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早朝・ハロウィンと税務署

31日ハロウィンは土曜日なので、子供たちは30日の今朝、それぞれコスチュームを着て、幼稚園&学校へ出掛けていきました。
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学校の入り口を入ったところには、既にキャンドルが灯されたかぼちゃのオブジェ、先生たちも皆、仮装&メイクで、中々雰囲気が出ていました。

子供たちも色々とクリエイティブに仮装し、次々登校する中、「ママも、もう少し長くいてよ・・・」と次女にせがまれましたが、私は、子供を送った直後の朝の、8:30から、大事な会合の予定が・・・
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フランクフルト中央駅近くに、そびえ立つこの立派な建物は、、、
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↑そう、「Finanzamt・フィナンツアムト(税務署)」です。・・・企業から、たっくさんせしめているので(恨みがましい・・・)、こんなご時勢でも、とても裕福なのですね~、きっと。働いている方々も、労働局や外国人局などのお役所と比べても、皆態度や雰囲気に余裕があるような・・・。

この一週間、この会合のために、私の苦手な作業にたっくさんの時間を取られてしまいました・・・が、でも、大事なことでもあります。スタッフのSさんには、本当に助けて頂きました。いつもありがとう、大感謝です!!

・・・・今朝の会合はまあ無事終了しましたが、未解決な部分も残され、来週にまた持ち越し、再度訪問することに・・・。すっきりしませんが、気にしてもしょうがないので、気分転換。

どこの局のラジオのパーソナリティーも、今日は盛んに、

「Goldener Herbst・ゴールデナーヘアプスト・黄金の秋」

と繰り返していた通り、素晴らしい、おそらく最後(?)の秋晴れ。

仕事に取り掛かる前に、1時間のウォーキングを楽しみました。

“お口直し”ならず、“お目直し”!

素晴らしい色彩と、そよ風に揺られる紅葉した軽やかな葉っぱたちのリズムと、ささやきを、心の奥、鎮かに描き記しました。

皆様にも感動をお裾分け。
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もうすぐ11月。うちは、息子をはじめ、家族で何人か誕生日さんがいますが、ドイツでは一般的に、11月は、黄金の秋の10月と、クリスマスムードの12月に挟まれた、「Glauer Monat(グラオワーモーナト・灰色の月)」といわれています。空はどんより重くなり、靄がかかったお天気となり、色彩に欠けた月になりますが、仕事もプライベートも既に予定が沢山入っているので、なんだか今から、飛ぶように過ぎてしまうのでは?という予感です。
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by mikiogatawestberg | 2009-10-31 04:00 | 生活・Life・Leben

“お菓子”と“朝食”の境界線 ~シリアル~

最近、子供向けのオーガニックシリアルの種類がぐんと増えてきています。

以前は子供向けといっても、パッケージも特に大人用と変わらなかったり、可愛くないキャラクターの絵がちょこんと描かれているだけという感じだったのですが、ここ一年くらいに、ぐんと進化しました。

先日もグミキャンディーの話をしましたが、やはりドイツの多くの子供たちが朝食に頂く“シリアル”についても、ネスレ、ケロッグなどを始めとした、いわゆる従来的なメーカーのものは、異常に砂糖の量が多かったり、遺伝子組み換え(?!)のコーンが使われている可能性が高い?などが、メディアで特集されたり、段々と明るみになってきていたのです。

・・・ですが、このようなグローバル企業は、マーケティングが非常に上手。パッケージも子供の興味を惹き付けるし、いつもタイムリーで魅力的なおまけが付いていたりと、流通ネットワークも強いので、どこのスーパーでも見かけるし、ついついやはり買ってしまうんですね~・・・。

うちの子たちも、これらの製品のおまけの持つ、抗いがたい魅力には惹き付けられ続けていますが、味については、オーガニックシリアルの本当の美味しさを確実に知ってきているので、息子なんかは、従来シリアルを、

「ママー。これ、甘すぎる!」

とか、パッケージの材料記載欄の数字を読み上げて、

「ママー。〇〇グラムもお砂糖入ってるよ、これやばい。」

と、大人の真似をしたりもします。・・・食べ物の安全性、健康、オーガニックに関しては、口うるさく神経質な、母親の影響ですね・・・。う~ん、いいのか、悪いのか・・・。

とにかく、彼らが今一番お気に入りのシリアルは、これ↓です。
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「denree」ブランドの、Schokokissen(ドイツ語でショコキッセン。日本語で、チョコ・クッションという意味)です。そう、中にたっぷりと、スイス産オーガニックチョコレートが入っているのです。シリアルに入っているチョコレートというのは、往々にして、乾燥していてパリパリで薄いというのが特徴ですが、このチョコクッションの中のチョコレートは、たっぷり入っていて、柔らかくとろけやすく、本当に美味。・・・私もよく朝食に頂きます。ただ、一言言えば、チョコレートの含有量と、全体に占める割合が多く、何だか、シリアルなのか、お菓子なのかが不明・・・なのです。お菓子みたいだから、お菓子大好きな子供たちが、虜になるのも当然かなあと・・・。

ところで一体、シリアルとお菓子の境界線っていうのは、どこにあるのでしょうか・・・ね。まあ、ハイクオリティーオーガニックのものだし、楽しく食べているので、良しとしましょう。

昨日は、毎朝のバリエーション&気分転換のため、新発売の、「クランチーキッズ With イチゴワニ」というシリアルを買ってみました。
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パッケージのピンクのワニさんは、実際には、こんな感じ↓でした。・・・が、子供たちは喜んでいました。
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私の最近のお気に入りは、「ヨーグルトレモンクランチー」です。
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by mikiogatawestberg | 2009-10-27 20:47 | オーガニック・Organic・Bio

ウォーリーを探せ

夕食をつくり、怒りながら食べさせ(集中力がなく、おしゃべりやふざけてばかりいて、中々進まず、反面しっかり食べさせなくてはならないので、時間ばかりかかる・・・)、歯磨き、パジャマとシュラーフザック(Schlafsack・寝袋)を着せるだけで、母は、くたくたになり、「もう早く寝て欲しい・・・」と、気力・体力共に限界なのですが、頑張って最近は、最後の力を一絞りして、最低一冊は、日本語の本の読み聞かせをするようにしています。

子供たちに好評なのは、私もかつて、子供の時に大感動し、しばらく虜になっていた、「ウォーリーを探せ」の絵本。
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この本が現れた時は、衝撃でした。今までの絵本にはない、斬新なアプローチでしたものね。息子は、

「ウォーリーの本、今まで読んだ本(読んだというのが、正しい表現化は分からないけど・・?!)で、最高にクールだよっ!」

と興奮して、大のお気に入りになっているので、約20年の時を超えても、この本の個性は、子供に強く訴えかける力を持っているのですね~。・・・というか、「いかに絵本の世界が、保守的か?」・・・ということも、同時に言えるかもしれません。

うちは上から、6歳、5歳、4歳と続いていて、いつも絵本を読む時、誰のレベルと好み(年齢に加え、性別も好みも、みんな違うので・・・)に合わせるかも頭の悩ませどころで、なかなか上手くいかず、誰かしら、興味を無くし、別のことをし始めてしまったり、邪魔をし合って、喧嘩になる・・・ということもよくあるのですが、「ウォーリーを探せ」は、ゲーム感覚なので、年齢などのファクターがあまり影響しないところも、私にとっては、とっても魅力。しかも、読み聞かせといっても、ページをめくって、

「ウォーリーを探せ!」

と言っているだけで、興奮して盛り上がってくれるので、お疲れ&怠けママにとっても、大助かり(汗)。

今日、発見した、大きなこと。
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ページをめくる毎に、3人のうち誰が一番先にウォーリーを見つけるか?という、競争ゲームな分けですが、3人とも皆、次のページをめくった途端、誰も、どこにも、ウォーリーを見つけていないのに、とりあえず、

「はい、はい、はい~っ!!!」

と手を挙げて、「私!、ぼく!を指して~」と、本でなく、私の顔を見てアピールする姿が、

ドイツ人過ぎる・・・・・

と、ショックを受けた私なのでした。

私はといえば、まずは、手を挙げるとかそんなことする前に、目を本に向け、必死にまず、ウォーリーを探そうとする。そして、探せたら、「はいっ」と手を挙げよう、という姿勢。やっぱり、日本人なんです!彼らは、とりあえず、先に手を挙げておいて、運よく一番に指してもらえたら、そこから自分のために、上手く時間を引きのばしつつ、ウォーリーを探し始める、という順序で、非常にドイツ人的です。自己主張と、個人主義。。。毎日行っている学校で鍛えられているのだなあと、改めて、実感しました。

ちなみにドイツでは、挙手の仕方は、右手を挙げるのは日本と同じですが、手のひらを閉じ、人差し指だけを上に向かって挙げます。これは、大学生になるまで(又はそれ以降、会社の会議やプレゼンテーションなど、社会人になっても)、有効です。また、誰か(生徒でも先生でも、新入社員でも上司でも関係なく)が、教室や会議室で、プレゼンや発表を終えた時、拍手をする替わりに、右手で拳をつくって、コンコンコンと机を叩くというのも、ドイツ流。英語で言うと、「Good Job!」のBody languageバージョンということになります。こちらも、子供も大人の世界も共通です。最初にこの光景を見たときは、何だか、皆でゴツゴツと、「敬意」というより、どちらかというと、「怒り」を表しているようにも見え、私にとっては衝撃でした。今では、もう何度もこんな場面に出くわしているので、すっかり見慣れて、自分もやりなれてしまいましたが・・・。面白いですよね。
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by mikiogatawestberg | 2009-10-27 05:30 | インターカルチュラル

グミキャンディー作り

ドイツの子供(大人も!)が、大好きなグミキャンディー。

10月も終わりに近づき、寒くて、長い時間外に出て遊ぶことが出来なくなるので、子供たちと出来る家でのアクティビティーを考えないと、時間を持て余してしまうなあ・・・と、悩み始めていた所、夫がこんなもの↓を、調達してきました。
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・・・そう、手作りグミキャンディーのレシピ集。
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日本でもお馴染みのHARIBO(ハリボー)をはじめとしたグミキャンディーですが、あの独特の歯ごたえ感の秘密は、「ブタや牛の骨由来のゼラチン(もちろん動物性)」というのが、使われている砂糖の量よりも議論の的になっていて、特に、狂牛病についてヨーロッパが騒いでいた頃は、お菓子のグミについても、色々と言われていました。(今は少し治まっていますが・・・・・)

食物の安全や健康に関しては、基本的に、非常に神経質で厳しいドイツ人ですが、同時に、今の大人もずっと、ハリボーのグミキャンディーで子供時代を過ごして来ているので、正面からボイコットしたり、自分の子供に禁止令を出したりも出来ず、相反する感情を持っています。(何せ、いい年した大きな体の男性が、ベアーの形をしたグミを、恥ずかしげもなくほうばったりしているくらいなので、これはもう、ドイツ人のカルチャーなんですね・・笑)

・・・話を元に戻すと、そういう背景もあり、この手作りグミレシピ集では、ゼラチンなしのグミや、リフォームハウス(オーガニック食品店)で調達する全原料でつくるグミなど、ヘルシーレシピが盛りだくさんなのです。

先日、まだ子供たちが義父母の家に滞在中、「プローべ(Probe:試作)」とか何とか言って、夫がまず、キッチンで独り、ゼラチンなしグミのレシピを試したのですが、これが大失敗。“つくること自体に勘と経験が必要”であることに加え、やはり、ゼラチンなしというのは、技術的にも味的にも、敷居が非常に高い

・・・子供たちが帰ってきて、今度は、ゼラチン入りのレシピを、一緒に試してみました。
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見かけは・・・う~ん、「大変、手作りっぽい・・・」といったところでしょうか。

あと数時間待って、学校から帰ってきた子供たちと、早速試食です♪
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by mikiogatawestberg | 2009-10-26 23:58 | オーガニック・Organic・Bio

永久歯と、冬支度

子供たちが、フランクフルトに帰ってきました!2週間の秋休みも終わり、明日からまた幼稚園&学校が開始。次の休みは、なんと、もうクリスマス・・・です。今年ももう、約2ヶ月しか残っていないんですね。

義父母の家に滞在中の息子から、数日前に電話がかかってきて、

「ママー。上の歯がやっと抜けたよ~!」

と報告があったので、まずは帰宅した時、彼の歯がどうなってるかが楽しみでした。来月7歳になるのですが、丈夫な乳歯だったのか、下の中央2本はもう半年以上くらい前に抜けていたものの、その後が全く続かず、ぐらぐらすることもなく、さすがにちょっと、心配になっていたのです。

結局、今回の上の歯1本も、最後ぐらぐらし続けて中々自然に抜けずに、場所が場所だけに、ご飯を食べるのものままならないということで、最後の一押しは、知り合いの歯医者さんにお願いしたという事でした。

ここ最近、息子は、反抗することも増え、口達者になり、ますますひょうきん系になってきているのには、うすうす気付いていたのですが、、、、、
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上の歯がないと、更に悪ガキっぽい印象になっていて、しばらく会っていなかったこともあってか、「何だか、すっかり、男の子になっちゃったなあ~」という感じです。

日曜の午後は、子供を連れてお散歩&寒いですが、アイスが食べたいというので、カフェへ行って来ました。
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娘2人は、今年から、初ブーツをゲット。おしゃれへのこだわりも強くなってきて、冬支度も完璧です♪
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6歳最後の月の息子くんに、

「もう1回、記念に歯の写真撮らせて~」

と頼むと、
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必死に歯磨きするポーズで、サービスしてくれました。

永久歯の後は、もう次の新しい歯は生えてこないから、本当に、ちゃんと、歯磨きするようにしてね♪
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by mikiogatawestberg | 2009-10-26 04:34 | 子育て・Erziehung

宗教改革者 マルティン・ルターの素顔

絶対に行きたいと思っていた、マルティン・ルター展。フランクフルトから車で1時間くらいかけて、開催地のマンハイムまで、行ってきました!美術館外観↓
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宗教改革で、古いヨーロッパを揺るがし、プロテスタント派の始まりとなった、かの有名なマルティン・ルター。当時は、彼がヨーロッパの人だとは理解していましたが、ドイツ人だとは知りませんでした(忘れただけかも・・)。でも、中学や高校時代の世界史の授業で、何度彼の名前や年号を見かけ、暗記し、テストで書いたりしたか、今でも鮮明に覚えています(結局、彼の何が革命的だったのか、本当のところ、具体的に何をした人なのかは、テスト前に繰り返し勉強した割には、どこにも記載が出てこなかったような・・・。これも記憶が残っていないだけかしら??)

でも、名前と共に、ずっと忘れることが出来なかったのは、印象的な彼の肖像画↓。
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「懐かしい~」と、私と同様に、学生時代を思い出された方も、多いのではないでしょうか?

この肖像画は、教科書に載っていたものと同じで、今回のルター展のPRポスター(この肖像画入り)を、フランクフルトの駅で見かけた時、「これは、行かなくては!」と、私の心の奥底にずっと、ひっそり記憶を残していた、教科書のルターさんと、時と場所を越えてバチッと出会ってしまったのでした。(まさか当時は、ドイツに住むようになるとは、想像もしていなかったことですが・・・)

どうして、日本にキリスト教を伝えにヨーロッパからやってきた、フランシスコ・ザビエルと同様に、ルターさんが、私にとって「忘れ得ぬ人」となったかというと、原因は、この肖像画が醸し出す、何かを決意しているような、睨み付けているような、またなんだか怒っているようにさえも見える、唇ときりっと結び、厳しく正面を見据えたルターさんの神秘的&読みにくい表情にあります。

宗教改革者ということで、厳しく、抜け目のない、論理・頭脳派・・・・と、勝手に想像していたのですが・・・

今回ルター展をじっくり回り、彼は確かに、頭脳が明晰ではあったけれど、決して従来的な「頭の良さ」でなく、過去になかったこと、禁止されていたこと、タブー(当時の人々は、これらを、世の常識として、単に理解したり、反発することなく伝統として受け入れていたこと)に対して、自分自身の頭で考え、次々と、型破りで情熱的な行動を、生涯貫徹した人物ということが判明し、意外でびっくりしたのです。

例えば彼の父親は、鉱山業で成功した経営者で、ルターは裕福な家で育ちましたが、家名と富を増幅していくための“手段”としての派手な結婚には見向きもせず、“愛”を基準に、自分自身で結婚相手を決めました

相手は、尼僧のカタリーナという女性。司祭と尼僧の結婚というのも、もちろんスキャンダラスなのですが、2人が結婚に至るまでのエピソードは、更に衝撃的。

元々は、このカタリーナという女性は、ルターの男友達と結婚する予定だったのですが、この男性の父親が、結婚に反対し、それによって、その男性も結婚について渋ってしまった時に、ルターが親友として、2人の間に立ち、結婚を決断するように説得しているうちに、カタリーナとルターの間に、愛が芽生えてしまったということなのです。

いってみれば、「略奪婚」

更に、このカタリーナという女性もとてもキャラの強い女性で、ルターと結婚後は、主婦として家に入り、家事や子育ての切り盛りを主に担いましたが、ものすごい経営・ビジネス感覚に優れ、家庭内の経済を、会社経営のようにマネジメントする才能を開花させたということなのです。ルター家は、いつも多くの友人の行き来が絶えない賑やかな場所で、ホームパーティーも盛んに開催していたとのこと。

この時代、正に2人は、ぶっ飛んだ夫婦という感じだったのだと思います。

・・・などなど、固く厳しい表情のルターさんの意外な素顔を知り、「人は、見かけで判断しちゃあいけないなあ~」と、思った私なのでした。

ルター展では、マルティン・ルターの人物そのものだけでなく、彼の生きた時代背景についての、展示物や資料も多く、これらもとても興味深いものばかりでした。

例えば、この時代、結婚式で花嫁がかむる冠には、沢山の宝石に加え、ひらひらと葉っぱのような薄い金・銀の細工↓
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が、何個も重ねてつけられているのが特徴
で、この細工は、ドイツ語で「flitter(フリッター)」という名前がつけられていました。

現代のドイツ語で、「Flitterwoche・フリッターボッヘ(週)」という言葉があるのですが、これは英語でいう「Honey Moon・ハネムーン」に相当し、結婚式を終え、旅行に出たり、新生活をスタートしたりする新婚ホヤホヤの一週間を意味しています。殆どのドイツ人は、このフリッターボッヘの「flitter(フリッター)」の意味を説明することが出来ず、またこの言葉が、15世紀、マルティン・ルターの時代の結婚式の伝統に由来していることを、知りません。・・・・・こんな、ドイツ人でも知らないような知識を吸収することが出来たりすると、わざわざ、美術館などへ足を運ぶ意味があるなあ~と、さらに、得した特別な気分になりますね~♪

ルターが遺した多くの名言の1つ:

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「20の悪魔が居る所には、100の天使も居る」

時代に残る革命者となるための、必須の心構えは、

ポジティブマインド

というところでしょうか?

常に、大きな希望と、野心を持って、人生を精一杯に生きる・・・500年前の偉人の人生に触れ、気持ちが鼓舞されました♪
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by mikiogatawestberg | 2009-10-25 06:13 | 文化・Culture・Kultur

女性が主人公!

最近立て続けに見た3本の映画、全て女性が主人公の映画でした!

一昔前は、「成功した男の影には、パワフルな女性がいる」と言われていましたが、現在の世界的風潮&トレンドは、正にこの逆?というのを感じています。

まず、第1本目に観たのは、「Julie & Julia」。メリル・ストリープが、実在の人物、アメリカ人女性・Julia Childを演じています。Julia Childとは、外交官の妻としてフランス・パリに滞在し、フランス料理の修行を極め、後にアメリカで初、英語によるフレンチクッキングの本を出版した、パイオニア的人物。外交官という夫の立場を上手に利用しながらも、最後は自分自身の実力とチャーミングさを武器に、夫に支えられながら、出版を実現させるのです。

同時に進むのは、若手女優エイミー・アダムスが演じる、現代のJulie Powell。冴えない会社員で、物事をやり遂げたことのない、自分探し系の彼女は、唯一の趣味で得意なことである料理で、何か出来ないかと考え、バイブルとしているJulia Childのフレンチクッキングの本のレシピを1年間で全てトライし、その結果を自身のブログで綴るという計画をし、紆余曲折を経ながらも、見事やり遂げます。こちらもまた、彼女の頑張りを支える夫の功で、最後は本当に出版を実現。つまり、この映画の原作です。

・・・・・なんだか、どこかで似たようなケースがあったような・・・と思った方も多いかと思いますが、そう、やはりメリルストリープが主演で、実在の話が元になった、「プラダを着た悪魔」と、同パターンの、シンデレラストーリー(主人公が、結局は原作者となるパターン)です。主人公が最後は職業作家となり、スターになるというパターンは同じでも、“ファッション界”と“グルメ”という内容の違いと、時を隔てた2人の女性の2つの物語が同時進行という構成は目新しく、とても個性が出ていたので、私は「Julie&Julia」も、とっても良い映画だと思いました。

2本目は、先日ブログでもご紹介した、ヒルデガルド・フォン・ビンゲンの、映画。こちらも、期待が外れず、素晴らしい映画でした。ヒルデガルドを演じたドイツの大物女優は、適役で熱演。ヒルデガルドは、中世の修道女という私たちの一般的イメージを、最初から最後まで裏切り続けます。生粋のフェミニストで、男たちの権力で閉塞感漂う修道院(今の政治に相当??)を、勇気を持って時には男たちを敵に回しながらも、しなやかに、チャーミングに活性化していくのです。

「Gott liebt die Schoenheit/神は美しさを愛する」

と断言し、清貧をよしとする中世独自の世界観を打ち破り、時に修道女のスカーフと服を脱ぎ、宝石や美しい衣装で着飾り、女性としての誇りを、堂々と世界に示した姿は、とても美しく素敵でした。そしてここでも、生涯ヒルデガルドを陰で支え、おそらくずっと愛し続けていた、修道院の男性が彼女の大きな心のよりどころでした。「ヒルデガルドが輝くことが、彼の幸せ」というところが、圧倒的なキャラクターとカリスマ性を持つヒルデガルドの魅力を確実にしていると同時に、支え手にまわることで、逆に彼自身の男性としての魅力が高まっているところが、興味深かったです(他の男性があまりに、非革命的で超保守的というところが、一層、一人ヒルデガルドの側へまわるという、彼の勇気を輝かせているのです)。

そして、3本目は、アフリカ・ソマリア出身のスーパーモデルのウォリス・ディリー(Waris Dirie)の、やはり実話に基づいたストーリーで、議論を呼んでいる「Wuenstenblume(英語タイトルは、Desert Flower)」
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表面的には、ソマリアから、命からがらイギリス・ロンドンへ移住し、その後世界的なスーパーモデルになるという、シンデレラストーリーなのですが、美しさと強運と、強い精神力と勇気を持った彼女は、後に、世界で初めてアフリカ人女性として、国連などの機関を中心に、公に性器切除の現実と禁止を訴え、現在でも活躍中の女性です。いくら、富みと名声を得たスーパーモデルと言えども、「ものすごい伝統と重圧の中で押さえ続けられた“真実”を、声に出す」ということは、私たち日本人女性にとっては、そもそも想像を超える・・・ということが、この映画で伝わってくるのです。

実際、彼女の活動によって、ヨーロッパやアメリカでは、「性器切除の伝統の禁止令」が現実となり、従来より、ずっと件数が減っているそうですが、未だ影では、続いているそうです。

「伝統」と名のついたものを、どのように見ていくか?これは、「民主主義」を、どう解釈するか?という問題ともリンクすると思いますが、国や文化、また、男性、女性、おそらく世代間でも、全く考え方が異なるテーマという気がします。

例えば私は、この性器切除の伝統は、

「男性が女性を蹂躙するための、“恐怖”に由来したもの」

と解釈しますが、一緒に映画を観た主人は、さらっとした顔で、

「少女売春を防ぐための文化だと思う」

と言っていて、私は、あまりの彼の無知さ(あくまで私の意見や解釈をベースにした私の受け取り方ですが)と、私たちの世界観や物事の見方の違いに、開いた口が塞がりませんでした。もちろん、彼もこの慣習には大反対。映画では、2人の娘を持つ父親として、目を塞ぎたくなるような場面もあり、ショックは同じように受けていました。

ちなみに、ウォリス・ディリーによると、この慣習ができる元となった、イスラム教のコーランには、「性器切除が必須という記述は、どこにも書かれていない」とのことです。ソマリアでは、性器切除をしなかった(出来なかった)女性は、生涯結婚することが出来ないのだそうです。なので、娘が将来結婚できるために(誰かの妻になる意外に、女性は生きる道、選択肢が残されていないから)、娘を愛す母親は、進んで性器切除を受けさせるのです。

この文化と男女間の構造を、どう解釈するか・・・。興味のある方は、映画、又は原作を是非まず読んでみてください。本物の、ウォリス・ディリーも、映画でウォリスを演じたリヤ・ケベデも、息を呑んでしまうような美しい女性です。
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by mikiogatawestberg | 2009-10-24 23:55 | 女性・Women・Frauen

ローズラッシーとクインスジェレー

今、実はドイツ・ヘッセン州(フランクフルトがある州)は秋休みで、先週から子供たちは義父母のところへ行っていて、今週末に帰ってくる予定です。全員毎晩、集中スイミングコースに通っています。

・・・なので今、悠々シングルライフ♪

といっても、日中は、あまり普段と変わらない日々を送っているのですが・・・。昨日は、GOBのスタッフSさんと、TCM(Traditional Chinesische Medizin)・Tuinaマッサージに行ったり、美術館に足を運んだり、映画を続けて多く観たりしています。

そして、最近凝っている、ささやかな贅沢は、コレ↓
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大好きな、ラッシーのローズ味です。いつも買って、冷蔵庫に入れておくのですが、知らないうちに、息子にごくごく飲まれていたり、主人に持っていかれたりして、ずっと縁がなかったのですが、今回、心配せずに楽しんでいます。仄かな本物のローズアロマで、色も、品のよいパステルピンク。グラスに注いで、ゆっくり頂くと、束の間の優雅な気分が味わえます。

もう一つ、最近のお気に入りは、コレ↓
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ドイツのオーガニックブランド・MaintalAnnesの、クインスジェレー(Quitten Gelee :ドイツ語で、クウィッテンジェレー)。クウィッテ(Quitte。英語ではQuince“クインス”)という果物で、ドイツでは、このようにゼリー状のジャム(ジェレー)として、また砂糖菓子としても良く使われますそのまま果物として頂くことが殆どないのが、普通のベリー、イチゴ、アップルなどとの違いで、果物の状態のクウィッテの外観を知らない人も意外に多いのです(外観は、この写真の通り)。

また例えば、ドクターハウシュカ「キンスクリーム」をはじめ、オーガニックコスメの有効成分としても、活躍しています。

ジェレーは、他にもイチゴやローズヒップ、ベリー系のジェレーなど、色々種類がありますが、使い方も色々です。ベーシック頂き方は、ジャムのような感覚でパンにつけたり、又はチーズと合わせたり、後は生ハムに載せたりもします。あとは変わったところで、トマトソース系のパスタの横にジェレーを添えている料理を見たこともあります。ええっと思うような組み合わせもあり、最初は驚きましたが、、、。

チーズやハムとは、マスタードの辛味が入ったフルーツジェレーを合わせるのが主流なのですが、不思議なハーモニーで、中々癖になるコンビネーションなのです。
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by mikiogatawestberg | 2009-10-22 22:57 | オーガニック・Organic・Bio

民主主義のプライス Der Preis des Demokratie

今日のハンデルスブラット(Handelsblatteというドイツの経済紙で、日本の日経に相当)で、またまた、面白いデータを見つけました(何だか今月は、目がデータに向くようです。自分でも不思議・・)。
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「Teure Politik/高い政治」とのタイトルのもと、世界各国における選挙運動にかかるコストを、コストが高い順に、リストアップしています。

わが国日本は、トップのイスラエル、メキシコ、オーストリア、イタリアに続き、世界で5位

ドイツは、5位の日本の後、スウェーデン、ポーランド、スペインに続いて、世界9位。ちょうど、真ん中辺りのイメージです。

反対に選挙運動にかかるコストが低い国は、一番下から、オランダ、イギリス、オーストリア、デンマーク、スイス、アメリカ、カナダなど

最後に大きく、
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「Gute Demokratien brauchen kaum Finanzspritzen」・・・「良い民主主義は、大きな財政注入を必要としない」と、書かれています。

・・・確かに・・・。日本の順位、ドイツの順位とも、様々な角度で、色々読むことができる興味深いデータだと思います。
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by mikiogatawestberg | 2009-10-20 18:47 | 政治・Politics・Politik

環境大国“日本”

先日は、フランクフルトで世界的なモーターショーもありましたが、世界的に環境に優しい車への興味・ニーズが、ここ数年ぐんと高まっていて、金融・経済危機以降、その傾向は更に強まっている気がします。

ハイブリッドカーをはじめ、この分野で先頭を切っているのは、誇り高き、日本のグローバル企業!!こんな、面白い記事を見つけました↓
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タイトルは、「Japaner wieder am saubersten/日本人、またも、清潔(?!)

このドイツ語の、「sauber(ザオバー)」という形容詞は、「清潔な(クリーン)」という意味をはじめ、「きちんとしている」とか、「手入れが行き届いている」とか、「サッパリとした」とか、「順調な」とか、或いは場合によっては、「こぎれいな」とか、「素敵な」という意味を持つこともあり、広範囲な使われ方をします。記事として、読者の興味を思わず引く、キャッチーなフレーズとして、「日本」や「日本人」、「日本のプロダクト」の持つイメージを、総括して、またもや(wieder)、「Sauber」という、コンパクトな単語にまとめたのだと思います。中々のセンスです。

・・・気になる内容は、環境に優しい車ブランド・車種のトップ10。1位のトヨタのプリウスは、ヨーロッパでも、誰でも知っていますが、その後に続く、ホンダ、ニッサン、スズキ、ダイハツ、、、どこも、世界トップ10入りしてるんですね。素晴らしい!ドイツ人は、このトップ10リストに、ドイツのSmart(スマート)と、VW(フォルクスワーゲン)が、日本ブランドと肩を並べて入っていることに、不満というより、むしろ嬉しく誇りに思っているというニュアンスの記事内容でした。・・・こうしてみると、「日本+ドイツ」は、環境車の分野では、最強のコンビと言えますね。ドイツに住む日本人として、とても誇りに思います♪

もう一つ、頭脳の分野でも、まだまだドイツは底力、あります。ルーマニアとドイツの血を引き、現在ベルリン在住の、ヘルタ・ミュラー(Herta Muelller)女史の、ノーベル文学賞受賞の話題です。
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テーマは、社会主義と、スターリン・・・。彼女の実母親の運命と世の激動について書かれた傑作ということ。

人の心を動かす物語は、いつも、文化と人間、世代と時代のうねりが交錯するところに、あるのでしょう。

難しそうですが、、、近いうちに読みたいと思います。
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by mikiogatawestberg | 2009-10-14 18:59 | 環境・CSR