vielfalt(ダイバーシティー・多様性)

日本でも、少子化による将来的な人口・労働力不足の延長で考えられている“移民”、その線上にある“ダイバーシティー(多様性)”という考え方は、グローバル企業等では、大分聞かれるようになりました。

元々陸続きで国境を越えた人の流れが盛んで、更に移民政策、歴史に関しては、日本よりも長い経験を持つヨーロッパ、ドイツでも最近また、更に盛んにダイバーシティー(ドイツ語ではvielfalt/フィールファルト)という言葉が聞かれるようになり、色々な公共プロジェクトにも予算が沢山流れています。

「外国人(Aulaender/アウスレンダー)」というドイツ語は、あまり良い印象でない言葉でしたが、最近はドイツでも経済のグローバル化が進み、vielfalt(多様性)という言葉は、「違いや異なる文化(つまり多様性)からこそ、価値のある何かを学ぶことが出来、クリエイティビティーが生まれ、それが人生や仕事上の成功につながる」というポジティブなニュアンスを持ってきました。

最近、ドイツの中学校・高校見学に行くことが多いのですが、10代半ばの若いドイツの子供たちに、このvielfaltという概念をアピールしている姿勢がとても目に付きます。そして、子供たちの反応もいたってポジティブです。イギリス、アメリカ、オーストらラリアなど、英語能力取得を目的とした従来的な海外体験・ステイ・留学を超えて、
ロシア、インド、中東、日本や韓国、中国などの東アジアなど、文化的にも地理的にも遠くを目指す、他人とは違う何かを求め、行動に移しているドイツの子供たちがとても多く、内向化、国内志向が進んでいると聞く日本の子供たちも、ぜひ、早いうちから、海外を目指して欲しいなあと思ってしまいます。そして、それは単に子供たちに期待をするだけでなく、政府や企業がしっかり予算を組んでバックアップしてこそ、そういう流れをつくることが出来るということを、最近のドイツの多彩な国際プログラムの存在を知り、ますます確信します。

「Einheit in Vielfalt(多様性の結束【ユニティー】)
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外国人でも、ミス・ジャーマニーになれるかも?!
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日本でいう、ワーホリ、海外企業研修プログラムの募集広告。
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東大へのお誘い(4年間の学士過程、講義は全英語)。
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ふむふむ。若者に期待っ!ですね。
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# by mikiogatawestberg | 2012-12-19 00:30 | インターカルチュラル

発表会“日本人の食事”

息子が通っている継承語教室の学習発表会に行ってきました。

発表会のテーマは「日本人の食事」。
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各自生徒が一人ひとり、その中で割り当てられた小テーマを担当、皆の前で発表します。発表会の準備については「授業中が主、家で練習する際は、親が見たり、手伝ったりしない」という、自主性を重んじる継承語学習コンセプトらしいルールの下、当日発表会を鑑賞する親としても、とても新鮮で、ドキドキでした♪
息子は、3番目の「簡単メニューの紹介」を担当。
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どの子の発表も素晴らしかったです。自分でグーグルなどで情報を取り、調査・要約し、日本語でまとめ上げて小道具をつくり、日本語でプレゼンテーション。日本語の読み書き聴き能力はもちろん、編集スキルやプレゼンテーションスキルなど、ものすごい総合能力が求められます。生徒達は、あどけなさが残る少年たちですが、まるでビジネスパーソン?!のようなオーラが出ていました(笑)♪内容的にも、見学の大人たちから「えーっ、そうなんだー!」とため息や声が漏れるほど、今まで知らなかったような、面白い情報ばかり。灯台下暗しで、あまりににも日常生活と近くて、見逃していたり、知らなかったり、当たり前だと信じ込んでいたり、、、そういうことって意外と沢山あるのですね・・・。

例えば、お茶碗+おかずの並べ方。発表はクイズ形式で、見学者の女の子が前に出て、正しい並べ方を考えます。
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お母さんが日本人ではない(いえ、だからこそ?!かもしれません)、ミックスの彼女ですが、ほぼ100%正しい配置に置くことができました!素晴らしい~!!!
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お箸の使い方のタブーについて。
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私は「なみだばし」のことを知らず、また「わたしばし」は、日常生活でいつもやっておりました・・・恥・・・。「“わたしばし”は、箸置きを使わないと、ついやっちゃうわよね~」と、開き直る日本人(!)女性たち。いやいや、一生をかけて学びの必要ありです、本気で反省。
サンプル模型を使って、「やってはいけないお箸の使い方」を見せてもくれました。
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自然な笑いが沸き起こる、楽しい雰囲気の発表会。暗記教育のような、味気なく、すぐ忘却の彼方に行ってしまうような学び方とは正に対照的。楽しく、あははーっと、先生、生徒、仲間、家族と一緒に、笑いながら楽しく良い雰囲気で学んでいくのが、確実に忘れずに思い出に残り、血になり、肉となる学習方法だと、継承語教育の持つ素晴らしさと可能性を再確信した発表会でもありました。これからもクラスの発展、子供たちの総合的な成長がとても楽しみです。
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# by mikiogatawestberg | 2012-12-18 23:54 | 継承語・HeritageLanguage

末娘のピアス

ドイツ、降雪に加え、寒い日々が続いています。冷え性の私は、氷のように冷たい手足のウォーミングアップに、日々試行錯誤。敢えてこの寒さの中、ウォーキングは続け、身体の内側から温めたり、新しい手袋を買ったりと、色々試みています。

そして今週は、衝撃且つ、記念すべきニュース?!が・・・・・。

なんと7歳の末娘が、ピアスデビューしてしまいました。思いつきのように「ピアスの穴を開けたい」と言ってから、すぐ数日後にお医者さんで予約を入れ、学校が終わった放課後に、プスッと、それはそれは潔く・・・。何十年間も迷い、未だに決心がつかず、ピアスをしていない母親とは大違いです・・・。

うーん、なんだか急に大人っぽくなってしまったような・・・?!
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通っている日本語継承語学校の宿題、「せんせいあのね」のトピックも、もちろんピアスのこと。
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1年が経つ早さを実感する12月のある日の出来事、でしたっ。

サンタのバウムクーへン↓や、
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アドベンツカレンダー↓(今年は女の子たちは、12月1日からクリスマス前まで毎日、色々な手作りのビーズのアクセサリーキットが出てくるタイプのアドベンツカレンダー)、
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小学校主催のクッキー&レープクーヘン作り合宿なんかもあって、クリスマスの雰囲気が高まりつつある、12月半ばのドイツです♪

・・・ぼーっとしているのは、私だけ?!
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# by mikiogatawestberg | 2012-12-13 23:11 | 子育て・Erziehung

12月8日講演会“福島とチェルノブイリの原発事故の被曝による健康への影響”

ギリギリのお知らせになってしまいましたが、まだ間に合います!

明日、ドイツ・フランクフルトにて開催の講演会のお知らせです。講演はドイツ語(日本語通訳付き)ですので、日本人だけでなく、ドイツ人やドイツ語を話す友人・知人もお誘い合わせの上、是非ご参加ください!
それでは、会場でお会いしましょう!
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テーマ【福島とチェルノブイリの原発事故の被曝による健康への影響】
講演:ジーデントプフ医師
日本ではタブーとされている被曝の話。
海外在住の私たちだからこそ出来る、タブーなし放射能本当話を!


*通訳が入ります ので、ドイツ語に自信ない方も安心。

日時:2012 年12月8日(土) 18時~20 時
場所:Zentrum Ökumene der EKHN, Praunheimer Landstraße 206, 60488 Frankfurt
入場料:1 EUR
※会場確保のため、参加 希望の方は事前に下記 メール 又は お電話にて知らせいただけると幸いです。
アクセス: U7 終点Hausenより徒歩10分。バス 72番 ,Pflanzländer下車。駐車場有(施設北側)。


主催:JFF (日本・福島・フランクルトの会 )
お問い合わせ:鈴木孝一 TEL 06196-22417
JFF(E-mail):jpfrankfurt@mail.goo.ne.jp


【ジーデントプフ医師略歴 】:Dietzenbach Dietzenbach Dietzenbach Dietzenbach にて医院を開業する 医師 。1981 年より IPPNW(核戦争防止国際医師会 議)に加盟。1991 年よりチェルノブイリ原発事故の被災地であるベラーシ汚染域 Kostjukowitschiの子供たちの休暇静養プログラムを運営。2012 年の 8月には広島で開催された国際 IPPNW会議に出席、同行程で福島にも訪れた。

【IPPNW(核戦争防止国際医師会議 )】:核戦争を医療関係者の立場から防止する活動行うため国際組織で、1980 年に設立された。チェルノブイリ原子力発電所事故から25年後の2011年を迎え、IPPNWIのドイツ支部はチ ェルノブイリ事故の影響に関する報告書を発表した。2011 年 3月に発生した 福島第一原子力発電所事故では、日本 政府の定めた20ミリシーベルト基準に対して子供の被曝許容量とは高すぎるとして撤回するよう抗議の書簡を送 っている。福島原発事故に関しては、ウェブやビデオメッセージなどでも情報を発信している 。

*そして、なんと本日12月7日付けのフランクフルトルントシャウに、明日8日開催の同講演会「福島とチェルノブイリの原発事故の被曝による健康への影響」、主催者のJFFについての記事が既に掲載されています。ドイツ語ですが、どうぞご拝読ください→「Fukushima ohne Tabus」
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# by mikiogatawestberg | 2012-12-08 02:52 | 脱原発・No Nukes

ハロウィン

10月も末日。

早朝から、すっかりハロウィン騒動!学校へ行く前の数分で、即興パフォーマンスをしてもらいました♪
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FIレーサー(?!)のように、マスク(仮面)を外す息子。
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話は全然変わりますが、散歩中、可愛いプラムの木を見つけました。
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# by mikiogatawestberg | 2012-10-31 18:15 | 文化・Culture・Kultur

ビビットなカラーと、揺らがないコアのコンセプト

日本ではあまり人気がない(?!)ベネトン、私は昔からベネトンの広告が大好きでした。
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就職活動の時、広告業界はあまり興味がなかったのですが(むしろ嫌いだった)、それでも何社か受けてみたのは、ベネトンの広告を初めて見た時の鮮烈な印象があったから。

10年以上経った今も、当時から変らない大胆なカラー使いとイタリアらしいカジュアルデザイン、様々な人種やミックス・・・同等な価値を持つ個性として横に並ぶ、1人ずつきらりと光る個性たち。
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ベネトンの服に負けない、同等の強さと鮮やかさを放つそれぞれのカラーがコントラストをつくり、ものすごい存在感で、通る人は否応なしに目を向けてしまう・・・ブラックビューティー、アジアンビューティーを、ホワイトビューティーに劣らない、というか、“比較できないそれぞれの美”として、どんと世界に打ち出したのは、私はスーパーモデルブームのずっと前からのベネトンという会社かなあと思っています。ヨーロッパのファッションフォトグラファー、スタイリストの多くが、私たちが思っているより大きな影響をベネトンから受けています。
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この子たちは、何人?!だろう・・・。最近は、更なるグローバル化、人種のミックスのトレンドを反映して(?!)、無国籍、フュージョンな感じのモデルの子が多くなっているような印象も受けます。

ベネトンの鮮やかさに全然負けていない、フランクフルトの紅葉、美しい!の一言(何回もシャッターを切ってしまいました。昨日の写真↓)。
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週末から最高の散歩日和が続いて、お天気が良いだけでも、と~ってもハッピーな気分になります!
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# by mikiogatawestberg | 2012-10-22 23:47 | トレンド・trend・Trend

カタカナの“のばし”文字

ドイツ・ヘッセン州は、秋休み真っ只中。

次女は毎朝、中々まだ覚えることの出来ないカタカナの練習に格闘中です。
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ダブルの子の日本語学習の場合、ひらがなについては一文字ずつ丁寧に(あいうえお・・・の順でなく、例えば「へ」「く」「り」等、1~2画で書ける簡単なものからスタートします)、書順にも気をつけ、ノートに繰り返し何度も書きながら時間をかけて学ぶ場合が多いですが、カタカナについては、学校や教室からカタカナに焦点を置いた宿題を多めにもらって、夏休みや秋休みなどのまとまった休みを利用して、主に家で自分で(+母親)と集中的に身につける・・・という感じです。漢字については、ひらがな学習のように、やはり学校や教室で一字ずつ、また丁寧に習います。

確かにまずはひらがなを一通り習った後で、子供たちは西洋のアルファベット以外の文字にだいぶ慣れ、また、カタカナは漢字に比べれば、形はずっと単純なので、ダブルの子たちの日常の限られた日本語学習時間の中では、何とか自分で自宅で見に付ける・・・というのは理には叶ってはいるのですが、それでも中々難しい・・・。

色々試みていますが、今回は、ひらがなと一緒にカタカナが載っているひらがな表を用意して、「自分でカタカナを見つけながら書いてごらん」と、自主的に自分で「探し」、しっかり「目」でキャッチすることで、より長く脳に記憶が残れば・・・と考えました。
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このやり方、決して悪くはなかったのですが、「びにいる」「げえむ」・・・というひらがなをカタカナ変換する時に、問題が発生・・・・。そのまま「ビニイル」、「ゲエム」と書いてしまうのですね。。。私はひらがなを書く時、深く考えずに「びにーる」「げーむ」と無意識に書いていたのですが、「ー」というのは、実はひらがなにはないので、厳密にはこれは、×だったということ。でも同時に、「びにいる」「げえむ」と書いても、実際は、「びにーる」「げーむ」と、「い」「え」の代わりに「ー」の当て字として、読まなければならないという矛盾。・・・まあ、だから「カタカナ」が存在する、そして「カタカナ」が役立つということでもあるのですが、この背景を小学校1年生に上手く説明するのは、至難の業です。とりあえず、カタカナはひらがなをそのまま変えるのではなくて、「そのモノが呼ばれている通りに書くものなのよ」と説明しました。びにいるは、「ビニイル」とは言わず、「ビニール」って言うでしょう!っと・・・。自分もよく訳が分からなくなってきましたが、娘の方が不思議にも、これについては割と簡単に納得し、腑に落ちたようでした。

と、感心しながら横で見ていると、「ヨーグルト」を「ヨーダ・・」と、間違いて書いている娘。まあでも、「ー」については理解し、間違わずに書けたので良いとしましょう。
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ちなみに、スターウォーズファンの彼女が一番好きなキャラクターは「Yoda(ヨーダ)」。
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あまりに好きなあまり、無意識に書いてしまったのかもしれません♪(分析しすぎ?!)・・・でも、自分でも「ヨーダって書いちゃったよ~!!!」とケラケラ笑い、お姉ちゃんにも見せびらかしていました。
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# by mikiogatawestberg | 2012-10-19 22:14 | 継承語・HeritageLanguage

講演会「福島の子供たち-災害は今も続いている」

フランクフルト中央駅から、徒歩7分ほどのDGB-Hausで開催された、中手聖一氏(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク前代表)と、広島修道大学・森島吉美教授による講演会「福島の子供たち-災害は今も続いている」に行って来ました。

週の度真ん中、水曜日の20時~という時間でしたが、沢山の方が集まりました。
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DGB-Haus建物の前。8月ぐらいまでは20時近くになっても、日中のように明るかったのですが、9月も中旬を過ぎ、すっかり日が短くなりました。同じストリート沿いに、日本から多くのご旅行者が滞在する、インターコンチネンタルホテルがあります。

講演会がスタート。中手氏の日本語でのプレぜーテーションを、森島教授が事前にドイツ語に訳したものを、森島教授がドイツ語で15分ほどスピーチし、その後は、日・独語混合で、2時間近く質疑応答という構成で、講演会が進みました。
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内容は全て書ききれませんが、私が一番印象に残ったのは、福島在住で、原発事故で直接被災した中手氏ご自身が、家族を守るために自主退職し、現在北海道に移住されたというお話でした。文字通り、本当はすぐに避難・移住しなければいけないレベルの汚染地に、まだ沢山の方が残され、暮らしており、政府からの援助も何もない中、仕事や家族や色々な葛藤の中で、身動きがとれず、正に孤立してしまっている悲劇。中手氏自身のケースも、解雇された訳ではなく、自主的な退職であるため、失業保険などは一切受けれず、現在は仕事にありつけていない・・・という状態なのだそうです。新しく移住された北海道での明確な見通しや安心が全くないという中でも、勇気を持って大きな決断をされた中手氏は、とても爽やかで、長い目で見て正しいことをした、という根本的な静かな自信を持っているように見えました。

でも現実は、中手氏のように思い切って大きな決断を出来る方ばかりでなく(経済的、精神的、家族・地域的・・・など、その他諸々の事情で)、それらの方々を、どんな形でもサポートしていかなければいけないのではないかと強く感じました。

実際、中手氏が指揮をとっている国際環境NGOグリンピースが今年に設立した「原発事故子ども・被災者支援法市民会議」の様々な活動では、たとえば、自身は仕事(=一家を支える収入)などのために福島に残らざるを得ず、家族(妻や子供たち)を他の地に移住させている、原発事故のせいでばらばらになってしまった家族への支援などにも力を入れているそうです。集まった義援金中から、一家のお父さんが、定期的に離れている家族に会うために移動するための交通費を援助するなど・・・。他にも様々な細かいサポートがありますが、どの人道的活動でもそうですが、常にお金は足りません。資金面でも、またはボランティアなどでも活動をしたい気持ちのある方は、ぜひ上記HPで「原発事故子ども・被災者支援法市民会議」についてもう少し、勉強していってみてください。

印象に残った、バイバイビブリスのスローガン。イギリス・セラフィールド、チェルノブイリ、福島の他にも、世界で起こった原発事故と起こった年が年代順に書かれています。また、これらはメジャーな大きな事故のみであって、実際はこの他にも、山と事故は起こっている事実がある、ということでした。
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”Stop Nuclear Powerplants! Stop Uranium mining! Atomkraft abschalten vor dem naechsten GAW(原子力発電所をストップ!ウラン採掘をストップ!次に起こる原発事故の前に、原発廃止を!)”

原発のスタートであるウラン採掘は、世界中で行われており、被曝の危険や被害は、既にこのウラン採掘の段階から始まっています。東京での脱原発デモに、オーストラリアでウラン採掘に関わっている原住民のアボリジニが「日本にウランをずっと輸出していて、今回の事故について本当に申し訳なく思っている」と、駆けつけたという話を聞きましたが、アボリジニの方も被害者です。大きな危険を伴う作業に見合う賃金を得ていませんし、ウラン輸出で得た利益は、もちろん彼らに還元されることはありません。・・・・・私の脱原発関係の記事を、今まで読んできてくださった方であれば、これらの莫大な利益が、どこの誰に流れているかは、大体予想がつくかと思います。

・・・・・ということで、ため息の出るような現実ばかりですが、今日も明るく行きたいと思います。
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# by mikiogatawestberg | 2012-09-20 20:56 | 文化・Culture・Kultur

キッズファッションショーin ケルン

先週、たまたまチャンスがあり、ケルンで開催のキッズファッションショーに行ってきました。
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アルマーニ・ジュニアから始まって、ワールドブランド6社ほどのキッズ・最新コレクションを、34人の子供たち次々にお披露目しました。
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大人のスーパーモデル顔負けな完全なキャッツウォークで、すっかり入り込んでいる女の子のキッズモデルもいれば(彼女はアルマーニ・ジュニアのトップを担当。おそらく現役のキッズモデル)、ぎこちない感じで、下向きに歩く、白く、華奢な感じの男の子(もしかしてこれも演出?!)や、家族・友人席(プレス席のように、舞台前に用意された出演モデル関係者の席)に目を凝らしながら、ばれないように手を振ったり、笑顔を見せたりする子供たちなどもいて色々でしたが、照明や音楽、内容構成を含め、ショーの全体は大人のファッションショーのそのままの縮小版といった感じ。

プレスなど、直接仕事として来ている大人たちは、仕事と徹して、大人相手のファッションショート同時に、写真撮影やトレンドチェックなどに終始しますが、それ以外の大人は、小さなキッズ達とワールドブランドのコンビネーション、大人のきらびやかな世界をそのまま縮小したフィクションの世界に入り込んでモデルに徹する子供たちの姿をみて、思うところは色々という印象を受けました。

ファッションショーというのは、大人であっても、キッズであっても、主役はモデル自身ではなく、あくまで、モデルが着ている最新のデザイナーブランドのアイテムです。大人のモデルの場合は、観ている方もそう割り切れるものの、子供のモデルだと、不思議、面白いことに、様々な感情が入り込んでくるのです。子供が大人の顔してキャッツウォークする姿を、単純に「カワイー!」とイメージに支配される、典型的に消費世界に取り込まれた人もいれば、「なんだか、生意気ですれてる感じ」と印象を受けたり、場合によっては「資本主義の行き着く姿。世界の実情とはかけ離れた虚構の世界の極地だわ」と、発展途上国でチャイルドレーバー(児童労働)を強制されている多くの世界の子供たちと、先進国の一部の子供たちの対照を感じ、気分が悪くなる人もいるでしょう。

もちろん、一流のデザインの美しい服をまとった子供たちは、うわあと声が漏れてしまうほど、キュートです。それだけで、すごい!と思ってしまいそうになるのですが・・・実際は子供たちは、そこまですごいことをしているわけではない・・・(キャットウォークの練習とかは、決してラクではないとは思いますが・・・)

子供である(=ナイーブで、それだけで愛らしいという存在)こと、美しい衣装をまとうこと、つまり、実体がないもの、自分自身の個性や努力が入っていないものに対して、賞賛を浴びさせたり、浴びたりすることって、どうなんだろうなあ・・・・・と、私などは思ってしまうわけです。

ワールドデザイナーズブランドも、今は世界的な不況で危機にあり、裏舞台では必死になって、生き残りをかけてマーケティング戦略を練って、展開していることでしょう。近年力を入れている「キッズ ブランドマーケティング」は正に典型的なその一環だなあと、ビジネスの実情として、理解することは出来ます。

でも私は、プライベートな一個人として、実体のある努力や個性が好き。子供に関しても、大人に関しても、です。子供を褒めるのであれば、彼ら自身が頭で考え、練習や努力を重ねたことに対して、ピュアに心から賞賛したい、と思うのです。

30分ほどのショーの最後は、キッズモデル全員と司会の長身のお姉さん(昔はモデルだったのかな?)が、キラキラの花吹雪に包まれ挨拶+お開き。
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色々思うところのある体験でしたが、また新たな視点を刺激されたので、良い経験になりました。

帰りにケルンの駅前の書店で、このキッズファッションショーを開催したLunaという、ドイツのリッチなおしゃれママ・ファミリーをターゲットにしたモード系子育て雑誌が、入り口前のショーウィンドーに大きく展示されていました。
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素朴なドイツの子育てシーンに、果たして、食い込むことが出来るのか?!・・・現在のところ、派手なショーなどで積極展開しているところをみると、リッチなスポンサーなどがついていて、上手くいっているのかも知れません。
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# by mikiogatawestberg | 2012-09-19 23:40 | トレンド・trend・Trend

9月19日(水)フランクフルト講演会「福島の子供たち-災害は今も続いている」

9月19日(来週水曜日午後20:00より、入場料無料)フランクフルト市内で、中手聖一氏(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク前代表)と、広島修道大学・森島吉美教授による講演会「福島の子供たち-災害は今も続いている」が開催されます。フランクフルト近郊にお住まいの皆様、お誘いあわせの上、ふるってご参加下さい!私も参加予定です。
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日時:2012年9月19日(水) 20:00~

場所:DGB-Haus (DGB Bildungswerk Hessen e.V.) Wilhelm-Leuschner-Str. 69-77, 60329 Frankfurt  フランクフルト中央駅から徒歩約7分

内容:『福島の子供たち-災害は今も続いている』 福島原発事故後の実体験、および現地の現状の報告

中手氏と森島教授は、放射性廃棄物最終処分地の候補地となっている北ドイツ、ヴェントラントをはじめドイツ各地で講演される予定です。

協賛:GREENPEACE, Frankfurt/ ByeByeBiblis/ Attac Frankfurt

入場:無料

*同講演会のご案内・詳細はフランクフルト生活情報サイトでもご覧頂けます。
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# by mikiogatawestberg | 2012-09-11 19:19 | 脱原発・No Nukes