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天使のいたずら?!

毎晩子供たちに、昔話から、しまじろう、アニメ・・・etc、ジャンルを問わず、色々な日本語の絵本の読み聞かせをしていますが、、、

先日読んだ「うえきばちです」という絵本がとても面白かったです。
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め(目・芽)が出て・・・
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は(歯・葉)が出て・・・
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はな(花・鼻)が出て・・・
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意図されてか、されていいないのか、植物と人間、「め」と「は」と「はな」は、同じ「音」で呼ばれてるんですね~。気づかれていた方、どれくらいいらっしゃいましたでしょうか?

シュタイナーや、オーガニックコスメに通じている方、また私の著書を読んでいただいた方ならご存知だと思いますが、シュタイナーによる、人体と植物の対象図にも繋がっていて、妙に感動してしまいました。

改めて、、、日本語の“ひらがな”って、奥深いですね~。

これと関連して、「かわしまきこ」さんと「おわだまさこ」さんのひらがなの名前を、上下に並べて、ぎざぎざ読みにすると、どちらで読んでもお二人の名前になる・・・なんて、昔、びっくりして、この偶然(?!)に、人間の“運命的”なものを感じたことを、なぜかふっと、思い出してしまいました。

昔は「天使」の存在なんて、全然信じなかったけど、ここ数年、プライベートや仕事でも、

「この仕事、この人と会うことは、もう予め、決まっていたんだ」

・・・と思うしかないような、偶然(必然?!)の大きな出会いがいくつかあり、

天使のいたずらって本当にあるのかなあ~と、思い始めている、この頃です。また、シュタイナーによると、人生の折り返し地点(30歳~40歳:ちょうど私くらいの年齢)には、前世の前半人生で、家族や友人など、深い関係を持った人々と再会するのだそうです。そう考えると、つじつまが確かに合う・・・。

・・・ちなみにこの絵本の続きですが、

最後は、せみが「みみっつ~(耳)」と鳴いて、
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次に植えた時には、め(目・芽)がみっつ出る・・・
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というオチで終わっています。
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by mikiogatawestberg | 2010-02-28 21:33 | 子育て・Erziehung

Notfall(ノートファル)

ここ数日ぐんと気温が上がり、やっと寒さが和らいできました。

空も明るくなり、日も、日に日にのびて来ている感じです。

地下鉄で買い物に出かけましたが、街行く人の表情も大分、真冬の寒さによる凍ったような表情が、やわらかくなってきています。

・・・・・もうすぐ駅に到着と思ったら、突然地下鉄がストップし、照明が消え、ドアが開かなくなるというハプニングがありました。

その直後、ドアの上方にある鉄のレバー部分を、
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下に引っ張って、自分で電車の中からドアを開けて、外に出てくださいとのアナウンスが・・・

この部分↓、ぐいっと下に引っ張ると、ドアが開くという仕組みのようです。
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ドイツにお住まいの方、万が一の時のため、知っておくと良いかもしれません。
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by mikiogatawestberg | 2010-02-24 23:52 | 生活・Life・Leben

MSC認証

MSC認証って、ご存知でしょうか?

Marine Stewardship Councilの略称で、「持続可能な漁業で採られた、認証水産物の世界的な促進」を目的とするNGO団体の世界的な活動です。

世界の水産業界で、トップを争う顧客・生産者である国が、日本。
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先日のイギリスのBBC放送で、この認証水産物の認知・普及活動が、

「もともと海外に対して保守的で、特に水産業界については、長い歴史と大きなマーケットが背景にあるため、既得権益なども大いに絡んでいる日本で、一体、そう簡単に受け入れられ、成功するのかどうか?」

というテーマで、特集がされていました。

取材は一年くらいに及び、最初はかなり懐疑的だったリポーターも、実は日本人も日本市場も、今はトレーサビリティーや、サステイナブルという言葉にかなり敏感になっていて(もちろん、オーガニックのトレンドなどとも絡んで、全産業が影響を受けているということですね。)、思った以上に、このコンセプトが急速に日本に受け入れられているというポジティブな内容でした。

それでもやはり最初からスムーズに・・・というわけではなかったそうですが、日本に紹介をはじめて数ヵ月後に、認証マークのデザイン替えをしたら、ぐ~んと注目度や認知度が上がったのだそうです。こちらが、新しいマーク↓。
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既にこの認証マークをつけた水産物商品も店頭に並んでいて、NGO団体の調べでは、現在日本人口の8%がこの認証マークについて知っていて、これはまとまった資金を持たないNGO団体の短期間の活動の結果としては、驚異的な成功の数字ということで、代表者が熱く語っていました。
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現在も続けて、機会ある毎に、東京など大都市で、消費者にも直に開かれた、水産業関連の見本市などで、ブースを出して積極的にアピールを続けているそうですが、小学生などの日本の子供たちが特に興味を持って、質問をしてきたり、資料を持っていったりしているということで、かなり良い感触があるということでした。

JASの認証マークが登場したくらいの時は、まだまだ「認証マーク」という概念に、新しさや違和感があった感じがしましたが、最近は、日本の生活者の頭に「認証マーク」という概念が、着実に定着し始めているということを実感したレポートでした。
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by mikiogatawestberg | 2010-02-24 23:34 | 環境・CSR

ウィークデー大工

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釘を打ったり、板を切ったり並べたり、塗料を塗ったり、果物の種を貼り付けたり・・・
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アートのような・・・・大工さんのような・・・作品たちは、全て長女作。

小学校の午後の活動教室で、毎週1回、木工アトリエ・技術のクラスをとっていて、毎回上記のような、大きな芸術作品を持ち帰ってくるので、そろそろ、置き場に困っています・・・。捨ててしまったらもちろん怒られるので、家の中のリビングや子供部屋など色々なところに置き飾っていますが、、、。

でも良く見てみると、ちょっと素朴な前衛アートみたいな感じもしないでもなく、家具が少なく、さっぱりしすぎの我が家には、アクセントのようになり、意外にも部屋にマッチしているかもしれません(?!)

それにしても・・・、私は5歳から、釘を打ったり、のこぎりで木を切ったりは、全然体験しなかったな・・・

ドイツ人の女性って、壁のペンキ塗りを自分でしたり、ドドドドドーッツとおっきなドリルで壁に穴開けたり、タイルや床をひいたり、IKEAの組み立て家具も難なくこなしたり、とってもたくましい人が多いのですが、やっぱり人生の早いうちから「自分でやる」ってことと、作業自体に慣れているんだと思います。

「自分の家は自分でつくる」というのは、モンテッソーリの考え方にはもちろん合っているけど、そうでなくても、自分自身で色々なことを決定して、人生を生きていくという意味で、ものすごい主体性を求められることですよね。

家・住宅関連に関しては、特に何でもアウトソーシング、特に作業・技術系の知識や経験がさっぱりな私は、こんな時自分の無力さを実感します。30歳を過ぎてから、自分でやってみようと思ったところで、私のように特に技術系なことにセンスや実力があるタイプでない場合は、なかなか思うように覚えられないし、やっかいだし、やっぱり面倒です。小さい頃からの教育って、だからやっぱり大事なんですね。

娘たちには、大きなドリルをがんがん使いこなし、大工作業も問題なし♪という、自立したたくましい女性になって欲しいです。(・・・単に私が頼りたいだけ?!・・・でも、何も分からなくて、自分で出来ない人に、いつも頼られるほど面倒なものはありません・・・。億劫ですが、いくら時間がない、苦手と言っても、もうちょっと自分で色々出来る様にならないと、いつまでも自信がつかないなあとも思います)
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by mikiogatawestberg | 2010-02-23 06:38 | モンテッソーリ・Montessori

サラとトム

CNBCビジネスチャンネルを回すと、ちょうどEnterpreneurs(起業家)特集番組が放映されていて、2つの個性的で素晴らしい企業に、久々に大きくインスパイアされました。

一つ目は、SPANXという、ボディメイキング下着のパイオニア企業。創始者Sara Blakelyさんの体当たりで大胆なサクセスストーリーは、文字通りのアメリカンドリーム!
・・・最近のアメリカを見ていると、もう“アメリカンドリーム”言葉は死語になりつつあるのかなという気もしていましたが、彼女の物語を見て、まだまだこの国の起業家スピリットと女性は、やっぱりスゴイと思いました!

セールストレーナーから、特許取得という大きな味方を得て、起業家へ転身。
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その後、ほんの数年のうちに、
オプラ・ウィンフリーからの出演依頼の電話を受け、
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ヴァージンエアラインのリチャード・ブランソン(私も大憧れの、ビジネスヒーロー♪)の寄付を受けて、
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発展途上国の女性の起業をサポートするSara Blakely Foundationまで設立してしまった、スゴイ女性です。単なるラッキストーリーでなく、信念を持って道を切り開いてきた彼女の起業家精神が知りたい方は、ぜひぜひ英語ですが、彼女のプロフィールや動画を見てみてください。

もう一つは、TOMSという靴メーカー。

会社ロゴに続く“One for One”というスローガンは、

「私たち消費者が、1対のTOMSの靴を買うと、同じ1対の靴が、製造国であるアルゼンチンをはじめ、世界で靴を買うことが出来ずに裸足で生活している子供たちに送られる」

という、会社の核である信条を意味しています。非常にでシンプルで分かりやすいビジネスモデルですが、これを文字通り実践して、会社として利益を出していくということを、このとっても素敵な↓創始者のミコスキー・ブレイク氏は、本当にやってのけてるんです!かっこよすぎです。
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靴の製造1足当たりにかかる製造費が約9ドル。デザインと機能性、そして会社と社長の個性によって、TOMS商品とブランド価値が高められ、アメリカをはじめ、先進国では40~50ユーロの値をつけて販売されます。普通のビジネスであれば、その差額から人件費、輸送費、店舗費などコストを引いた額が利益となりますが、TOMSの場合は、売れた靴と同じ靴を世界の子供たちにプレゼントする・・・というプロセスが余分に入るわけです。

・・・・・これでも、経営者の器量とマネジメント能力で、利益を出しているのです。最初はやはり、

「そんなビジネスモデルが、上手く行くわけがない」

と誰からも言われていたそうです。

現在、出している利益も、更に多くの靴を子供たちに配るため、利益の殆どが、更なる靴の製造に回されているとか。

TOMSシューズは、デザインもとてもセンス豊かですが、アルゼンチンで、スポーツのポロに魅せられたブレイクさん自らのインスピレーションがそのまま形になったという、新作のラップブーツが私的にはとても気になります♪

サラさんのSPANXも、ブレイクさんのTOMSも、日本、ドイツ、どちらにも進出しています!

ちなみに、TOMSという会社名・・・

「誰が、トムという名前なのですか?」という質問がよくあるそうですが、、、

実在のトムはいないそうです。TOMSとは、Tomorrowから取って、命名したそう。・・・こんなところも、とってもセンスありますね♪
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by mikiogatawestberg | 2010-02-22 01:00 | 環境・CSR

何かを語るために必要な、credibility(信頼性)

昨日のトヨタについての記事で、色々な方から、反響やご意見を頂きました。ありがとうございます。

ブログ記事の中で、

東京でこの取材をした同誌の記者が、どれだけ日本の文化に精通しているのか分かりませんが、豊田氏の言動の意味を、ドイツ人の読者に分かりやすく伝えようとしている意思は感じます

と、私は書きましたが、ドイツ国内でも、このテーマが大変繊細で重大なだけに、

「一体、誰がこの記事を書いたのか?」

という疑問が、記事自体の反響以上に、読者から多くハンデルスブラット紙に寄せられたのかもしれません。

・・・というのは、次に続いて出た記事に、記者についてのプロフィールが大きく載っていたからです↓
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私自身、興味津々だったので、すぐに読みましたが、なんと冒頭部分に

「Anfang des Jahres(今年初めから!!!)、東京でハンデルスブラット紙の特派員」

とあり、思わず、大ショック。日本に来て、さっ3ヶ月未満ですか・・・?!?!?!

もとは弁護士で、ハンデルスブラッド紙には1999年から勤務、政治分野に通じている・・・・・ということですが、これだけでは、彼が、3ヶ月に満たない在日から、「日本」や「日本人の文化」について、大御所の経済紙ハンデルスブラッド(日経に相当)で、語れる信頼性(英語でcredibility)を持つとは、どんな素人も思いませんし、大切で厳しい目を持つ読者から、同紙自体の信頼性を、失う可能性だってあります。

一つプロフィールの中で、大きな輝きを放っていたのは、

「・・・ist einer Japanerin verheiratet/日本人女性と結婚している」

という部分でした。この事実が、彼に、豊田氏の言動について語る100%の信頼性を与えてしまうのか???というのは、はっきり言ってとってもショックでした(きっとお辞儀についての解釈も、奥様の見解などが大いに入っているのでしょう)。でも同時に、天下の独ハンデルスブラット紙でも、経済・ビジネス・政治に通じ、ジャーナリストとしてのしっかりとしたキャリアがあり、その上でその国の言語や慣習に理解がある人材を見つけるのが、いかに困難であるかということでしょう。ことにやっぱり、ヨーロッパ内でなく、「日本」という、地理的にも文化的にも、言語的にも遠くはなれた国だと、それが現実なんだと思います。でも、逆を考えると、日本人で、ドイツについて通じている人材は、ドイツで日本に通じている人材より、ずっと多く、質も高いのではないでしょうか?・・・「ドイツ人男性と結婚しているというだけで、ドイツに来て3ヶ月の日本人女性が、日経新聞に、ドイツのメルセデスベンツの記事を書く」・・・とは、まず現実的に考えられないでしょう。・・・でもまあ、日本の日経新聞で、経済関連の長いキャリアを積んでいた女性だとしたら、まあありうる(?)話になるのかもしれません。

・・・しかしもう一方で、、、ことにインターカルチュラルな事項に関しては、「誰が、語る権利を持つのか?」ということについて、一筋縄でいかないことがあることも事実。にこの記者の方も、もしかしたら、ドイツにいるうちから、日本人の奥様に、日本について、正しく、最新の情報を集中的に得ていたのかもしれないし、もしそうだった場合は、在日がたとえ長くても、日本社会に交わることなく、日本語を学ぶこともなく、東京のドイツ人サークルの中にとどまっているような人材なんかよりは、よっぽど、日本について「語る」権利を持っているとも言えるかもしれません。

簡単に回答が出るような、テーマじゃないのですが・・・

1点だけ、とても良いな~と思ったのは、
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同ケウヒェル記者の描く日本についての記事、彼の日本への視点自体が、とてもポジティブであること。

情報が少なく、遠い国のこととなると、一方的に批判的に書く記者が残念ながら多い中(こういう人たちは、自分たち自身にその国への知識や敬意がないため、批判的な文章にした方が、自分がインテリに、特別に映ると勘違いしているのです)、

同記者の場合、愛する奥様の国は、知識のレベルに関係なく、中傷するのでなく、同じ愛情を持って眺めることが出来るんだと思います。

同時に、ポジティブにしろ、ネガティブにしろ、偏見が記事なんていうのは、一つもないというのも事実で、これは読者としては、いつもそれを忘れないようにしないといけません。

・・・今回のこのトヨタについてのように、イメージが今後の同社の未来を決定してしまうような場合は、事態についてポジティブに書かれるということが、ビジネスマンや投資家が読者であるハンデルスブラット紙なんかの場合は特に(!)、億、兆レベルの、経済に与える影響になりうるといっても、過言ではないのではないかと思うのです。

そう考えると、日本人として、日本の会社の発展や日本の未来のために、何ができるのか?と言えば、、、

「人間対人間(一対一の個人レベル)の関係性に於いて、着実に良いイメージや信頼や、愛を育んでいくこと」

地味で長い道のりですが、、、、、結局最後は、これしか、ないのでしょう。
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by mikiogatawestberg | 2010-02-21 23:59 | インターカルチュラル

ドイツも大注目の、トヨタ自動車米公聴会

トヨタ自動車の大規模リコール問題で、来週アメリカの公聴会に出席することになった豊田社長の一挙一動に、ドイツも大注目しています。

先日のドイツの経済紙・ハンデルスブラット↓では、
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「Toyoda macht Schluss mit Demut/豊田氏は、へりくだり(謙譲)に終止符を打った」

という見出しのもと、

今月9日に深く頭を下げる豊田氏(向かって左の写真)と、昨日の豊田氏(右の写真)を比べ、右側(現在)を、「口を固く結び、ほんの軽く体を前に傾けた姿勢は、彼の自信と自負心(Selbstbewusstsein)を示している」と分析しています。(東京でこの取材をした同誌の記者が、どれだけ日本の文化に精通しているのか分かりませんが、豊田氏の言動の意味を、ドイツ人の読者に分かりやすく伝えようとしている意思は感じます)

日本ではこの件について、報道はされていますが、ニュートラルな記事ばかりで、日本人として皆、どうして怒らないのか?私は不思議でたまりません。もちろん、死傷者がでたという事実は事実ですが、それ以上に、これは、環境自動車のトレンドに完全乗り遅れ、トヨタの成功や名声を羨んでいて、今回ここぞとばかりに、この事件で、可能なところまでトヨタのイメージや財政を打ちのめそうとたくらんでいる、アメリカの自動車メーカーやアメリカ人のいじめとも言える行為ではないかと思うのです。ロビー政府まで大きく関わっているところが、アメリカらしい汚さと非情さです(ちなみに私はアメリカに留学したこともあり、アメリカのポジティブさやパワーは基本的には好きですが、政府関連の欺瞞と保守性が嫌いです)。

ドイツをはじめヨーロッパ諸国は、基本的には(特に、戦争や環境問題に関して)、アンチアメリカですが、ドイツは、日本に続いて環境自動車の世界マーケットを率いているものの、同時に、まだ保守的な自動車産業のロビー活動が、アメリカと同様に大きな力を持っています

今回のこのハンデルスブラットの記事もそうですが、そんな背景もあって、トヨタを応援したい気持ちと、やはりやっかみの気持ち、そして、世界一の実力とステータスと名声を持つトヨタ社が、この問題に関してどういう行動を取り、今後どう舵取りをしていくのか?ということに対する純粋な興味・・・etc、複雑に絡み合った感情を持ちながらも、少し離れたヨーロッパ大陸から、斜め目線でこの一連の事態を冷静に観察しようとしているというのが、ドイツの姿勢という印象です。

豊田社長が背負っているものは大きいですが、この記事の写真を見ても、今の自分の一挙一動に、世界中の注目が集まっていて、それは、一歩間違えると、今後のトヨタのポジションや未来を大きく左右し兼ねないというリスクと責任を、十分理解しているように見えました。敢えて、アメリカ人のいじわるに触れず、卑屈にもならず、恐怖感や不安も決して出さず、

~名古屋市内で記者団に対して、「喜んで公聴会に伺い、誠心誠意答える。全世界に向けて、しっかりと原因究明への協力体制、安全性、顧客への安心感、信頼回復を訴えていきたい。(公聴会に)全面的に協力したい」(*YOMIURIより抜粋)~

と、言及したのは、とても戦略的に正しく、背負っているものはとてつもなく重いけれど、流石、世界一のトヨタの社長だと思いました。

今後の進展も目が話せません・・・。
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by mikiogatawestberg | 2010-02-20 06:30 | インターカルチュラル

ダイアン・クルーガー

国際的に活躍の実力派美人女優の、ダイアン・クルーガー。
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ハリウッドでも活躍していて、英語で演技をしているので、彼女が実はドイツ人だと知っている方は、以外に少ないかもしれません(クルーガーという苗字は、ドイツの典型的な苗字なのですが、アメリカにはドイツ系移民がとても多いし、私も最近まで、てっきり彼女はアメリカ人だと思っていました)。

先日ベルリンの国際映画祭があり、ダイアン・クルーガーは、主演女優賞を獲得。そして、プレゼンターとして、彼女の紹介をしたのは、カール・ラーガースフェルトという、変わり者の国際的に有名なモードデザイナーでした。
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モードに興味をお持ちの方なら、日本でも彼のことを知っている方も多いかもしれませんが、また、彼も実はハンブルグ出身のドイツ人であることを知っている方はあまり多くないかもしれません。昨年、ココシャネルの映画が上映されましたが、生前のココシャネルとも深い親交を持っていて、映画で主役を演じた女性のことを、「全然、実物のココシャネルを理解していない。単なる金目的!」と、メディアで酷い毒舌をふるっていたことも、思い出しました・・。

同じドイツ人という同胞のよしみだから(?!)かもしれませんが、ラーガースフェルト氏は、ダイアン・クルーガーのことは、絶賛。
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初めて彼女を知ったのは10年以上前で、パリでのモード雑誌の撮影現場でだったそうです。当時、モデルとして活躍していたダイアンは、既に他のモデルとは、一線を画す強いオーラと意志があって、「この子は、違う」と感じ、単なるブロンドのナイスボディのドイツ人女性の一般的なイメージを覆す彼女を、同じドイツ人として誇りに思ったそう。それからも彼らの親交は続いて、今でも在住のパリでは、ご近所さんだそうです。

それにしても、ダイアン・クルーガーのスピーチには泣けました!

私たちから見たら、文句のいいようのない美貌で、フランス語も英語も問題なく、フランスでも、アメリカのハリウッドでもスムーズに順応していて、今のグローバルなキャリアをいとも簡単に得たようにも見えてしまうのですが、ここに至るまで、彼女が通ってきた障壁や想いは、一般人がたどる異文化への挑戦・適応と全く同じで、またそれを、包み隠さず、スピーチで披露した彼女に本当の美しさとエネルギーを感じました。

まずは10代後半で、パリへ移住することをサポートしてくれた、母親に感謝。(う~ん、似てないですね、、、。美しさは遺伝子+努力、かもしれません?!)
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ラーガースフェルトも、ダイアンの語学のセンスと才能を称えていましたが、それでも彼女は、

「未だにパリでは、ドイツ語のアクセントでフランス語を話す、ドイツ人」

ということを言い、

自分が、国際的なキャリアを築くことが出来たのは、

「ドイツ人である、自身のバックグラウンドゆえ。世界のどこへ行っても、ドイツ人女性であることを誇りに思っている。いつもサポートしてくれる、ドイツの皆さんに一番感謝したい」

と熱く語っていたところでは、涙が出そうになりました。

どんなキャリアであっても、国際的なキャリアを築いていく場合は、コアになるのは、自分自身の起源、軸、自分がどこから来ているのかを、ようく知り、それを突き詰めていった上で、他の言語や文化に挑戦し、融和していくのが、成功の鍵であることを、彼女の成功が物語っていると感じました。そしてそれは、単に外見の美貌とか、語学のセンスとかではなく、強い精神力次第なのだということも・・・。

前から、とてもキレイな人だなあ~と思っていたけれど、本格的にファンになってしまいそうです。
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by mikiogatawestberg | 2010-02-18 19:51 | 女性・Women・Frauen

32歳のファミリーミニスター

今朝、子供を幼稚園・学校に送りに行くと、帰りのドアのところで、昨日パパとなった、娘の友人のお父さんに、ばったり。

「Herzlich Glueckwuensch!/おめでとう!」

と声を掛けると、満面の笑顔でとっても嬉しそうでした。実は、昨日生まれたのは、男の子の双子ちゃんで、もう上に2人(お姉ちゃんと弟)がいるので、彼は、一気に、子供4人のパパ、6人家族となった訳です。

そして、次女と同じクラスのフランス人のお友達のママ(パパもフランス人)は、今4人目を妊娠中。パパがいつも学校・幼稚園の送り迎えをしています。同じく、長男の友達のフランス人ママ(パパはドイツ人)は、既に4人子供がいて、みなうちの子達と、友達です。

・・・という感じで、今、なんだか周囲では、子供4人!が、新しいトレンドで、3人で驚かれていた我が家は、最近は、普通サイズのファミリー扱いになってきています。

ちなみに、日本でも最近声高に言われていますが、フランスの出生率アップはヨーロッパで大成功の例となっている通り、出生率は既に2.0を超え、ドイツに住んでいても、増殖(?!)しているのは、本当にフランス人ファミリーが多いので、日常的な実感もありです。

・・・でもでも、前にもブログで書きましたが、国は近くても、ドイツは、フランスとは、大違い!下手すると、日本よりも妊娠・出産・女性のキャリア・家族テーマに関しては、信じられないくらい保守的です。

上記の4人のパパとなった男性は、ドイツ人で、奥さんもドイツ人なのですが、実は今回、妊娠自体計画外で、しかも双子・・・という更なるサプライズ付きだったため、最初はとっても戸惑ったそう。将来的なことを考えると不安で一杯と話していましたが、でも、妊娠期間が進むにつれ、2人とも徐々に現実を受け入れ、「素晴らしくて、嬉しいことじゃないか。何とか超えていけるはず!」と、落ち着いてきて、双子ちゃんと出会える日を楽しみにしていたのを覚えています。・・・・・私も、周りも皆彼らを応援していますが、でも、今のドイツの状況では、きっとたくさんの困難があるだろうなあ・・・と、やっぱり心配にも思います。

前置きが長くなりましたが、、、、、

一方で、ライバル(?!)フランスに大差をつけられてしまった、負けず嫌いのドイツ政府は、この問題について、数年前から色々と新しい試みで、動き始めているのです。

そして今、大注目を浴びているのが、先日新しく、Familie Minister(ファミリー【家族】大臣)に選ばれた、フランクフルト近郊のヴィースバーデン出身の、若干32歳という若さのクリスティーナ・ケーラーさん(Kristina Koehler)さんです。
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なんと、メルケル首相から直接電話で、

「大臣になってみない?」

とお願いされたというエピソードもセンセーショナルで、保守派のメルケル首相も、遂に表面的でメディアの注意を惹くためのイメージ戦略に走ってしまったか・・・とも思ったのですが、、、

実はこの32歳の女性、かなり骨太な方です。地元ヴィースバーデンでは、14歳の時から、ジュニア同盟に所属し、既に政治的な活動を開始。24歳の時には、ヴィースバーデンドイツ政府期期間で仕事を始めています。そして、肩書きは、ドイツの階級社会で、若い女性として上に上がっていくためには、大きな助けとなる、「ドクター・Dr.」。そして肩書きだけでなく、イスラム系移民インテグレーションのエキスパートとして、大きな実績も既にあげているのです。

・・・姿もかわいらしいし、若く成功する人をうらやむ人々というのはどこにもいるもので、期待と同時に、批判の声ももちろん上がっています。その殆どが、若すぎる、家族がテーマなのに彼女自身子供を持っていない(ちなみにメルケル首相にも子供がいません)、などなどですが、これに関して彼女は、

「最初は自分が適任であるかどうか、もちろん自問したけれど、ファミリー大臣の領域である、家族、シニア、女性、ヤング(子供)を、全て網羅している人物なんて、どこを探してもいません。若いけれど、自分が作ってきた実績を考えれば、十分やっていけるはず」

と自信一杯に答えています。かっこいいですね♪

ドイツでは、2013年から「3歳以下の子供が保育園に入る権利」が施行されることになっています(現在は3歳以上の子供が幼稚園に入る権利が保障されているのみ)。同時に、同年2013年に「保育園に入れる代わりに、家で子供の保育をする両親は、その代わりにBetreungsgeld(ケアサポート金)を貰える」という、パラドックス(矛盾的)な法律の施行がされることになっていて、現在、熱い議論の的になっています。(この対立は、外圧・国際標準と、保守・伝統で板ばさみになる、現実の、揺れるドイツ、ドイツ人の価値観を現しているようで、興味深いです)

これに関しては、

「家で子供を保育する両親を保護することももちろん大事だし、一方で、保育園に早く入れることでの子供にとってのメリット(親や大人社会にとってだけでなく)、例えば言葉・コミュニケーション能力の早期からの発達なども、明確に認知されていかなければならない」

というもので、まあ全うで、その通り・・だと思います。でも、最後に、

「幸い、法律施行の2013年まで、まだ時間があるから、最良の解決方法を考えます」

と言っていましたが、ここには、やはり彼女自身、小さい子供を持つという切迫した問題を、持っていず、パラレルに経験していない現実が露呈してしまっている発言になっています。

今、保育園を探している家族、今、大学の勉強やキャリアをあきらめたくない女性は、どんなにがんばっても、2013年まで、新しい法律の恩恵に預かれないのです。

・・・冒頭に話した双子ちゃんも、2013年にはもう3歳、ぎりぎりで、保育園入園権利の恩恵は受けられないことになります。

そしてもちろん、もっと法律の保護が浅かった時代に、妊娠・出産と家族、キャリアで迷って、その結果、両立に苦労したり、何かをあきらめざるを得なかった人は、今だったら、違った道があったかもしれない・・・と、複雑な気持ちだと思います。

私も、2013年以降の恩恵に預かれなかったカテゴリーに入りますが、、、、、

言えることは、法律は遅い、政治は、現実の社会の様相やビジネスの世界、男女の関係の変遷に比べて、結局遅すぎるということだと思います。

環境が変わるのを待っていては、遅すぎることがしばしば。サポートがなくても、前例がなくても、障壁が一杯あっても、思い立ったことは、すぐに実行していくこと。・・・厳しい道だけど、周りが何を云おうが、法律がどうであろうが、自分の感覚を信じて決めていったことは、苦労が多くても、後悔はしないと思います。

・・・・・もちろん、ケーラーさんには期待しているし、頑張っても欲しいです♪
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by mikiogatawestberg | 2010-02-17 18:44 | 政治・Politics・Politik

ピアノ・トライアルレッスン

子供+主人の希望で、近所で、昨年末にオープンしたばかりのピアノ教室のトライアルレッスンに、3人とも(!)連れて行ってきました。

私の本音を言うと、もう習い事は既に色々やっているし、時間的にも、親の財政的にも、とても厳しいので、どうか興味を示さず、「やりたくない・・」という言葉を期待していたのですが、、、、(なんて母・・。汗)
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でも、そんなはかない希望は、打ち砕かれ・・・、レッスン後は、なんと、3人とも口を揃えて、「楽しかった」「また、来たい」・・・という、感想。

「3人を一遍に見るのは、ちょっと大変ね!」と言いつつ、色々工夫を凝らして、子供の注意や興味を上手に惹きつけながら、見事レッスンをしてくれた、先生の力量が大いにあるとは思うのですが・・・

うちでは、水泳と柔道は3人全員、バレエは女の子2人、みんな揃って、「楽しい」と言い、いつも元気に、習い事に通っているのです(それだけ、家に居るのがつまらない、退屈ってことなのでしょう・・・。)。他の友達や知人に聞くと、お兄ちゃんは水泳が好きだけど、弟は好きじゃないとか、お姉ちゃんはピアノに興味を示さないけど、妹が興味深々・・・などなど、兄弟姉妹で色々嗜好や性格の違いで、みんな同じ習い事をするのには無理がある・・・という話が多いのに、うちは、3つ子でもないのに、なぜかみんな、得意なこと、興味の方向性に類似点が多いようです。

反面、習い事に連れて行くのには、同じ曜日の同時間帯で済むので、とても便利でもあるのです。3人とも別々の習い事のために、別々の場所に連れて行くなんて、考えただけでも、ぞっとします。

子供たちが、自分たちでやりたいと、意気揚々としている限りは、しっかりとチャンスを与え続けてあげるのが親の役目だと思うので、またお金がかかる・・・と文句を云わず、もっと稼げるようにと、ポジティブに考えなくては・・・と思いますが、、、、、またしばらく、自分のためのヨガやピラティスのクラスは、お預けの予感です。う~ん・・・お金以上に、時間のマネジメントの方が、実は、もっと問題なのですが・・・。
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by mikiogatawestberg | 2010-02-16 02:31 | 子育て・Erziehung