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TAKASHI MURAKAMI

先日訪れた、フランクフルトのモダンアート美術館(MMK MUSEUM)の、期間限定展示コレクション「MURAKAMI」が、とても印象深く学びが多かったので、ご報告です。
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なんでもフランクフルト新聞(FAZ)でも大きく取り上げられていて、日本人アーティストの村上隆(TAKASHI MURAKAMI)さんは、2008年タイムマガジンで、「世界で最も影響力のある100人の1人」に選ばれたとのこと。・・・こんなスゴイ人のことを全然知らなかったなんて・・・「世界的に大活躍している傑出した日本人について、日本でではなく、海外で初めて知る」というパターン、結構多いのです。ちょっと調べてみると・・・

あの、一大センセーションを呼び起こした、ルイヴィトンのチェリーブロッサム(桜)シリーズをはじめとしたデザインを手がけた人物だった事が判明!これは、私も知っているし、皆さんご存知ですよね。あのマーク・ジェイコブズに嘆願されて実現したプロジェクトとも言われています。
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・・・ということで、期待を胸に出発。

夕方遅くの美術館の入り口付近には、高校生のグループや、おしゃれに装ったカップルなどで既に大賑わい状態。

オブジェやアートが、空間にとてもフィットした感じで、構成も斬新。
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なんと、ロサンジェルスから始まったこのアート展はニューヨークを経由して、ヨーロッパでは今回フランクフルトが初ということで、そんな意味でも注目が集まっていそうです。
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そして、作品の展示構成は、このフランクフルトモダンアート美術館の建築に合わせて、村上氏本人がデザインしたとのこと。とても意気込みを感じました。
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日本の漫画ポップカルチャーも、最近はもう大分ドイツで浸透しているので、皆、免疫も強くなって来ているのか、かつてよくあった「眉間にしわを寄せ、しかめ面をしながら、嫌悪感を持って眺める」タイプの人は全然居なくて(まあそういう人は、この展示会に来ないと思いますが・・・)、ヨーロッパの発想や文化からは絶対に生まれない、突飛なエンターテイメントを前に、目を輝かせている人が圧倒的でした。

おたく、漫画カルチャーにインスパイアされた、90年代のFigure Projectsには、びっくり&言葉を失いつつも、特異な表現に見入る、ドイツ人の老若男女。美術館のキューレーターが「注射器を持ち、張り裂けそうな巨乳のナースの女の子」のフィギュアを前に、真剣にその作品について説明し、ふんふんうなずいて聞いているドイツ人のグループを横目に、思わずその場面の滑稽さに、プッとふきだしそうになってしまう私・・・。

これ↓が、その“フィギュア”の一つ。エメラルドグリーンの髪の毛の女の子が抱えているのは、オボンでもなく、赤ちゃんでもなく、熟れてボトンと落ちそうな、巨乳・・・。
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美術館には、子供を連れた家族連れも結構いました。

「ママー、この子、カワイイ~!」

と、10歳くらいのドイツ人の女の子が指差した作品↓
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確かに顔だけ見ると、セーラームーン(?・・・もう古い??)という感じですが、ボディが・・・汗。ママの表情が一瞬固まり、苦笑いになったのを、私は見逃しませんでした(笑)

我が家では最近、4歳の長女が「ブロンドになりたいよ~。だって、プリンセスとかバービーは、みんなブロンドだもん」・・・と言っていて、どう答えたらいいものか、「西洋(アメリカ?!)が生み出したバービー人形の功罪」について考えていましたが、今回このドイツ人の母娘のシーンに遭遇し、「日本が生み出したオタク・漫画カルチャーの功罪」も、負けずに深いかも??と、思いました(笑)。

この村上隆さんは、カイカイキキという会社を経営し、アートに限らず、キャラクターグッズの販売やアーティストの育成など、様々なプロジェクトを展開している、実はやり手のビジネスマンでもあるのです。読めば読むほど、日本文化の考え方、比較文化的視点、世界的なビジネスのマーケティング戦略など、学ぶ事が一杯。

もともと彼は、実は日本画を勉強したアーティストで、戦後、西洋の価値観をそのまま踏襲しただけの日本の芸術界に未来を感じず、まずは、世界から発信することを試みたのです。西洋のアート、東洋のアート、一言でその間にある大きな違いを言うならば、前者が「階級差の存在=ハイクラスに限られた文化」であるのに対し、後者は「フラットな文化」

村上氏は、「日本のアートには、もともとハイ(高)もロー(低)もなかった」と主張します。

このフラットな日本文化・日本の精神の表現が、彼の全作品の根幹にあり、正にその点が、欧米でセンセーションを起こしているポイントなのです。

実は、漫画(大衆文化)を取り上げているのは、そのフラットな精神を表現するための、分かりやすく格好な“メディア”であるからであり、ルイヴィトンのプロジェクトは、ルイヴィトンの最大顧客である日本マーケットの掌握と更なる拡大のためではなく(もちろんビジネスなので、その狙いもあるとは思いますが・・・)、「ルイヴィトンという、正に階級差を象徴するようなブランド(=西洋のアートに匹敵)を、日本の“フラット文化”で見事に破壊、凌駕した」ところに、真髄があるのではないかと思うのです。(高校生、大学生がアルバイトをしてためたお金で買う“ルイヴィトン”は、日本的な均質・大衆文化以外の何者でもありません。今さら、ルイヴィトンのバックを持っているだけで、その人が「ハイソ」な人だとは、だれも思わないでしょう・・・)

そしてその破壊と凌駕は、大きなエンターテイメント性を持って、平和的に実現された・・・

それが、彼を世界で最も影響力のある100人のうちの1人にさせた決定的な理由ではなかったのか・・・と思いました。

美術館のゲストブックには、「Krankgenial!病的ジーニアス!」とか、「おかげで、最高の2009年の幕開けになったよ!」とか、興奮気味のポジティブなコメントが多かったです。

新しい世界を覗いた後には、カイカイキキのプロダクトで溢れた、ミュージアムショップでお買い物。

私が購入したポストカード。「Animals Born in Roppongi Hills. 六本木ヒルズで生まれた動物たち」↓
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「Roppongi Hills Spiral Flowers.六本木ヒルズ スパイラルフラワー」↓
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ヒルズのプロジェクトにも関わっていたんですね~。改めて、ビックなビジネスが背後にあることを実感。海外で先に名声を得、アルファベットのビックネームになってから、日本へ逆輸入、という形は、一番大きく儲けられる(?!)ビジネス&人生モデルかもしれませんね♪
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by mikiogatawestberg | 2009-01-19 17:45 | 芸術・Art・Kunst

smart

今、車が故障して修理中なので、レンタカーで生活しています。

今回借りたのは、コンパクトで、日本でもお馴染み(?)のsmart↓
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うちは、通常は5人の大所帯なのですが、現在子供たちは、義父母の家に滞在中&主人も先日から出張で家にいないので、私1人で、シングル気分(?)で生活してます。それにしても、2人乗りのsmart車を運転するだけで、何だか20代に戻ったような気持ちになるのは、不思議ですね~(笑)。でも、本当にコンパクトだから、恐ろしい運転ベタの私でも、街中の路駐も隙間にささっと入りこむことができ、実は縦列駐車が出来ないことも、全然不利にならず、とっても便利です。明日家族が帰ってくるので、明日にはサヨナラなのですが・・・。

車にも、沢山の雪結晶が・・・。
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フロントガラスも真っ白で、全然前が見えないので、ぬるま湯をかけて溶かしましたが、もう一度家に戻って、キッチンにポットを戻して帰ると、フロントガラス表面に、流れずに薄く残ったぬるま湯がもう氷になっていて、また真っ白に・・・。

明日は土曜日ですが、仕事で朝早くからお出掛けです。朝の冷え込みもすごそうです。
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by mikiogatawestberg | 2009-01-10 05:26 | 生活・Life・Leben

この100年で一番・・・

ここのところ、続けて雪とか、寒いとか天気の話ばかりですが・・・・・

今日も、お天気のお話です(スミマセン)。

なんと、今年のドイツ、この過去100年で一番寒い冬に突入しつつある・・・そうです。今日車を運転中に入手したラジオからの情報ですが、特に一定の地域だけが寒いということではなく、寒さの差に違いはあっても、例外なくドイツのどこでも寒いというのが特徴なのだそうです。

そして更に寒いニュースが続きます。この寒さのために、既に3人の方が亡くなっているとのこと。ドイツでも今、世界経済の不況のあおりを受けて、路上生活を余儀なくされている人がどんどん増えてきています。そして、運悪くこういう時に限って、100年に1回の寒い冬だなんて・・。

フランクフルトでは、特に冷え込みが厳しい夜間、空きバスに路上生活者を集め、温かいスープを用意するという計画が進んでるそうです。

もう一つ、今ドイツのメディアを騒がせているのは(先日のドイツ版ファイナンシャルタイムズのトップ記事)、ドイツで長者番付第5位だったドイツ人男性の自殺。毎日のようにものすごい事が起こっている銀行の倒産や統合などで、パニックを起こし、将来を悲観し、自ら死を選んでしまったようです。ちなみにこの話題については、CNNでも放映されていました。巨大な富を築いて、成功を収めた署名な白髪の紳士が、人生も終盤の70歳を過ぎて、どうして自ら死を選びに行かなくてはならないんだろう?・・・多大な損失を被ったとしても、路上生活を余儀なくされている人々のようになることはないくらいには、財産は保護されているはずなのに・・・。それでも死を選ぶ。。。。。

貧富の差、老若男女など、全く関係なしに、どんな人生にも、誰の人生にも、闘いがある・・・ということを感じました。

それにしても、激動の2008年、100年に1度の寒さでスタートした2009年。何か今、地球が特別な時期にあるのではないか?と感じざるを得ません。

・・・なんだか暗い話題になってしまった今日のブログですが、いいこともありました♪

GermanOrganicBeautyでは、ほぼ毎日、化粧品などのアイテムが配達されるのですが、今日はいつもの配達時間を過ぎても、トラックが来る気配もなく・・・。イライラ。やっとクリスマス・お正月の繁忙期を無事過ぎて、日本への発送が遅れることがなくなったと安心していたところだったのに、、、と思っていたら・・・。

別件の仕事で、夕方、もう日も暮れた頃に、車で外出していたら、途中オフィスに帰る道路で、前方に見つけた、見慣れた配達のお兄さんが運転しているトラック・・・・・こんな遅い時間に、、、、と思っていたら、弊社のある通りに右折のライト。・・・・もしかして、、、♪とはやる気持ちを押さえて、でもしっかりアクセルを踏んで追いつくと、我がオフィスの前に見事停車!!

「こんなに遅く、今日は一体どうしたの~?」と聞くと、

年始の繁忙期を過ぎている筈なのに、減る事の無いものすごい配送物の量に加えて、雪と氷で、あらゆるところが滑りやすくなっているので、いつもより仕事のスピードが落ちてしまっている、とのこと。

「朝5時からスタートしているけど、まだこんなに残っているんだよ」

と、荷物が沢山残ったトラックの中を見せてくれました。ダウンのジャケットを着ているわけでもないし、マイナスの気温の中、朝5時から晩まで休みも一切ないなんて・・・。しかもこの配達の仕事、とてもハードな上に、ものすごい給与の条件も悪く、数ヶ月、酷い時には数週間単位で人が入れ替わることも多いのです。

「もう今日はあきらめたけど、最後に君のオフィスにだけは、帰り道だし、絶対待ってると思ったから、届けようと思って・・・」

感動で、涙が出そうになりました。。。(注:日本語訳すると、このセリフ、なぜかちょっとラブストーリー(?)っぽい響きになってしまっているんですが、ラブストーリーではありません。あしからず・・・笑)

う~ん、GermanOrganicBeautyのお客様、オーガニックコスメは、このように、汗と涙と、時に雪(!)の結晶を経て、最後に日本のお客様のもとに届いているんですよ~。

着手しても中々減らない仕事を嘆いて、まるで自分だけがこんな大変な思いを・・・と思い込み、最近お疲れ気味の私だったのですが、今日の色々な出来事を体験し、また背中がしゃんとなりました。

自らの状況を嘆く暇があったら、どんなに自分が多くの人に支えられているか、他人に感謝しろ!ですね。
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by mikiogatawestberg | 2009-01-09 07:27 | 生活・Life・Leben

厳しい寒さ

氷点下の気温が毎日、続いています。

雪はもう数日前に降り止んでいるのに、寒くて全然溶けないので、まだまだ雪景色。

クリスマスツリーは、飾りが取られ、外のバルコニーへ↓
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朝から晩まで、セントラルヒーティングは最大状態にしていますが、それでも夕方過ぎになると、家の中にいても、凍えるほどの寒さに・・・。

冷え性の私は、特に手足の指先が氷のように冷たくなってしまうのです。指がちゃんと動かず、PCで文章を書くことも困難に・・・。そんな時大活躍なのが、コレ↓
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・・・この手袋のお陰で、辛うじて仕事をすることが出来ています。。。

後は、乾燥を一層悪化させてしまうコーヒーの摂取量を減らし、替わりにハーブティーを一日に何度も飲んでいます。お気に入り&効果抜群は、やはりオーガニックジンジャーティー、そしてオーガニックローズヒップティー。これらにたっぷりのレモンとハチミツを入れて飲むと、体の中から元気が沸いてきて、温まります。カップを握って、熱で指先が温まるのも、一石二鳥。指なし手袋のサポートをしてくれます。・・・私と同じように、厳しい寒さの冬をお過ごしの方、是非是非お試しください♪
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by mikiogatawestberg | 2009-01-08 16:48 | 生活・Life・Leben

ホワイトアフタークリスマス

クリスマスも、お正月も過ぎて、フランクフルトで、雪が降りました。

夜に降り始めた雪で、朝起きた時には、既に真っ白な雪景色。
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なんでも2日前には、フランクフルトではないですが、ドイツのどこかで、20年ぶりの最低温度(マイナス27度)を記録したという噂も。。。
クリスマス前後は、プラス10度前後の生暖かいお天気だったので、「温暖化かねえ・・・」と話していたのに、何だか訳が分かりませんね。。。

今、子供たちはハノーファーの義父母の家に、幼稚園・学校が始まるまで滞在中。早朝に電話すると、

「これから、ソリにいくよ~!」

と、とっても元気そうでした。

私と主人は、寒いし、久しぶりに温かいものを食べに行こう!と、昨日の晩、車で出掛けたのですが、何と、途中でバッテリーが切れ、そのまま車が一ミリも動かなくなるというハプニングに・・・。マイナスの気温の中、私は徒歩で家に戻り、主人は助けが来るまで、1時間以上もその場で立ち往生・・・となってしまいました。

結局食事に行く事は出来ず、体の芯まで冷え切った体を、オーガニックのバスオイル入りのお風呂に入って、ゆっくり温めました。お風呂につかるのは大好きですが、こんな季節、こんなことがあった日は、特にバスタイムの「幸せ」を噛み締めました。

クリスマスツリーのデコレーションも、全て外して、段ボール箱に保管。
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もう、新年になって、1週間が経つんですね・・・。
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by mikiogatawestberg | 2009-01-07 17:55 | 生活・Life・Leben

2009年新年のご挨拶&今年の抱負

明けましておめでとうございます!!!

ドイツでも、 無事年明けを迎えました♪
大晦日は、子供の幼稚園で一緒のドイツ人とトルコ人ご夫妻とその子供たち2人と、うちの家族で、我が家でトルコ料理パーティーを企画。夕方6時からスタートで、テーブルには、大きな丸いトルコパン、豚肉以外のお肉・パプリカなど野菜のグリル等などが並び、お酒と一緒に、美味しくいただきました。この日は、フランス人並みにゆっくり談笑し、年明け0:00には、バルコニーへ出て、シャンペンと花火で新年のお祝い・・・。なんと、6歳を筆頭に、4歳、3歳の子供たち5人とも、全員夜中の2時近くまで起きていられた!というのも初めてで、子供たちが、もう赤ちゃん期を過ぎたのだなあと、トルコ人ママと2人で感慨に浸りました。(この日、カメラが突然行方不明になり、写真が一枚も撮れなかったのが、とても残念です)

さて、私の今年の目標&抱負は、“中庸”です。去年の終わり頃からずっと、目標を考えていたのですが、迷わず今年はこれに決定!

大きく影響を受けた出来事は、まあたくさんありましたが、中でもとても考えさせられたのは、小室哲也氏のスキャンダル、サブプライムローン問題を発端にした米国式金融システムの崩壊でした。

・・・栄枯盛衰。奢れるものは久しからず・・・

私もまだ日本に住んでいた頃の、かつての小室氏の絶頂期、東京の米系銀行で仕事をしていた時に目にしていた、派手で自信満々のインベストメントバンカーが、未だ私の目には焼きついているので、それらの変わり果ててしまった姿というのに、まだショックを受け続けています。

結局、行き過ぎたものは、リバウンドが必ずやって来る。それも針の揺れが大きい程、リバウンドも比例して大きい・・・陽が過ぎると、陰に転じる・・・陰陽の原理って本当なんだなあ、と思います。

でも、“中庸”というのは、「景気が悪いから」を全ての理由にするとか、「変化を恐れて何も行動しない」とか、「平均値に甘んじること」や、「保守に徹底することと」は、似ていて全く非なるものであると思うのです。

基本的には、ポジティブに前に進みながらも、常にバランスを失わず、少しずつでも歩みを進める。その中でたまにネガティブなことを味わいながらも、でも希望を失わず、毎日努力を続ける・・・。

継続は力なり。

を、私は信じます。

ということで、こんなご時勢だからこそ、新しい事に果敢に挑戦。

今年は、仕事では2つ新しい事業を開始します!どんな展開になるか、とても楽しみです♪

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします!
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by mikiogatawestberg | 2009-01-02 17:38 | オピニオン・Opi・Meinung