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緑の森を泳ぐ

週末、本格的なアスレチック体験が出来るSportPark Kelkheimに娘たち2人と行って来ました。ケルクハイム(kelkheim)はフランクフルトから車で30分くらいの緑豊かな郊外で、ちょうどここに住む息子の友達の誕生会に、午後早く息子を連れて行ったため、天気も秋晴れで最高だし、息子を夕方パーティーからピックアップするまでの時間、何か外で、楽しくてヘルシーなことをしよう!と思い立ったのでした。

以前は年齢制限で、娘たちはトライすることができなかったのですが、8歳までのコーナーであればOKということで、今回は2人ともチャレンジしました。

高くそびえる樹木、眩しい木漏れ日を通して、秋晴れの青空を見上げると、こんな感じの風景・・・。
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子供コーナーは付属的な位置づけで、完全に大人の遊び場といった感じです(笑)。みんな真剣な表情で、楽しんでいる!まるで緑の森のプールを、スイスイと泳いでいるみたいな、爽快感とナチュラルさです。なんて、素朴で、シンプルで、自然を愛するドイツの大人たち!自然と人間、文字通り一体化してますよね。自分自身のことのように、自然を想いやり、大切にする心や行動が生まれるわけです。母なる自然は、人間が造りだした、使い捨て可能な合成物ではなくて、人間と同じで、複雑なつくりの、神によるアート、創造物。キリスト教とも、そういう考えのルートで結びついているのかも知れないと、ふと思いました。子供にとってはこういう体験が“原景”となっていくのでしょう。緑の教育とは、こうあるべきだと感じます。

全てを包み込む大いなる自然は、小さな人間たちは、敬意と畏怖を持ち、完全装備で向かわなければならない・・・そうです、「安全」への真剣さも、ドイツ人は、今回の原発の反応を見ても、世界一意識が高いということが、意図した、しないに関わらず、世界へ向けて、改めて顕わになりました。そして、その「安全」を支え、実現するだけの、長い間、コツコツと積んで磨いてきた、技術力、メンタル力、両方を備えているのもドイツ。・・・大げさになってきましたが、「世界のトレンドに取れ残された国だなあ・・・」という、私のドイツ滞在から最初の数年間の幼稚な感想を見事裏切り、ドイツは、10年前のニューヨークのテロ、3月11日の震災、原発問題の後は、いつの間にか、アメリカもアジアも為し得なかった、世界が手本とするモデル国、トレンド最先端の国となってしまいました!ビックリ+ウレシイですが、本人たち、そこまでそういう実感がない感じで、そんなマイペースさ、流されなさも、今世界から求められている強みだったりして、面白いです(笑)。

さてさて、娘たちは、ヘルメット、皮手袋をはじめ、安全装備したあとに・・・
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スタッフのお姉さんの20分くらいに渡る説明(安全ベルトや、ザイルの使い方など。ちなみに、ザイル:Seilという日本の外来語は、ドイツ語です!ドイツはやっぱり本当に昔から、「綱」とかそういう安全系なのですね)を真剣に集中して、聞いていました。私は眠りそうになりましたが(汗)、流石ハーフドイツキッズ魂、偉いなあ。
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ドイツ人の大人(おじさんたち)も、もちろん、真剣、まじめ!
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いよいよ、スタート。安全ベルトを通すところは、必ず赤い綱の部分で、特に曲がり角などでは、2つのベルトを、順々に一つずつ次の綱に移動させていくことで、落下の危険を防ぎます。鍵の部分が中々綱にはまらなかったり、取れなかったり、綱と綱の間に挟まってしまったり、色々起こるので、保護者はやはり横について、いちいち見てあげる必要があります。ちょっと油断すると、ふと2つの鍵とも外しそうになってしまったりして危ないので、気を抜けません。楽しいですが、時間もかかり、辛抱強く、待ったり、間違いを指摘して、やり直させたり、大人は忍耐力を養われます。短気な私みたいな日本人にとっては、本当に修行。
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子供たちに数時間付き合っているうちに、なんとなく頭では要領を得た感じになったので、次は私も大人用の方に、チャレンジしたい気分になってきました!最初何も知らずに、頭上を見あげた時は、すぐに「こんなの絶対無理、嫌!」と思いましたが、ちゃんとやり方を論理的に理解し、安全を自分自身の頭で納得すると、“恐怖”というのは、なくなることはないにしても、軽減することは可能なのですね。知ることの大切さ、力の大きさってスゴイです。

天気も最高、娘たちも私も新しい経験が出来たし、とっても素敵な週末でした♪
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by mikiogatawestberg | 2011-09-27 23:35 | 文化・Culture・Kultur

フラ・ハマシティー(Fra-Hama City)の可能性

第57回、日独経済会談に行ってきました。今回のテーマは、

「横浜とフランクフルト・・・新パートナー都市間の、チャンスと展望(Chancen und Erwartungen der neuen Städtepartnerschaft zwischen der Stadt Frankfurt und der Stadt Yokohama)」

で、スピーカーは、在フランクフルト・横浜市フランクフルト事務局代表の岡本氏でした。
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まず、このブログでも言及したこともあったと思うのですが、同じ港都市として、横浜の姉妹都市は、ドイツのハンブルグだとの通念があったのですが、実はハンブルグ市と横浜市は、約50年前に(世界的にも、経済が輸出輸入などが主だった時期ですね)姉妹提携を結んでいたのですが、92年からはハンブルグは大阪市と姉妹都市提携を結ぶことになり、横浜市は、1859年の開港から150年周年にあたる2009年に、フランクフルトの女性市長・ぺトラ・ラート氏が来日し、ちょうど新しく横浜市長に就任された林文子氏(かつて、ドイツ企業BMWのトップセールスウーマンで、ダイエーの再建事業を経て、横浜市長に就任された、経営手腕に優れた、憧れのビジネスウーマン!ご存知の方も多いですよね)と会い、無事パートナー提携となったという背景だったそうです。
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・・・ちなみに、今日のブログですが、実は最初にカテゴリーを決める時に、「インターカルチュラル」にしようか、「政治」とすべきか、「経済」なのか「ビジネス」なのか、「文化」なのか・・・・・“国際都市間の提携”というのは、どのカテゴリーにも当てはまるような広範な意味を持つので、とっても迷ったのですが(*「広範」・・・とは、よく言えばホリスティックで無限の可能性が開かれているということ。悪く言えば、ジェネラルすぎて、焦点を当て切れてない、シャープさに欠けるとも言えるかも知れません)、岡本氏のプレゼンテーションを最後までお聞きして、この両市の女性市長こそ、従来型のパートナー都市とか、一律的な交流とかでなく、新しい何かが起こるのではないか?という、ワクワクを感じるコアなのではないか?という印象を強く受け、あえてカテゴリーは「女性」を選んだ次第です。

まず、私が非常に興味を持った点は、パートナー提携へのアプローチは、フランクフルト市長のロート氏であったのか?それとも、横浜市の林氏であったのか?というところでした。どちらも、お互い、両市が共通で持っている利点や魅力、又はお互いにない点を補い、更に提携によって、両市がWinWin関係を発展させていくために、「戦略」を持って臨むのがパートナー提携だと思うのですが、最初のアプローチは、私の予想に反して、ロート氏→林氏であったようです。

マクロデータを少し見てみると、私も具体的にはずっと知らなかったのですが、人口は、横浜市の人口は、フランクフルト市の人口のなんと6倍。・・・ですが、経済規模では、流石ヨーロッパの金融の中心というだけあり、フランクフルト市は、横浜市より約10倍お金持ち!なんだそうです。そして日本国内でも、経済規模は、横浜は東京の8分の1という小ささということです。

・・・マクロデータだけ見ると、経済ビジネス面からは、フランクフルト市にとって、そこまで横浜市が魅力的なのか???と、思うのですが、心臓や脚が“部分”だけで機能しないことと同様、経済やビジネスは、単独でそれだけで存在することは出来ません。それを支えているインフラや環境、歴史、そしてインタンジブルな資産・魅力という全体(ホリスティック)面で、横浜は都市として、素晴らしく個性的な魅力を備えていることに加え、特に「ドイツ」や「ドイツ人」にとって、日本国内の場所で一番繋がりが深い都市という背景がありました。

まず、米系などの英語のインターナショナルスクールは、日本の色々な都市にあると思うのですが、ドイツ語ドイツのカリキュラムとシステムのドイツ人の学校「東京横浜ドイツ学園」は、横浜の都築区のみに日本でただ一校があります。

また、横浜には40のドイツ企業が進出していて(*200以上の日本企業が進出しているフランクフルトと比べると、ここでも、5分の1の小ささということになりますが・・・)、横浜市の緑区には、German Indutry Parkがあり、ドイツ企業の日本での事業拠点となっています。

「家族などのプライベート+コミュニティーという面と、ビジネスというパブリックな面、その両方において、ドイツ人にとっての日本への玄関口は、横浜」

ということだったのですね。

他に岡本氏のお話でとても印象的だったのは、決してパリやロンドン、NYや東京など世界の代表的な大都市ではない、いろんな意味で中規模の都市であるフランクフルトと横浜の特徴として、

「インターナショナル」

であることを挙げられていました。例えば、岡本氏はフランクフルトの事務所に就任されてから、こちらで、ヨーロッパ諸国だけでなく、台湾などの他のアジアの国などとも、日本にいる時よりも、密接に関わることが増え、世界中にネットワークを拡げられたとのこと。「地理的な近さが全てではない」という事実が浮かび上がってきますよね。

フランクフルトは、お馴染み金融街なので、世界の殆どどの国も銀行や事務所を構えていると同時に、街自体は、上記にも述べたとおり、横浜の人口の6分の1というコンパクトな小ささなので、逆説的に「小さい国際コミュニティーの中で、より広く、パーソナルで、深く密なネットワークを築くチャンスがある・・・」これは、割と人々が気付いていない、大規模都市では不可能な、中規模国際都市の魅力でないかと思います。結局、これからの時代は、“規模”ではなくて“人間同士の質の高い結びつき”が、政治でも、経済でも、サステイナブルな発展関係を築く布石になるのではないでしょうか?

また、横浜の魅力ですが、経済規模では東京の8分の1である反面、大学の研究者やエンジニアなどの人材リソース、研究開発の面では、日本一を誇っているのだそう。更に、横浜の持つ異国情緒の文化と歴史、そこから派生した浜っ子のオープンなメンタリティーや、西洋と東洋のハイブリッドな建物、アートなど、インタンジブルな面では、どの都市にもない魅力と可能性(神戸がちょっと似ていると思いますが)があり、そしてそれは、今世界が目指す未来の方向性とベクトルを同じにしている・・・ということがあると思います。オープンであること、常に変容できること、インタンジブルな可能性を深めてネットワーク化していくことが、世界で生き抜いていく都市の共通項になっていると思います。両女性市長間では、ビジネス提携、企業・事業誘致、気候変動対策提携に加え、「クリエイティブ・シティー」という項目もあり、現在開催中の、現代アートの国際展・横浜トリエンナーレ2011など、クリエイティブ面での連携、発展強化も視野に入っているということです。
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港町特有の“レッドライトゾーン”を、“クリエイティブで前衛的なアートゾーン”に・・・という動きも・・・。
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国の東西を問わず、レッドライトゾーンは存在。ハンブルグには健在で、未だにトレードマークのようにもなっていますが、、、こういう意味でも、姉妹都市提携をハンブルグからフランクフルトに変えたというのは、大きな脱皮宣言のような意味合いを持つのかもしれませんね。良い意味でも悪い意味でも、選んだパートナーによって、大きな影響を受けるのは、人であっても、都市であっても、同じなのかもしれません。

黄金町、日の出町などのレッドライトゾーン(まるで柳美里の世界・・・)界隈の独特な雰囲気は、私は、それらの駅の沿線の学校に通っていたので、ある意味生活の一部だったというか、若き日の思い出の映像として脳裏に、おぼろげながらも、しっかりと残っているのですが・・・。世の流れ、時の流れ、物事の変容、時間と空間のかなたにある過去の思い出を、ドイツからの視点で、今、眺めることの不思議な感覚・・・私は、今どこに、本当はいるんだろう???・・・時の流れと場所、物事の変遷、万事流転・・・哲学の問いに入ってきてしまいそうです。

フラ・ハマシティー(Fra-Hama City)・・・横浜出身、フランクフルト在住10年以上の私は、同じくらいハートがある場所なので、プライベートでも仕事でも、貢献する方向で今、準備しています。計画も人材も、段取りも素晴らしいですが、ドイツ企業の日本誘致、文化交流など全て、福島原発の不安が与えるドイツ人への影響は、やはり大きな影としてあり、現実問題ハードルは決して低くないのではないかと思います。揺れる気持ちや想いはありますが、人がハッピーに、ウィンウィンに発展するプロジェクトには、果敢に挑戦するのをモットーに、自分の出来る範囲で、少しずつ進んで参りたいと思います。
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by mikiogatawestberg | 2011-09-27 23:06 | 女性・Women・Frauen

お香を聞く

先週、子供たちがお香づくりワークショップで作ったお香たちが無事乾いたので、早速試しました。お香は、お茶の世界では「聞く」と表現しますが、煙が沸き立つと、香りが自分の方へ来るように、無意識に拡げた両手の平を使って風を起こし、顔に向かって動かしたりしますが、この動作も、確かに外側から見ると、まる空間に流れる音楽の音を集めて、耳に持っていくような動作にも見えるような気がしてきます。見えない5感は、とても不思議で、奥が深いです。
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ちょうど型抜きクッキー位の厚みがあるためか、点火が割と難しく、細いスティックタイプよりも点火までの時間を少し長く要しますが、その分、香りはスティックタイプよりも、濃厚な感じがしました。

こちらは、同じワークショップで作った、香り袋(匂い袋)↓。強い独特な香りのNelke(carnation:カーネーション)の分量を多くしたため(by 長女)、まともに鼻をつけて嗅ぐと、未だに強烈な香りです。
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香り袋を作った時、最後は、紐で口を結び完成しましたが、お箸や折り紙なども含めて、こういう指先を使う細かい作業は、日本ではとても多く、日本で生まれ育つと、自然に幼稚園くらいからずっと馴染んでいるわけですが、大人になった時、他の国の人(特にヨーロッパ、白人文化圏)の人と比べると、職人さん、マイスターでない一般人であっても、格段に指先が器用であることに気付きます。手自体が小造りということももちろんありますが、それでも小さい折り紙で鶴を折ったり、小さくリボンを結んだりするくらいで、「スゴイー!」と言われ、褒めて貰えるって、スゴイことですよね。指は脳とも繋がっているし、トレーニングして、損はなし!特に努力せず、気付いたら自然に身に付いていたことなので、なんだか得した気分?!日独ミックスのうちの子たちも、手先の器用さは身に付けさせてあげるような機会を増やし、大人になってからのお得感を味あわせてあげたいなあと思います。
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by mikiogatawestberg | 2011-09-25 19:49 | 文化・Culture・Kultur

Federweisser(フェダーヴァイサー)という飲み物

秋晴れが続いて本当に気持ちよく、今年初ちょうど9月から10月の秋が旬の、フェダーヴァイサーを、Hauptwache駅近く、ストリートフェスティバルの出店で頂きました♪
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フェダーヴァイサーとは・・・

一言で言えば、「白ワインになる途中過程にある飲み物」で、炭酸分が多く、発酵途中なのでアルコール分はとても低い(殆どジュースみたいで、アルコールを飲むとすぐに真っ赤になり、全身でふらふらに酔ってしまう私でも、フェダーヴァイサーであれば、顔色も変わらず、頂いたあともすぐにお仕事に戻れる・・・という、ソフトドリンクからは抜け出したいけど、アルコールに弱く、でもワインだと敷居が高すぎという方に是非トライをお勧め!)飲み物で“ブドウ発泡酒”という位置づけみたいです。

また、Federweisserの「weisser」はドイツ語で白という意味で、「Feder」はドイツ語で「羽」という意味なのですが、これはFederweisserには、発酵途中の酵母が沈殿していることがあり、それが白い羽のような形に見えることから、この名前がついたようです。
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by mikiogatawestberg | 2011-09-24 03:22 | 文化・Culture・Kultur

お城のプリンセスのプロジェクト“アネモネ・ジャポニカ(秋明菊)”

ウォルフスガルテン城・ガーデンフェスティバル、今年のもう一つの大きな目玉だったのは、このウォフルガルテン城に住む、本物のお姫様(ヘッセン州・フローリア姫:Floria Prinzessin von Hessen)がイニシアチブをとった、“アネモネ・ジャポニカ(anemone japonica:秋明菊)”プロジェクトでした!
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フローリア姫は、この義援金プロジェクトのために、1500鉢ものアネモネ・ジャポニカを用意!。フェスティバル開催中、出入り口と会場で15ユーロ(小サイズ)と30ユーロ(大サイズ)で販売し、集まったお金は、全て震災で被害を受けた被災地のパーク(公園)に寄付されるということでした。
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「“公園の復興”は、決して最優先事項でないかもしれないけれど、人々が集まったり、癒しの場である公園こそ、ないがしろにせず、私たちの寄付先としたい・・・」

と、緑に囲まれ、手入れの行き届いた城に住む、自然を愛するドイツ人のプリンセスらしい、ハートのこもった個性溢れるプロジェクトです。

我が家は、帰りに出口のところで、子供たち3人に、1鉢のアネモネ・ジャポニカを選ばせました。ピンクと白がありましたが、私は白の方が好みなので、

「白い方で、1番素敵なのを選んでね~。ちゃんと3人で話し合って、決めるんだよ~!」

というと、販売のお姉さんが

「意見や完成の異なる兄妹間で、一つのことを決めて、合意をとるのは、ホント大変よね~。我が家でも良くある場面だわ~♪」

と、微笑んで、近づいてきました。そこでお姉さんと、子供が選んでいる間、お姉さんと、日本のことや、アネモネ・ジャポニカのこともちょっと立ち話。「私は日本人なのに、恥ずかしながら、アネモネ・ジャポニカという植物を知らなかったの!このプロジェクトのおかげで、新しい植物も知ることも出来たわ!」というと、「この植物を知らない日本人は、今回沢山いたわよ」と答えが返ってきました。

子供たちは、けんかになるかと思いきや、割と今回はすんなり意見が一致したようで、無事、白くて可憐なアネモネ・ジャポニカ、ゲットしました♪
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帰りの車の中で、今回のフェスティバルのパンフレットをめくっていたら、こんなものがパラリ・・・
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1500鉢のアネモネ・ジャポニカプロジェクトについて想いを語る、フローラ姫のお言葉とお写真でした。

「あれ、この人って、あのお姉さんじゃない!?」

・・・そう、自らアネモネ・ジャポニカを出口で販売していたお姉さんが、フローラ姫ご自身だったのです!!!

思い出してみれば、カジュアルな服装をしてはいたけれど、確かになんだか、品性と、オーラの明るさと透明感が普通の人とは違ったような・・・。会話の中で、「我が家も兄弟間は、おんなじことが起こるわ・・・!」な~んて、親しみやすくて、そうとは知らず、、、ニコール・キッドマン似(?!)の、素敵な方だった!

プリンセス大好きな長女は大興奮。このフローラ姫のお手紙(コピー)を、自分宛だと思い込み、家に帰るまで車中で必死に全部声に出して、何度も繰り返し読んで、

「プリンセスと会って、お話しちゃった!」

と、とっても嬉しそうでした♪

ファンタジーなお話を書くのが最近大好きな長女は、早速我が家のアネモネ・ジャポニカに、どういう意味でかは分かりませんが、インスピレーションで、

「グリッツアー・プンク(Glitzer Punk:意味は、キラキラパンク)」

と命名。

次の日の朝、グリッツアー・プンクは、キラキラを被っていました。
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工作用のキラキラパールを知らない間に、ふりかけていたようです。

「これじゃあ、グリッツアー・プンクは、苦しくて息が出来なくなっちゃうよ!」

と、説明し、キラキラパールはすぐ除去しましたが、反面、彼女の想像力と即・行動力には、少し感心してしまいました。

グリッツアー・プンク、大事に育てたいと思います♪
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by mikiogatawestberg | 2011-09-22 00:11 | ドイツ的価値観・German Value

淡路島の香司と、本格練り香作り体験

ウォルフスガルテン城・ガーデンフェスティバル、日本コーナーで、今回子供たちにとってハイライトだったのは、日本のお香づくりワークショップに参加したことでした!
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なんと淡路島では、日本での70%以上のお香が生産されているとのこと!皆さん、ご存知でしたか?!15人の香司(Kohshi:香りのマイスター)からなる「あわじの香司」から、数人の香司が来独され、このフェスティバルのワークショップで、子供たちは直接、香司の方々から、作り方を教えていただくという幸運でした。

まずは、練り香づくりに挑戦!はじめに香司から、つくり方の流れについて説明を受けます。
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次に、「好きな香り」と「好きな色」をそれぞれ選んでから、いよいよスタートします。
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香りと色、そして水を混ぜて、すり鉢でなめらかに、ちょうど良い固さになるまで、根気よく練っていきます。練るのは割りと上手に出来るのですが、水の分量が中々難しいようで、ここは香司の方に、かなりヘルプをして頂きました。
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練った後は、クッキー作りのような感じで、伸ばして、型抜きしていきます。
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最後まで集中して、上手につくることが出来ました。早く終わった息子は、今度は向かいの香り袋づくりに挑戦。沢山の香りの中から、気に入った2~4種の香りを選んで、分量を自分のセンスで調合しながら、袋に入れていきます。すっかり、ちびっこ香司です。
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香り袋は、即使用OKですが、練り香は、こんなかたちで↓一週間寝かせて、乾かしてから使用することが出来ます。(つくった翌日の早朝、娘たちは早速小学校へ持って行き、毎月曜、クラスメイトで円を囲んで、週末にしたことを話す朝の時間に、フェスティバルとお香作りのことを、話したようです)
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練り香が乾くまで、あと数日間の辛抱、今週末には、秋の夕べに、練り香の風雅を子供たちと一緒に、味わいたいと思います♪
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by mikiogatawestberg | 2011-09-21 21:36 | 子育て・Erziehung

ウォルフスガルテン城フェスティバル~2011メインテーマは日本~

週末に、フランクフルト郊外、ヘッセン州のランゲン(Langen)という街の、ウォルフスガルテン城で開催された、ガーデンフェスティバルに行ってきました。
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毎年開催、今年で5年目のフェスティバルですが、今年のメインテーマは、“日本”。日独交流150周年の年ということもあり、FUJITSUなどの日本企業をはじめ、フランクフルトの日独法人会や、日本領事館などもスポンサーとなり、日本からのゲストも多く、金曜日から日曜日まで、大盛況の3日間でした!

緑に囲まれ、羊たちがメーメーいっている横が、入場口。
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朝方から開催のフェスティバルでしたが、我が家が到着したのはちょうどお昼時。子供たちは午前中のサッカー教室を終えてから、ランチを食べずにそのまま来たので、まずは、早速お寿司コーナーで腹ごしらえ。ぽつぽつ雨が降ってきましたが、レインコートなどを装備してきたので、大丈夫でした。
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お寿司のシェアだけでは、おなかは一杯にならず、向かい側で、今度はすぐにドイツ食。お寿司の直後に、ブレッツェルに、ソーセージパン・・・、この転換の早さ(?)は、日独キッズ故?!
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日本食20%+ドイツ食80%で、やっとおなか一杯(本当はもうちょっと日本食の割合増やしたかったのですが、お寿司、高かったので!・・・苦笑)満足したところで、早速城内を歩いて、色々な展示を観てみることにしました。

まず目に入ってきたのが、日本庭園+日本文化+日本の住文化をドイツで提案する、Japantraeumeの展示。
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美しい庭園でのお茶会も・・・
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更に進んでいくと、角が全て日本のエリアとして、展示やイベント会場がまとまっていました。

横浜市フランクフルト事務所からは、横浜からのゲストが踊りを披露。
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弓道のデモンストレーション。
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体験コーナーも。
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舞台では、和太鼓、剣道などのデモンストレーション。見識のあるドイツ人の司会が(自らちゃんとクラブに入っていて修行している方々だったりします)、ドイツ人の観客にも分かるように、きちんと説明していて、とても良いと思いました。
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神奈川県川崎市からの和太鼓のグループ(最前列の前の芝生に、レインコートを座布団にして陣取り、真剣に公演を鑑賞してるのは、うちの長女)、舞踏のグループなどの豪華公演など続々。
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観客席はこんな感じで満員御礼、立ち見状態!ドイツ人が多く、日本文化への興味の高さを示しています。
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中でも、野外シアターでは無言の了解として許されていることですが、ここでも例外に漏れず、沢山のドイツ人キッズたちが、一番前の席の前のスペースに座り、しかも、飽きずに、デモや公演に見入っていたのが、素晴らしいと思いました。将来の日独の交流の可能性に、期待を持てるような光景!企業などスポンサーの大きな投資、リターンは大分先になるかもしれませんが、必ず意味のある投資だと感じます♪
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この後、子供たちは、プレイコーナーで存分遊びました。子供たち用に、日本庭園を作るコーナーなどもありました。箱庭療法を思い起こさせます。
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ヨーロッパで、もっともっと日本文化が広まって、フュージョンするとよいなあと、改めて思いました。

ちなみに、ドイツのガーデンフェスティバルなので、日本のガーデンや展示だけでなく、特に日本とは関係ない、ドイツのガーデン、農園、アーチストたちの展示も沢山ありました。
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by mikiogatawestberg | 2011-09-20 21:31 | 文化・Culture・Kultur

着物のコラージュアート、海外ドイツで初デビュー

ドイツは、すっかり朝晩の冷え込みが厳しくなり、本格的な秋の到来です。

アート大好きなドイツ人ですが、日本初のアートトレンドは、ドイツで注目され続けています。

先日は、フランクフルトのGalerie Knoetzmannで開催中の、アーチスト森田美智子氏の、海外初デビュー「日本古布によるコラージュ」個展に行って来ました。
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新聞にも取り上げられていて、
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開催初日には、沢山のドイツ人(芸術に造詣が深い年配のおしゃれなドイツ人カップルが多かったです)が集まっていました。

1603年の江戸時代から1926年昭和初期まで、300年間に渡る貴重な着物(古布)を使った、コラージュアートの先駆者として、日本以外では海外初の個展、つまりドイツが世界デビュー!ということでした。

京都在住の森田氏は会場にはいらっしゃっていませんでしたが、その代わりに、ドイツ在住で墨絵(SUMIE)アーチストであり、日本の伝統文化全般に造詣の深いドイツ人女性アーチストが、来場のドイツ人ゲストたちに、まず、「着物とは何か?」という説明からスタート、皆聞き入っていました。・・・いつも思うことですが、自国の文化を、外国人の目(視点)を通して覗くことは、とっても面白い経験で、視野をぐんと広げてもらえるチャンスでもあります。

着物について、ドイツ人に上手に、分かりやすく説明をされていて、素晴らしいなあと思いました。例えば、彼女は、

「着物は、ワンサイズ(フリーサイズ)のみ!大きくても、小さくても、太っていても、痩せていても、若くても、年を取っていても、布を折りたたみ、固定しながら、形を作ることで、皆、平等に着こなせるのです!」

と主張。特に、年配の女性で、身体が小さく細くなり、腰が曲がってしまっていても、着物であれば、それを自然にカバーし、貫禄と美しさを十分演出することが可能であり、

「老いも若きも、着物を着て、並んで歩いていると、顔立ちや体つき、年齢は関係なく、キレイに並べたZigarette(巻タバコたち)のようで、圧巻!」

と表現しているのが、面白かったです。ドイツでは、パーティーや社交では、巻タバコ(Zigarette)文化があり、また、特にアート展を巡ったり、アートを愛する人たちと巻きタバコの文化は密接なので、身近かに感じるような比喩を使って、上手なスピーチをされるなあ・・・と、感心しました。

インターカルチュラルな視点で見ると、「ある文化(異文化)を、それを全く知らない人たちに説明する際、また、初めて紹介する時は、その人たちの国の文化に存在しているモノや事象を例にとって、並べ、比べたり、重ね合わせたりすることで、新しい文化へのイメージが膨らみ、親近感と更なる興味が促される」のではないかと思います。

身体の中で、女性ゆえの魅力箇所として、“デコルテ”が象徴の西洋、それは“うなじ”である東洋(というか、日本?!)、下半身(脚)は巻きタバコのように細く、真っ直ぐ小さく包まれている東洋と、ふわっと丸いフープが入り、下半身(脚)全体が自由スペースとなっている西洋、外側に貴重なステッチや宝石がデザインされる直球な西洋のドレス、外側はシンプルに、ちらっと覗く(角度や場合によっては覗かず、見えないかもしれない!)裏地に豪勢に贅沢なデザインを持っていく、変化球な東洋の着物・・・洋の東西といいますが、本当に「伝統美」に関しては、これほど綺麗な対象形はないなあと思うほど、違いますよね!・・・だからこそ、惹かれあって、そこがフュージョンし、新しいものが生まれる余地がまだまだあるのでしょう。

だからやっぱり、「違う」って、素晴らしいことなんだと思います。いつまでも、異文化、大好きでいたいです♪
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by mikiogatawestberg | 2011-09-19 22:28 | 芸術・Art・Kunst

ONE DAY

久々に、英語のペーパーバックで小説を読みきりました!
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タイトルは、ONE DAY。David Nicholls原作の、ベストセラー。既に映画化され、全米では今年の夏に既に上映、ドイツでも11月に上映予定のようです。映画は「プラダを着た悪魔」主演のアン・ハタウェイ主演で、イギリスを舞台に、大学時代から20年に渡るEmma(アン・ハタウェイ)とDexter(ジム・スタージェス)の友情とロマンスを描いたもの。You Tubeで見つけた、オフィシャルトレーラーは、こちら

ロマンチックでありながら、現実離れした夢の国の物語でなく、「ありがち」ナエピソードが混じり、登場人物やセリフにリアリティがあるラブストーリーが、基本的に私の好み路線。そんな意味では、軽く読めて、共感を呼ぶお話でした。ただ、ものすごいハンサム役としてでているジム・スタージェスが、あんまり好みでなかったのが残念。・・・というか、Dexterのキャラクターがどうしようもない系の男で、それと裏腹に、Emma(アン・ハタウェイ)が輝くような、、、そういう構成に意図的に俳優を選んだのかもしれません。

これから本を読んだり、映画を観たりする方も多いと思うので、あまり詳しい中身には触れませんが、このストーリーは、大学を卒業してから始まった2人の関係のその後約20年、時に一緒に、時に離れながら、それぞれ通過していく平凡な日々やキャリア、ライフイベント(結婚や出産)などを通して、2人の関係も常に微妙に重心を変えてくプロセスが、丁寧に描かれています。最初(学生時代)は華やかで、ぱっとしないEmmaに殆ど気を止めなかったDexterが、最後には、マイペースで忍耐強く人生を歩み、人生の不公平さや辛さを身を持って味わってきたEmmaを追っていく・・・と、段々と立場が逆転していくのです。・・・そして、最後の結末・・・。

アン・ハタウェイは、ハリウッドでは、ラブ・コメディの典型的な主役タイプという、位置づけのようですね。プラダを着た悪魔のイメージが強いからだったかもしれませんが、可愛いけれども、ちょっとダサ目で、インテリで素直で正義感が強く、見かけも、クールなブロンド美人とはちょっと違って、万人受けでなく好みによる・・というところ。私は普通に好きな女優さんですが、ヨーロッパでは、女性の目からみて、好き、嫌いが分かれる女優さんのようです。

例えば今回は、イギリスが舞台の小説の映画化・・・ということで、アン・ハタウェイを嫌いな女性は、「彼女の英語が、イギリス英語でないから、原作が台無しになってしまった!」というレビューだったり、一方で、ファンの女性からは、「でも他にイギリス人の女性で、Emmaの適役はいないのでは?」という指摘があったり、中々面白くて、思わず読んでしまいます。最近他には、イギリスの女優、Keira Knightleyがロシアの「アンナ・カレーニナ」を演じることに決定し、インタビューで「ロシア風英語でなく、そのままイギリス英語でいきます!」と断言していたのが、興味深かったです。原作に忠実というより、自分のオリジナルを通す・・・「原作勝負か?」「女優(主演)勝負か?」ということで、強気な女優さんの場合、歴史的な文学作品やベストセラー小説の映画化というプレッシャーを前にしても、「自分色で!」と思えるんですね、すごい自信!

最近は、私はどんな本でも、本からそのまま大きな影響を受けることが少なくなってきましたが・・・

それでも久々に読んだ小説、このONEDAYからは、Emmaが、パリに住むことになり、ジーン・セバーグの真似をして、ショートカットに髪を切り、エアポートでDexterを迎える場面があるのですが、、、、、なぜかこのシーンに影響を受けて、私も髪をばっさりカットしたくなり、翌日に、バサッと、数十センチきってしまいました!(・・・というか、この小説を読まなくても、カットしなければならないほど、伸び放題だったのですが・・・)

あとは、Emmaは後に、ロー・ティーン向けの少年・少女向けのラブストーリー本(絵本と小説の間のような存在)を書く作家になるのですが、私は生まれて初めて、この小説を読んだ後、はじめて、小学校低学年向けのラブストーリーというカテゴリーを意識するようになりました。・・・日本だと、児童向けの絵本があって、その後は、子供向けのラブストーリーというカテゴリーは殆ど存在せず、いきなりスキップして、エッチな感じの少女マンガや小説になってしまうイメージがあって、この中間存在が抜けているために、子供たちが、本来は美しいものである、「人を想う気持ちとか、慕う気持ち」をきちんと理解せず、いきなりギラギラの商業社会の愛や性に浸かってしまうようになるのが、前々から残念なことだなあ・・・と思っていたのです。そしてこの時期に作られる男性・女性観は、一生影響するのでは?と、実際大人になった同年代以上の人々をみると、さらに強く感じます。なので、本来はもっと、商業主義作家でなく、どちらかと言えば、児童作家がもっと社会的責任に気付き、やりがいを感じて、「教育」として、舵取りをすべき部分なのではないかなと思うのです。親も、小学校低学年から中学年にかけてという時期は、熱心に読み聞かせをしていた幼児期・児童期を過ぎて、「日常生活の世話」という面では手がかからなくなるため、ふっと肩の荷が下りて、油断してしまう時期だと思うのですが(赤ちゃん時期から続いてきた子育て疲れも溜まる時期!)、最初頃、読み聞かせに持っていた情熱を、この時こそ持ち続けないと、折角のそれまでの努力が無駄になってしまう可能性があるくらい、実は敏感な時期なのでは?とも思ったりします。(この後には、本格的な「思春期」がやってくるわけですが・・・。この「思春期」に関しては、逆に、過剰ともいえる反応がある気が・・)

・・・でもやはり、真面目国・ドイツは、流石!小学生低学年の子供向けに、微妙で繊細なテーマを取り上げた本が割と多くあって、この中間層の空洞を憂えている作家たちが、本を通して、本来の素朴な意味での「恋」や「友情」の気持ちをメッセージとして伝えています。

例えば、うちの7歳の長女が、今年の誕生日にお友達からプレゼントされた、この本。
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男の子と女の子の恋の気持ちが少し入り混じった友情を描いた内容で、優しいタッチの絵と言葉で綴っています。
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細いリボンで出来たしおりの先についた、お風呂で本を読むネズミを模ったマスコットも可愛い♪これに惹かれて、子供が書店で、この本を手に取るかもしれません!こういう細かい演出も、難しくなってくるお年頃の小学校低学年の少年少女の心を掴むには、見落とせません。

この本の中では、男の子が、女の子を慕う気持ちが、自然な流れで描かれているのですが、その気持ちを、大人も使うドイツ人の恋をしていることの形容、「“Schmetterlinge im Bauch(蝶々がおなかにいる感じ)”」と描写していて、これによって、半無意識に「蝶々がおなかにいる感じ」を小学校で味わい(?)、もやもやしている子供たちは、本を読んで、「これは・・・」と、恥ずかしいことでなく、自然なことであると“気付き”を得るわけですね。このWahrnehmung(意識的認知)によって、無用にシャイになる少年少女が減り、ゆくゆくはオタク人口が減って、もっと健康的で素朴な恋する気持ちや優しい気持ちを持ち続けることの出来る大人たちが増えるのでは・・・!!と思うのは、私だけでしょうか?!
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by mikiogatawestberg | 2011-09-16 22:58 | 本・Books・Buecher

サッカーボールの秘密

夜寝かしつける時に、息子が、

「ママー、サッカーって、いくつ面があるか知ってる?」

と聞くので、息子より早く寝入りそうな眠気眼な私は、

「えっ?サッカーフィールドは、一面で、4つ角があるでしょう、簡単でしょうが!」

と、疲れているのと、息子の算数レベルを見くびって(?!)いるのとで、答えたのですが・・・

「違うよ、サッカーボールのこと!」

と言って、また折角消した電気をつけて、今日、学校の課外授業として参加したキンダーウニ(Kinderuni:フランクフルトのゲーテ大学開催の子供向け講義)の参加証書と、サッカーボールの見取り図を得意げに見せてくれました。
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へーっ!なるほど、こんな風になってるのね~。もともと算数好きで、今もちろんサッカーにはまりまくっている息子にとっては(息子だけでなく、多くのドイツ人の男の子達もそうだと思いますが)、身近なテーマで、算数を学ぶというのは、とてもよいなあと思いました。講師は、小学校教諭でなくて、大学の数学者・教授・・・というところももちろんポイントです。

これだけ知識社会になって、誰でもやる気になれば、どんな情報でも自分だけの力で手に入れることが可能になった今、教育やビジネスでは、

「難しいこと、専門的なことを、どれだけ、簡単に、興味深く教えることが出来るか?伝えることが出来るか?」

ということが、更に大事になってきていると思います。・・・・・というか、その部分でしか、もう競争力を磨けない・・・というレベルにきているのかなと感じます。

子供たちも一流の先生、教授から講義を受けることが出来、向上心のある教授であれば、子供たちの視点や姿勢から学ぶことが多いことでしょう。こういう生産的なWinWinイベントや教育、交流方法が、もっと社会に増えて欲しいなあと思います。
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by mikiogatawestberg | 2011-09-15 20:34 | 教育・Edu・Erziehung