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故障中の愛車

3人目の子供が産まれ、買い物や幼稚園の送り迎えなど「車のない生活が不可能」になってから初めて、嫌々恐々ドイツで運転を始めた私ですが、今では本当に、今まで車無しでどうやって生活していたんだろう・・・というくらい、仕事でもプライベートでも、車は毎日の生活になくてはならないものとなってしまいました。出身の横浜や、かつて住み、働いていた東京では本当に必要ありませんでしたが・・・。都心に住んでいても、やっぱりドイツは車社会です。

車を運転することになった時、私の運転オンチと感覚オンチを知っている主人は、私のために自動車保険の中でも一番高いクラスを選択。「これで、恐々車に乗らなくて済むよ」と言ってくれたのでしたが、その時は、ほっとしたと同時に、保険額のあまりの高さに目玉が飛び出そうになりましたが、「こんな保険つけなくても大丈夫だよ」と言えるほど自分に自信がなかったので、不服ながらもそのままにしていました。

その主人が、先週、よりによって私の誕生日に、前に止まっていたトラックに車の前の部分を思いっきりぶつけてしまったのです。「事故った」と電話のあった時は、「あれえ。ドイツって誕生日がエイプリールフールだったんだっけ~」と寝ぼけていた私は、一瞬思ってしまいましたが、本当に車体が思いっきり凹み、壊れているのにビックリ。唖然としましたが、まずは主人に何事もなかったことに感謝!そして、トラックの方は無傷で済んだとのコト。
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気になる修理費は、なんと私のために(!)いつも高額を払い続けていた保険から、全て支払われることに!・・・何が幸いするか、本当に分かりませんね。

まだ修理に出していない愛車は、今は壊れた状態で、毎日乗っています。何が辛いと言えば、外観ではなく、前後左右の距離感を点滅と音で伝えてくれてた機能が、壊れてしまっていること。距離感覚が相当オンチの私にとっては、びくびくなのですが、この機能無しで乗り続けて、今日で1週間。思っていたより、今まで運転しながら少しは感覚がついてきたのか、なんとか乗りこなせています。苦手意識にあまり固執せず、少しは運転が上達した自分を認めてあげても良いのかもしれませんー。・・・と、あまり天狗になると、今回の主人のようなことになりかねないので、常に中庸の姿勢が大事。

「奢ることなく、卑下することなく、適度な自信を常に保つ」・・・何事においても大事なことですね!

中央のメルセデスマークの部分も、実は事故でひん曲がって、後ろに倒れていたのですが、ここだけはその日のうちに近所の車修理のおじさんに直してもらいました。

ところで、このメルセデスマークって、実は単なるデザインではないということをご存知ですか?「車線と中央に位置するこのメルセデスマークを平行線で結ぶことによって、走っている車の走行場所を、厳密に知る」という機能が実はあるんです。・・・ドイツは以外に細くて運転しにくい道が多くあり、高速道路も工事中などで狭くなっていることも多いのですが、そんな時とても便利な機能なのです。

単なる「飾り」というものは存在しない、これこそ「機能」文化のドイツなんですね。デザインと機能が、上手に無駄なく一致した時、完璧なフォルムが完成します。・・・メルセデスマークについて、私も初めて知った時はビックリしましたが、言われてみると、「なるほどやっぱりドイツね」と思います。
by mikiogatawestberg | 2007-12-11 06:17 | ドイツ・Germany・Deutsch
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