FKKとユネスコ世界遺産海岸の散歩

今日は、小さな島Norderneyでも、人が沢山集まる賑やかなビーチでなく、車で数十分走らせ、ユネスコの世界遺産になっている地域まで、足を伸ばしてきました。

空、海、海辺の砂、全て断然に、美しい~!!!
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そしてここの海辺は、決して無人という訳ではなく、FKKと呼ばれる、特別なビーチなのです。
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ドイツに在住の方、ドイツ語やドイツ文化を勉強されている方はご存知の方も多いかと思いますが、FKKとは、ドイツ語で「Frei Koerper Kultur(英語だとFree Body Culture、日本語に無理に訳すと、裸身文化?!)」という言葉の略語で、体の自由を愛し、実践するという文化のことを指していて、立派な市民権を得ているコンセプトです。

つまりは、「生まれてきた姿そのままで、生命を謳歌、自然と一体化する」こと。

下着一つつけず、水着も着ずに、ビーチに・・・ということで、ナイスボディな若い女性や、ちょっとエロティックな場面を想像、期待される方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっとそういうイメージとも異なります。

実際、このFKKが生まれたのは、60~70年代、緑の運動、自由や平和を愛するヒッピー、カウンターカルチャーと同時期(多くのオーガニックの運動もこの時期ですね)。そんな背景もあってか、今日、このFKKビーチで生命を謳歌していた人々の平均年齢は、60~70歳くらいという感じでした(60~70年代には、20~30歳くらいだったという計算ですね)。大抵が、恰幅がよく、何人も孫がいそうな白髪の老夫婦のカップルで、もちろん全裸で、手を繋ぎ合いながら、ゆっくりとした足取りで海辺を歩いている風景です。私も今回、初めてFKKというものを実際に見ましたが、いまいち、どう感想を述べたらよいか、、、何とも不思議な感じでした。特に共感もなく、特に反発するものもないというか・・・。実際、正にこのFKK世代に当たる義父母に聞くと、

「私たちも、何年か前にしたわよ~。濡れた水着を着たままだとね、腎臓など内臓を冷やすことになって、良くないのよ。何もつけないって、とても快適だし、一番健康的よ」

・・・と、なんともFKKのセクシー(?!)な理論に加え、100%の共感。・・・世代による文化の大きなギャップを感じます。現に、ドイツのFKKは、依然として市民権は存続しているものの、若い世代はFKK離れをしているということです。つまり、FKKはエロス的なものでなく、あくまで特殊な時代性がバックになった政治・哲学的な意味合いが強く、特に普遍性があるわけではないのだと思います。・・・エロスには、ある意味、普遍性があると思うので・・・。

ちなみに、うちの子供たちは、特に裸のおじいちゃんやおばあちゃんに目を奪われることなく、私に質問を投げかけるわけでもなく、長~く続く、美しい浜辺を元気に歩き通しました。
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午後遅くの浜辺では、他にも沢山の出会いが・・・。
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今、Norderneyも含め、ドイツの海岸で大量発生していると、先日新聞にも載っていた、てんとう虫たち。砂の上に残す、小さな足跡がとてもキュート♪
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こちら↓先日、4歳になった末っ子「ヒト科」の、足跡。
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夕陽を眺めながら、今日も平和に一日を過ごせたことに、感謝♪真正面に日の入りを見ることの出来る場所のバーの前には、ワインを片手に、沢山の人が集まります。夕焼け空に沢山あがる凧。ドイツ人、凧揚げ大好きです。
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by mikiogatawestberg | 2009-08-07 06:45 | ドイツ的価値観・German Value
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