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新しいメガネ

先日、メガネを新調しました!
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日常生活では、ほぼいつもメガネ生活で、メガネは顔の一部・・・になっている私にとっては、毎日しても憂鬱な気分にならず、飽きが来ず、プライベートでもビジネスシーンでもOKで、でも個性的なフレーム&そして自分の顔に合うもの・・・など等、要求が多すぎなのですが、今回は店員さんも良い方にちょうど当たり、すんなりお気に入りのものが見つかりました。大好き&自分に合うと思っている、ブルーベースの透き通ったブルーが入っているところが、自慢です♪

視力が恐ろしく低い私は、重く厚くなってしまうガラスタイプでなく、軽く薄いプラスチックタイプを買わなくてはならないので、レンズが恐ろしく高価格なのですが、、、、、これはもうどうしようも、ありません(涙)。

それにしても、ドイツは、薬局(Apotheke)の数に負けないほど多い、眼鏡屋さんの数。服装は至ってシンプルで(=気にしない、流行などほとんどなし、10年くらい同じ服を着ている人も多し!)、本当にお金をかけないドイツ人ですが、メガネとなると、メガネ人口は日本以上?!というくらい多いのですが、皆結構、冒険をするのです。日本人が服装で、個性を出したり、自己主張したりすのが、ドイツ人にとってはメガネ?!と思うほど。アーティストとか、特別おしゃれな人でなくても、ものすごいアバンギャルドなデザインやカラーのフレームのメガネをしていたり、地味な服装の中高年のおば様でも、目がそこだけに集中してしまうような、若々しいモダンなデザインのめがねをしていたりします。・・・鶏、卵、どちらが先か分かりませんが、とうぜん、眼鏡屋さんにも、沢山のブランドの色々な面白いメガネフレームのバリエーションがあって、フレームを選ぶのは、日本で洋服を買う気分を思い出すような、楽しいショッピングのひと時です。ブランドも、イタリアの大御所ブランドから、ベルリンのクラッシックなブランド、最近台頭してきたヤングデザイナーブランドなど、大小含めていろいろあって楽しいです。

ちなみに私が先日まで愛用していたメガネは、レンズの表面が剥げてしまうという、レンズ自体の不良で、購入後2年間までであれば、無料交換が可能だったとのこと!!!これは、保険の対象じゃないだろう・・・と勝手に決め付けていて、ちょうど2年を過ぎてしまっていたところでした・・・悔しい!!!ドイツでは、レンズ表面の剥げは、商品の不良になるので、2年間無料交換対象です!ドイツ在住のメガネの方、私みたいな勿体無いことになりませんように・・・。まあこういう悔しい気持ちはひきずるのは良くないので、すぐ忘れることにします。
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by mikiogatawestberg | 2010-07-23 07:13 | ドイツ的価値観・German Value

梅雨明け

日本のお客様方から、次々に、「梅雨明けしました!」とのご連絡を頂きました。

ドイツは、先週までの連日40度近かった猛暑が落ち着き、今週は20度後半で、過ごしやすいヨーロッパの夏です。

私は、プライベート家にも、オフィスにも、大抵のドイツの建物と同様、エアコンがないので、その日の天気や温度によって、体調が大きく左右されて、仕事や家事などにも大きく影響することを身にもって感じています。日本の夏のように、外は死ぬほど蒸し暑くて、デパートや電車の中に入ると凍えるほど冷えている・・・という人工的なリズムとその大きな環境差より、自然かと思うのですが、それでも、やっぱり40度近くあると、かなり体も精神的にもぐったりします。

日本の夏の暑さと湿度で育った日本人の私は、それでもまだ良い方で、ドイツ人は暑さに慣れていないので、35度くらいを超えると皆、大きな大人たちが、へばってしまうのです。仕事での取引先・担当者とのメールなどでも、

「暑くて、死にそー」

とか、

「早く、この暑さがおさまってくれることを、願っています・・・」

みたいな内容で、一杯です。

ちなみに私が、ドイツの天気と建物(大抵石造り)の関係性で、今日発見したこと。今日は、また昨日の夜、大雨が降ったため、温度が落ちて、日中は30度まで満たない程度の温度だったのですが、雨の分、湿度が高い日でした。こういう日は、外の方が、涼やかで気持ちがよく、反対に家の中は、蒸してしまって、温度も上がって、空気がこもってしまうことが分かりました。反対に、雨が降らず、からっと晴れて温度が40度くらいまで上がる日は、これと反対の状態で、外は日本と同様、熱を吸収したアスファルトからの熱や、温度自体で、空気が重く暑く、家の中は、ひんやりとは言わないまでも、外の温度が40度近くあるとは思えないほど、過ごしやすいのです(感覚的には20度後半~30度前半くらいの体感温度)。

あと、日本は多くが木造で、セントラルヒーティングもそれほどポピュラーでないと思うので、冬、家の中が寒いですよね。家の中でフリースを着たり、何枚も重ね着してお布団に入ったり。ドイツは、アメリカほどではないにしろ、日本よりも断然厳しい寒さの冬でも、家の中では、シャツに薄手のセーター一枚くらいで過ごし、ベットには、コットンのパジャマ一枚で入る・・・という感じです。

なんだか、お天気の話が長くなってしまいました・・・。

息子が書いた、海の絵を発見♪
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1年カレンダー。
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7月は海水浴、8月はキャンプに嵐。
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次の月。9月に来るのは、シュールテューテ(Schultuete:入学式にドイツの子供が持つもので、中にお菓子や文房具などのプレゼントが入っている)で、ドイツは秋が、日本の4月に当たる始業式なので、ここは違いますが、それでも春夏秋冬の自然の流れとリズムは、どちらの国も似ているなあと思います。

やっぱり、四季のある国は、いいなあと思います。命の始まり、成長、実り、枯れ(死)を、1年のリズムで、繰り返し味わえるというというのは、本当に恵まれていることだと思うのです。
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by mikiogatawestberg | 2010-07-20 23:55 | 文化・Culture・Kultur

夏の元気ランチ

ヨーロッパで、人気が完全定着&まだまだ、裾野を広げ中の、SUSHI。ちょっと前は、グルメの人用だったものが、いまやドイツの街中に本物・偽物、あらゆるレベル・価格帯のお寿司レストラン&持ち帰りインビスが並び、“カプチーノ”や“エスプレッソ”と並び、国際語になった感じです。

先日、ご近所さんで、通りを挟んだ前に住んでいるご家族の一人息子くん(18歳)が、お昼時間に、うちへ突然やってきて、

「生まれて始めて巻いてみたMAKISUSHIです。結構上手く出来たと思うんだけど・・・。エキスパートのMIKIに、試してもらいたくて・・・」

・・・・・エキスパートって、、、日本人だからって、お寿司づくりの名人なんかではありません!日本人が、ドイツ人はきっと全員、黒パン作りやソーセージ作りが上手いに違いないと思い込んでるのと、まあ一緒なのですが。。。

こういう場面はもう何度も経験していて、その度に、

「あのね、日本では、お寿司っていうのは、経験を積んだ職人芸(板前さん)なので(そう、ドイツでいう、マイスターよ!)、家でつくるって事は、まずないの。手巻き寿司やちらし寿司くらいはつくってもね・・。本物のにぎりは、素人が家で握るものではなくて、お寿司のレストランに食べに行くものなのよ!・・・実際私は、日本に住んでいる時、一度も握り寿司なんてつくったことなくて、ドイツに来てから、何人もから、何度も頼まれて、仕方がなく、外国人用の握り寿司の作り方の本(英語)を買って、見よう見まねに、偽物をなんとか作ったって感じだったんだから。・・・それでももちろん、みんな、“本物の日本人がつくったお寿司ダー!美味シー!”って喜んでくれたけどね・・・」

なんて感じで、たらたらと説明してたのですが、もうこの繰り返しに疲れたのと、道具を全て揃えて、午前中全部の時間をかけてお寿司を握ったという、きらきらした目の男の子を意気消沈させたくなかったし、これも文化交流のはじまり♪・・・と思ったので、にっこりと、

「すごい~!さっそくご試食させていただくわね♪」

と返答をしたのでした。
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「後は全て、既に家族と友達で平らげてしまった・・・」
と言うとおり、4個だけちょこんとのご試食用+ネタはにんじん&きゅうり&ゴマ・・・でしたが、丁寧に巻かれていて、ご飯の固さもOK,さっぱりしていて美味しかったです♪

少し何かを食べると、食欲が刺激され・・・、さっぱりとアジアンで、体力がつくものが食べたくなり、最近はまっているサラダをつくりました↓。
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きゅうり、トマト、にんじんなどがベースの普通のグリーンサラダなのですが、ドレッシングが特別♪オーガニックゴマオイルとサンフラワーオイル、玄米酢に、沢山の刻み長ねぎ、たまねぎ、にんにく、ショウガ、ゴマを入れて、塩・胡椒、お醤油で味付けします。それを、どーんとサラダの上にかけていただきます。サラダというより、お薬味をメインに頂いている感じですが、美味しいし、ものすごい体力つきます!食欲不振の時も無理なくいただけるのもグー。ドイツに住んでいて、野菜はオーガニックで新鮮なものがいつも手に入るので、サラダを頂くことは多いのですが、ドレッシングがいつもバルサミコ酢+オリーブオイルというパターンが多く、飽きていたのです。同じサラダでも、ドレッシングを変えるだけで、こんなに変貌するとは!・・・ちなみにレシピは、元々日本語補習校の日本人女性ママお友達に教えていただいたものから、ヒントを得たものです。ポイントは、野菜をオーガニックで新鮮なものをにすることは勿論ですが、オイルを上質なものを使うこと。特に、オーガニックスーパーでは、現在ドイツでも素晴らしいクオリティーのゴマオイルが手に入ります。ゴマオイルの風味が、決め手という感じです。ドイツにお住まいの方、ぜひ、ドイツのドレッシングにマンネリをお感じになられていたら、お試し下さいね!
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by mikiogatawestberg | 2010-07-19 23:47 | 生活・Life・Leben

マインツ グーテンベルグ生誕地&博物館

連日35度を超し、しかもヨーロッパらしからない高湿度の日々が続いたドイツですが、嵐で大雨が降り、ここ数日は、カラッと晴れた、爽やかな暖かさの夏日が続いています。

週末には、フランクフルトから電車で1時間弱で行くことのできる、印刷技術の父・グーテンベルグの生誕地で、博物館のある、マインツに足を運んできました。

マインツ中央駅から、ローカルバスに乗り継いで4駅ほどで降りると、フランクフルトのレーマー広場のような、円形の旧市街地に着きます。近いエリアだからか、雰囲気もレーマー広場と似ていますが、建物がマインツの方が、より趣がある感じです。

旧市街地で一番目立っていたアルテバオ(古い建物)↓は、ライオン(Loewen Apotheke)薬局。
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こうも簡単に(実際、簡単ではなかったのかもしれませんが・・・)↓”440年の歴史のある薬局”が、普通に存在し、自然に溶け込んでいる、、、というのは、古き良きヨーロッパのすごさだなあと思います。

旧市街を抜けた一番奥に、ありました!グーテンベルグ博物館。
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博物館前の小さなフラワーガーデンには、印刷のモチーフなどが並んでいて、だんだんと訪問者の気持ちは、数百年にタイムスリップさせられて行くような感じです。
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博物館へ入ると、小学生くらいの子供を連れたドイツ人の家族連れ、スペイン語、英語、中国語、日本語も(?)が飛び交う世界からの観光客で混み合っていました。

世界の3大発明の一つである「活版印刷」の父・グーテンベルグへの興味・関心は、デジタル時代になっても色褪せることはなく、逆にここまでデジタルが進んだからこそ、新たな視点から見直され、再発見される時期に来ているのかもしれません。アップルのスティーブ・ジョブズも、「技術的には誰でも電子出版できる時代だからこそ、プロフェッショナルな編集者が、過去のどんな時代よりも、今必要とされている」と言っています。

インクの臭いが漂ってくる、地下一階は、当時のあらゆる印刷機が立ち並んでいました。また、定期的にキューレーターが、訪問者向けの印刷のデモンストレーションをしてくれます。
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私は、実は印刷機については、深いパーソナルな思い入れと思い出もあるのです。大学を出て、就職超氷河期の中、一番最初に新卒で就職したのが、某日本最大手の印刷会社だったためです。
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今から10年前の当時は、まだこのグーテンベルグ博物館に並んでいるような活版印刷の文字盤を文字別に整理する木の棚↑(写真向かって右)があり、長年の技術を積んだおじさんたちが、現代日本の、デジタル化にも乗り遅れなかった最先端の印刷会社で、職人として働いていた姿・・・今でも忘れることはありません。あの人たちどうなっちゃっただろうな・・。10年後のドイツのマインツで、ヨーロッパで15世紀につくられた印刷機を見て、彼らのことを鮮やかなビジョンとして思い出すとは、、、自分だけの人生を超えた、何か世界の歴史や世界との時代を超えたつながりさえ感じてしまいます。実は10年前、同印刷会社に4月から働くことになった、大学生最後の春休みにも、印刷会社に就職することになったから、わざわざこのマインツのグーテンベルグ博物館を訪ねたことがありました。これだけのためにドイツに来たわけでなく、他の用事があったからというのもありますが、その頃はちょうど博物館が改築中で、ほんの一部分しか見ることが出来なかったのです。なので、10年後の今回は、全体を見れる初の機会となりました。

話は長くなりましたが、、、、、先日のブログで、ベルリンのダリ美術館訪問でも出てきましたが、やはりドイツ人が発明したリトグラフィーの機械が、グーテンベルグ博物館にもありました!
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グーテンベルグの印刷機も、当時既にあった、ワインをプレスする機械から、グーテンベルグはインスピレーションを得たと言われていますが、どんな「文化」も、何もないところからは生まれないのでしょう。

「文化は、それを包み込む大きな文化の中から生まれる」

グーテンベルグ印刷機の前にワインプレス機が存在したように、リトグラフィー機を発明したドイツ人にとっては、同じドイツ人が前時代に発明した、グーテンベルグ印刷機が既にあった・・・。どこからともなく、突拍子にやってきたものはない、ということ。

そういう視点で見ると、誰か一人が、その人だけの力で発見した途方もない発明、前後や文化の関連性の全くない天才というものは、この世に存在しないのでしょう。生まれた地や育った環境の文化を背負い、誰に会ったか、自分がどんな興味や傾向を持っているかということに、その人の持つ生来的な人間性(例えば忍耐力や想像力、対人関係力、時に財力や体力)などが偶然にも合わさった時、世界を揺さぶり、それまでの前提を根本から変えてしまうようなこと(ここでは印刷技術)が、生まれることがあるのでしょう。その現象自体は、文化の積み重ねから一瞬はみだした“突然変異”かもしれませんが、また再度、“その突然変異”は、文化に根を下ろし、世界は発展していくという、ことかもしれません。現に、マインツに生まれたグーテンベルグは、青年時に政治的な運動で問題を起こしたため、引越しを余儀なくされ、地を移したドイツのシュトラスブルグで、後に印刷機を発明し、ビジネス化するきっかけとなった、パートナーに出会うのです。最初から、この技術の持つ途方もない可能性に気づいていた2人は、融資・資金の獲得にも成功しますが、大きな革命を呼ぶことが確実であった聖書の印刷・・・からはスタートをしませんでした。投資家にまずはお金を返すことが先決と、印刷量も多くなく、時間がかからず、かつ回収が確実な、「小学校用の文法の教科書」から、印刷技術を使ったビジネスをスタートさせたのです。

「小さく産んで、大きく育てる」・・・小資金のベンチャービジネスの基本は、今も昔も同じですね~。

ビジネスマインドを持った発明家のグーテンベルグでしたが、パートナーや投資家との金銭や権利のトラブルが多く、結局最後は裁判沙汰となり、自らは裁判で負けてしまい、恵まれない晩年を過ごしたと言われています。途方もない印刷技術の独占状態を得た元パートナー達はもちろん大金持ちとなりますが、数百年経った今、それでも印刷技術と言えば、最後は破産状態だったグーテンベルグの名前が世界的にも断然知られ渡っていますよね。そして当然ながら、技術の発明は、彼によるものでした。・・・こんな人生の在り方にも、最終的な人生の目的は何なのか?を考えさせれます。生活に対して憂いなく、豪勢に生きるためのお金を得ること?後世に偉大な人物としての名を残すこと?自分の可能性を信じて、それを形にして、それが世間に認められたという自己達成感を得ること?・・・・・とりあえず、天才、凡人に関わらず、自分はどういう時に、何を手に入れた時に、幸せなのか?ということを自問しながら生きると、振り回されることなく、静かな幸福感を感じながら、人生を過ごせるのかもしれません。

沢山の印刷機が並んでいましたが、どれもこれも、見た目が豪華。機能以上に、贅沢を意識した、どちらかというと、芸術品のような感じです。
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最上階には、聖書から始まり、現代のジャーナリズムまで、印刷技術によって花開いた活字文化をテーマに、展示がありました。

非常に興味深かったのは、

「“新聞”という形態の文化は、以外にも(?!)、英語圏でなく、ドイツ語圏で生まれ、急速に発展した文化であった」という事実。

18世紀のイギリスの産業革命のイメージが強すぎて、ヨーロッパの発展はイギリスから殆どが始まっているようなイメージを、私をはじめ、多くの方がなんとなく持っていると思うのですが、よく考えてみると、印刷技術は、300年も前の15世紀、暗い中世の時代の終わりに、ヨーロッパ大陸のドイツで生まれた技術であり、その技術の発展延長上に生まれた、活字文化である「新聞」が、ドイツ語圏由来というのは、理に適っています。
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↑歴史家で出版家であった、August Ludwig Schroezerの言葉。

「ヨーロピアン(ヨーロッパ人)が、ヨーロピアンとなったのは、“新聞”という大きな文化メディア(Kulturmittel)の所以だ」

心に深く響きます。

デジタルな世の中、既存の出版メディアが大きな変革になる今だからこそ、コミュニケーションツールと人間の文化、歴史、世界の発展の中で、本質的なものを感じ取り、それは失わずに、つなげていきたい・・・そんな、まだ形を持たないざわざわする予感みたいなものをメッセージとして受け取りました。

帰り道、マインツの店舗やカフェが並ぶ街中に、グーテンベルグがパートナーと、かつて印刷機のプロトタイプの試作を繰り返したと言われている細長く小さな家が、残っていました。
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こんな、誰も振り返ることもない、何でもないような街の一角で、数百年前、世界の3大発明の一つである、印刷技術が生まれたなんて・・・・・

感慨深いことです。
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by mikiogatawestberg | 2010-07-18 22:58 | ドイツ的価値観・German Value

オルタナプレミアムvol10「欧州のCSRは見える化へ」掲載

雑誌オルタナより、更に専門性の高い環境・CSR情報を満載した、専門家・担当者向けである有料PDFニューズレター・本日配信の「オルタナ・プレミアムvol10」で、
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特集「欧州のCSRは「見える化」へ─世界、そして日本に広がるか?」というタイトルで、ジャーナリストとして、2ページの記事を執筆させていただきました。
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内容はかなり玄人向きですが、まだ日本では殆ど情報のない、急発展する欧州のCSRの現況について、概観と今後の見通しを、書かせていただきました。本格的に、環境やCSRにご興味にある方は、機会があればお読みいただければとてもうれしいです。
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by mikiogatawestberg | 2010-07-16 00:21 | 環境・CSR

ラディカル・コンセプチュアル

フランクフルトモダン美術館の、ラディカル・コンセプチュアル(Radical Conceputural)展に行ってきました。
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アンディー・ウォーホールやヨゼフ・ボーイスなどをはじめ、世界的に有名なアーティストだけでなく、ドイツ生まれでアートの中心のベルリンやケルンで活躍している現役のアーティスト作品を集めていたのが、とても新鮮で面白かったです。ラディカルなモダンアートであっても、やはりドイツに住んでいるドイツ人のアートって、ドイツっぽいのです。例えば、木材やブリキなどの素材が素材自体の良さを失わずに取り入れられていたり、ドイツ語の言葉遊びをアートに取り入れていたりと、在独10年の私は、アーティスト名を見なくても、そしてそのアーティストを知らなくても、「この人はドイツ人ね!」と、大抵当てられます。・・・・・ですが、ドイツ人アーティストということを当てることが出来ても、男性か女性かを当てるのが、今回以外にも難しかったのです!すごいドイツ人男性的なテイストだなあ」と思ってみると、ドイツ人女性だったり、その逆も然り。ラディカル・コンセプチュアルという、アートのカテゴリー自体が、男性的、女性的というくくりを、あまり打ち出さないものなのかもしれません。

愛知県出身で、現在NY在住の、On Kawaraさんの、日付アートもありました。彼の作品は、同美術館でも常時展示になっています。
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美術館へ行く道、街の中心ど真ん中にある公園で、野生のキュートなうさぎちゃんたちを発見して、思わずワンショット。猛暑の夏の午後ですが、元気そうでした。
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帰りは、夕暮れのマイン川沿いをお散歩。この後、またまた大雨・嵐・雷が数十分続きました。今日はそのせいか、少し連日の暑さが和らぎ、過ごしやすい一日になりそうです。

もうすぐ日本も梅雨明けだそうですね。皆様も夏ばてしないよう、体力つけて、夏を乗り切れますように♪
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by mikiogatawestberg | 2010-07-15 18:28 | 芸術・Art・Kunst

ワールドカップ閉幕

ワールドカップ、昨日閉幕となりましたね。

私は、一昨日の3位決定戦ウルグアイードイツも、決勝のスペインーオランダも、ご近所の教会のスクリーンで10人くらいのご近所さんと一緒に、ゲーム観戦を楽しみました。

それにしても、前半のスペインとオランダは、あまり美しくない、嫌悪感を呼ぶようなファールが続出で、今回の日本やドイツの若くて爽やかなチームの雰囲気とは、全然違いましたね~。本人達は、優勝したい気持ちと、国やファンからの期待を背負っている気持ちで一杯一杯だから仕方がないのかもしれませんが、スポーツ観戦を楽しむごく普通の市民にとっては、エンターテイメントに欠ける気がしました。

ドイツは、スペインに1-0で敗れてしまったわけですが、あの日のドイツチームが全実力を出し切れてなかったことは確かですが、でもやっぱり、スペインは明らかに実力で上でした(というのが、私の感想であり、殆どのドイツ人も賛同)。組織力とスピードが傑出していて、最初から「優勝」という目的を確固に持っているような目つきだったなあと思います。

オランダチームの戦いぶりは、今回はじめて決勝で観たんですが、今までの試合はもっと落ち着いていたのかもしれないけれど、とにかくスペインチームの選手の胸に真正面から蹴りを入れたり、試合が終わっても不服顔で審判にたてついたり、実力があるのに、残念・・・とも思いました。

スペインは、経済危機に見舞われていて、今失業率が20%で、EUの中では負け組み扱いされていて、そんなところからも、勝ち組とされているオランダには絶対勝ちたいという執念みたいなものも感じました。

選手の喜びもものすごいものがあったと思います。マドリッドも明るいニュースで大フィーバーですが、スポーツと政治って、やっぱり密接なんですね。

そう見ると、日本チームやドイツチームが爽やかで余裕があり、観ていて気持ちが良いのは、経済危機とはいえ、他の国々にくらべて、やっぱり両国が安定していて恵まれている国だからということもあるかもしれません。

「限られた90分という時間内に、個人の実力をチームの中で最適化し、戦略を練り計画しながらも、どう展開するか分からないボールを追いかけ、最後は直感的に動く柔軟さも要求され、決して100%の準備が整わなくてもシュートを試みなければならない」

サッカーは、人生や経営と似ている点があるなあと思います。

先日、ベルリンのメルセデスベンツショールームで見た、ワールドカップのディスプレイ↓。
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泥が跳ねているのも演出。
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by mikiogatawestberg | 2010-07-12 18:37 | 生活・Life・Leben

ベルリン美術館巡り

先日、ベルリンに行ってきました。

連日暑い日が続いていたのですが、ベルリン滞在中は、涼しく過ごしやすい気候に恵まれ、沢山カルチャーを満喫してきました。

まずは、義母に去年のクリスマスでプレゼントされた招待券、東京バレエ団「The Kabuki」の公演。夕方のベルリンのオペラ劇場前。
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コスチュームや、構成、ハラキリなどの内容が、ヨーロッパの60歳、70歳代に受けるようなつくりではありますが、前売り券は全て完売。会場はむんむんの熱気でした。日本人ダンサーは、線が細いので、バレエの動きを歌舞伎風にアレンジすると、ヨーロッパのダンサーとは全く違う情緒が出て、そこは特に、普段クラシックバレエを鑑賞しているヨーロッパの人には、新鮮で、エキゾチックだと思います。
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次の日は、美術館デー。
ちょうどベルリンで、メキシコの女性画家Frida Kahloの、大きな期間限定の展示があると、知人に聞いたので行ってきましたが、美術館前は長蛇の列。
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緑(街路樹)が豊かな夏のベルリンに恋したのは、もうかれこれ15年前。私にとってはじめてのヨーロッパ旅行が、ドイツのベルリンで、身も心も魅了されてしまったのを覚えています。2階建てバスに乗り、白樺の葉の生い茂る長いストリートを走ると、バスの天井に、さらさら、ざらざらと、きらきらと太陽の光を受けた透き通った黄緑色の白樺の葉が、音を立てるのです。まさに、ベルリンの魅力、ヨーロッパの夏の風情・・・。ああ、懐かしい~。
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入場まで数時間待ちという、人気ぶりでした。ちょうど前日7月6日は彼女の誕生日だったということで、更なる混みようだったようです(誕生日だからといって、特別入場割引とかがあるわけではありませんが、日本人以上に「誕生日」が大きな意味を持つドイツ人にとっては、フリーダ・カーロの誕生日に、彼女の展示に行ったということは、お土産話と思い出の+アルファとなるのでしょう)。また、私も知らなかったのですが、フリーダ・カーロは、典型的なラテンの南アメリカの容貌から、メキシコ人とばかり思い込んでいたのですが、お父さんはドイツ人で、ドイツからの移民で、フリーダはドイツとスペインのハーフだったという事実。作品の裏に、短いドイツ語で文が書かれていたり、時々ドイツ語も顔を覗くのです。
そう言われれば、ラテンエキゾチックな容貌ながら、すらっと手足と背が高かったり、ヨーロッパのテイストが、ほんの少しパウダリーにちりばめられている感じもします。彼女が美人か、美人でないか?は、テイストや議論があると思いますが、彼女を「美しい」と思った人は、とことん惹きつけられてしまう・・・という、魔力のような魅力が彼女にはある気がします。恋多き女性、またレズビアンであり、作品のテイストとオリジナリティーが強烈なフリーダ・カーロだからか、訪問客も沢山の老若男女のレズビアンのカップルで一杯で、不思議な空間を作り出していました。

Museum Insel(美術館島)は、シュプレー川沿いにあって、朝日に反射した川面が美しく、前のStrandbar(バー)で、カフェをしました。
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その一つの、大人気のエジプト美術館。事前にウェブでチケットを予約して、しかも入場可能時間が設定されているという、ドイツらしくないような仕組みと人気ぶり。ベルリン市内の指定の大規模な本屋さんで前売りチケットを入手すると、並ばずに裏口入館出来たりと、なんだかまるでディズニーランドみたい?!
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大きな建物の中、展示物が非常に整理された形で分かりやすくディスプレイされていて、展示の数は多いのですが、割りとスムーズに回ることが出来、さすが、ベルリンは、美術館のレベルが高いな~と思いました。沢山の興味深いものがありましたが、、、。ここでは、一つだけご紹介。

夫婦が並んだ、エジプト時代の像。
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なんてことはない、男女が並んだ像ですが、古代文化では、ローマ、ギリシャとも、圧倒的な男性文化であり、その中でエジプトだけは、男女が同権の文化だったようです。クレオパトラにはじまり、エジプト文明、歴史、テイストそのものが、確かに独自ですよね。なるほど。

最後にもう一つ、シュールレアリズムのスペインの画家・ダリの展示に行ってきました。
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「Come into my brain」・・・・私の脳に、ご招待?!

フロイトに大きな影響を受け、人間の無意識に入っていったダリは、アーティストとしても、いつも気になる存在です。1年前から開館して、あまり知られていないダリのリトグラフィー作品などをメインに扱ってるということで、簡素な感じでしたが、その分、キューレーターの丁寧な説明で、作品をじっくり鑑賞し、またダリの人生についても、見識を深めることが出来ました。「芸術への才能はもちろん、自分の作品やオリジナリティーを、意識的にセルフプロデュースしていき、ビジネス、財政的にも成功する」というアプローチは、ダリ以前のアーティストでは、少しピカソが先駆的でしたが、本格化して芸術家の新しい道を開いたのはダリが初めてだったそう。つんと上に立てたおひげも印象的で、一度見たら忘れませんよね~。
リトグラフィーをつくる印刷機のようなものも展示されていましたが、リトグラフィー機械を発明したのもドイツ人だったそう。グーテンベルグの印刷機に始まり、「ドイツは、活字・アート、そしてそれを機械にする」という分野に昔から強かったんですね。今でもその伝統は連綿と続いていて、この国は本当に、活字、アート、機械が、強みだと思います。

またいつか、ベルリン美術館回りをゆっくりしたいなあと思います。
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by mikiogatawestberg | 2010-07-10 23:40 | 旅行・Travel・Reise

歩きました!

皆さんにご心配いただいている、スタニアですが、昨日から、歩き出しました!

数日間留守にしたため、ドクター・Sの診療所で預かってもらったのですが、日中、ソフトレーザー治療の合間に、なんと、両方の後ろ足をつかって、自ら歩き始めたとのことでした。

面白いのが、「ああっ」と、ドクター・Sと彼のアシスタントが数歩の歩みを前に進めているスタニアを見つけ、目を向けて注目すると、すぐに止めて、いつものように、座ったり、横になったりするとのこと。

スタニアのこの行動には、今私の周りで、人によって色々な解釈がされています。

「ドクターの視線を感じた途端、歩くことがプレッシャーになってしまうのでは?」

「歩けないと、いつも注目してもらえて、皆に優しくしてもらえたから、それが醍醐味になって、歩けないふりをしようとしているのでは?」

などなど。

とにかく、何より、クリスティーネ、クリスティーネの師匠である獣医の権威も、歩き出すまで最低1~2ヶ月はかかると言っていたので、みんな驚きのスピード回復です!

今日金曜日は、ソフトレーザー治療なしで、自宅養生。養生といっても、もう積極的なリハビリ段階なので、ガーデンなども自由に歩かせるようにと言われているので、外に出しましたが、ドイツは35度に近い猛暑であるにも関わらず、久々に自分で歩いて、外を歩けるという幸せを噛み締めている、太陽に顔を向け、うっとり顔の元気なスタニアの顔でした。

一方、妹のオリビアは、何事もなかったような感じで、ガーデンのテーブル影に身を佇ませて、直射日光を避けて、午後のお昼寝。お昼寝が済むと、近所へ駆り出し、なっなんと、今日の獲物である若いマウスちゃんを、口に加えて、自信たっぷりに家へ帰ってきました。(*なっなんと・・と、驚いたふりをして書きましたが、彼女たちは、獲物はねずみや鳥など、いつもバラエティ豊かなのです・・・。普通に生活していたり、公園などを散歩していても滅多にねずみなんか見ませんが、実は隠れたところに一杯いるのです。日本ではそれでも、猫を飼っているご家庭でも、ねずみはそんなにいませんよね?!ドイツでは、地下鉄の駅などでも、たまにねずみの姿をみかけます)・・・話を戻すと、オリビアは高い塀をこれ見よがしに、つま先立ちで、おしりをふりふりしながら歩いたり、やっとなんとか歩き始めた姉のことなんか、全然気にかけていない様子。鉢合わせした時は、二人顔を寄せ合って、軽いキッスを交わしてはいますが・・・・・猫って、本当にインディビデュアルで、マイペースなんですね~。

スタニアが歩いている姿のショットをブログに載せようと、今日はずっとカメラを構えていましたが、、、上記の通り、私のカメラの気配を感じると、すぐに歩くのを止めて、横になってしまうので、一枚も撮れませんでした!いつか、隠し撮りします(笑)。

ご飯中のお写真は、ちょっとした隙に撮らせていただくことが出来ました!
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ちなみに、ご飯の上の白いパウダーは、カビではなく(笑)、クリスティーネが処方してくれた犬猫用のサプリメント(Ergaenzungsfuttermittel)です。
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治療で行った抗生物質投与のために、免疫力が落ちているので、腸の免疫を、自ら再生産するのをサポートするためのもので、ヤクルトのようなもの(ちなみに、ドイツでもヤクルト売っています!・・・普通のスーパーで買えるのですが、とっても高いので、Actimelというものがより一般的ですが・・・)です。なので、健康な猫が採っても問題ないので、横からオリビアが入ってきて、一緒に餌さを食べたとしても、問題はありません。クリスティーネによると、猫の80%の免疫は、腸に依存しているのだそうで、腸を健康に保つことは、本当に大事なことだそうです。人間も、同様ですよね。

ぎこちなくも、更に体温を取り戻した両後ろ足で、すでにそこら中を歩いているスタニアを見ると、生死を彷徨った日が数週間前だったなんて、信じられない気持ちです。そして、そんなことがなかったようにも思うほど、人間も動物も、再び、「慣れ」の力はすごいですね。忘れる能力と、慣れの能力、色々なことのある人生(猫生)を生きていく上では、これがないと参ってしまうこともあるので、神様が授けてくれたのかもしれませんが・・・。スタニアのことで、真剣に生きて欲しいと心から願った日々のことは、この先、彼女が完全に元気になってからも、忘れないように、胸に留めておきたいと思います。彼女自身の生命力と生きる意志、周りでサポートしてくれた色々な人々の知恵と経験、支援、全てのおかげで、ここまで来れたので!

ドイツはまだ外は明るいですが、そろそろ、夜の9時半なので、ガーデンで遊んでるスタニアを、家に入れたいと思います。

ステキな週末を!
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by mikiogatawestberg | 2010-07-09 23:04 | 自然療法・Naturheilkunde

着地時に使う、後ろ足

連日、スタニアのことを心配していただいている沢山の方から、励ましのメールをいただいています。ありがとうございます!

ゆっくりですが、日に日に、進歩が見られます。1週間で終わるはずだった、ソフトレーザー治療は、今週も続けて行うことになり、毎日子どもたちの学校の送り迎えに加えて、スタニアの病院送迎があり、時間もエネルギーもかなり取られてしまっているのですが、なんとかがんばっています。

家にいる時は、大抵、動かない後ろ足のために、お姉さん座りのような姿勢が殆どだったのですが、、、
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それが、なんと!・・・こんな感じ↓で、座れるようにもなったのです。
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前足2本だけを使っての、サーカス逆立ち歩きは、ますます上手になってきていますが(苦笑)、それでも、着地する時に、ほんの少し後ろ足2本をゆっくり地面に置いてから、座るようにもなったのです。これは、大きな前進!

ドクター・Sからも、家の中でも、安全に気をつけた上で、自由に動かしてあげるような環境をつくり、またお庭にも出させてあげた方がよいと、アドバイスされました。あとは、忍耐強い治療の続行と、本人(猫)と周囲の協力でのリハビリにかかっているという感じです。

クリスティーナも、今日の晩また来ることになっていて、新しいホメオパシーのレメディを持ってきてくれます。

天然石ロドニートは、毎日使用後に、水で洗浄した後、ブレンドハーブの上に載せて、更にエネルギーの浄化をします。
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事故のあった窓には、既に柵を設置しました。
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by mikiogatawestberg | 2010-07-02 15:55 | 自然療法・Naturheilkunde