<   2010年 08月 ( 14 )   > この月の画像一覧

5歳の合同誕生会

いつも夏休み中に誕生日を迎える次女は、5歳の誕生日まで、幼稚園の友達などを呼んだ盛大なパーティーをやったことがなかったのですが、長男や長女のパーティーや、他の友達からの誕生会の招待が増えてくるにつれ、だんだん騙せなくなってきていました(汗)。

新学期がはじまって、ちょっと落ち着いてから、はじめて大きな誕生会を開催してあげよう・・・と考えていたたところ、同じクラスのニッキー君という男の子も、夏休み中、次女の一週間前に誕生日で、しかも同じく5歳になったということで、一緒に合同誕生会をオーガナイズすることになりました。

場所は、フランクフルト郊外にある、遊園地&バーベキュー&体験動物園が混ざった感じの、ドイツの素朴なロッホミューレ。まさにドイツ人好みで、子供たちも一日中、のびのびと遊ぶことの出来るところです。
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一つのケーキ、合計10本のろうそくの火を、両側から、ふうっと一ふき。
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バーベキューパーティーをする場合は、事前に予約すると、1グループごとに場所↓を得ることができます。
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バーベーキュー&ケーキ&お菓子などでお腹が満たされると、この場所を拠点に、それぞれ子供たちは、遊園地の乗り物などに足を運びます。

何が“素朴(ソボク)”って、まず、乗り物が素朴すぎ(ドイツすぎ)なのです。

こちらは、上についている紐を引っ張ると、左右に揺れる乗り物。
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たくさん引っ張ると、大きく揺れ、少し引っ張ると小さい揺れになります。子供6人(又は大人4人)乗れて、係りの人などはいず、自分達で操作します。

足で、こぎこぎ、園内一周。
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自分で横のボタンを押して、スタート。緑に囲まれた美しい、遊園地の風景を楽しめます。
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一応、ローラーコースターと呼ばれるものもありますが、日本やアメリカの遊園地の絶叫マシーンと比べたら、全く比較にならないような感じ。・・・浅草、花やしき・・・という感じでしょうか(まだ、あるのかな?!)。

自然、手作り、運動+新鮮な空気、バーベキューに動物たち・・・ドイツ人の大好きなもので、キーワードを満たしているので、愛される場所というのは、納得です。

ゲストも満足♪大成功の合同誕生会でした。

去年、ドイツに来たばかりという、アメリカ人のカップルも来てくれたのですが、最後に盛んに、

「It's Wonderful, you guys did a very good job. Awesome! Fantastic!」

・・・など、久々にアメリカンなお褒めの言葉(これらの言葉は頻繁に使われすぎて、言葉その通りの重みはないのだとは分かってますが・・・)を頂き、それと分かっていても、

やっぱり私は、ポジティブな言葉や会話が大好きです。

ヨーロピアンは、こういう、テンポの良いポジティブさがなく、それはそれで、自由で落ち着いていて、自然体で、濃厚で、私の基本的性格には合っていて、楽なのですが、やはり、アメリカンな前向きさ、野心、単純さも大好きだし、私自身を構成している大事な部分。それじゃあ、私の日本らしさって何かなあと考えると、、、「反省」出来て(当たりまえじゃないか!と思うかもしれませんが“反省”することの出来る人って、世界の中でとっても少ないのですよ~!)、忍耐強く、謙虚で努力家なところかな~。改善(KAIZEN)精神もあると思います。・・・って自信ありすぎに書いてしまうところが、もう既にずうずうしくて、日本人らしさとは程遠くなってるでしょうか・・・(汗;)

海外暮らしも10年を越してくると、たまに自分のマインドを構成している要素を整理していく、マインドメンテナンスも忘れないようにしないとなあと思いました。・・・どこに住むか、誰に会うか、何をしているか・・・によって、古いものはなくなったり、新しい何かが加わったりと、構成要素や割合は、既に変化しているものです。
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by mikiogatawestberg | 2010-08-30 22:48 | 子育て・Erziehung

解剖学からみたヨガ

最近、集中的に、ヨガの理論と実践の両方を、バランスよく学んでいます。

色々な流派や先生、インストラクターによるDVDを観て、共通点や違いを見つけたり、インストラクターごとの個性が、動きや音楽、雰囲気、DVDのつくりなどにも出ていて、色々と見比べてみた上で、気に入ったところを吸収したり、取り入れたり、これは違うなあ~と思ったりしながら、だんだんと自分のヨガスタイルを見つけていくのは、楽しいプロセスです。

先生からは、DVDのほかにも、お勧めの本などもお借りしていますが、中でもとても気に入って、勉強になっているのが、ヨガを解剖学から見たこの本です。
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ポーズごとにからだの中の動きが分かるような絵図になっていて、からだの、どこの、何を、ひねったり、のばしたりしてるか等が、一目で分かるのです。
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お馴染みの、ダウンドックポーズは、こんな感じ↓になります。
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何かを極めていきたいと思ったら、科学的+スピリチュアル+ホリスティックに、バランスよく物事を見ていくことが大事だなあと、つくづく思います。

心理学や精神的なものは昔から興味があって、勉強して来てますが、最近の私は、それらの見えない心の部分と人体との密接な関わりに、より大きな関心が移ってきています。そしてそのためには、唯物、肉体としての人体について、生理学や解剖学の観点から、もっと知識が必要だなあと感じています。

ホリスティックに人間をみたい、理解したい、と思う人には、ヨガはとても理想的なメソッドだと実感しています。
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by mikiogatawestberg | 2010-08-27 21:34 | ウェルネス・Wellness

挑む、スピリット

子供たちの柔道を見に行ってきました。

柔道のクラスも、今日から新しい学期のはじまりで、7月の終わりに5歳になったばかりの末っ子の次女も、長男と長女が入っている大きい子供たちのグループに入りました。
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新しい技を学び、ペアを組んで繰り返し練習する時間が殆どですが、最後に2つのグループに分けて闘うマッチが、いつもあります。誰が相手になるかは、直前まで分からず、毎回どきどきです。

ちびっこ次女は、なんと頭2つ分くらい大きな男の子と当たりました。
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大きな男の子相手のマッチは、家でも慣れてるせいか(?)、まったくひるまず、がんがん攻め柔道でした・・・

が、やっぱり最後は負けてしまいました。
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髪もほどけ、引っ張られた柔道着は前が着崩れてしまいましたが、大健闘♪「ふんっ。別に。」という感じで、大して、負けを気にしてもいず、淡々と座る場所に帰る姿は、母の私が見てもかっこよかったです。

長女も、大きな黄色帯の男の子と闘うことに・・・
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彼女も、最初から、がんがん攻めていき、技をかけていきますが、やはり相手は身長も高くて、安定が良いので、なかなか決まりません。決め手がなく、長時間に渡るマッチの末、ジャッジは、長女に軍配!理由は、彼女はずっと攻め続けていて、男の子は、それを防ぐばかりで、自分からのしかけが見られなかった・・・ということです。

長男は、この日は10歳の女の子相手に負けてしまいました。あまりにもあっさり、最初の数秒で決まってしまったので、写真が撮れませんでした。

それにしても、わが娘2人の、立ち向かう姿には、ビックリです。大きな男の子が相手でも、負けることも、中々自分の思うように進まないことにもひるまずに、とりあえず、真正面から今の自分自身でぶつかってみる。笑顔で爽やかに、淡々と・・・楽しく、全身で学ぶ。良い感じで自信が育っているのではないかなあ~と思いました。こうやって少しずつ養っていく、自信や自己信頼感は、この先、人生で様々なことがあっても、それを何とか乗り越えていくための、一生彼女達を支えるコアになっていくのだと思います。
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by mikiogatawestberg | 2010-08-26 16:51 | 子育て・Erziehung

プールの前の準備運動

子供たちのプール教室に一緒に行き、久々に様子を見てきました。

今日から、プール教室も新学期で新しいグループになっていたのですが、開始時間を間違えていて、30分早く着きました。

学校は16時までぎっしりあって、早い夕方の時間、既に大人はくたくた(少なくとも私は・・・)だというのに、疲れ知らずな子供たちは、30分間、頼んでもいないのに、勝手に自主トレーニングを開始!
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階段後ろ歩き、廊下ダッシュ、スピード腕立て伏せ連続10回を数セットなどなど。少し飽きると、追いかけっこをはじめたり、ゲームをしたりと、子供同士でいると、本当にひと時も退屈せず、次々に遊びを考えるんですね・・・それも、疲れそうなことばっかり・・・

一日に色々こなさなければいけないことが多いと、私はどうしても、後のことを考えて、エネルギーをセーブしておこうと、疲れそうなこと(特にからだを動かすこと)を避けてしまうことが多いのですが、最近、ヨガに集中的に取り組むようになってから、この私の勝手な理論は、間違っていることを確信。

お尻の重たい大人こそ、たくさんでなくても、一気でなくても、一日を通して、チャンスがあるたびに、ちょくちょくからだを動かした方が、絶対体調がアップして、だるさや倦怠感、意味不明の疲れなどを、克服できるのだと実感します。やりすぎや、無理はもちろんタブーで、その時の体調や気分によって、少し多めに動いたり、少しゆっくりにしたり、そんなコントロールが出来ると、一日を通して、マイ・ベストな体調を保てるのだと思います。でも、、、ここで要・集中っ!という時に、ねむ~くなってしまったり、睡眠を沢山取りたいときに、変に本を読み始めてしまって、目がぎんぎんしてきてしまったり、なかなか上手くいくことばかりでないですが、少しずつ自分の体調のリズムやパターンをつかめていけばいいのではないかなあと思います。

水泳教室が始まる前に、へばってしまわないかな~という私の心配をよそに、子供たちは、がんがんと、元気に泳いでいました。
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終わった後は、カフェで、たくさんのおじいちゃん&おばあちゃんに囲まれ、一服。
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ここは、水泳教室と老人ホームが一つになっている、非常に設備の整った施設なのです。
帰りはタウヌスの山々の風景と、初秋の美しい淡いピンクオレンジとブルーの混じった夕焼けを車窓から楽しみながら、高速道路にのり、帰途に着きました。

まだ週の前半ですね~。

ですが、あっという間に8月も後半です。日本はまだまだ残暑が続いていると思いますが、ドイツは秋の気配が色々なところに出てきています。夏ばてに気をつけて、暑さがおさまるまで、皆様どうぞ、体調にはお気をつけ下さい♪
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by mikiogatawestberg | 2010-08-25 05:54 | 子育て・Erziehung

スタニア、全快!

スタニアの話題が、ここずっとなくて、ご心配いただいていた皆様方、ごめんなさい!

回復のペースは、毎日見る見るうちに上昇し、既に数週間前から、ジャンプしたり、妹のオリビアとじゃれあったり、ベランダの細い柵の上をバランスで歩いたり、ご近所へ伺ったり、ボーリフレンドの黒雄猫と逢引を楽しんだりと、もうすっかり、普通の猫生活に戻っています!!!(実は、このスタニアのボーイフレンドは、あの事故現場に居あわせていたのです。通りの向こう側で、夜中、我が家のキッチンの通り側の窓から出てくるスタニアを待っていた・・・、または、待ち合わせしてたのかもしれません。今思うと、ボーイフレンドが自分のことを待っている姿を見たスタニアは更に興奮して、いつものように上手くまたげずに、窓に挟まってしまったのかもしれません・・。挟まって苦しむスタニアを最初に見つけた夫の話によると、黒雄猫は、窓のそばにいて、どうにかスタニアを助けようとしていたとのこと・・・。2猫とも、必死になればなるほど、ぐいぐい窓に食い込んでいってしまったのかもしれません・・・)

・・・でも、うれしいことに、これは全て過去の出来事になりました。

最悪、片足は一生動かないかな?とか、ずっと足を引きずったままかなとか、以前のような元気の良い動きは出来なくなってしまうかなあ・・・それでも、生きていてくれればいい~!と、皆祈るような気持ちだったのですが、、、、、

ブログで経過ご報告のタイミングが取れなかったのも、あまりにも、彼女の動きが早すぎて、なかなか、立って、歩いている写真を撮らせてくれなかったからというのもあったのです。以前にも増して、パワーアップした!?と思うほど、元気一杯です。

今日、やっと3ショット撮れました!

しっかり4本足で立ち、元気に歩き、走っています。
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ぺろっとキュートなピンクの舌を出した、貴重な写真♪
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お外で、ゆっくりお昼寝。
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ご覧のように、ドイツ、7月の40度近かった猛暑はどこへ行ってしまったのか???という感じで、8月には行ってから、特に半ばを過ぎてからは、温度20度前後で、木の葉も少しずつ色づき始め、秋のはじめような、過ごしやすい涼しいお天気です。数日雨が続いていましたが、今日は早くも秋晴れ(!)という感じの素晴らしいお天気です。

事故前と全然変わらないか?それ以上にパワーアップしたスタニアですが・・・

唯一、気づいた変化というと・・・

彼女の、私を含めて、家族を見る目の表情が、すっかり変わったこと。

話さずも、

「助けてくれてありがとう。元気に、生きることができてうれしい」

というビームを、直感で感じるのです。身体でのすりすりなど、全身を使った表情で優しく訴えてきます。

とってもうれしい&お互い、この気持ちを忘れずに、ステキな関係を、ずっと保っていきたいなあ~と思います。
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by mikiogatawestberg | 2010-08-19 18:49 | 自然療法・Naturheilkunde

お姉ちゃんと9ヶ月の歳の差、兄弟姉妹は全部で9人・・・etc

7月の夏休暇、トルコ・アンタルヤでの出来事です。

先日のブログでも書きましたが、ドイツ人やイギリス人など、ここは、海岸沿いの典型的なビーチ&ホテルリゾートなので、1~2週間が平均的な滞在期間ですが、滞在中は、大抵どのカップルもファミリーも、ホテル近くのビーチやホテル内のプールで一日を過ごすので、毎日となりのデッキチェアに座ったり、エレベーターで何度も顔を合わせたり、朝食のビュッフェで、同じパンのところに並んでいたりと・・・大人も、子供も、新しい友達をつくるチャンスが沢山あるのです。毎夜開催のキッズ・ディスコでも、司会のお兄さんは、

「みんな~。ウアラオプ(バケーション、休暇に相当する、ドイツ人の愛するドイツ語のひとつ)で、新しい友達は、沢山出来たかな~?!?!?」

と、声を掛けます。学校や仕事のある日常では、中々まとまった一緒の時間をとることが難しい、慣れ親しんだ家族で過ごすのもステキですが、いつも同じ場所やビーチ、同じ顔ぶれでは、子供は特に退屈してきます。うちの子供たちも、キッズクラブや、プールなどですぐに沢山の友達が出来て、そうすると、子供経由で、両親を紹介しあって、その晩は一緒に夕食をするなどして、交友が広がっていくわけです。

1~2週間の滞在といっても、到着日や出発日は皆、少しずつずれているわけで、そういう意味では、毎日が、一期一会。楽しく一日中遊んで、一緒にご飯を食べて、つかの間の時間で友情を育んで、、、そして、数日後にやってくる別れ&その繰り返し。大人にとっては、それが場合によっては、ロマンチックな出会いなどもあったりして、それが“休暇”というものの特徴でもあると思うのですが、子供たちにとっては、人生においての、出会いと別れをものすごいスピードと回転率で経験する1~2週間と言えると思います。

・・・と、色々書きましたが、本日の本題は、これからです。


今回の休暇で、7歳の息子が仲良くなって、友達になったドイツ人の男の子の話です。

息子より2歳上の9歳のアレックス君(*仮名)は、ドイツから今回家族でトルコに来て、私たちのホテルと同じホテルに滞在していました。ドイツでは地域のサッカーチームに入っていて、サッカーが上手なので、ワールドカップ以来、柔道よりもサッカーに興味が移ってきているうちの息子とすぐ仲良くなり、毎日、サッカーをして一緒に遊んだり、プールでもぐりっこをしたりと、気づけば、朝のビュッフェが終わると、すぐに2人で遊びに行ってしまうという感じでした。そしてお昼になると、ホテル内のランチで合流していたのですが、いつからか、毎日ランチは、いつもアレックス君もうちの家族に入って、一緒に食べる・・・という感じになっていました。

とってもしっかりした優しい男の子で、日本のことにも興味を持って、ランチの時間も、沢山私に聞いてきました。私も、毎日ランチにうちの家族に一人で来ているので、アレックス君のお母さんとお父さんは大丈夫かな?と家族のことを色々聞いてました。・・・なんとなく???とか、話しずらそうなところも感じなかったことはないのですが、この時点では私は、全くなにも気づいていませんでした。

「せっかくだから、一回、ご両親に挨拶させてね」

と、ある日ランチの後、アレックス君のお母さんが座っている、ホテルプールの、デッキチェアに一緒に連れて行ってもらったところ・・・

「アレックスのPflegeeltern(養母)です。こちらが(横の男性を指差して)、私の再婚の夫です」

と、紹介がありました。アレックス君は、1歳の時に養子として引き取られたとのことでした。休暇先で出会った人に、わざわざ最初から「養母」と名乗る必要はあるのかなあ・・・?という疑問は少し残りましたが、ここまでは、そこまで驚きではありませんでした。

そして、この日の晩、アレックス君のご家族と一緒に、夕食後、ホテルのバーでご一緒したのですが、この時に、アレックス君の生い立ちの衝撃的な事実を知ることになったのです。

アレックス君の産みのお母さんは、ドイツ内の新興宗教の幹部で、お父さんは現在若干24歳(アレックス君誕生当事は、なんと15歳)で、やはり同じ団体に属していて、アレックス君は、同宗教の独自の教義によって出来た子供だったということなのです。そして、その産みのお母さんは、アレックス君の他にそれぞれ別の男性との間に、なんと8人もの子供を有しているとのこと。本来であれば、アレックス君もその団体から出ることはとても難しいはずなのですが、このケースの場合、アレックス君の若いお父さんの家族が、「子供をつくることに及ぶ前に、大量のアルコールを息子に飲ませた」と、産みの母である女性を裁判で訴え、その結果、生みの母である女性は逮捕され、現在刑務所にいるので、アレックス君が養子として、引き取られることが可能となったわけです。

今回、アレックス君の育ての母(養母)とも、たくさん話をしましたが、彼女には最初の結婚から、既に2人の成人近い息子がいて、今の夫(アレックス君の養父)との間に、アレックス君と9ヶ月違いの娘1人がいます。この10歳の娘さんももちろんこのバケーションに来ていたのですが、とっても愛らしくて良い子で、すぐにうちの娘たちと仲良しになりました。そして、髪の毛の色も、顔立ちも、なぜだかとっても、アレックス君とそっくりで、本当の兄弟といっても、ほとんど誰もそう疑わないというレベル。

・・・でも、機会ある毎に、育ての母は、

「私は養母であり、アレックスは養子。自分の娘とは、本当に兄弟みたいで、とっても仲良しよ」

と語り、それをいつもアレックス君も聞いているのです。そして、9歳にして、上記の衝撃の事実も、全て隠すところなく、養母から聞いているとのこと。

「アレックスは、自分なりにこの事実をそのまま受け入れて、時間はかかったけれど、確実に前進している」

下手に隠したり、保護しようとしたり、そういうことを一切せず、アレックス君自身にも、自分達家族にも、それ以外の人にも、徹底して事実をいつも語るという、一見冷徹のように見える行為は、でも同時に、驚くほど一貫していて、ぶれるところがない。養母として、責任を持って彼を受け入れ、育てている自信と本当の愛情があるからこそ出来るのだろうと思いました。

現に、アレックス君は、本当にステキな男の子です。サッカーも上手で、学校では勉強もがんばっていて、9ヶ月差のお姉ちゃんとも仲良し、そしてこうして家族で休暇にやってきて、オリエンタルな顔立ちのうちの息子とすぐに打ち解け、私や家族にも心を開いてくれて、話す内容もとっても、しっかりしていて、頭の良さを感じました。他の同年齢の男の子たちとちょっと違うのは、ふっとした拍子に、大人の男性のような表情になるところ。そしてやっぱり、何かを抱えているようなところが、子供らしさとはちょっと違う距離感のような形で出ているところがありますが、ネガティブということでは全然ない。抱えているものは重過ぎて、自分の存在意義について、他の9歳なんかよりも、本当に深く考えたりしなければいけないところは、こちらも切ない気持ちになりますが、養父母の愛情に包まれて、このまま大きく育って大人になった時、甘やかされてずっと育った男の子たちより、ずっと豊かで魅力的な男性になるのではないか・・・と、思ったのでした(+外見も甘いマスクで、とっても有望♪)

甘やかされ典型のうちの息子は(一応、普通のドイツ人とは、見かけが違う・・・日本語が下手、などの普通のドイツ人の男の子が抱えない課題は持っていますが・・・)、最後は、アレックス君のことを、

「うそつきだ~」

と、私と夫に言ってきました。

「お姉ちゃんと9ヶ月差とか、8人も兄弟がいるとか、アレックスは、うそばっかり言ったよ」

と。

「それはね、うそじゃないんだよ・・・」

と、返事をした私たちに、息子は、

「どうして、ママとパパは、うそつきの味方をするの?」

と突っ込み。

うちの息子は、これ以降の話を語るには、まだ年齢も精神発達も十分でないと判断したので、今回、本当のことは語りませんでした。

数日後には、アレックス君家族ともお別れ。メールアドレスを交換し、これからも連絡を取れたらなあ~と思っています。

ドイツの中流家族が殆どの典型的トルコのリゾートですが、「普通の家族」という仮面を剥がすと、色々、出てくる、出てくる、ストーリーの数々。事実は小説より奇なり、です。普通の家族・・なんて、どこにもないのかもしれませんね~。そう見えてる家族ほど、蓋を開けると、とっても複雑だったり。人間は、なぞです。

アレックス君と息子。ビーチボールでも沢山遊びました。
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by mikiogatawestberg | 2010-08-18 00:14 | オピニオン・Opi・Meinung

川に棲む鴨+α

晴れの日も、雨の日も、、、、
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最近の私の、子供たちとの共通の趣味。

固くなったパンを集めて、近くの川に棲む鴨たちに餌付けすること・・・

これだけだと、もう数年続いている習慣化した趣味なのですが、最近、この川へ通う頻度がずっと増えているのです。以前は、週末に他にイベントなどの用事がない時に、お散歩を兼ねて・・・という感じでしたが、ここ数週間は、なんと、3日に1度くらいの頻度に!

理由は、これ↓です。
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よおく、見てください。鴨たちに混ざって、写真左下、すいすい泳いでいる尻尾の長い動物・・・・・

ビーバーです!

ジョギングなどでこの川を通る人たち何人かをひき止め、独自調査したところ、返答に多少ばらつきがありましたが、「2~3月くらい前から、ビーバーのファミリーが棲みつきはじめるようにになった」という答えが、平均でした。

今日は、兄弟(?) or 夫婦(?)の二匹がお目見え。右側のビーバーの頭上部分にある穴が、彼らの家だと思われます。
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まずは、彼らのために、用意していったオーガニック人参(なんて贅沢なの!)を丸ごとあげました。

その後は、残りのパン。鴨と違って、小さくちぎらずに、そのままあげることが出来ます。小さな黒い両手にとって、口をむにゅむにゅして食べる姿は、なんだか人間の赤ちゃんみたいな可愛さでした。
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いや~。癒されました&久々に感じた、落ち着いた幸福感。昔から、消費傾向が強いタイプではありませんでしたが、最近は更に、モノを無用に買ったり、増やしたり、所有したりが、ますます好きでなくなってきた私。たまたま映画「セックス&シティー」を観たら、あまりのモノとヒトのぎらぎら度で、最後は吐き気がしてきて、自分でもビックリでした。

私は何を幸せって感じるんだろう・・・と、最近よく考えますが、、、

子供たちと一緒に、カモとビーバーに餌付けしている時、心からの幸せを感じたのです。

誰でも自分の置かれている環境に、不満を言って、嘆くことは簡単だけれど・・・、実際、じゃあ、何がどうなれば、自分は幸せと感じるのか・・・深く自分に問いかけている人は、意外に少ない。これは結構勇気の要ることだし、自分と向き合わないと、中々出てこないものだから・・・

自分の欲しているものが、分からない、見えていない、見ようとしていない・・・ことほど、悲惨なことはないな~と思います。

逆に、分かったり、見えてしまったらこわいから、状況に文句を言ったり、ショッピングなどの簡単に出来る気晴らしに走ったり、自分の持っていないものを持っている人を羨んでみたり・・・して自分をごまかす。

実は、自分が一番幸せに楽しく感じるのは、

「カモとビーバーの餌付けだった」

・・・確かに結構、おそろしい現実(?!)かも知れませんが、こうやって、紐解いていくと、勝手に、もっと複雑だと思っていた自分の単純さとかが見えてきて、面白くもあります。

向上心を持って、前進していく姿勢は、基本として失いたくないけれど、

足るを知る、自分の核を守る・・・という確認作業は、

時々していきたいなあと思います。

川から帰ってきて、ダンスの練習をする娘たち。
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ドイツはすっかり秋のようになり、しとしと雨の肌寒い日が続いています。
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by mikiogatawestberg | 2010-08-17 19:16 | 生活・Life・Leben

Urkunde(参加証書)

子供たちが、無事、スポーツ1週間キャンプを終えました。

トーナメントがあり、最後に子供たちは木陰に集合し、表彰式&参加賞授与がはじまります。
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なんと、第1位に輝いた次女。縄跳びと、色鉛筆セットが1位の賞品でした。
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もとから足がとっても速く、似合う格好は体操着とハチマキ(日本の!)と私もうたがわない彼女なのですが、今回のトーナメントでは、「8歳の男の子よりも速く走った」と、インストラクターのお姉さんもビックリで、陸上(Track&Field)をこの先考えた方が良い・・・と勧められました。小柄なのですが、太ももと腕の筋肉が引き締まっていて、短距離向きの次女。うらやましいな~。

激戦グループの長女は、4位でした。でも参加賞をもらってうれしそうです。
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息子も1位♪
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テニスコートで、夏の思い出の集合写真。
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長女と長男は、8月前半に、数日間のサッカーキャンプにも参加したのですが、ここでも参加証書(Urkunde)やメダルを貰ったりして、沢山の思い出が集まりました。
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証書やプレゼント、メダルなどは、子供にとっては、本当に動機付けや励みになるもの。先日も書きましたが、スポーツ教育においては、通常あまりモチベーションアップが上手でない(会社などの職場は悲惨!・・・もちろん、全部ではないですが・・・)ドイツ人、かなり先を行っていて、感心です。その結果が、世界で活躍する沢山のドイツ人選手という結果で、ちゃんと出てますし、ますます良い循環になっていくのでしょう。また、親自身がスポーツが好きであることも、こういう機会なども通して、ますます子供に伝わりやすいのだと思います。

「好きなことを、存分楽しんでがんばって、その結果や成果が出てくる」・・・こんな、心地よい気持ちや、小さな成功体験が、少しずつ積み重なって、自信となっていくのでしょう。やっぱり、子供とスポーツ、これからもサポートしていってあげたいなあと思います。
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by mikiogatawestberg | 2010-08-16 22:56 | 子育て・Erziehung

テニス、サッカー、ホッケー、ラクロス、ランニング・・・etc

来週から、ヘッセン州の学校は新学期がスタートするので、今週は、子供たちにとって、最後の夏休みの週になります。

家にいてもパワーを持て余してしまうので、昨年同様、3人ともスポーツクラブに毎日元気に通っています。
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年齢別のグループに分かれて、テニスやサッカーなどをはじめ、色々なスポーツを体験させてもらえるのです。なんと言っても、施設が素晴らしく、教えてくれる先生やインストラクターのレベルが高レベルなのも、魅力です。
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ドイツにはVereinといって、地域に沢山のスポーツ団体やクラブがあって、あらゆるスポーツにトライすることが可能なのです。大分かわっては来ていますが、基本的にドイツでは小学校は午前中で終了、日本のように、音楽やスポーツのクラブ活動は学校ではなく、家に帰って、お母さんと家でランチを食べて、宿題をすましてから、地域のスポーツクラブに通うパターンが殆ど。なので、いわゆる「校庭」がない学校が殆どで、建物の見た目は、サイズが大きい普通のオフィスや住宅の建物と大して変わらないので、日本からの友人・知人は、「えっ?ここが小学校なの???」と、びっくり&ショックを受けることもしばしばなのです。
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・・・・・そんな背景もあって、とにかく地域のスポーツ施設が活気があって栄えているのです。うちの子供たちが、今週1週間だけ通うこのスポーツクラブの近くにも、沢山の他の団体やクラブのグラウンドがあって、早朝からサッカーに励む小さな子供たちを沢山見かけます。ドイツ人は本当に子供も大人もスポーツ好きで、やっぱりこうやって小さい頃から、スポーツに触れる環境が整っていることも、サッカーをはじめ、あらゆるスポーツで世界的に強いドイツの選手が育っていくのだな~と実感します(体格や元々の体力が恵まれているっていうのももちろんあると思いますが。)。

夕方4時に迎えに行くと、最後はスプリンクラーで大はしゃぎの子供たちでした。これは日本の学校の校庭と同じ光景だな~と、過ぎし昔の日々を思い出してしまった私・・・。
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うちの息子、くっ、くろい・・・。
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最後はもちろん、アイスクリームのご褒美。
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明日金曜日は最終日。無事終了すると、参加証書を貰い、インストラクター、親など、大人たちも一緒にシャンパンで乾杯します。
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by mikiogatawestberg | 2010-08-12 19:39 | 子育て・Erziehung

ナチュラル・カラーズ

古今東西、世のお子様にもれず、うちの子供たちも皆、お絵かきが大好きですが・・・
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最近、天然カラー水彩絵の具に、親子ともども、はまっています。
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色がこ~んなに、美しいです!です。これ、オーガニックコスメのメイクアイテムと同様で、全て天然の植物や果物が由来のカラーなのです。同じ赤や黄色でも、合成のものと一線を画した色の持つ、エレガントさと個性、替えのきかない、オリジナリティー。「ナチュラルは、強し」と感じます。
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↑こんな説明書きが入っていて、どんな素材から、それぞれの色が出来ているかが詳しく説明されています。例えば、黄色はサフラン、赤はパプリカやロートビート、紫はドイツらしく(?)ベリー系がふんだんに使われています。そして意外?・・・鮮やかな水色は、なんと「japanische Blaualge/ヤパーニッシェ・ブラオアルゲ」と呼ばれる、日本の青海草が由来ということ。美しい色で、元々青系が好きな私は、特に気に入りました♪あとは、茶色は、キャラメルから出来てるのだそうです。甘そう&おいしそう~。

娘たちには、オーガニックコスメ&メイクアップを好きになってもらうスキンケア教育と、色彩感覚を豊かにしてもらいたいという感性教育の両方を兼ねて、絵の具を使ってもらっています。

丁寧に、白いボックスに虹の絵を描く、長女。日本語補習校の夏休みの工作「にじのほうせきばこ」を、仕上げました。
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おねえちゃんを真似て、同じものをつくろうとがんばる次女。なんだか、本当にシュタイナーの水彩画のような、不思議でスピリチュアルなものが出来上がっています。やっぱり、良いお道具を揃えるのは、一番大事な基本かもしれませんね・・・。
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お兄ちゃんは、ちょっと高度なシルクペイントに挑戦です。
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アイロンをかけた、薄い本物の白いシルクのハンカチーフに、集中して、思い切って、数筆で描く、新感覚の絵。墨絵とお習字と絵手紙を足して割ったような感じでしょうか。これは大人が挑戦しても、居間に飾ったり、プレゼントできるようなものが仕上がるかもしれません♪

手づくりは、やっぱりいいものですね~。時間をみつけて、子供たちと定期的に取り組みたいものです。
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by mikiogatawestberg | 2010-08-09 05:20 | オーガニック・Organic・Bio