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数年ぶりのビビンバ

急に辛~い!ものが食べたくなって、子供たちが今まだイースター休暇中で、義父母のところにいることもあり、主人と、最近できた近所の韓国レストランにランチを食べに行ってきました。
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ピソン(PI SON)という名のレストランで、二階はホテルになっています。2ヶ月前くらいにオープンしたのですが、以前は中華レストランで、やはり二階はホテルになっていました。
狙いの客層は、近所に住むドイツ人というより、フランクフルトの見本市などにやってくる、韓国からのビジネスマン。韓国人のオーナーと、韓国料理、アットホームなホテル部屋で、言葉にも食べ物にも不自由なく、滞在期間を過ごせるのです。
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久々のビビンバは、大変美味でした!主人は、大好物のキムチとご飯、麺をオーダーして、こちらも満足。

日曜日のお昼も終わりの時間帯で、日本人女性とドイツ人男性の組み合わせが目を引いたのか、オーナーの韓国人の男性は、私たちのテーブルに近づいてきて、なぜだかドイツに来てから32年に渡る彼の人生よもやま話をスタート。

実は、昨年までずっと、フランクフルト市内の病院で働いていて、起業したのは、なんと56歳になってから!ということでした。いつも沢山の死と向き合ってきていて、疲れを感じてしまったのと、これから自分も老いていくということで、きっと、もっと楽しいだろう・・・とレストラン・ホテル業にチャレンジしたということだそうです。60歳過ぎで起業した、ケンタッキーのカーネルおじさんをふと思い出しました。人生、思い立った日が、吉日なのですね~。

現在結婚20年のポーランド人の奥さんとは、勤務していた病院で知り合い、奥さんは今でもまだ、病院でバリバリに働いているのだそうです。実は彼は、亭主関白ができるという理由で、なんとしても韓国女性と結婚したかったそうなのですが、中々相手が見つからずに、たまたまデートしたこのポーランド人の女性と、(彼曰く)一回だけベットを共にし、見事娘さんを授かった(てしまった)といういきさつも、笑って語っていました。最初は、この女性が妊娠していると言っても、「まさか、一回で・・・」と、お金などを目的に騙されているのではないかと思い(確かに、20年前はDNAテストもなかったですからね・・・)、赤ちゃんが生まれても、自分の子供と認めずに病院に行かなかったのだそうです。でも、彼らの共通の友人が、産院に奥さんと赤ちゃんを訪ねると、赤ちゃんの顔は、この韓国人の男性そのもの!・・・それを聞きつけた彼は、病院に駆けつけ、赤ちゃんが、役所に引き取られる直前で、「父親」のサインをしたということでした。

「やっぱり、ヨーロッパの文化とアジアの文化はぜんぜん違うからね~。最初は、結婚生活も苦労したよー」・・・・・でも、そう語る顔はとても幸せそう。

そしてなんと、娘さんを授かって10年後に、奥様がまた、予期せず妊娠!!!しかも今度は、双子の女の子だったということ。「全くね~」と、いいながら、やっぱり幸せそうでした。

人生、思いもよらないサプライズがありながら、笑って人に語れるような、オプティミズムと明るさっていいな~と、幸せそうなおじさんの話を聞いて思うのでした。

フランクフルト市内にお住まいの方、また日本から見本市訪問などで、フランクフルトにお越しになる方、アットホームな韓国料理が恋しくなったら、お勧めです♪

PI SON
住所Ginnheimer Landstr.183
60431 Frankfurt/Main
Germany
電話:49-69-951 127 50
開店時間:火~日 12:00-14:30,18:00-22:30 月 閉店
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by mikiogatawestberg | 2008-03-31 04:20 | 生活・Life・Leben

アラーキー、ホクサイに出会う

今回のイースター休暇の、ハノーファーの義父母の家での出来事。

「MIKIー。今月初め、日本の絵画・写真アート展に行って来たのよー」と、義父母が見せてきたのは、これ↓
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タイトルは“アラーキー、ホクサイに出会う”

ドイツに来て1~2年目だったら、ひるんでいるかもしれませんが(皆さん、ひるみましたか~?!)、ドイツ7年キャリアの私は、

「上手なマーケティングだな~」と、単に心から、感心。

アートの大御所ヨーロッパでは、その昔、印象派などの一流の画家が、浮世絵や風景画をはじめとした日本の絵画に影響を受けた時代から、日本に対するイメージは、現代も、実はあんまり変化していません。本当に一般的なイメージはまだ、フジヤマ、ゲイシャ、チョウチョウフジン、ホクサイ止まり。。。(悲・・・)
極東の神秘の国というエキゾチックな魅力と、ヨーロッパの一流の画家たちが直接的な強い影響を受けたということもあり、高尚趣味を自認する、ヨーロッパの中高年インテリ層を中心に、未だ興味を惹きつけています。

そして、ホクサイに並ぶ、ヨーロッパ人にとっての現代版エキゾチックは、アラーキーの写真アート!エキゾチックは、幻想やファンタジーを呼び起こし(→特に男性に!)、エロティシズムとも繋がっていくので、“西洋にはない、女性の性を捉えた斬新なアート”として、私たち日本人よりも(!)、ヨーロッパ人に、しっくりくるのです。

今回の、ホクサイに出会う!という新しい試みの前にも、もう既に10年くらい前から、アラーキーの写真アートは、単独でドイツで大成功を収めています。ドイツの各地で大きな展覧会が行われ、雑誌掲載なども沢山。ブログ冒頭で、私もドイツ在住1、2年目くらいだったらひるんでしまうかも・・・とお話しましたが、実際その昔(10年位前)、その頃遠距離で付き合っていた今の主人を訪ねに、ドイツに遊びに来ていた頃、主人の友達などに会ったときに、雑誌に大きく掲載されたアラーキーの女性ヌード写真(しかも、その中でもとても過激なものがなぜか選ばれている・・・)を突きつけられ、「ね~。MIKIってこの国から来たんでしょう」と、にんまりして言われ(今考えれば、これ、完全セクハラですね。)、とても恥ずかしく、悔しくもなっていたのを思い出しました・・。若かったー(笑)。

それはいいとして、とにかくもう10年くらいほぼ毎年、ドイツのどこかしらの都市で展覧会をやっていたので、そろそろドイツ人ももう、見飽きた感と、最初の頃のショーゲキ感が薄らいできたのでしょう。

そして今回のホクサイとのコラボ。

アラーキーの写真には、最初はかなり引き気味だった義母も、ホクサイとアラーキーが並んだことで、なぜだかアートとして認めている感じ。・・・もちろん、彼女もアラーキーはここ10年、見過ぎていて、感覚が麻痺してきたというのもあると思いますが。。。

ドイツでは、私のこの義父母に代表されるように、とても多くの中高年の夫婦が、美術館や展覧会を頻繁に訪れます。彼らにとっては、レストランに食事に行くという感覚と頻度で、絵画やオペラやバレエ、クラシックコンサートなどの芸術に触れているという感じがします。

この、アラーキーとホクサイというコラボは、まさにそんな層をしっかり捉えて大成功!しているんですね。日本では、このコラボが、ヨーロッパほどには上手くいかないと思います。(中高年層の多くがペアで美術館に行くという習慣も定着していないし、そもそもアラーキーと北斎のアートを愛でる層が、一致しない筈。)

アートも、グローバル&ローカルマーケティングの時代ですね~と、しみじみ思ってしまった出来事でした。

ちなみに同会場でもう一つ、kumi machidaさんというアーティストの展示会も同時開催されていたようです。この方、私は存じていなかったのですが、以前ドイツのケルンに在住されていて、今は世界的なアーティストとなった奈良美智さんを、なんとなく彷彿とさせるようなテイスト?!
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ホクサイ、ジョセイ、エロティシズム、コドモ、マンガ・・・これを押さえれば、アーティストとしてヨーロッパで成功できるかも!?偏見や幻想はあったとしても、要は、ヨーロッパ人にないもの、ヨーロッパにないものを、いかに強烈に表現出来るかが勝負なのかもしれません。

ヨーロッパのアートマーケットは、プライベートバンキングでもメジャーなくらいの大きなビジネスでもあります。
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by mikiogatawestberg | 2008-03-29 06:45 | 文化・Culture・Kultur

3月末、街は雪化粧

ドイツでは、なんと3月末の今、イースター休暇前後で、50年以来の寒さが記録されました。今日も昨日に引き続き、寒くどんより、そして沢山の雪が降りました。
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それでも3月全体の平均気温は、例年より上とのこと。・・・確かに、3月上旬は、異様なほどの温かさでした。こんな気温の急な差なのか、なんなのか、一日中頭痛が取れませんでした。
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じめっとしてはいるけれど、新鮮な空気を吸おうと、外をお散歩しましたが、なんだかまるで、もうすぐ、クリスマスの12月という気分。・・・実際はもう今年も、4分の1を終えようとしているのですけれどね・・・。
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今日はたまたま健康診断で、主人と車で高速道路を走って、隣の街ヴィースバーデンまで出向いたのですが、雪ともやで視界が悪く、道も滑りやすいというのにもかかわらず、平気でいつものように200キロ近くスピードを出して、アグレッシブに運転するドイツ人。基本は、慎重派で安全重視の国民なのに、車の運転となると信じられない程のスピード狂。・・・本当に理解しかねます。実際この天気で、ドイツ国内のバイエルン地方では高速道路で100台の玉突き事故もあったそうです。

また話は変わりますが、今日本では茨城県の8人無差別殺傷事件で、メディアも騒然となっていますが、ドイツでも先日、無差別の殺傷事件がありました。イースター休暇明けに、家族四人の乗った車が、高速道路を走っていたところ、上の鉄橋から何者かが丸太を落とし、運転席で運転していた33歳の女性に直撃。7歳と9歳の彼女子供たち、助手席の夫の目の前で即死という、痛ましい事件です。家族にとっては、一生のトラウマになってしまうと思います。

“無差別”という許せない行為は、不幸な自分、やりきれない自分自身の怒りからくる、社会や世界全体に対する反逆なのでしょうか?・・・そして、その犠牲となる、特定の人々の過酷な運命。同時期に耳に入ってきたニュースに、社会と人間のひずみ、個人と全体、運命と生きる意味など、色々考えてしまいました。
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by mikiogatawestberg | 2008-03-27 09:09 | 生活・Life・Leben

小技の利いたヨーロピアン・プロダクト

イースターの卵探しゲーム用のチョコレートの巣は、毎年義父母が子供たちに用意してくれるのですが、優しい彼らは、30歳を過ぎた大の大人の主人と私にも、いつも美味しいチョコレートが入った小さな巣と、小さなプレゼントを用意してくれるのです。(・・・というか、いつまでたっても、大人扱いされていないだけ?!という疑問もありますが、それはいいとして・・・)

・・・今年は、イースター前に彼らがとてもプライベートで忙しかったこともあり、忘れられてしまったかな~と半分期待していなかったのですが・・・しっかり用意していてくれて、感激でした!!(私が、リビングルームの角の椅子の陰で見つけました!)チョコレートは、いつもの近所のケーキ屋さん手作りの美味しいミルクチョコレートで、子供たちにも負けない勢いで、すぐに頂いてしまいました。

そして、チョコレートと一緒に巣に入っていた今年のスモールプレゼントはこれ↓
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一瞬、何か分からなかったのですが・・・
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・・・包装紙をとってもますます分からない・・・???

答えは、こうやって使うものでした↓
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携帯電話充電用ホルダー!・・・ドラえもんみたい?・・・これで、ベット横で充電するときも、とっても便利に。。。突然の電話でも、コードをまさぐって本体を探す手間から救われそうです。

義父母は、以前にフランクフルトの我が家を訪れた時、私が携帯電話の充電コードを高い壁にある電源から、ダラ~ンと床に垂らして置いていたのを見て、(美的にも)気になっていたということです。恥ずかしい~。私自身も、なんとなく、、、というか、実際あんまり気持ちよくなかったのですが、勝手にこんなものだろう・・・と、特に対策も考えずに、そのままにしていたのですが、そんな風に「ちょっと不便、なんだか不満」・・・というのを突き詰めると、ビジネスってあるのですね~。

どんなに小さな贈り物であっても、「この人は今、何を必要としているか」という視点を絶対に忘れない義父母の相手目線と観察力、小技の利いたヨーロッパのインテリアプロダクトの細かさに、再び感動したのでした。

ちなみにこの携帯電話充電用ホルダー(Mobile Phone Holder)は、イタリア製で、特許済みのデザインプロダクトだということが判明。日本にはまだ進出していないようですが、ご興味のある方は、こちらで詳細をどうぞ。
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by mikiogatawestberg | 2008-03-26 01:43 | トレンド・trend・Trend

雪のイースター

朝起きると、窓の外ではしんしんと雪が降り、雪景色が広がっていました。玄関の戸を開けると、ブルッと震えそうなキーンとした寒さ。眠気眼の私は、まるで3月終わりのイースターでなく、真冬12月のクリスマスに逆戻りしてしまったような気分に・・・。

↓それでも、日曜日のブランチ・セッティングのダイニングテーブルは、おとといにも増して、イースター気分♪
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子供たちが、昨日一生懸命色付けした卵は、焼きたてのパンの巣にすっぽり↓
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紙工作の卵ウサギ(写真左下)↓
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絵の付いたプラスチックの袋を被せて熱湯につけるだけで完成!の、ウサギの絵のついた卵たち↓
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恒例のイースターチョコレート巣探しは、雪で寒く、庭で出来ずに、リビングルームにて開催。1番下の娘が、1番に見つけました。
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みんなでワイワイ、日曜イースターのブランチを楽しんだ後は、雪もひとやみ、太陽も出てきたので、お散歩に出掛けることに・・・

チョコレートの巣を置いていってくれたウサギたちは、まだ近くに居るはず!と、雪の上で、ウサギの足跡を必死に見つけようとする子供たちでしたが・・・
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・・・沢山の人間の足跡、犬の足跡、そして、小鳥の足跡(写真下↓)!も見つけたのですが・・・
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・・・残念ながらウサギらしき足跡は、雪の上に見つけることが出来ずにがっかり。

寒いけれど、空気は透き通って、空も真っ青。深い茶の幹と枝、真っ白の雪とのコントラストで、とてもキレイでした。
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↓写真では小さくて見にくいのですが、犬(左側中央)も雪で一杯の広い野原を元気に自由に走り回って、とても気持ち良さそうでした。
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もうすぐ4月とは思えない天気でしたが、ちょうど良い太陽光を浴びて、新鮮な空気を沢山吸って、気分も、お肌の調子も絶好調。ただ、あまりにもフランクフルトの生活と違いすぎて、気が緩んだのか、ものすごい眠気に襲われ・・・。この後、普段はまず不可能な“贅沢なお昼寝”をも、子供たちと一緒に味わってしまいました。
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by mikiogatawestberg | 2008-03-24 07:34 | 文化・Culture・Kultur

私たちもそうなりたい!出生率低下に悩むドイツのあがき

旬な時事・社会問題を取り上げることで人気のドイツの雑誌「Stern3月19日号」に、ドイツ語で「So wollen wir das auch(私たちもそうなりたい!)」というタイトル↓
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で、ドイツや日本など、出生率低下に悩む先進国をよそに、出生率アップに成功しているヨーロッパの各国の状況を、それぞれの国の具体的な家族のケースを取り上げて、その原因や秘密を分析している興味深い記事を見つけました。

ドイツは、高い税金や手厚い社会保障のイメージから、「保育園や働く女性への保護も整っている」というイメージを抱かれやすいのですが、外国人や失業者保護に比べて、子育てと女性のキャリアの両立、新しい家族像・・・という分野は、ヨーロッパの中でも、実は大きく遅れをとっています。実際、3歳以下の子供の入れる保育園の数は本当に少なくて激戦、また3年間の育児休暇が取得できるものの、実際復帰しても同僚や上司の理解が得にくく、両立が難しくて結局退職を迫られるケースも多く、そんな背景もあり、キャリア志向の高いドイツ人女性は、子供を持つことに本当に躊躇しているのです。平均出生率1.4(2007年予想)という数字がまさに、現状を語っています。

記事のスタート、トップバッターは、教育分野でも今、世界的に注目を集めているフィンランドの家族のケース。全ての母親は出産後、自分が今!と思ったときに、仕事復帰ができるのだそうです。保育園探しなどに奔走する必要は全くなしで、保育園、幼稚園、シッターのいずれか、またはそのコンビネーションを、自分の働くスタイルに合わせて、自由に選べる・・・夢のような国。平均出生率1.84(2006年)↓
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次のケースは、ドイツのお隣の国だというのに、文化もメンタリティーも、そして女性のキャリアと子育ての状況も全く異なるフランスの例。やはり国の対策がしっかりしていて、保育園、幼稚園、そしてシッターを友人の子供と一緒にシェアをするなどして、3人の子育てをそつなくこなしている41歳のドキュメンタリー映画製作者の女性。2週間の撮影旅行に子供3人を置いて出かけることもあり、夫とは仕事も子育ても基本的には50%50%シェアで、お互い仕事が大変なとき、ストレスが溜まっているときなどは、そのときに応じて子供の面倒を見る割合を増やしたり、減らしたりして、柔軟に助け合うのだそう。これによって、お互いファイナンシャルにも頼りあうことなく、真に尊敬しあえるとのこと。・・・理想的ー!・・・でもこれも、国や職場の保護や理解があり、そういった共通の価値観が社会で既にシェアされているからこそ、可能なことなのだと思います。フランスの平均出生率は、なんと2.0(2006年)↓
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同じく、ラテン系の国ベルギーも、とても上手くいっている国。写真のパパママは、2人とも編集者で、産後数ヶ月で「もう家に居すぎた」と感じたママは、さっさと職場復帰したとのこと。保育園の数と保育者の質が高いからこそ、安心して預けて働くことができるのだそうです(平均出生率1.74 2005年)↓
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4人の子供を持ち、マネージャーとして働くアイスランド人女性。アイスランドでは、「仕事か家族」なんていう選択肢は存在しないのだそうです。「どちらも」ということが、既に当然の基本前提になっている国なので、出張でドイツに来た時に、「どうやって4人の子育て仕事を両立しているのか?」とか、「あなたが働くことに関して、ご主人は何て言っているの?」など聞かれて、「なんとも変な質問だ」と感じたそうです(平均出生率2.08 2006年)↓
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そして最後は、ドイツ・ミュンヘンの家族のケース。仕事復帰を目指し、9ヶ月の娘のためにミュンヘン中の保育園を探し回るものの、最初の申し込みの時点で、「あまり期待しないでくださいね」という浮かない返事ばかりで、実際断られてばっかりだったのこと。必死で探し回ってから7ヵ月後にやっと奇跡的に保育園が見つかり、なんとか仕事にも戻れたものの、近くに住んでいる両親の手を借りて、やっとのことで日々をこなしているという厳しい現実で、そんな状況で2人目や3人目なんて、本当に考えてしまう・・・と、深刻でかなりストレスが溜まっているという感じ↓
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それもその通りで、ドイツでは保育園も幼稚園も午前中までのところが多く、フルタイムの仕事をしようと思ったら、やはり両親に手伝ってもらうなどもなければ中々難しいのです。ミニジョブと呼ばれる税金控除対象の月400ユーロ以下が原則のパートタイムの仕事であれば、まだ現実的ですが、たった400ユーロのために、そこまで奔走して、周りにお願いして、、、となると、渋ってしまう女性が殆どなのです。400ユーロなんて、保育園代とシッター代ですぐに消えてしまうし、子供の面倒を見てもらう両親には頭が上がらず、感謝し続けなければならないし、貴重ですぐ過ぎてしまう赤ちゃん時代を見逃すことにならないか、母親としての義務を果たしていないのではないか、周りには批判されないか、、、などなど、結局はお金や家族のためというより、自分の「自己実現のために働きたい」という意思を、常識や周りの反対を覚悟して通さなければならなくなるので、物理的にも精神的にも女性にとっては大きな壁になっています。

出産前に長くキャリアを積んでいて、元の職場に戻るといったケースならまだしも、若くキャリアが浅い時点で産休に入った場合は、保証されたポジションも特になく、また最初からスタートという感じに近くなってしまい、また独身で子供がいない女性は100%キャリアに集中できる環境にあることから、そういう人々がライバルとなってしまう現実に、これから小さい赤ちゃんと家族とを優先した上で、キャリアを形成しなければならないというプレッシャーで押し潰れそうになってしまうのです。

私はまさに後者のタイプでもがいたケースでしたが、それでも最後は、自分のわがままを突き通した感じになりました。子供が3人になった時に、会社で働くという選択肢を100%諦めて起業しました。会社勤めの方よりずっとストレスが少なく柔軟性があるので、その点はラッキーだなとも感じますが、国の対策が整っていないドイツで無理矢理諦めずに実行しているので、大変なこともあります。それでも自分で選んだことなので、幸せです。・・・女性が勇気を持つことも大事だけど、でもやっぱりこの問題に関しては、成功している他のヨーロッパの国の例を見ても、絶対に国の支援が必要であるとも強く感じます。
ドイツの状況は、フィンランドなどに比べて30年遅れてると言われてますが、ため息をつくだけで諦めないで、本当に早急にどうにかしなければならない問題だと思います。女性の自己実現云々・・・を超えて、沢山のハッピーな子供と、やっぱりハッピーなママがいなければ、国の力が確実に衰えていくと思うのです。
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by mikiogatawestberg | 2008-03-23 07:58 | ワークライフバランス

2008年イースター(復活祭)スタート

今日から、ドイツではイースター(ドイツ語でOstern/オースター)休暇に入り、家族全員で、義父母の住むハノーファーに来ています。

金曜日の今日は、人間の罪を全て背負ったイエス・キリストが十字架にかけられた日。本来は「断食」なのですが、断食とはいかないまでも、「肉を食べない」という伝統が残っています。休暇の帰省ラッシュと重なり、高速道路でも渋滞があった関係で、フランクフルトを朝早く家を出発し、車で4時間以上かけて、おなかペコペコでお昼過ぎに着いた私たちですが、義母は、美味しい白魚料理を用意して待っていてくれました♪・・・ドイツでも、北の地方は、魚を日常的に食べることも多く、特に夫の祖父方は、もともとドイツの北の港町ハンブルグ出身ということもあって、義父母の家では、魚をいただくことは多いのですが、それでもやはり肉が登場する頻度の方が断然多いのです。最近、美味しい魚料理にすっかり無縁だった私は、毎年のようにダイニングテーブルで、義母から背後にある神聖な意味を聞きながらも、魚の味わいに、より感動してしまうのでしたー。

テーブルコーディネートは、すっかり春なのですが・・・・
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日本もまた冬の天気に逆戻り・・・と聞きましたが、ここドイツも同様です。今日は温度は一時マイナスまで下がり、雪、あられ、激しい雨と続き、春の到来とは思えないお天気模様。でもその後、いきなり太陽が顔をだし、ハノーファーへ着くまで、雨上がりの空にいくつものキレイな虹を見れたのは、思わぬラッキーでした♪

イースターを象徴するウサギと卵。デコレーションの中央の卵は、ニワトリの卵にしては、大きい?!と思って、義母に聞いて見ると、アヒルの卵だとのこと。
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暖炉の上に座っていた2匹のウサギ↓家の至る所に、いろんなウサギがいて、子供たちも大はしゃぎです。
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by mikiogatawestberg | 2008-03-22 07:05 | 文化・Culture・Kultur

韓国人の友人、ミラの帰国。

私がフランクフルトに住みはじめた7年前、転職先のドイツ銀行で知り合い、以後ずっと親交を深めていった、韓国人女性の友人ミラが、先日7年間のドイツ滞在を終え、ソウルに帰国しました。

7年前、周りはドイツ人ばかりで、お互いドイツ語もままならなかった中、部署は違ったのですが、共通の友人を通して出会ってからは、ランチの約束を頻繁にし、ヨーロッパの白人社会、しかも保守的なドイツ銀行でのキャリアアップを目指して、同じアジア人女性として、日々励ましあっていました。

・・・その後、私のいた部署は、同年に起こったニューヨーク世界貿易ビルのテロの影響を直に受け、縮小を余儀なくされ、新入りで、ドイツの会社でのサバイバルスキルなどの基本や立ち回りを身につけていなかった私は、大危機に陥ります。そんな私の状況とは裏腹に、ミラは、銀行全体がテロ関連で不穏だったにも関わらず、「今までのキャリア人生の中で、最高の上司に当たった!」というくらい、仕事が絶頂でした。

また同時期、私は妊娠していることも分かり、精神的にも身体的にも不安定になり、社内で転属なども試みるのですが、結局上手くいかず、銀行を退社する決意を固めます。
逃げていく友人、自分を守ることで一杯で、私の危機なんて全く無関心の人々、根拠のない気休めの言葉をかけてくる人ばかりの中、「まだ若いんだし、妊娠・出産の間にドイツ語を学んで、そのあとゆっくり就職を探せば十分じゃない?今は不況で雇用状況が酷いけど、景気が良くなると、仕事なんてすぐ見つかるよ」

・・・・・誰も言ってくれなかった、現実的で具体的なアイディアはもちろん、「仕事が上手くいかなかったことが、私のせいではなく、不況のせいだ」と100%言い切って、「私のパーソナリティーや能力とは、別問題」と、切り離してくれたことで、どれだけ精神的に救われたかを、今でも覚えています。それまでの私は、自分で変えることのできない環境によっての不運を、まるで自分が原因で導いたかのように思い、自己嫌悪感にさえ陥っていたのです。

また、そんな風に言い切るのは、他人事だからできるのでは決してなく、実際、このコメントは、彼女の実体験から来ていたのでした。かつて十数年前、イギリスのケンブリッジで、MBAを取得して、意気揚々とソウルに戻ってきた彼女に待っていたのは、当時韓国を襲ったアジア通貨危機。100以上の履歴書は全て送り返され、失業期間も経験したことを淡々と話してくれました。とびきり美人で、キャリアも完璧だと思っていた彼女でも、そんなことがあったんだ~と思ったものでした。

私が無事出産を終え、子育てに没頭している時期で、彼女が銀行でバリバリキャリアを積んでいるという、全く状況の違う中でも、友情は続きました。私が起業するアイディアを、真っ先にサポートしてくれたのも彼女。実は彼女は、銀行でのキャリアにこだわっているわけではなく、チャンスがあれば、ぜひビジネスを起こしてみたいとも考えていて、2人でアイディアを話しては、盛り上がっていました。

それから2~3年後、私たちに、また次の転機がやってきます。子供たちも全員幼稚園に行くようになり、小さく始めたビジネスも、大分安定に向かってきて、銀行退社以来、失っていた自分の可能性や能力に対する自信と信頼を、小さな成功体験の積み重ねで少しずつ取り戻してきた私。一方ミラは、ステディで結婚するのだろうと思っていた、長年付き合っていたドイツ人のボーイフレンドとの別れがあり、その後にすぐにできた別のボーイフレンドにも、裏切られてしまうという不幸が続き、更には銀行での順調なキャリアにも初めて陰りが見え、また激務と重なって、入院するほどに体を壊してしまいます。この間彼女は、精神的にも鬱に陥り、もうすぐ40歳に手が届くところなのに、結婚も子供もまだ・・・ということで、初めて自分の選んだ道は、正しかったのか?ドイツでのキャリア、ドイツにいることに意味があるのか?ということを真剣に考えたと、後で告白してくれました。

そんな時期でも彼女は決してめげずに、これは次のステップに移るべき時期と決断し、裏切られたボーイフレンドからの復縁・結婚話を蹴り、韓国へ帰ることを決意します。

なんとかベストの転職先を見つけるのに、また1年。かつてあれほど「今までのキャリア人生で、最高の上司」と自ら呼んでいた上司が彼女の転職活動を、権力を使って阻止しようとしたり、またそんな中で、何とか臨んだ面接でも、6次、7次面接で落とされてしまったり、苦難が続くのですが、決して諦めず、自分の可能性を信じる彼女は、今、世界中で急成長中の、某オーストラリア系の銀行のソウル支部トップ!というポジションを、最後に見事得たのでした!

この、「自分の可能性を高く見る。自分を高く売る」ことの大切さを、私に教えてくれたのも彼女でした。弱気になって、「私になんて出来ない・・・・。私なんてたいしたことのない人間だから」と、何かといえば自分を卑下してしまう“セルフイメージの低い私”に一言、「自分を卑下することは、絶対にしてはいけないよ」と、キッパリ叱ってくれた彼女。ここで私は、人生において初めて、自分を卑下することは、控えめとか、日本的な美徳などではなく、単なる「甘え」と「逃げ」という“言い訳”だということに、気づいたのでした。思えば、かつてまだ東京の外資系会社で働いていた時に、私をいつも支えてくれたのも、やはり別の韓国人の女性でした。彼女は、私が上司から昇給を言い渡されたときに、「自分のことのようにうれしい」と、私のために泣いてもくれたのですが(私は泣きませんでしたが)、その彼女がいつも私に勧告していたのが、「自分の弱さを決して見せちゃだめ。人はいつも弱い人を探して、いいカモにしようとしているんだから」ということ。私のバカ正直さと、世間知らずを戒めてくれたのですが、その後のフランクフルトのドイツ銀行での失敗は、私はその意味をしっかり理解できていなかったことを証明したかのような出来事になってしまいました。

・・・何が言いたかったのかというと、危機的状況に陥った時、仕事、それ以上に精神的成長において、いつも大きなメンターのように、私の生命力を鼓舞してくれたのは、なぜかいつも韓国人女性だったということなのです。そして共通しているのは、彼女たちは、ハングリーだけれども、同時に超がつくお嬢様でもあること。日本では、あくまで私の知る限りですが、お嬢様になるに従って、「就職することさえ許されず、すぐに結婚して家に入るべき」という教育を受けている傾向があると感じていたので、この日韓の差は、大きいと思います。本当に韓国では、お嬢様度合いが高くなるに従って、男性にも引けをとらないような、キャリアと稼ぎ力、精神力の強さを身に着けているように感じ、また親もそういう教育を進んで受けさせているのではないかと思います。

話が反れてしまいましたが、とにかく、大きなキャリアアップのチャンスを手にしての帰国の決意だったので、私は、ミラがドイツから去ってしまうのはとっても寂しかったものの、拍手で、全面賛成しました。

私の3人の子供たちにも沢山の愛情を持って、接してくれる彼女。実は私と彼女は、とても似たもの同士で、価値観がぴったりと重なるところが本当に多いのですが、ドイツ銀行でのスタート地点は一緒だった人生は、7年後の今では、すっかり違うものになってしまいました。お互い芯の部分は似ているからこそ、お互いが選んだ別々の人生に、まるで自分が選ばなかった自分自身の人生を見ているような慈しみを感じるのです。そして、人生なんて、独身を通すのも、結婚するのも、大企業でキャリアアップを目指すのも、起業するのも、子供を持たないのも、逆に3人子供を持つのも、実は、少しの差と偶然で、どうにも転ぶものなのではないか?とも思うのです。一見、アップやダウンのどちらかに見える、様々な人生の中の出来事自体には、幸せや不幸せ、成功や不成功はないことも実感します。私は、もし銀行での危機がなければ、一生起業することもなかったかもしれないし・・・。ミラの場合は、銀行での危機が、もし早く私のようにあれば、もしかしたら、ドイツに永住の道を選び、ソウルの外資系銀行トップのポジションはなかったかもしれない・・・。
過去のかもしれない・・・には、キリがないけれど、時は待ってくれず、私たちは瞬時の決断決断の上に、ただ自分だけの人生を歩んでいく・・・。そして2人の物語は、もちろんこれで終わりでなく、これからも続きます。

ちなみに、ミラを今回のトップのポジションに採用決定したのは、同オーストラリア系の銀行の本社から来た、オーストラリア人の男性。人に厳しいことで有名で、滅多に人に気持ちを許すことがないことで知られる男性だそうなのですが、ミラのことは、面接で一発で気に入り、「君に、私のコーチになってほしい」と、その場で即、頼んできた位のほど。彼女のコーチ力は、過去7年間に渡って、それと知らず、コーチされ、自信を取り戻し、精神的成長を遂げることが出来たこの私のお墨付き(笑)。「流石、鋭いわね!」と、彼を知りませんが、彼の人物を見る目に、この会社に投資してみようか、と思わず思ってしまったほどです。

ちなみに、このオーストラリア系の銀行は、現在ぐんぐんアジアで、知名度とステータスを上げていくという、旬で成長の著しい銀行です。韓国では、今の時点ではまだ、外資系というとアメリカ系の既に世界的に知られわたっているブランド銀行に人が集まる傾向があるとのことですが、今後は、ミラが積極的に広告塔となり、大学や就職説明セミナーなどで、若く優秀な人集めに一役買う役としても期待されているとのこと。7年ヨーロッパで頑張り、帰国して、外資系トップポジションに着いた美しい韓国人女性に、もともとキャリア志向が高く野心一杯、これからグローバルな就職や活躍を考える韓国人の若い女性は、大いに憧れ、身近なロールモデルにして、パワーアップ?!・・・更に私たち日本女性を引き離してしまっていくのでしょうか???

負けてられませんね~!

↓風を起こす、という意味の韓国のウチワ。風を自ら起こして、潔く生きていくのは、勇気が要るけど、カッコいいこと。
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by mikiogatawestberg | 2008-03-18 09:04 | 女性・Women・Frauen

パフォーマンスデー!

今日は、午後2時から子供たちの通うインターナショナルバイリンガルモンテッソーリ幼稚園・小学校で、年に1回恒例の「パフォーマンスデー(Performance day)」と呼ばれるお遊戯会があり、主人と行ってきました。

とてもモンッテソーリらしいなあ~と思ったのは、まず、2歳前後のまだよちよちでオムツも取れてない幼稚園の子供たちと、10歳くらいまでの小学生たちが全て混ざり合った、合同のお遊戯会であること。また、受付で貰った今日のプログラムには、今年のお遊戯会は「Children's Lives(子供の生活)」という一貫した大きなテーマの下、10を超える子供たちのグループがそれぞれ小さなテーマを掲げ、演劇や歌などを繰り広げると、図で説明されていました。
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さっそく、ショーの始まり。トップバッターは、長女のクラスでした。テーマは「アート」。ペンシルやカラーペーパーなど、様々な素材を使っての作品を、数人ずつのグループに分かれて、行進したり、セリフを言ったりしながら、観客に見せていきます。写真右から2番目が長女↓
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マルチカルチュラル、インターカルチュラルであることも、かつてモンテッソーリ教育メソッドを開発した、モンテッソーリ女史の掲げた大切な方針の一つ。「Life in dirrent culture」と題して、イヌイットの生活の劇を披露したグループ↓
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次は、「子供たちは、成長するよ!」というテーマの、小学生のクラスのグループの劇。アヒルの歌(Alle meine Entchenという、ドイツのとてもポピュラーな幼稚園児用の歌)を歌っていた幼稚園時代からスタートして・・・・・↓
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あっという間に月日は流れ、小学生になり(ドイツの子供は、小学生になる入学式に、写真の子供たちが持っているような、新しい文房具やHARIBOグミなどのお菓子が詰まった円錐型のプレゼントバックを貰います)・・・・・↓
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そんなこんなしている間に、子供たちと同様に、自然界の木もどんどん成長します。少しずつ積み重ねられ、沢山の枝をつけ、葉をつけ、広がり大きくなっていきます。ホント、子供と一緒ですね!・・・感動。
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息子のクラスは、「幼稚園での1日」というテーマで、朝家で起きてから下校までの幼稚園での生活を1時間毎に、劇風に紹介。息子は、「ドイツ・フランクフルト、朝7時。服に着替えて、学校へ行く時間!」というセリフを担当↓(写真右)。大きな声で堂々と、上手に出来ていました。ホッ。
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反対に、先生の手を引かれて舞台に登場してから、カラダがコチコチに固まってしまい、最後まで、歌もダンスも全く出来なかった、いつもは1番うるさくて元気な一番下の娘↓(写真左端)。家ではあんなにいつも大きな声で歌っていたのに・・・。主人が一部始終をビデオカメラを廻していましたが、これは、未来の彼女の結婚式で、上映しちゃおうかな~と思案中。
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すごいなあ、と感心したのは、ラテン語のクラスの全ラテン語劇↓
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日本語で言うと“古文劇”といったところでしょうか?ヨーロッパの殆どの言語は、ラテン語が大元になっているといわれています。その昔、フランス語狂の母親の反対を押し切って、学校で外国語として、やはりラテン語を選択した主人は、劇のセリフのところどころで、笑ったり、うなずいたりして、盛んに「劇を理解してる!」ってことを、隣の私にアピール。「本当に分かってるのかしら・・・?」と、一単語も分からない私は、それでも疑いを持つのでした(笑)。

あっという間に2時間が経ち、お開き。子供のパワーと可能性はすごいな~と、2時間観客でいただけで、すっかり疲れてしまった私は思うのでした。
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by mikiogatawestberg | 2008-03-14 06:00 | モンテッソーリ・Montessori

子供の心を摑む、ヨーロッパのエコ教育

幼稚園のお迎え後、子供たちを連れてオーガニックスーパーに行くと、インフォメーションボード近くのパンフレットコーナーに、5歳の息子がすかさず、ブックレット状の無料ぬりえを発見!早速家に持ち帰り、ページを開いてみると・・・

ドイツの田園風景には欠かせない、風力発電用の風車。
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葉がひらひら舞う秋、木の根元で眠りにつく、ハリネズミ(写真左)。草木も再び緑に茂る春、スッキリ目覚めて地を這う同ハリネズミと、元気に木をつつくキツツキ。
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・・・とにかく、驚くほどエコな内容のぬりえでビックリ。発行元は、オーガニックの最高峰デメター認証の食品を製造、エコツーリズムや、Sozialtherapie(ソーシャルセラピー/青少年更正・リハビリプログラム)などを幅広く手がける、ドイツのBauckhofという会社でした。
この日は夕食までの時間、静かに集中してぬりえをしてくれて、母親の私も大助かりでした。・・・それにしても、ドイツの子供は、こうやって小さな頃から自然に、身の回りの環境を身近に感じていくのね~と、息子が色鉛筆で丁寧に塗った風車を見て、つくづく思いました。

・・・そういえば、先週日曜日に行ったフランクフルトの動物園でも、入場の門のところで、子供たちがやはり無料のプレゼントを貰ったのを思い出しました。

「Die Blaue Insel(青い島)」という名の「海と子供(つまり環境)」をテーマにしたお話で、全カラーで20ページにわたる、しっかりとしたつくりのブックレットです。
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発行元は、なんとベルギー・ブリュッセルのEU(欧州委員会・環境部門)で、EU加盟諸国全部の言葉に訳され、それぞれの国の子供たちに配られているとのこと。私たちが訪ねた市の動物園などが、典型的なブックレットの置き場になっているわけです。
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内容は結構難しくて、幼稚園の息子には(私にとっても、ドイツ語のボキャブラリーが結構難しい!!)まだちょっと早いかな~という感じですが、息子は、文字はまだしっかり読めないものの、部屋で1ページずつめくりながら、じっくり絵を見ていました。

子供向けに書かれた環境についてのお話を、無料で子供たちに配る・・・というだけでも、もちろんすごいな~と思いますが、こうやってEU加盟の国々で、それぞれの国の言葉で、同じ内容のお話を読んで子供たちが育っていっているということに、EU全体の将来に明るいものを感じます。EUは、リターンまで時間がかかっても、流石!1番大事で確実な「教育」に、きちんと投資してますね~。
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by mikiogatawestberg | 2008-03-13 05:47 | エコ・Eco・Oeko