今年2009年は、あの「種の起源」を著し、世界中に衝撃を与え、その後の人間観に大きな影響を与えた、チャールズ・ダーヴィンの生誕200周年(種の起源の発表からは150年)ということで、ダーヴィンが世界的に大きく話題になっていますよね。
私も早速、
フランクフルトのSchirn Kunsthalleの「ダーヴィン展」に行ってきました。
今回のダーヴィンをテーマにした展示「Evolutionaer!」は、ダーヴィン自身の作品やバイオグラフィーを追うという趣旨ではなく、
ダーヴィンの進化論に大きく刺激を受けたアーティストたち(ヨーロッパ・アメリカ中心)の作品を集めたというところが新しく、ユニークな点になっています。
それぞれ、アーティストのバイオグラフィーに、
人生のどの時点でダーヴィンの作品に出会い、どのように影響を受けて、それがその後の作品、人生観にどう影響したか?ということについて書かれていて、中々興味深かったです。
またそうやって、ダーヴィン自身へのフォーカスでなく、ダーヴィンとは直接関係のない、多くのアーティストの視点からだんだんと浮かび上がってくる、新たなダーヴィン像は、鑑賞している側の知的好奇心やイマジネーションが要求されますが、中々新鮮で面白い作り方だなあと思いました。ドイツの美術館は、本当に色々な試みをしているなあと、改めて感心です。
ところで、今日のブログタイトルの答えですが、ダーヴィンさんによると、
「とうもろこしよりも、マッシュルームの方が、進化の上では人間に近い」
そうです。