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環境大国“日本”

先日は、フランクフルトで世界的なモーターショーもありましたが、世界的に環境に優しい車への興味・ニーズが、ここ数年ぐんと高まっていて、金融・経済危機以降、その傾向は更に強まっている気がします。

ハイブリッドカーをはじめ、この分野で先頭を切っているのは、誇り高き、日本のグローバル企業!!こんな、面白い記事を見つけました↓
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タイトルは、「Japaner wieder am saubersten/日本人、またも、清潔(?!)

このドイツ語の、「sauber(ザオバー)」という形容詞は、「清潔な(クリーン)」という意味をはじめ、「きちんとしている」とか、「手入れが行き届いている」とか、「サッパリとした」とか、「順調な」とか、或いは場合によっては、「こぎれいな」とか、「素敵な」という意味を持つこともあり、広範囲な使われ方をします。記事として、読者の興味を思わず引く、キャッチーなフレーズとして、「日本」や「日本人」、「日本のプロダクト」の持つイメージを、総括して、またもや(wieder)、「Sauber」という、コンパクトな単語にまとめたのだと思います。中々のセンスです。

・・・気になる内容は、環境に優しい車ブランド・車種のトップ10。1位のトヨタのプリウスは、ヨーロッパでも、誰でも知っていますが、その後に続く、ホンダ、ニッサン、スズキ、ダイハツ、、、どこも、世界トップ10入りしてるんですね。素晴らしい!ドイツ人は、このトップ10リストに、ドイツのSmart(スマート)と、VW(フォルクスワーゲン)が、日本ブランドと肩を並べて入っていることに、不満というより、むしろ嬉しく誇りに思っているというニュアンスの記事内容でした。・・・こうしてみると、「日本+ドイツ」は、環境車の分野では、最強のコンビと言えますね。ドイツに住む日本人として、とても誇りに思います♪

もう一つ、頭脳の分野でも、まだまだドイツは底力、あります。ルーマニアとドイツの血を引き、現在ベルリン在住の、ヘルタ・ミュラー(Herta Muelller)女史の、ノーベル文学賞受賞の話題です。
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テーマは、社会主義と、スターリン・・・。彼女の実母親の運命と世の激動について書かれた傑作ということ。

人の心を動かす物語は、いつも、文化と人間、世代と時代のうねりが交錯するところに、あるのでしょう。

難しそうですが、、、近いうちに読みたいと思います。
by mikiogatawestberg | 2009-10-14 18:59 | 環境・CSR
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