ドイツでは、苺、ラズベリー、ブルーベリーなど、ベリー系が多く森に生息していて、また、旬のものとして、マーケットなどにも、品質もよくリーズナブルで新鮮なものが並ぶことから、まとめ買いをして、家でジャムなどを手作りして、それぞれ家庭の保存食としてキープしたり、それでも余った分は、親しい友人や知人などにプレゼントすることがとても多いです。
また、パンにつける用としては、いわゆる「ジャム」・・・だけでなく、色々なバリエーションがあるのも特徴です。
例えば、これら↓の「フルーツゼリー」も、ジャムの食感?!に少し飽きた時などに活躍する、朝食時のテープルで、パンにつける用のゼリー。
ジャム向きのフルーツ、ゼリー向きのフルーツがそれぞれありますが、このゼリーは、向かって左がQuitte(クイッテ)、右が、Apfel(アップフェル)。Quitteは、英語でQuince【キンス】と呼ばれる果物ですが、面白いことにこのQuitteは、ドイツでは、果物やジャムとして食されることはまずなく、必ずゼリー系のものに変身するのです。ちなみに、他には、オーガニックコスメのドクターハウシュカでも、普通肌用のキンスクリームという、Quitteを有効成分として使った人気のフェイスクリームがあります。
果肉が使用向きなフルーツがジャム、果肉がどちらかというと使用不向きなフルーツがゼリー、と考えるとなんとなく納得かも・・?!です。
我が家では、キンスやリンゴの味と、ゼリーの食感が好きな私と息子に人気のパン用ゼリーたちです。(左がキンス、右がリンゴ)