしたり、長期旅行に行ったり、ビーチリゾートに入ったりしている友人が多いのですが、我が家では家族全員の予定やタイミングが中々合わずに、また私の夏の日本帰国も叶わず、、、。でも、折角だから、子供たちに何かしてあげたい・・・ということで、

「特別プライベート水泳レッスン・集中4日間」

を、夫が企画・アレンジ。いつもは子供たちで一杯の水泳教室も、夏休み期間はがらんがらん。そこを直接交渉し、なんとプールを貸し切り、「インストラクター+我が家の3人の子供たちオンリー」というレッスンを、特別に設けてもらったのです。水泳を最近習い始めたばかりで、しかも年齢は、5歳、4歳、2歳と、それぞれレベルも違うので、夫がアシスタントとして、インストラクターをサポートするというのが条件でした。私はカメラ&外部監視・サポート役。

フラフープを使っての準備・ジャンプ体操↓
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ビート板キック↓
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背泳練習↓
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滑り台↓
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浅いところで、ゴーグルをかけてもぐる練習↓
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最初は、次女が勝手に滑り台から危ないジャンプをしてしまったり、子供の動きもバラバラでどうなることやら、、、でしたが、若い女性のインストラクターはとても手際よく、またやる気一杯にレッスンをしてくれたおかげで、あっという間の一時間でした。

ちなみにこの水泳教室、フランクフルトとその郊外の色々な施設で、日ごとに場所が変わるのですが、なぜかいつもプールは、クリニック(病院)に併設されているのです。

今日の教室は、Bad Hombourg(バードホンブルグ:フランクフルト郊外)にあるクリニック内↓
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一階は、病室(Station4)、一般用プール&水泳教室(Bewegungsbad)、ジムルーム(Gymnastikraum)、スポーツホール(Sporthalle)、セラピールーム(Phy.Theapie)といったようになっています↓
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生命力溢れ、元気一杯に駆け回る子供たちの姿と、車椅子に座って窓の外をじっと見つめている老人たちの姿のコントラストを見ると、人間のはかなく短い一生について考えてしまいます。またこの施設では、子供と老人が主役であり、いわゆる普通の社会生活での主役である若者・中年層が、子供を水泳教室につれてくる私たちのような親だったり、実・義父母を訪ねる子供たちであったりと、入れ替わっているところも興味深いところです

また、クリニック入り口傍には、こんな標識が↓
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「Waldweg zur Stadt(街へ続く、山道)」。ここは少し丘を上がったところにあるのですが、山道がハイキングコースのようになっていて、森林浴をしながらお散歩がてらに街の中心に出ることが出来るのです。・・・

山(子供・老人)と、街(若者・中年)とは、細い山道で繋がっている・・・?なんとも現代社会の模像のようですが、もうすこし接点の大きい共存の社会構造をつくれたら、人々の視点がずっと広がり、お互いもっと豊かに生きることが出来る可能性があるのに・・・と、思いました。
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by mikiogatawestberg | 2008-07-07 04:46 | 教育・Edu・Erziehung